JPH0546094A - インモールドラベル - Google Patents
インモールドラベルInfo
- Publication number
- JPH0546094A JPH0546094A JP20278091A JP20278091A JPH0546094A JP H0546094 A JPH0546094 A JP H0546094A JP 20278091 A JP20278091 A JP 20278091A JP 20278091 A JP20278091 A JP 20278091A JP H0546094 A JPH0546094 A JP H0546094A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- label
- container
- base material
- heat sealing
- sealing varnish
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29L—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
- B29L2031/00—Other particular articles
- B29L2031/744—Labels, badges, e.g. marker sleeves
Landscapes
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】成形と同時に一体化した容器に用いるインモー
ルドラベルにおいて、容器との接着性が高く、且つ容器
をリサイクルする際にラベルが容易に剥離するようにし
たインモールドラベルを提供することを目的とする。 【構成】成形と同時に一体化した容器に用いるインモー
ルドラベルにおいて、プラスチックフィルムまたは合成
紙からなる基材の裏面外周のみにヒートしールニスを設
け、かつ外周のみにヒートしールニスの一部ガスバリヤ
ー性欠如しているインモールドラベルである。
ルドラベルにおいて、容器との接着性が高く、且つ容器
をリサイクルする際にラベルが容易に剥離するようにし
たインモールドラベルを提供することを目的とする。 【構成】成形と同時に一体化した容器に用いるインモー
ルドラベルにおいて、プラスチックフィルムまたは合成
紙からなる基材の裏面外周のみにヒートしールニスを設
け、かつ外周のみにヒートしールニスの一部ガスバリヤ
ー性欠如しているインモールドラベルである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、プラスチック製容器の
ラベルで、中空成形、あるいは２軸延伸中空成形に使用
するもので、吹込成形と同時に容器の表面に一体化する
ラベルに関するものである。
ラベルで、中空成形、あるいは２軸延伸中空成形に使用
するもので、吹込成形と同時に容器の表面に一体化する
ラベルに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来から成形したプラスチック容器の表
面に文字、模様等を印刷したラベルを貼着したラベル付
容器は市場において一般的に用いられている。このよう
に成形した容器へ後からラベルを貼着するため作業工程
が多くなり、また容器表面にラベルが突出した状態のも
のになって、外観上の見栄えが悪く、さらにはラベルの
周囲から剥がれる恐れがあった。
面に文字、模様等を印刷したラベルを貼着したラベル付
容器は市場において一般的に用いられている。このよう
に成形した容器へ後からラベルを貼着するため作業工程
が多くなり、また容器表面にラベルが突出した状態のも
のになって、外観上の見栄えが悪く、さらにはラベルの
周囲から剥がれる恐れがあった。
【０００３】これに代わるものとして、容器の成形と同
時にラベルを一体に設けた容器が使用されるようになっ
ている。この成形と同時に一体化した容器は、ラベルの
表面が容器の他の表面と同じ高さになり、ラベルが容器
の一部となった構造となっていた。
時にラベルを一体に設けた容器が使用されるようになっ
ている。この成形と同時に一体化した容器は、ラベルの
表面が容器の他の表面と同じ高さになり、ラベルが容器
の一部となった構造となっていた。
【０００４】この成形と同時にラベルを一体化した容器
に使用されるラベル（以下インモールドラベルという）
としては容器の材質あるいは成形方法によって種々のも
のが使用されるが、一般的には、容器への接着ニスがエ
チレンビニルアルコール系等のフィルム又はヒートシー
ルニスを全面にコートした紙、合成紙もしくはプラスチ
ックフィルムを基材としたものが使用されている。
に使用されるラベル（以下インモールドラベルという）
としては容器の材質あるいは成形方法によって種々のも
のが使用されるが、一般的には、容器への接着ニスがエ
チレンビニルアルコール系等のフィルム又はヒートシー
ルニスを全面にコートした紙、合成紙もしくはプラスチ
