JP2017173679A - 楽音制御装置、電子管楽器、楽音制御方法およびプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
マウスピースに接触する下唇の位置及び前記マウスピースを咥える強度を検出する検出部と、
前記検出部から検出される前記下唇の位置及び前記マウスピースを咥える強度が第1の条件を満たすかを判別する判別処理と、
前記判別処理により前記第1の条件を満たすと判別された場合に、サブトーン奏法に対応する楽音を生成するように音源部に指示する音源指示処理と、を実行する処理部と、
を具備することを特徴とする。
マウスピースに接触する下唇の位置及び前記マウスピースを咥える強度を検出し、
検出された前記下唇の位置及び前記マウスピースを咥える強度が第1の条件を満たすかを判別し、
前記第1の条件を満たすと判別された場合に、サブトーン奏法に対応する楽音を生成するように音源部に指示する
ことを特徴とする。
マウスピースに接触する下唇の位置及び前記マウスピースを咥える強度を検出する検出ステップと、
前記検出ステップで検出される前記下唇の位置及び前記マウスピースを咥える強度が第1の条件を満たすかを判別する判別ステップと、
前記判別ステップにより前記第1の条件を満たすと判別された場合に、サブトーン奏法に対応する楽音を生成するように音源部に指示する音源指示ステップと、
を実行させることを特徴とする。
[第1実施形態]
A.構造
図1を参照して本発明の第1実施形態による電子管楽器100の全体構造について説明する。図1(a)は、アコースティック管楽器の「サックス」形状を模した電子管楽器100の全体構造を示す外観図、図1(b)はマウスピース6の構造を示す断面図である。
次に、図2を参照して電子管楽器100の電気的構成について説明する。図2は、電子管楽器100の電気的構成を示すブロック図である。図2において、センシングパッド7(検出部)は、上述したように、それぞれマトリクス配置された複数の検出素子から構成されるパッドTPおよびパッドPOS1〜POS10を備える。入力部9は、パッドTPおよびパッドPOS1〜POS10の各検出出力を、接触面積(接触検出した検出素子の数)に対応したパッドデータTPDおよびパッドデータPD1〜PD10に変換する。
次に、図5〜図6を参照して上記構成による電子管楽器100のCPU11が実行するメインルーチンおよび下唇位置検出処理の各動作について説明する。なお、以下の動作説明では、ことわりが無い限り動作の主体はCPU11である。
図5は、CPU11が実行するメインルーチンの動作を示すフローチャートである。電源スイッチ操作により電子管楽器100がパワーオンすると、CPU11は図5に図示するステップSA1に処理を進め、電子管楽器100の各部を初期化するイニシャライズを行う。イニシャライズが完了すると、ステップSA2に進み、下唇位置検出処理を実行する。
図6は、CPU11が実行する下唇位置検出処理の動作を示すフローチャートである。前述したメインルーチンのステップSA2(図5参照)を介して本処理が実行されると、CPU11は図6に図示するステップSB1に処理を進め、入力部9が発生するパッドデータPD1〜PD10を取得してRAM13のバッファエリアBAに一時記憶する。
次に、図7を参照して第2実施形態による下唇位置検出処理の動作について説明する。図7は、CPU11が実行する第2実施形態による下唇位置検出処理の動作を示すフローチャートである。上述した第1実施形態と同様、メインルーチンのステップSA2(図5参照)を介して本処理が実行されると、CPU11は図7に図示するステップSC1に処理を進め、入力部9が発生するパッドデータPD1〜PD10を取得してRAM13のバッファエリアBAに一時記憶する。
m=100×(出力値合計Σ−TH4)/(TH3−TH4)…(1)
なお、上記(1)式において、閾値TH3および閾値TH4は予め設定される定数である。
なお、本発明の実施形態では、図3(b)に図示したように、閾値TH1を超えるパッド数の数が0、1〜3、4以上かに分けてマウスピース6の咥え具合を識別したが、これに限られず、例えば、0、1〜2、3以上か、0、1〜4、5以上か等、センシングパッド7に含まれるパッドPOSの数に応じて、変更しても良い。
(付記)
[請求項1]
マウスピースに接触する下唇の位置及び前記マウスピースを咥える強度を検出する検出部と、
前記検出部から検出される前記下唇の位置及び前記マウスピースを咥える強度が第1の条件を満たすかを判別する判別処理と、
前記判別処理により前記第1の条件を満たすと判別された場合に、サブトーン奏法に対応する楽音を生成するように音源部に指示する音源指示処理と、を実行する処理部と、
を具備することを特徴とする楽音制御装置。
前記検出部は、下唇の接触を検出する複数の検出パッドを前記マウスピースに備えることを特徴とする請求項1記載の楽音制御装置。
前記処理部は、更に、前記複数の検出パッドの夫々から得られる検出値に基づいて、前記マウスピースに前記下唇が接触する面の重心位置を前記下唇の位置として取得する取得処理を実行すること特徴とする請求項1又は2に記載の楽音制御装置。
前記処理部は、更に、前記複数の検出パッドの夫々から得られる検出値の合計値と、前記複数の検出パッドのうち前記検出値が第1の閾値を超える検出パッドの数と、に基づいて前記マウスピースを咥える強度を識別する識別処理を実行することを特徴とする請求項2又は3に記載の楽音制御装置。
前記識別処理は、前記合計値と、前記第1の閾値を超える検出パッドの数とに応じて、前記マウスピースを咥える強度が、マウスピースを咥えていない状態である第1の状態、マウスピースを強く咥えた状態である第2の状態及び、マウスピースを緩やかに咥えた状態である第3の状態の何れの状態にあるかを識別することを特徴とする請求項4に記載の楽音制御装置。
