JPH0546170A - 吹奏楽器型センサ - Google Patents

吹奏楽器型センサ

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JPH0546170A
JPH0546170A JP3205298A JP20529891A JPH0546170A JP H0546170 A JPH0546170 A JP H0546170A JP 3205298 A JP3205298 A JP 3205298A JP 20529891 A JP20529891 A JP 20529891A JP H0546170 A JPH0546170 A JP H0546170A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
midi
wind instrument
main body
lips
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3205298A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeki Fujii
茂樹 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
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Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
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Publication of JPH0546170A publication Critical patent/JPH0546170A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 唇の動きに応じて楽音を制御し、これによ
り、音楽的表現力を高める。 【構成】 圧力センサ12a〜12dの各出力信号は、
A/Dコンバータ15a〜15dによって各々ディジタ
ル信号に変化され、くわえ位置圧力検出部16に供給さ
れる。くわえ位置圧力検出部は16は、圧力センサ12
a〜12dが出力する各圧力信号に基づいて演奏者が本
体10をくわえる位置(唇の位置)を検出し、その値を
示す信号S1をMIDI信号変換部17に供給する。そ
して、信号S1は、MIDI信号変換部17によってM
IDI信号に変換された後にMIDI出力部18を介し
て出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、吹奏式の電子楽器に
用いられる吹奏楽器型センサに関する。
【0002】
【従来の技術】吹奏楽器のマウスピースの形状をした吹
奏楽器型センサが種々開発されており、電子楽器の楽音
制御に用いられている。この種のセンサは、演奏者の息
圧を検出する息圧センサを内部に設け、検出された息圧
に応じて主に音量や音質を制御する。また、クラリネッ
ト等のリードを有する楽器の奏法を考慮して、図4に示
すように本体1にリード2を取り付け、このリード2を
かむ力を歪センサ等により検出して楽音制御に用いるも
のも開発されている(実開昭54−149831号)。
この場合、リードをかむ強さは、主に音高制御に用いら
れる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、サックスな
どの吹奏楽器においては、息の強弱は音量は勿論、音質
にも影響を与える。例えば、強く吹けば音量が大きくな
るとともに音質的に明るくなり、高調波成分が強くな
る。逆に、弱く吹けば音量が小さくなるとともに音質が
「丸く」なり、高調波成分が抑えられたような音にな
る。ただし、このような音質変化は、基本的に音量変化
に付随する変化である。一方、サックスにおいて、マウ
スピースを深めにくわえた場合と浅めにくわえた場合と
では、本質的に音質が異なり、しかも、音量とは関係の
ない音質変化が生じる。すなわち、唇の位置を変えるこ
とで、音量等の他のファクタとは係わりなく楽音を制御
することができる。
【0004】しかしながら、従来の吹奏楽器型センサ唇
の動きに基づいて楽音制御を行うことができないという
欠点があった。この発明は上述した事情に鑑みてなされ
たもので、唇の動きに応じて楽音を制御し、これによ
り、音楽的表現力を高めることができる吹奏楽器型セン
サを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明にあっては、本体が吹奏楽器のマウ
スピース状に形状された吹奏楽器型センサにおいて、唇
のくわえ位置を検出する位置検出手段を前記本体の上面
または下面に設けたことを特徴とする。また、請求項2
に記載の発明にあっては、前記位置検出手段は唇の圧力
を検出するセンサを異なる位置に複数配列し、これらの
センサの出力信号に基づいて前記くわえ位置を検出する
ことを特徴とする。
【0006】
【作用】演奏者が本体の唇の位置がに応じた信号が位置
検出手段から出力され、これに応じて楽音制御が行われ
る。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例につ
いて説明する。図1は、この発明の一実施例の外観を示
す斜視図である。図において、10は装置本体であり、
吹奏楽器のマウスピースの形状をしている。本体10の
下面にはリード部11が設けられており、このリード部
11を噛む強さが歪センサ(図示略)によって検出され
るようになっている。12a,12b,12c,12d
は各々圧力センサであり、本体10の上面に長手方向に
沿って一列に並べられている。また、図示省略するが、
本体10の内部には演奏者の息圧を検出する息圧センサ
が設けられている。
【0008】次に、図2はこの実施例の電気的構成を示
すブロック図であり、上述した圧力センサ12a〜12
dの各出力信号は、A/Dコンバータ15a〜15dに