ックフィルムを基材としたものが使用されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記の如きインモール
ドラベルは、プラスチック容器のリサイクルを考慮した
場合、接着強度が強く（５００ｇ／１５ｍｍ）、ラベル
を容器から剥がすのに手間がかかり、リサイクル（ボト
ルを粉砕して再利用）することは不可能であった、また
ラベルの表面が容器の他の表面と同じ高さになり、ラベ
ルが容器の一部となった構造のため、ラベルの端部に爪
等を立てることができないのでラベルを掴むことができ
ないという問題点があり、さらには基材が紙の場合には
紙剥けが生じ容器にラベルの一部がの残ってしまうとい
う問題点があった。
ドラベルは、プラスチック容器のリサイクルを考慮した
場合、接着強度が強く（５００ｇ／１５ｍｍ）、ラベル
を容器から剥がすのに手間がかかり、リサイクル（ボト
ルを粉砕して再利用）することは不可能であった、また
ラベルの表面が容器の他の表面と同じ高さになり、ラベ
ルが容器の一部となった構造のため、ラベルの端部に爪
等を立てることができないのでラベルを掴むことができ
ないという問題点があり、さらには基材が紙の場合には
紙剥けが生じ容器にラベルの一部がの残ってしまうとい
う問題点があった。
【０００６】さらに、ラベル基材がプラスチックフィル
ムの場合には、容器の成形後の外観の問題として、ラベ
ル基材のプラスチックフィルムが容器の材料樹脂に対し
て寸法安定性が極めて悪いか、また厚手のプラスチック
フィルムフィルムを用いた場合、容器成形後、ラベルに
皺もしくは容器の変形が生じるという問題点があった。
ムの場合には、容器の成形後の外観の問題として、ラベ
ル基材のプラスチックフィルムが容器の材料樹脂に対し
て寸法安定性が極めて悪いか、また厚手のプラスチック
フィルムフィルムを用いた場合、容器成形後、ラベルに
皺もしくは容器の変形が生じるという問題点があった。
【０００７】
【課題を解決する手段】吹込成形と同時に容器に一体化
するときに用いるインモールドラベルにおいて、プラス
チックフィルムからなる基材の外周のみに外縁から一定
の幅でヒートシールニスを設け、上記インモールドラベ
ルの外周ヒートシールニスの一部が欠如していることを
特徴とするインモールドラベルを提供するものである。
するときに用いるインモールドラベルにおいて、プラス
チックフィルムからなる基材の外周のみに外縁から一定
の幅でヒートシールニスを設け、上記インモールドラベ
ルの外周ヒートシールニスの一部が欠如していることを
特徴とするインモールドラベルを提供するものである。
【０００８】
【作用】上記インモールドラベルを用いてラベル付容器
を成形すると、ラベルの外周にヒートシールニスが設け
てあるので、ラベルが容器に完全に接着しているので、
製品としての物性に優れ、且つラベルの端を容易に掴む
ことが可能となり、弱い力で剥離が可能となり、容器の
リサイクルに適する。
を成形すると、ラベルの外周にヒートシールニスが設け
てあるので、ラベルが容器に完全に接着しているので、
製品としての物性に優れ、且つラベルの端を容易に掴む
ことが可能となり、弱い力で剥離が可能となり、容器の
リサイクルに適する。
【０００９】
【実施例】以下、本発明を実施例により、詳細に説明す
る。図１、図２は本発明のインモールドラベルの一実施
例を示す説明図であって、プラスチックフィルムからな
る基材１の表面には文字。模様等の印刷２が設けられ、
必要に応じてその上に０Ｐニス３等が設けられている。
る。図１、図２は本発明のインモールドラベルの一実施
例を示す説明図であって、プラスチックフィルムからな
る基材１の表面には文字。模様等の印刷２が設けられ、
必要に応じてその上に０Ｐニス３等が設けられている。
【００１０】一方、前記基材１の裏面に、図１に示すよ
うに、外周のみに外縁から一定の幅でヒートシールニス
４を設けてあり、その外周の一部には外周ヒートシール
ニスの一部５が欠如している。
うに、外周のみに外縁から一定の幅でヒートシールニス
４を設けてあり、その外周の一部には外周ヒートシール
ニスの一部５が欠如している。
【００１１】前記ヒートシールニス４としてはエチレン
ビニルアルコール系のものを外縁から５〜１５ｍｍの幅
で塗布量１０〜５．０ｇ／ｍ2 の範囲で設けることが好
ましい。
ビニルアルコール系のものを外縁から５〜１５ｍｍの幅
で塗布量１０〜５．０ｇ／ｍ2 の範囲で設けることが好
ましい。
【００１２】ここで、上記基材１としては、高密度ポリ
エチレン、ポリエステル、ポリプロピレンの延伸または
未延伸フィルム、あるいはポリエステル系、ポリプロピ
レン系の合成紙などの他の材料でも使用できる。さら
に、上記上記では矩形のラベル形状としたが、楕円その
他の形状でもよく、ヒートシールが欠如した部分は本実
施例では基材の角に設定したが、たの場所でもよい。し
かしながなら、ラベルを剥離することを考慮すれば、基
材の角あるいは、曲線からなるラベルにおいては、曲率
