JPH0545914Y2 - - Google Patents

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JPH0545914Y2
JPH0545914Y2 JP11673387U JP11673387U JPH0545914Y2 JP H0545914 Y2 JPH0545914 Y2 JP H0545914Y2 JP 11673387 U JP11673387 U JP 11673387U JP 11673387 U JP11673387 U JP 11673387U JP H0545914 Y2 JPH0545914 Y2 JP H0545914Y2
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JP
Japan
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reinforcing member
opening
tube body
flange portion
plastic duct
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、プラスチツクダクト、特にブロー
成形により製造されかつ強度の高いフランジ部を
有するプラスチツクダクトに関連する。
従来の技術 流体圧を用いて熱プラスチツク素材を金型の内
面に向けて膨張させ、中空製品を成形するブロー
成形は種々のプラスチツク製品の製造に使用され
ている。このブロー成形の一種である押出し吹込
成形では、チユーブ状のパリソンを開放した金型
内に押出した後、金型を閉じてパリソンを所定の
形状で切断してシールし、更にパリソン内に空気
を供給して冷却し、所望の形状の成形品を取り出
すことができる。
考案が解決しようとする問題点 第7図及び第8図は、上記押出し吹込成形によ
り成形したエアダクト10を示す。エアダクト1
0は、ほぼ均一な肉厚を有するパイプ部11と、
パイプ部11の一端に形成されたフランジ部12
とを有する。このエアダクト10は、所望の形状
及び均一な肉厚tを有する軽量化されたプラスチ
ツク製品として製造することができる利点があ
る。しかし、フランジ部12はパイプ部11と同
一の肉厚を有するため、強度が低く、ボルト等の
固定具で締め付けたとき、低い締め付けトルクで
破壊する欠点があつた。また、均一な肉厚tのた
め、エアダクト10内を通過する流体の漏洩を防
止するパツキン等のシール部材を装着する溝をフ
ランジ部に形成することができない難点があつ
た。即ち、肉厚が薄いため、シール部材を装着す
る溝を形成すると、溝の底部に亀裂や割れが発生
したり、機械的強度が更に低下した。更に、従来
ではこの種のエアダクト10は軽量化のため、ア
ルミニウム材で形成されていたため、製造コスト
が大幅に上昇した。
この考案は、上記欠点を解消し、ブロー成形に
より製造されかつ強度の高いプラスチツクダクト
を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 この考案によるプラスチツクダクトは、第一の
開口部と第二の開口部とを有し、第一及び第二の
開口部の断面の中心を通る中心軸線が曲線である
樹脂製の管本体と、管本体の第一又は第二の開口
部の少なくとも一方の内側に埋設された補強部材
とを有する。補強部材は管本体の外径より大きい
フランジ部及びフランジ部から軸方向内側に伸び
るステム部を有する。また、補強部材は、内燃機
関の吸気ポートに連絡する複数のポートを形成す
る貫通孔と、各貫通孔の周囲に形成された眼鏡状
の溝と、フランジ部の側面から突出する突起とを
有する。管本体は補強部材の複数の貫通孔を1つ
の共通の第二の開口部に連絡する。管本体の内面
はブロー成形により補強部材のフランジ部の突起
を有する側面及びステム部の側面に密着される。
作 用 内燃機関の吸気ポートに補強部材を装着する際
に、補強部材のフランジ部は固着手段により締め
付けられる。貫通孔の周囲に形成された眼鏡状の
溝内にパツキン等のシール部材を配置して気密性
を保持すると共に、管本体の内面はブロー成形に
より補強部材のフランジ部の突起を有する側面及
びステム部の側面に密着されるから、内燃機関の
通気ポートの気密性及び機械的強度が確実に保持
される。このため、軽量化されたこの考案のプラ
スチツクダクトは内燃機関の性能を低減しない。
実施例 以下、この考案の実施例を第1図〜第6図につ
いて説明する。
まず、第1図はこの考案によるプラスチツクダ
クト20の断面図を示す。プラスチツクダクト2
0は、第一の開口部21と第二の開口部22とを
有し、第一及び第二の開口部21,22の断面の
中心を通る中心軸線23が曲線である管本体24
と、管本体24の第一の開口部21の内側に埋設
されかつ中心軸線23に沿う貫通孔25を有する
補強部材26とを有する。管本体24はブロー成
形で製造され、中心軸23に沿う長さ方向にほぼ
均一な肉厚を有する。第二の開口部22に隣接し
て環状の溝27,28が形成される。
補強部材26は径方向に大きいフランジ部26
aとフランジ部26aの外径より小さい外径を有
するステム部26bとを有する。また、補強部材
26のフランジ部26aは管本体24の小径部2
4cの外径より大きく、ステム部26bはフラン
ジ部26aから軸方向内側に伸びる。フランジ部
26a及びステム部26bの側面26c,26d
は管本体24の内面24aに密着している。補強
部材26は、製造時にパリソン内にインサート成
形されるため、実際にはフランジ部26a及びス
テム部26bの側面26c,26dは管本体24
の内面24aに強固に固着している。従つて、補
強部材26は通常の射出成形によつて製造され、
その際、貫通孔25の周囲に環状の溝30が形成
される。フランジ部26a及び管本体24のフラ
ンジ部には固定用のボルトを通す複数の挿着孔3
1が穿設され、また、管本体24との結合を強化
するため複数の突起32がフランジ部26a及び
ステム部26bの側面26c,26dに形成され
る。これらの突起32は管本体24の内面24a
に食い込まれる。
第2図はこの考案によるプラスチツクダクト2
0を内燃機関用吸気ポートに装着するエアダクト
