JPH0114709Y2 - - Google Patents

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JPH0114709Y2
JPH0114709Y2 JP1985204305U JP20430585U JPH0114709Y2 JP H0114709 Y2 JPH0114709 Y2 JP H0114709Y2 JP 1985204305 U JP1985204305 U JP 1985204305U JP 20430585 U JP20430585 U JP 20430585U JP H0114709 Y2 JPH0114709 Y2 JP H0114709Y2
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    • D—TEXTILES; PAPER
    • D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06B—TREATING TEXTILE MATERIALS USING LIQUIDS, GASES OR VAPOURS
    • D06B5/00—Forcing liquids, gases or vapours through textile materials to effect treatment, e.g. washing, dyeing, bleaching, sizing impregnating
    • D06B5/12—Forcing liquids, gases or vapours through textile materials to effect treatment, e.g. washing, dyeing, bleaching, sizing impregnating through materials of definite length
    • D—TEXTILES; PAPER
    • D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Textile Engineering (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 イ 産業上の利用分野 本考案は織物、テープなどの長尺帯状物を高温
高圧下に染色するビーム染色機に関し、特にその
低浴比染色処理に好適な装置を提供することを目
的とする。
ロ 従来の技術 多孔中空巻軸上に、織物、テープ、スライドフ
アスナーチエーンなどの長尺帯状物を多層に巻着
した円筒状被処理物を有するビームを耐圧処理槽
内に装入して、該ビームを回転しつつその被処理
物巻層を通して染液を加圧流動循環せしめる高温
ビーム染色機は従来普通に知られている。
そして、高温ビーム染色機を用いて低浴比染色
を行うことも例えば特公昭58−5301、特公昭60−
39786、実公昭59−9034の各公報に記載されるよ
うに公知である。
ハ 考案が解決しようとする問題点 上記の従来の高温ビーム染色機における低浴比
染色方法は、耐圧処理槽内に装入されたビーム巻
層の下部が浸漬される染液面が処理槽内に維持さ
れる循環染液量を保持して、ビーム中空軸を通し
て被処理物巻層を透過する染液の不均一流量によ
る染色斑の発生を防止している。
しかし、このような方法は、ビーム上に巻着さ
れる被処理物量が減少した場合に被処理物のビー
ム巻層の径が小さくなるので逆に染液量を増加す
ることが必要となり、低沿比条件が大きく変動す
ることとなり、染液組成その他の染色条件の面倒
な調整をしなければならなず、又その調整を行つ
たとしてもなお再現性に難点があつた。
さらに、処理槽内の染液レベルが低下すると、
槽内気相部に、被処理物層の露出面が大となり、
内部から透出して来る染液量の不均一性も加わつ
て、その表面濡れ状態が不充分となる部分を生
じ、ビーム下部において浸液されても、不均一染
色部が形成される可能性が増大する。
また一方、処理槽内部の気相部分に露出した槽
壁面には、ビーム両側の鍔内面に沿つて噴出した
少量の染液が衝突飛散したり、添加界面活性剤に
より液面が泡立つことによつて、染液が付着して
染料、助剤などの凝着を生じ、さらには合成樹
脂、合成繊維を含む被処理物から溶出した低分子
量物等が付着凝集して、槽壁の汚れが著しくな
り、これが脱落して被処理物に付着して染色欠点
を生ずる場合があつた。
ニ 問題点を解決するための手段 本考案は上記の高温低浴比染色を行うビーム染
色機の問題点を極めて簡単な手段で解決したもの
である。
すなわち、本考案は横型耐圧処理槽と、該槽内
に装入されて水平軸廻りに回転駆動される多孔中
空巻軸を有するビームと、該ビーム巻軸に巻着さ