の小さいところに設けることが好ましい。
エチレン、ポリエステル、ポリプロピレンの延伸または
未延伸フィルム、あるいはポリエステル系、ポリプロピ
レン系の合成紙などの他の材料でも使用できる。さら
に、上記上記では矩形のラベル形状としたが、楕円その
他の形状でもよく、ヒートシールが欠如した部分は本実
施例では基材の角に設定したが、たの場所でもよい。し
かしながなら、ラベルを剥離することを考慮すれば、基
材の角あるいは、曲線からなるラベルにおいては、曲率
の小さいところに設けることが好ましい。
【００１３】ここで、このラベルを用いての容器成形方
法としては、一般的なプラスチックブロー中空成形、あ
るいは２軸延伸ブロー成形に使用でき、成形方法は限定
されるもりではなく、またその容器の材質としても低密
度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、エチレンプロピ
レン共重合体、ポリエステル等種々の樹脂が使用でき
る。
法としては、一般的なプラスチックブロー中空成形、あ
るいは２軸延伸ブロー成形に使用でき、成形方法は限定
されるもりではなく、またその容器の材質としても低密
度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、エチレンプロピ
レン共重合体、ポリエステル等種々の樹脂が使用でき
る。
【００１４】次に、具体的な実施例を示すと、基材( 1)
として縦１００ｍｍ、横８０ｍｍで角にアールを有する
矩形のもので、材質としては高密度ポリエチレンフィル
ムの厚みが８０μのものを使用し、ヒートシールニス４
としてエチレンビニルアルコール系の東洋モートン
（株）社製、ＡＤ．１７９０｝を外縁から１０ｍｍの幅
で塗布量２．０ｇ／ｍ2 で設けた、矩形ラベルの一つの
角部は前記ヒートシールニスを設けることなく欠如部５
を形成した。
として縦１００ｍｍ、横８０ｍｍで角にアールを有する
矩形のもので、材質としては高密度ポリエチレンフィル
ムの厚みが８０μのものを使用し、ヒートシールニス４
としてエチレンビニルアルコール系の東洋モートン
（株）社製、ＡＤ．１７９０｝を外縁から１０ｍｍの幅
で塗布量２．０ｇ／ｍ2 で設けた、矩形ラベルの一つの
角部は前記ヒートシールニスを設けることなく欠如部５
を形成した。
【００１５】このラベルを用いてて、容器のプラスチッ
ク樹脂として高密度ポリプロピレン樹脂、ポリエステル
樹脂を用いてボトルを成形と同時にラベル一体化したと
ころ、成形直後から１週間の経時促進テストを行ったが
マイナス２０°Ｃ、５０°Ｃ９０％Ｒｈの条件でもラベ
ル接着状態である皺の発生、ボトルの変形もない、良好
なものであり、マイナス２０°Ｃ１ｈｒ、５０°Ｃ１ｈ
ｒ、１０サイクルの条件によるサーマルショックテスト
においても十分に良好の結果を得た。
ク樹脂として高密度ポリプロピレン樹脂、ポリエステル
樹脂を用いてボトルを成形と同時にラベル一体化したと
ころ、成形直後から１週間の経時促進テストを行ったが
マイナス２０°Ｃ、５０°Ｃ９０％Ｒｈの条件でもラベ
ル接着状態である皺の発生、ボトルの変形もない、良好
なものであり、マイナス２０°Ｃ１ｈｒ、５０°Ｃ１ｈ
ｒ、１０サイクルの条件によるサーマルショックテスト
においても十分に良好の結果を得た。
【００１６】またこの成形容器において、ラベル剥離強
度のテストを、ヒートシール幅を変えて、前記ヒートシ
ールニスの欠如した部分から斜め方向に剥離テストした
結果、ヒートシール幅を５．０、１０．０、１５．０、
２０．０mm及び全面コートとした場合にそれぞれ０．
６、１．４、１．８、２．３、及び６．０ｋｇｆの剥離
強度を示した。
度のテストを、ヒートシール幅を変えて、前記ヒートシ
ールニスの欠如した部分から斜め方向に剥離テストした
結果、ヒートシール幅を５．０、１０．０、１５．０、
２０．０mm及び全面コートとした場合にそれぞれ０．
６、１．４、１．８、２．３、及び６．０ｋｇｆの剥離
強度を示した。
【００１７】さらに基材として、１００μのポリエステ
ル系合成紙を使用して、同様に高密度ポリプロピレン樹
脂、ポリエステル樹脂を用いてボトルを成形したものを
テストした結果上記と同様の良好な結果を得た。
ル系合成紙を使用して、同様に高密度ポリプロピレン樹
脂、ポリエステル樹脂を用いてボトルを成形したものを
テストした結果上記と同様の良好な結果を得た。
【００１８】
【発明の効果】本発明は上記の如き構成であって、本発
明のインモールドラベルは厚手のプラスチックフィルム
を基材としても、成形時の変形がなく、また容器のリサ
イクルを考えた場合にも、ラベルのヒートシールニスの
欠如した所から弱い力で剥離が可能であるばかりでな
く、ラベルの周囲はヒートシールニスにより完全に接着
していることから、本発明を用いて成形したボトルの製
品物性強度も十分に備えることが可能である。また、容
器樹脂に比べ寸法安定性の良好なプラスチックフィルム
をラベルの基材として使用しても、ラベル／容器間に空
