JPH0546121B2 - - Google Patents

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JPH0546121B2
JPH0546121B2 JP23820290A JP23820290A JPH0546121B2 JP H0546121 B2 JPH0546121 B2 JP H0546121B2 JP 23820290 A JP23820290 A JP 23820290A JP 23820290 A JP23820290 A JP 23820290A JP H0546121 B2 JPH0546121 B2 JP H0546121B2
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JP
Japan
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case
piezoelectric vibrating
conductive
cap
vibrating element
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP23820290A
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English (en)
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JPH03228413A (ja
Inventor
Takashi Yamamoto
Takamichi Kitajima
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP23820290A priority Critical patent/JPH03228413A/ja
Publication of JPH03228413A publication Critical patent/JPH03228413A/ja
Publication of JPH0546121B2 publication Critical patent/JPH0546121B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明はチツプ状圧電振動部品の製造方法に
関し、特にエネルギー閉じ込め型圧電振動エレメ
ントを内蔵したチツプ状圧電振動部品の製造方法
に関する。
[背景技術] 第3図はこの発明の背景となりかつこの発明に
利用され得るチツプ状圧電振動エレメントの一例
を示す斜視図である。圧電振動エレメント1はた
とえばセラミツクなどからなる圧電プレート11
0を含み、そのプレート110の両表面に、対向
する振動電極111および121が、それぞれ形
成されている。振動電極111および121は、
協働して、圧電プレート110に、エネルギー閉
じ込め型の厚みすべり振動を生ぜしめる。これら
振動電極111および121は、それぞれ、リー
ド電極112および122によつて引出電極11
3および123にそれぞれ接続される。
このような圧電振動エレメント1は、第4図に
示すようにケース2内に収納される。ケース2は
両端に開口を有する筒状のものであり、その開口
はキヤツプ31および32によつてそれぞれ覆わ
れる。キヤツプ31および32と、ケース2内に
収納された圧電振動エレメント1の引出電極11
3および123(第3図)とが、導電ペイントや
クリーム状はんだのような導電性固着材41およ
び42によつて電気的に接続される。このように
して、チツプ状圧電振動部品が作られる。
[発明が解決しようとする課題] このようなチツプ状圧電振動部品はより安価に
しかも小形化できるので、色々な分野に利用する
ことができるが、次のようなさらに解決すべき問
題点を含んでいる。
すなわち、上述のキヤツプを用いるチツプ状圧
電振動部品においては、場合によつては、導電ペ
イント等の導電性固着材41および42が固化す
るより前に、エレメント1の自重によつて、第4
図の1′で示すように、エレメント1が下がるか
も知れない。一方、エレメント1をケース2内に
収納する際に固定的にエレメントの上下にスペー
スをあけることはむつかしかつた。したがつて、
結果的に、上述の構造では、仮に、ケース2の内
底面が真平らで、かつエレメント1が水平状態を
保つて下がり、しかもエレメント1の下降にとも
ないエレメント1の両端下面に一旦付着した導電
ペイント41,42が完全に除かれたとしたら、
エレメント1とケース2の内底面との接触が生じ
るだろう。重力が働く方向がエレメント1の主平
面に直交しない場合も同様である。エネルギー閉
じ込め型であるため、リード電極112,122
や引出電極113,123の部分はケース2と接
触しても問題ないが、振動電極111,121の
部分がケース2と接触すると、共振抵抗が大きく
なるばかりでなく、共振周波数と反共振周波数と
の間あるいはそれらの近傍において微少なスプリ
アスが生じてしまう。このようなことは、チツプ
状圧電振動部品を発振回路の発振子やFM回路の
デイスクリミネータエレメントとして用いる場合
などにおいて、不都合を生じる。
それゆえに、この発明の目的は、圧電振動エレ
メントの少なくとも振動電極部分がケース内壁に
接触しないように容易に組立てることができるチ
ツプ状圧電振動部品の製造方法を提供することに
ある。
[課題を解決するための手段] この発明のチツプ状圧電振動部品の製造方法
は、両端部に開口を形成された筒状のケースの一
方端部に、内面に導電ペイントや導電ペースト、
はんだ、導電接着剤等の導電性固着材を塗布され
たキヤツプを取り付けた後、前記キヤツプを下に
してケースを立て、一対の振動電極を形成された
エネルギー閉じ込め型圧電振動エレメントを上端
開口からケース内へ投入することによつて圧電振
動エレメントをケース内で斜めに傾倒した状態で
収納し、ついで、内面に導電性固着材を塗布され
たキヤツプをケースの上端に取着し、両キヤツプ
の内面に塗布された導電固着材によつて圧電振動
エレメントをケース内面と非平行状態で固定する
ことを特徴としている。
[作用] この発明の方法によれば、ケース内に納入され
た圧電振動エレメントをケース内面と非平行状態
で収納固定することができる。こうして、圧電振
動エレメントをケース内でケース内面と非平行状
