JP2593484Y2 - ビーム染色機 - Google Patents

ビーム染色機

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JP2593484Y2
JP2593484Y2 JP1993054130U JP5413093U JP2593484Y2 JP 2593484 Y2 JP2593484 Y2 JP 2593484Y2 JP 1993054130 U JP1993054130 U JP 1993054130U JP 5413093 U JP5413093 U JP 5413093U JP 2593484 Y2 JP2593484 Y2 JP 2593484Y2
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liquid flow
dyeing machine
adjusting cylinder
dyeing
flow adjusting
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JPH0719391U (ja
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浩 山下
友明 笠井
朗 稲場
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YKK Corp
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YKK Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、ビームの芯に対して
放射方向における染液の流量を均一にするビーム染色機
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ビーム染色において染液の流量を
均一にする手段として、実公平5−7273号公報のビ
ーム染色機には、その処理槽内部にビーム処理室と熱交
換室とを分ける整流仕切板を設け、該整流仕切板の上部
と下部の切欠部に多孔整流板を取付けた手段や、実公昭
52−36076号公報の低浴比染色装置には、起立し
た多孔中空スピンドルに装填した繊維材料の周囲に、全
壁面に亘って均一に小孔を設けた多孔外側円筒を同軸的
に配した手段が開示されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前者ビ
ーム染色機に施された手段は、その上部及び下部に取り
付けた両整流仕切板に等しく小孔が穿設してあるので、
上部と下部処理槽内の圧力差が、そのまま上部と下部に
おける染液の循環量に影響し、染液が該処理槽の下部へ
集中して流れ込みやすく、処理物を通過する染液を処理
槽全体へ均一に循環させることができなかった。また、
後者低浴比染色装置に施された手段では、装置が縦置き
であることからスピンドルに巻いた繊維材料に対して直
角方向に染液が流れやすいため、製品表面に糸荒れや型
くずれが生じやすく、染液の流量及び流れる方向の均一
性も不充分であった。
【0004】本考案は上記実情に鑑みてなされたもので
あり、ビーム染色に於てビーム内部より外側へ流れる染
液量の全周に亘る均一性を高め、しかも染液をビーム芯
に対して放射方向へ均一に流すビーム染色機の提供を目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案による上記課題の
解決手段は、処理槽内に、整流孔を穿設した液流調整筒
を有し、該液流調整筒内に、被処理物を巻き付けたビー
ムを挿入するビーム染色機であり、前記整流孔が液流調
整筒の表面全域に亘って設けてあり、且つ当該整流孔が
外周に沿って上方へいくに従って密に穿設してあること
を特徴とする。
【0006】
【作用】被処理物を巻き付けたビームの周囲に配した液
流調整筒の整流孔を下部から上部へいくに従って密に穿
設することによって、染液が比較的循環しにくい上部へ
の循環を促進し、染液をビーム芯に対して放射方向へ均
一に浸透循環させるものである。
【0007】
【実施例】本考案によるビーム染色機の実施例を図面に
基づいて詳細に説明する。本実施例のビーム染色機は、
円筒胴7の後部に後壁8、前部開口部にビーム装脱用の
開閉蓋9を有する横型の処理槽3の内部に、該処理槽3
の内壁から間隔を隔てて液流調整筒5を配し、処理槽3
の上部外側に、該処理槽3の内部圧力を調節するクッシ
ョンタンク11を設けたものである。前記液流調整筒5
には染液が処理室12内部から流出する均一な大きさの
整流孔4を、該液流調整筒5の長手方向へ均一な間隔を
隔てて直線的に穿設した整流孔列が、前記液流調整筒5
の表面全域に亘って相互に平行な状態で列設してあり、
隣接する整流孔列相互の間隔を処理室の上部へいくに従
って徐々に狭くし、液流調整筒5の単位表面積に対して
孔が占める割合を大きくしてある。
【0008】該処理槽3内部に被処理物1を巻き付けた
ビーム2を挿入した後、開閉蓋9を閉じて封止し、さら
にハンドル13を操作して開閉蓋9の裏側に設けた封止
板14をビーム2の前方開口部に嵌合圧着すると共に、
該ビーム2の後方開口部を処理槽3内部の後壁中央に突
出した液流管6の端部に嵌合密着させる。
【0009】以上の如くビーム2を処理槽3内部に装填
し、染液でビーム2のほぼ全体を浸した後に染色を開始
する。染液は、一定の流量で液流管6より流入し流出管
15より流出することによって被処理物1を通過して絶
えず循環すると共に、60℃から約130℃まで徐々に
加熱される。染液は、染色が進むに連れて染液内の染料
濃度が徐々に薄くなり、その液温が最も染料が付着しや
すい約130℃となる時には極低濃度となる。そのた
め、非処理物へ多量の染料が一度に付着することが無
く、被処理物1の内側と外側との染色差を小さくするこ
とができる。
【0010】前記染色工程において液流管6より処理槽
3内部へ流入した染液は、ビーム2の芯内部より通液孔
10を介して被処理物1へ浸透し、やがて被処理物1の
外部へ流出するといった過程を経て排出されるが、前記
液流調整筒5の表面全域における整流孔4の密度が上部
で大に、また下部で小にしてあるので、上部の染液流出
効率が改善され、ビーム2内部より外部へ流れる染液の
流量をビーム芯に対して放射方向へ均一にすることがで
きる。
【0011】尚、前記液流調整筒5に穿設する整流孔4
は、流出する染液の位置的不均一を補正するために設け
るものであるから、該整流孔4の形状及び配列は特に限
定されるものではなく、角孔であっても良いし、該整流
孔4を曲線的に列設しても良い。また、該処理槽3の全
表面積に対する総孔面積の比率や単位時間当たりの染液
循環量も処理槽3の内径や容積或いは装填する被処理物
1等によって必然的に異なるものであり、適宜調整し得
るよう構成することが望ましい。
【0012】
【考案の効果】本考案によるビーム染色機を使用すれ
ば、ビームに巻かれた製品全体を均一に染めることがで
きると共に、被処理物表面の糸荒れや型くずれを防止す
ることができ、従来から染液循環の均一化対策や染液温
度の管理対策等を併用することによって従来より更に良
質な染色物の提供に寄与するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるビーム染色機の斜視図である。
【図2】本考案によるビーム染色機の要部を断面とした
側面図である。
【図3】本考案によるビーム染色機の要部を断面とした
正面図である。
【符号の説明】
1 被処理物 2 ビーム 3 処理槽 4 整流孔 5 液流調整筒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実公 昭60−14791(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D06B 5/16

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 整流孔(4)を穿設した液流調整筒
    (5)を処理槽(3)内に有し、該液流調整筒(5)内
    に、被処理物(1)を巻き付けたビーム(2)を挿入す
    るビーム染色機において、前記整流孔(4)が液流調整
    筒(5)の表面全域に亘って設けてあり、且つ当該整流
    孔(4)が外周に沿って上方へいくに従って密に穿設し
    てあることを特徴とするビーム染色機。
JP1993054130U 1993-09-10 1993-09-10 ビーム染色機 Expired - Fee Related JP2593484Y2 (ja)

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