40に実装できる状態を示す。第2図はエアダク
ト40の端面図、第3図は側面図、第4図は部分
的に断面図で示す正面図である。これらの図面で
は、第1図に示す部分と同一の部分は同一符号を
付し、説明を省略する。第2図から明らかなよう
に、補強部材26は、2個のポートを構成する貫
通孔41,42を有する。貫通孔41と42の周
囲には眼鏡状の溝30が形成される。また、第3
図及び第4図から明らかなように、管本体24の
中心軸線23は立体的に屈曲し、第一の開口部2
1と第二の開口部22の断面を含む平面はほぼ
90°の角度をなす。また、中心軸線23は第一の
開口部21に設けられた補強部材26からほぼ第
二の開口部22に接近する連結点43まで2つの
中心軸線23aと23bとに分割されている。管
本体24は補強部材26の複数の貫通孔を41,
421つの共通の第二の開口部22に連絡する。
管本体24の内面はブロー成形により補強部材2
6のフランジ部26aの突起32を有する側面2
6c及びステム部26bの側面26dに密着され
る。
内燃機関の吸気ポートに補強部材26を装着す
る際に、補強部材26のフランジ部26aは図示
しない固着手段により締め付けられる。貫通孔4
1,42の周囲に形成された眼鏡状の溝内30に
パツキン等のシール部材を配置して気密性を保持
すると共に、管本体24の内面24aはブロー成
形により補強部材26のフランジ部26の突起3
2を有する側面26c及びステム部26bの側面
26dに密着されるから、内燃機関の通気ポート
の気密性が確実に保持され、プラスチツクダクト
20の機械的強度が確保される。このため、軽量
化されたこの考案のプラスチツクダクトは内燃機
関の性能を低減しない。更に、管本体24の側部
24bには吸気圧を取り出す2個の連結管44,
45がインサート成形によつて固着される。
この考案のプラスチツクダクト20は第5図に
示すブロー成形装置46によつて製造される。即
ち、予め射出成形された補強部材26の貫通孔2
5にマンドレル50の先端部50aを挿入して補
強部材26をマンドレル50のフランジ部50b
上に保持する。マンドレル50上に支持された補
強部材26は上方から垂直に押し出された環状断
面のパリソン51内に配置される。その後、パリ
ソン51の周囲から成形型52,53を押し付
け、パリソン51の内壁51aを補強部材26の
側部に押圧すると共に、パリソン51内に空気を
供給してパリソン51を所定の成形品に形成す
る。成形型52,53及びマンドレル50を分離
して成形品を取り出す。このように、この考案の
所望の形状を有しかつフランジ部が補強されたプ
ラスチツクダクトを容易に製造することができ
る。要するに、この考案では、管本体24の中心
軸線23は平面的又は立体的に屈曲し、第一の開
口部21と第二の開口部22の断面を含む平面は
少なくとも45°の角度をなうようにプラスチツク
ダクト20を成形することが重要である。
この考案の上記実施例は変更が可能である。例
えば、管本体に第三の開口部を形成したり、補強
部材に3個以上の貫通孔を形成することができ
る。第二又は第三以上の開口部に補強部材を固着
してもよい。また、管本体の中心軸線は第1図に
示す平面的曲線及び第3図と第4図に示す立体的
曲線の他、任意の曲線を有するように、管本体を
製造することができる。但し、この考案において
「曲線」は広義の意味における「直線」を当然に
含まれないことに注意すべきである。更に、補強
部材の側面に突起を形成する代わりに、第6図に
示すように、補強部材の側面に逆方向のテーパ3
3,34を形成して補強部材を管本体に強固に固
着することができる。
考案の効果 この考案では、内燃機関の性能を低下すること
なく気密性及び機械的強度を保持しかつ内燃機関
の通気管を樹脂により成形して軽量化できる利点
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案によるプラスチツクダクトの
実施例の断面図、第2図はこの考案のプラスチツ
クダクトを内燃機関用エアダクトに実装した実施
例の端面図、第3図は第2図の側面図、第4図は
一部を断面で示す第2図の正面図、第5図はこの
考案によるプラスチツクダクトを製造する成形装
置の部分的断面図、第6図はこの考案のプラスチ
ツクダクトに使用する補強部材の他の実施例を示
す断面図、第7図は従来のエアダクトの断面図
で、第8図は第7図のエアダクトの端面図であ
る。 20……プラスチツクダクト、21……第一の
開口部、22……第二の開口部、23……中心軸
線、24……管本体、25……貫通孔、26……
補強部材、27,28……溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 第一の開口部と第二の開口部とを有し、第一
    及び第二の開口部の断面の中心を通る中心軸線
    が曲線である樹脂製の管本体と、管本体の第一
    又は第二の開口部の少なくとも一方の内側に埋
    設された補強部材とを有し、補強部材は管本体
    の外径より大きいフランジ部及びフランジ部か
    ら軸方向内側に伸びるステム部を有するプラス
    チツクダクトにおいて、 補強部材は、内燃機関の吸気ポートに連絡す
    る複数のポートを形成する貫通孔と、各貫通孔
    の周囲に形成された眼鏡状の溝と、フランジ部
    の側面から突出する突起とを有し、 管本体は補強部材の複数の貫通孔を1つの共
    通の第二の開口部に連絡し、 管本体の内面はブロー成形により補強部材の
    フランジ部の側面及びステム部の突起を有する
    側面に密着されたことを特徴とするプラスチツ
    クダクト。 (2) 管本体には連結管がインサート成形により固
    着された実用新案登録請求の範囲第(1)項記載の
    プラスチツクダクト。 (3) 前記管本体の中心軸線は平面的又は立体的に
    屈曲し、前記第一の開口部と第二の開口部の断
    面を含む平面は少なくとも45°の角度をなす実
    用新案登録請求の範囲第(1)項記載のプラスチツ
    クダクト。
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