れた被処理物巻層の内面から外面に向つて染液を
圧送透過するように前記処理槽に接続配置した液
循環流動装置とよりなるビーム染色機において、
処理槽の内部天井長手方向に沿つて、ビームの上
面、処理槽の天井面、両側壁面に向う多数の開口
を分布形成した散液室を突設し、該散液室に前記
液循環流動装置の圧送側から分岐した液供給配管
を接続したことを特徴とする低浴比ビーム染色機
を要旨とするものである。
ホ 作用 本考案のビーム染色機は上記の構成によつて、
下記のようにして低浴比染色処理を実施すること
ができる。
被処理物巻層を有するビームは、処理槽内に装
入されて回転されつつ、ビーム内面から被処理物
巻層を通してその外面に向つて染液を透過せし
め、流下した染液は処理槽底に所定液面を維持し
ながら、外部液循環流動装置を経て、ビーム内面
に圧送されるように流動せしめられるとともに該
液循環流動装置の圧送側から分岐した液供給配管
を通して循環染液の一部が、処理槽天井の散液室
に供給され、該散液室からビーム上面、並びに処
理槽天井、両側壁に向つて噴液され、これによつ
て処理槽内の液面レベルの上部にある気相部に露
出している被処理物巻層、処理槽内壁面に染液流
下膜面が形成される。
従つて、被処理物巻層は、透過染液量が下部よ
り少なくなつている上部に染液が注加されるた
め、全体が浸液された状態に近似したものとなる
とともに、処理槽の上部内壁面も染液によつて濡
らされて、該部の温度降下が防止され、処理槽内
における温度分布を均一化することができる。
かくして従来の低浴比高温ビーム染色機におけ
る前記の問題点を生ずることなく、良好な染色結
果を得ることができる。
ヘ 実施例 本考案の実施例を図面によつて説明する。
第１図は要部を断面とした側面図、第２図は第
１図のAA線における断面図、第３図は第１図
BB線における断面図であつて、１は横型耐圧処
理槽であり、その円筒状胴部の一側壁１０には、
染液供給側の熱交換式のヒーター１１が設けら
れ、他側は開閉密封蓋２０が設けられる。
２はビームであつて、両鍔間に多孔中空巻軸３
を有し、その巻軸の一開口端は前記処理槽１のヒ
ーター１１の開口部を囲む側壁１０に、回動可能
に密接し、他の開口部は前記開閉密封蓋２０に回
動可能に軸支されたビーム抑円板２１が密嵌封止
されるようにして処理槽１内に装入される。
処理槽１にはその底部に接続した流出管１２、
ポンプ１３、前記ヒーター１１に接続した送液管
１４よりなる液循環流動装置９が配置され、さら
に、その加圧送液側から流量調節弁１５を介して
液供給配管１６が分岐配設されて、処理槽１の内
部天井長手方向に沿つて突設された散液室１７に
接続される。なお液供給配管１６に熱交換式ヒー
ターを補助的に組込んだものにしてもよい。
上記の散液室１７は、処理槽１の天井長手方向
に沿つて装入されたビーム２の全長に略相当する
長さを有する細長い囲壁により区画形成され、第
３図並びに第４図の散液室１７の斜視図に示すよ
うに、囲壁の下面にはビーム２の上面方向に、両
側には処理槽１の天井面に沿う方向に、両端には
処理槽１の一側壁１０と他側の開閉密封蓋２０の
内壁面に向う方向にそれぞれ矢印のように液を噴
出する多数の開口１８が分布形成してある。
２２はビーム抑円板２１をビーム２の開口端に
圧着または開放せしめるエアーシリンダー、２５
はビーム２の多孔中空巻軸３内に位置し側壁１０
に固定保持された多孔中空巻軸３内の染液容量を
減少するためのダミー空腔室であり、該室は均圧
管２６によつて、処理槽１の上部気相部に連結し
てある。
２７は安全弁連結管、２８は圧力計連結管、２
９は加圧脱気弁接続管であつて、それぞれ処理槽
１の上部に連通して、所要の機器が接続される。
４は処理槽１の側壁１０側から前記ヒーター１
１，ダミー空腔室２５内を貫通して設けられた回
転軸であつて、処理槽１外の端部において減速機
６を介してモーター５によつて回転駆動され、ダ
ミー空腔室２５から突出した軸端にはアーム７が
固設され、該アーム７の外端がビーム２の多孔中
空巻軸３内に突設された引掛片８に当接係合する
ことにより、ビーム２は回転軸４とともに回転さ
れる。
液循環流動装置９のポンプ１３は適宜の変速装
置例えば周波数変換装置を介して駆動されるモー
ターに連結して、流量調節可能とし、流出管１２
には吸水、薬液注入管２３，排液管２４がそれぞ
れ設けられる。
なお、ビーム２は、処理槽１に対し装入，脱出
するため第２図に示したように、多孔中空巻軸３
端部を支持するビーム回転保持ロール３０を有す
るビーム保持台車３１に載架され、処理槽１の内
底面に設けられたレール３２上を移動可能にする
ことは従来と同様である。
なおヒーター１１は流出管１２側に設けてもよ
い。
本実施例の装置は上記のように構成されるの
で、第２，第３図に示したように処理槽１内に、