気層及び空気の逃げ道を有するため、容器成形後ラベル
の皺及び容器の変形がないという効果を有する。
明のインモールドラベルは厚手のプラスチックフィルム
を基材としても、成形時の変形がなく、また容器のリサ
イクルを考えた場合にも、ラベルのヒートシールニスの
欠如した所から弱い力で剥離が可能であるばかりでな
く、ラベルの周囲はヒートシールニスにより完全に接着
していることから、本発明を用いて成形したボトルの製
品物性強度も十分に備えることが可能である。また、容
器樹脂に比べ寸法安定性の良好なプラスチックフィルム
をラベルの基材として使用しても、ラベル／容器間に空
気層及び空気の逃げ道を有するため、容器成形後ラベル
の皺及び容器の変形がないという効果を有する。
【図１】本発明のインモールドラベルの一実施例を示す
平面説明図である。
平面説明図である。
【図２】本発明のインモールドラベルの一実施例を示す
断面説明図である。
断面説明図である。
１…基材 ２…印刷 ３…オバーコートニス ４…ヒートシールニス ５…ヒートシールニス
Claims (1)
- 【請求項１】吹込成形と同時に容器に一体化するときに
用いるインモールドラベルにおいて、プラスチックフィ
ルムからなる基材の外周のみに外縁から一定の幅でヒー
トシールニスを設け、かつ外周ヒートシールニスの一部
が欠如していることを特徴とするインモールドラベル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3202780A JP2560573B2 (ja) | 1991-08-13 | 1991-08-13 | インモールドラベル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3202780A JP2560573B2 (ja) | 1991-08-13 | 1991-08-13 | インモールドラベル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0546094A true JPH0546094A (ja) | 1993-02-26 |
| JP2560573B2 JP2560573B2 (ja) | 1996-12-04 |
Family
ID=16463069
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3202780A Expired - Lifetime JP2560573B2 (ja) | 1991-08-13 | 1991-08-13 | インモールドラベル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2560573B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003067561A1 (fr) * | 2002-02-04 | 2003-08-14 | Yupo Corporation | Etiquette pour decoration dans le moule |
| GB2489775A (en) * | 2011-04-05 | 2012-10-10 | Systems Labelling Ltd | Removable in-mould label |
-
1991
- 1991-08-13 JP JP3202780A patent/JP2560573B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003067561A1 (fr) * | 2002-02-04 | 2003-08-14 | Yupo Corporation | Etiquette pour decoration dans le moule |
| CN100437664C (zh) * | 2002-02-04 | 2008-11-26 | 优泊公司 | 模内成型用标签 |
| US7862881B2 (en) | 2002-02-04 | 2011-01-04 | Yupo Corporation | Label for in-mold formation |
| GB2489775A (en) * | 2011-04-05 | 2012-10-10 | Systems Labelling Ltd | Removable in-mould label |
| WO2012136974A1 (en) * | 2011-04-05 | 2012-10-11 | Systems Labelling Limited | Improvements relating to inmould labels |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2560573B2 (ja) | 1996-12-04 |
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