よって各々ディジタル信号に変化され、くわえ位置圧力
検出部16に供給される。くわえ位置圧力検出部は16
は、圧力センサ12a〜12dが出力する各圧力信号に
基づいて演奏者が本体10をくわえる位置(唇の位置)
を検出し、その値を示す信号S1をMIDI信号変換部
17に供給する。この場合の位置の検出は、圧力センサ
12a〜12dのいずれが押圧されているかによって行
う。また、唇が2つの圧力センサの間に位置して双方を
押圧するような場合は、2つの圧力センサから出力され
る信号の割合から唇の位置を検出する。次に、MIDI
信号変換部17は、前述した息圧センサおよび歪センサ
から供給される信号S2およびS3をMIDI信号に変
換するとともに、くわえ位置圧力検出部16が出力する
信号S1をMIDI信号に変換する。すなわち、各信号
S1〜S3の値をMIDI信号のフォーマットに従って
音量制御や音色制御に割り当てる。このようにして作成
されたMIDI信号は、MIDI出力部18を介して出
力される。上述した構成によれば、演奏者が本体1をく
わえる位置を変えると、これに応じてMIDI信号中の
信号S3の値が変化し、これに基づいて楽音が制御され
る。
【0009】ここで、楽音制御の一例を説明する。MI
DI出力部18から出力されたMIDI信号は、楽音信
号発生回路等(図示略)に供給され、楽音信号の種々の
制御に用いられる。例えば、MIDI信号に含まれる信
号S2およびS3に基づいて各々音量およびピッチが制
御され、信号S1に応じて音色が制御される。音色制御
は、例えば、サックス音の楽音信号を発生する場合にお
いては、MIDI信号に含まれる信号S3の値に基づい
てその音色を微妙に変化させる。すなわち、前述のよう
に、サックスはマウスピースを深くくわえた場合と浅く
くわえた場合とで音色が違うため、これをシミュレート
すためである。制御方法は、例えば、くわえ位置に応じ
た楽音波形を予め記憶しておき、これを信号S3に応じ
て選択するようにする。あるいは、最も浅くくわえた場
合の楽音波形と最も深くくわえた場合の楽音波形の2種
類を記憶し、信号S3の値に応じてこれらの混合比を変
えるようにする。
【0010】また、楽音制御の他の例を図3を参照して
説明する。図3は、MIDI信号に含まれる信号S3の
値を用いて楽音制御を行う回路の一例を示すブロック図
である。図において、20はサックス音の合成パラメー
タを出力するパラメータ出力部であり、21はフルート
音の合成パラメータを出力するパラメータ出力部であ
る。これらのパラメータは、後述のように混合された後
に図示せぬ楽音信号発生部に供給されるようになってい
る。この楽音信号発生部は、例えば、管体をシミュレー
トしたフィルタ回路によって構成されており、供給され
るパラメータに応じた音色の楽音信号を発生する。サッ
クス音の合成パラメータは乗算器22を介した後、フル
ート音のパラメータは乗算基24を介した後に各々加算
器23によて加算されるようになっている。乗算器22
においてはαが乗算係数として、乗算器24においては
(1−α)が乗算係数として与えられるようになってお
り、αの値が両パラメータの混合割合を決定する。そし
て、αの値は信号S3に応じて決定されるようになって
おり、この結果、加算器23から出力される信号は、信
号S3の値に従ってフルート系のパラメータの割合が多
くなったり、サックス系のパラメータの割合が多くなっ
たする。すなわち、本体1のくわえ具合によってフルー
ト系の音色が強くなったり、サックス系の音色が強くな
ったりする。なお、楽音制御は、上述した実施例におけ
る制御に限らず他の任意の制御が可能である。例えば、
信号S3を用いて音量やピッチを制御していもよい。ま
た、唇の位置を検出するものとしては、前述した圧力セ
ンサに限らず、抵抗変化、静電容量変化等を利用したセ
ンサを用いることもできる。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、唇のくわえ位置を検出する位置検出手段を前記本体
の上面または下面に設けたので、位置検出手段の出力信
号により唇の動きに応じた楽音制御を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例の外観を示す斜視図であ
る。
【図2】 同実施例の電気的構成を示すブロック図であ
る。
【図3】 同実施例の信号S1を用いた楽音制御回路の
構成を示すブロック図である。
【図4】 従来の吹奏楽器型センサの一例を示す側面図
である。
【符号の説明】
10……本体、12a〜12d……圧力センサ(位置検
出手段)。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体が吹奏楽器のマウスピース状に形状
    された吹奏楽器型センサにおいて、 唇のくわえ位置を検出する位置検出手段を前記本体の上
    面または下面に設けたことを特徴とする吹奏楽器型セン
    サ。
  2. 【請求項2】前記位置検出手段は唇の圧力を検出するセ
    ンサを異なる位置に複数配列し、これらのセンサの出力
    信号に基づいて前記くわえ位置を検出することを特徴と
    する請求項1記載の吹奏楽器型センサ。
JP3205298A 1991-08-15 1991-08-15 吹奏楽器型センサ Withdrawn JPH0546170A (ja)

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JP3205298A JPH0546170A (ja) 1991-08-15 1991-08-15 吹奏楽器型センサ

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JP3205298A Withdrawn JPH0546170A (ja) 1991-08-15 1991-08-15 吹奏楽器型センサ

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Effective date: 19981112