染液面をL1の液面レベルを維持して、被処理物
巻層Ｓの僅かな範囲が浸液され、あるいはL2の
液面レベルのように被処理物巻層Ｓが液面から離
れ浸液されないような状態で、染液を循環流動し
ても、被処理物巻層Ｓは回転下に内部から外部に
透過する染液によつて処理されるとともに、染液
レベルより上方にあつて、槽内気相部に露出され
ている被処理物巻層Ｓの外面は散液室１７からの
噴液によつて流下液膜に覆われて、液処理不足部
分を生ずることなく、また処理槽１上部の天井、
両側内壁面も噴液による流下液膜で覆われて、該
部面の温度降下が防止されて、且つ充分な染液の
噴流により異物の付着凝集を生じない状態が保持
され、したがつて低浴比染色が良好に行うことが
できるものである。
その実験結果の一例を示すと、従来の浸漬型の
高温ビーム染色機において、スライドフアスナー
チエーン（ポリエステル繊維テープとポリエステ
ルまたはナイロン製フアスナーエレメントよりな
る）を40Kg巻着したビームを850の染液を用い
て染色する場合、ポンプ回転を3500rpmとして30
／ｓの液循環量を要したのに対し、本考案の装
置によれば、400の染液を用い、ポンプ回転を
2000rpmに低下し液循環量を18／ｓとし、その
うち２／ｓ（約1/10）を散液室から流出するよ
うにし、処理槽内液面レベルを第２図のL1の状
態を維持してビームに３〜4rpmの回転を与えて
処理したところ、染料，助剤等の使用量を約20
％、蒸気量を約50％、運転動力量を約50％それぞ
れ節減した上、良好な染色結果を得ることができ
た。
さらに、上記と同じ装置において、被処理物量
を25Kgとし、染液量を300とし、ポンプ回転を
1500rpmに低下して、循環液量を10／ｓとし、
そのうち1.7／ｓを散液室から流出するように
し、処理槽内液面レベルを第２図のL2のように、
被処理物巻層が浸液されない状態で処理したとこ
ろ、前記と同様に良好な染色結果を得ることがで
きた。
ト 考案の効果 以上説明したように、本考案によれば、ビーム
染色処理を低浴比例えば５〜10の浴比によつて、
高温処理時に発生する従来の問題点を生ずること
なく能率的に良好な染色物を得ることができ、同
一の染色機に、被処理物巻着量を変更したビーム
を装入処理しても何等の問題を生ずることなく処
理できるので、多品種少量生産に最適なものであ
るなど、低浴比ビーム染色機の性能を向上する効
果は著しく優れたものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すものであり、第１
図は要部を断面とした側面図、第２図は第１図
AA線における断面図、第３図は第１図BB線に
おける断面図、第４図は散液室の斜視図である。 １……横型耐圧処理槽、２……ビーム、４……
回転軸、９……液循環流動装置、１０……側壁、
１１……ヒーター、１２……流出管、１３……ポ
ンプ、１４……送液管、１６……液供給配管、１
７……散液室、１８……開口、２０……開閉密封
蓋、２１……ビーム抑円板、２５……ダミー空腔
室、Ｓ……被処理物巻層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 横型耐圧処理槽１と、該槽内に装入された水平
    軸廻りに回転駆動される多孔中空巻軸を有するビ
    ーム２と、該ビーム巻軸に巻着された被処理物巻
    層の内面から外面に向つて染液を圧送透過するよ
    うに前記処理槽１に接続配置した液循環流動装置
    ９とよりなるビーム染色機において、処理槽１の
    内部天井長手方向に沿つて、ビーム２の上面、処
    理槽１の天井面、両側壁面に向う多数の開口１８
    を分布形成した散液室１７を突設し、該散液室１
    ７に前記液循環流動装置９の圧送側から分岐した
    液供給配管１６を接続したことを特徴とする低浴
    比ビーム染色機。
JP1985204305U 1985-12-30 1985-12-30 Expired JPH0114709Y2 (ja)

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AU66700/86A AU573997B2 (en) 1985-12-30 1986-12-18 Beam dyeing
DE8686117746T DE3677949D1 (de) 1985-12-30 1986-12-19 Faerbevorrichtung.
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AU (1) AU573997B2 (ja)
BR (1) BR8606604A (ja)
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