前記判別処理は、前記第3の状態と判別した場合で、且つ前記重心位置が第2の閾値未満であるときに、前記第1の条件を満たすと判別することを特徴とする請求項5に記載の楽音制御装置。
マウスピースに接触する下唇の位置及び前記マウスピースを咥える強度を検出する検出部と、
楽音を生成する音源部と、
請求項1乃至6のいずれかに記載の楽音制御装置と、
を具備することを特徴とする電子管楽器。
楽音制御装置で実行され、
マウスピースに接触する下唇の位置及び前記マウスピースを咥える強度を検出し、
検出された前記下唇の位置及び前記マウスピースを咥える強度が第1の条件を満たすかを判別し、
前記第1の条件を満たすと判別された場合に、サブトーン奏法に対応する楽音を生成するように音源部に指示する
ことを特徴とする楽音発生方法。
楽音制御装置に搭載されるコンピュータに、
マウスピースに接触する下唇の位置及び前記マウスピースを咥える強度を検出する検出ステップと、
前記検出ステップで検出される前記下唇の位置及び前記マウスピースを咥える強度が第1の条件を満たすかを判別する判別ステップと、
前記判別ステップにより前記第1の条件を満たすと判別された場合に、サブトーン奏法に対応する楽音を生成するように音源部に指示する音源指示ステップと、
を実行させることを特徴とするプログラム。
2 音高キー
3 開口端
4 スピーカ
5 操作部
6 マウスピース
7 センシングパッド
8 息圧センサ
9 入力部
10 A/D変換部
11 CPU
12 ROM
13 RAM
14 音源
15 サウンドシステム
100 電子管楽器
Claims (9)
- マウスピースに接触する下唇の位置及び前記マウスピースを咥える強度を検出する検出部と、
前記検出部から検出される前記下唇の位置及び前記マウスピースを咥える強度が第1の条件を満たすかを判別する判別処理と、
前記判別処理により前記第1の条件を満たすと判別された場合に、サブトーン奏法に対応する楽音を生成するように音源部に指示する音源指示処理と、を実行する処理部と、
を具備することを特徴とする楽音制御装置。 - 前記検出部は、下唇の接触を検出する複数の検出パッドを前記マウスピースに備えることを特徴とする請求項1記載の楽音制御装置。
- 前記処理部は、更に、前記複数の検出パッドの夫々から得られる検出値に基づいて、前記マウスピースに前記下唇が接触する面の重心位置を前記下唇の位置として取得する取得処理を実行すること特徴とする請求項1又は2に記載の楽音制御装置。
- 前記処理部は、更に、前記複数の検出パッドの夫々から得られる検出値の合計値と、前記複数の検出パッドのうち前記検出値が第1の閾値を超える検出パッドの数と、に基づいて前記マウスピースを咥える強度を識別する識別処理を実行することを特徴とする請求項2又は3に記載の楽音制御装置。
- 前記識別処理は、前記合計値と、前記第1の閾値を超える検出パッドの数とに応じて、前記マウスピースを咥える強度が、マウスピースを咥えていない状態である第1の状態、マウスピースを強く咥えた状態である第2の状態及び、マウスピースを緩やかに咥えた状態である第3の状態の何れの状態にあるかを識別することを特徴とする請求項4に記載の楽音制御装置。
- 前記判別処理は、前記第3の状態と判別した場合で、且つ前記重心位置が第2の閾値未満であるときに、前記第1の条件を満たすと判別することを特徴とする請求項5に記載の楽音制御装置。
- マウスピースに接触する下唇の位置及び前記マウスピースを咥える強度を検出する検出部と、
楽音を生成する音源部と、
請求項1乃至6のいずれかに記載の楽音制御装置と、
を具備することを特徴とする電子管楽器。 - 楽音制御装置で実行され、
マウスピースに接触する下唇の位置及び前記マウスピースを咥える強度を検出し、
検出された前記下唇の位置及び前記マウスピースを咥える強度が第1の条件を満たすかを判別し、
前記第1の条件を満たすと判別された場合に、サブトーン奏法に対応する楽音を生成するように音源部に指示する
ことを特徴とする楽音発生方法。 - 楽音制御装置に搭載されるコンピュータに、
マウスピースに接触する下唇の位置及び前記マウスピースを咥える強度を検出する検出ステップと、
前記検出ステップで検出される前記下唇の位置及び前記マウスピースを咥える強度が第1の条件を満たすかを判別する判別ステップと、
前記判別ステップにより前記第1の条件を満たすと判別された場合に、サブトーン奏法に対応する楽音を生成するように音源部に指示する音源指示ステップと、
を実行させることを特徴とするプログラム。
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JP2016061448A JP6703304B2 (ja) | 2016-03-25 | 2016-03-25 | 楽音制御装置、電子管楽器、楽音制御方法およびプログラム |
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JP7423952B2 (ja) | 2019-09-20 | 2024-01-30 | カシオ計算機株式会社 | 検出装置、電子楽器、検出方法及びプログラム |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0546170A (ja) * | 1991-08-15 | 1993-02-26 | Yamaha Corp | 吹奏楽器型センサ |
JPH0772853A (ja) * | 1993-06-29 | 1995-03-17 | Yamaha Corp | 電子管楽器 |
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2016
- 2016-03-25 JP JP2016061448A patent/JP6703304B2/ja active Active
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