態もしくは斜めに固定することにより、圧電振動
エレメントの略中央部に形成されているエネルギ
ー閉じ込め型の振動電極がケース内面と接触する
ことを防止することができ、ケースとの接触によ
り振動電極の振動が阻害されて共振抵抗が増大し
たり、不要なスプリアス振動を発生させたりする
ことを防止でき、信頼性の高い発振子や周波数デ
イスクリミネータ等のチツプ状圧電振動部品を製
造することができる。
しかも、圧電振動部品の組立てにあたつては、
下端にキヤツプを取着して立てられたケース内に
圧電振動エレメントを投入して斜めに傾倒させる
だけであるので、圧電振動エレメントをケース内
にラフに投入することができ、高い組立て精度を
要求されないので組立て工程が極めて簡単にな
り、製造効率が向上する。特に、機械による自動
組立ても簡単に行なえるようになる。
[実施例] この発明の圧電振動エレメント1としては、第
3図に示すような従来の圧電振動エレメントが利
用可能である。なお、第3図では、振動電極11
1および121はそれぞれ細いリード電極112
および122を通して引出電極113および12
3に接続されているが、接続電極ないしリード電
極112および122は、圧電プレート110の
全幅にわたつて形成されていてもよい。圧電振動
エレメント1は、たとえば合成樹脂やアルミナ
(セラミツク)あるいはガラスなどからなる筒状
のケース2内に収納される。ケース2は両端に開
口を有し、その両端部にはそれぞれキヤツプ31
および32が被せられる。キヤツプ31および3
2は、それぞれ、導電ペイント、クリーム状のは
んだあるいはその他の導電接着剤などのような導
電性固着材41および42によつて、エレメント
1の引出電極113および123(第3図)とそ
れぞれ電気的に接続される。なお、エレメント1
はケース2の長さよりも若干長くなつている。
キヤツプ31および32は、それぞれ、筒状の
ケース2に対応する第1の部分とその第1の部分
からケース2の側面に沿つて延びる第2の部分と
を含む。この実施例では、エレメント1は、第2
図に示すように斜めにケース2内に収納される。
このとき、エレメント1の両端に形成された引出
電極113および123(第3図)の部分はケー
ス2の内壁に接触しているが、エレメント1のほ
ぼ中央部に形成される振動電極111および12
1(第3図)に相当する部分は、決してケース2
の内壁と接触しない。すなわち、エレメント1の
振動部分は、必ず、ケース2の内壁と或るスペー
スが隔てられる。そして、圧電振動エレメント1
は、このようにケース2の内面と非平行状態とな
つたまま、導電性固着材41,42によつてキヤ
ツプ31,32に電気的に接続されると共に固定
されている。なお、斜めになつた極端な例を第2
図に図示しているが、これに限定されるわけでは
なく、要は、エレメント1の振動部分がケース2
の内壁に密接しないためのスペース(クリアラン
スが0.05mm以上)が生じる程度斜めになつていれ
ば良い。
第2図に示すようなチツプ状圧電振動部品は第
1図に示すようにして製造することができる。両
端開放の筒状のケース2を準備し、その一方端
に、キヤツプ32を被せる。そして、このときは
んだクリームや導電ペイント等の導電性固着材4
2を予めキヤツプ32に塗布しておく。次いで、
これを振込み治具50の凹部51へ入れて縦向き
にして上端開口からケース2内へエレメント1を
入れる。すると第1図に示すように、エレメント
1はケース2の内壁ないし軸方向に対し斜めに倒
れる。そののち、あらかじめはんだクリームや導
電ペイント等の導電性固着材41を塗布したキヤ
ツプ31をケース2の上端に被せる。この後、導
電性固着材41,42を硬化させることにより、
エレメント1の両端を固定させる。
なお、上述の実施例においては、筒状ケースと
キヤツプとはそれぞれ円形同士あるいは角形同士
を利用したが、たとえば両端のみ円形で残りの部
分が角形のケースに円形のキヤツプを利用するこ
とも可能である。
[発明の効果] この発明によれば、圧電振動エレメントをケー
ス内面と非平行状態にすることにより、振動電極
がケース内面と接触することを防止でき、ケース
との接触により振動電極の振動が阻害されて共振
抵抗が増大したり、不要なスプリアス振動を発生
させたりすることを防止でき、信頼性の高いチツ
プ状圧電振動部品を製造できる。
しかも、圧電振動部品の組立てにあたつては、
圧電振動エレメントを立てたケース内にラフに投
入できるので、圧電振動部品の組立てが極めて簡
単になる。特に、機械による自動組立ても容易に
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明におけるチツプ状圧電振動部
品の製造方法を示す断面図、第2図は同上の方法
によつて製造されたチツプ状圧電振動部品の断面
図、第3図は背景となるかつこの発明に利用され
得る圧電振動エレメントの一例を示す斜視図、第
4図はこの発明の背景となるチツプ状圧電振動部
品の一例を示す断面図解図である。 1……圧電振動エレメント、111,121…
…振動電極、113,123……引出電極、2…
…ケース、31,32……キヤツプ、41,42
……導電性固着材。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 両端部に開口を形成された筒状のケースの一
    方端部に、内面に導電ペイントや導電ペースト、
    はんだ、導電接着剤等の導電性固着材を塗布され
    たキヤツプを取り付けた後、 前記キヤツプを下にしてケースを立て、一対の
    振動電極を形成されたエネルギー閉じ込め型圧電
    振動エレメントを上端開口からケース内へ投入す
    ることによつて圧電振動エレメントをケース内で
    斜めに傾倒した状態で収納し、 ついで、内面に導電性固着材を塗布されたキヤ
    ツプをケースの上端に取着し、両キヤツプの内面
    に塗布された導電性固着材によつて圧電振動エレ
    メントをケース内面と非平行状態で固定すること
    を特徴とするチツプ状圧電振動部品の製造方法。
JP23820290A 1990-09-08 1990-09-08 チップ状圧電振動部品の製造方法 Granted JPH03228413A (ja)

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