JPH0545836A - 印画紙の剥離方法及びその装置 - Google Patents

印画紙の剥離方法及びその装置

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JPH0545836A
JPH0545836A JP3228700A JP22870091A JPH0545836A JP H0545836 A JPH0545836 A JP H0545836A JP 3228700 A JP3228700 A JP 3228700A JP 22870091 A JP22870091 A JP 22870091A JP H0545836 A JPH0545836 A JP H0545836A
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JP
Japan
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film
mount
peeling
photographic paper
paper
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JP3228700A
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Yoshiki Nakamura
吉樹 中村
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S & F Kk
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S & F Kk
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C11/00Auxiliary processes in photography
    • G03C11/12Stripping or transferring intact photographic layers

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像のプリントされた金属薄膜光反射層の設
けられた高画質のフィルムをプリペイドカードやはがき
などに貼着させて、高画質の薄膜状の写真が貼着された
プリペイドカードなどを製造するため、金属薄膜光反射
層の設けられた印画紙から画像のプリントされたフィル
ムを台紙から剥離させることにある。。 【構成】 印画紙14のフィルム18と台紙20との貼
着面の剥離開始部81に湯水36などの液体を存在させ
ることにより、印画紙14の台紙20からフィルム18
をスムーズに剥離させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプリペイドカード、はが
き、名刺などに写真を貼着させるために印画紙から台紙
を剥離させる印画紙の剥離方法とその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】いわゆるテレホンカードやオレンジカー
ドなどのプリペイドカードが普及するのに伴い、需要者
において独自のプリペイドカードを求める要望が強くな
り、その要望を直ちに満たすため、表面に写真を貼着し
たプリペイドカードが製造されている。このような写真
を貼着したプリペイドカードは印画紙をそのまま貼着す
ると分厚くなりすぎて、カード読み取り装置に入らなく
なる。このため、印画紙の台紙から画像のプリントされ
たフィルムを剥離させ、そのフィルムをプリペイドカー
ドに貼着させることが行われている。この製造工程の一
例を示すと、複数の画像が焼き付けられ現像された連続
印画紙がラミネート加工を施された後、各画像毎に印画
紙が切断される。その切断された印画紙を苛性ソーダな
どの薬液中に浸漬させて台紙を脆くし、その台紙をブラ
シなどで除去した後、残ったフィルムを接着剤が付与さ
れたプリペイドカードの表面に貼着し、その後プリペイ
ドカードの外周に沿ってはみ出したフィルムを化粧裁ち
して製造していた。このような製造方法では台紙を除去
するのに時間が掛り、生産性が悪く、しかも薬液を使用
するため危険でもあると同時に、画像を劣化させてい
た。
【0003】また、はがきなどに写真を貼着させる場
合、厚みが若干厚くなっても特に問題はないが、薄手の
印画紙が用いられたり、プリペイドカードと同様に印画
紙から台紙を除去してフィルム状にして貼着していた。
更に、名刺などに写真を貼着させる場合、名刺用紙の表
面から写真が突出して違和感を与えないようにするた
め、印画紙から台紙を除去してフィルム状にして貼着し
ていた。
【0004】このように、印画紙から台紙を除去したフ
ィルム状の写真の用途が拡大してきたことから、本出願
人は印画紙から台紙を簡単に取り除く方法を鋭意研究を
重ねてきた。その結果、本出願人は従来の台紙の上に樹
脂層を介して感光乳剤層を積層した構造の印画紙につい
て、ロール状に巻き取られた印画紙から台紙を連続的に
剥離させる方法を見出し、それに関連する技術を含めて
特願昭62−266125号に開示した。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近年この印画
紙とは構成の異なる印画紙、すなわち高画質なカラープ
リントを可能とするために感光乳剤層と台紙との間に金
属薄膜光反射層が設けられた印画紙が開発されて多方面
で使用されている。この印画紙100は、図5に示すよ
うに、保護層101、感光乳剤層102、金属薄膜光反
射層103、樹脂層104、原紙105および樹脂層1
06より構成されているが、フィルム107を台紙10
8から剥離させようとしても両者の接着が強力であるた
め、上記特願昭62−266125号に開示する技術で
はに剥離させることができなかった。フィルム107を
台紙108から無理に剥離させようとすると、金属薄膜
光反射層103が折れてしまいフィルム107の画像に
傷が生じたり、あるいは局部的に延びて皺が生じたり、
遂にはフィルム107が破れたりして、後工程でプリペ
イドカードに貼着させて使用することはできなかった。
【0006】そこで、本発明者は、このような金属薄膜
光反射層103が設けられた高画質の印画紙100を用
いて写真の貼着されたプリペイドカードやはがき、ある
いは名刺などを製造するために、画像のプリントされた
フィルム107のみを容易に且つ画像・画質を損なうこ
となく剥離させる方法について鋭意研究を重ねた結果、
本発明に至ったのである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る印画紙の剥
離方法の要旨とするところは、感光乳剤層と台紙との間
に金属薄膜光反射層が設けられた印画紙であって、該印
画紙の台紙と金属薄膜光反射層との貼着面を剥離させる
印画紙の剥離方法において、少なくとも該貼着面の剥離
開始部に液体を存在させつつ剥離させることにある。
【0008】次に本発明に係る印画紙の剥離装置の要旨
とするところは、感光乳剤層と台紙との間に金属薄膜光
反射層が設けられた印画紙であって、該印画紙の台紙と
金属薄膜光反射層との貼着面を剥離させる印画紙の剥離
装置において、少なくとも該貼着面の剥離開始部に液体
を存在させる手段と、感光乳剤層と金属薄膜光反射層を
備えて構成されるフィルムと台紙とを剥離させる手段を
備えることにある。
【0009】
【作用】本発明に係る印画紙の剥離方法によれば、まず
印画紙の金属薄膜光反射層と台紙との貼着面の間を少し
剥離させ、その貼着面の剥離開始部に温水あるいは水そ
の他の液体を付けて、少なくともその剥離開始部に液体
を存在させた状態で剥離させられる。金属薄膜光反射層
と台紙との貼着面の剥離開始部に液体が存在することに
よって、スムーズに剥離が進行する理由は解明されてい
ないが、剥離開始部に液体が存在することによって接着
剤が瞬時に溶解するか、接着力が低下するためと考えら
れる。
【0010】また、本発明に係る印画紙の剥離装置の要
旨とするところは、金属薄膜光反射層と台紙との貼着面
の剥離開始部に液体を存在させる手段によって剥離開始
部に液体を保持するとともに、少なくとも感光乳剤層と
金属薄膜光反射層を備えて構成されるフィルムと台紙と
をそれぞれ反対方向に引っ張って剥離させる手段によっ
て、印画紙は円滑に剥離させられる。
【0011】
【実施例】次に、本発明に係る印画紙の剥離方法及びそ
の装置の実施例について、図面に基づき詳しく説明す
る。
【0012】図1に示すように、本発明に係る印画紙の
剥離装置10は、湯や水が貯められる水槽12と、金属
薄膜光反射層を有するシート状の連続印画紙14をフィ
ルム18と台紙20とに水槽12内で剥離させる剥離手
段22と、剥離されたフィルム18を乾燥させる乾燥装
置24と、乾燥装置24により乾燥させられたフィルム
18を巻き取るフィルム巻き取り装置28と、剥離され
た台紙20を水槽12から引き上げて巻き取る台紙巻き
取り装置30とにより構成されている。
【0013】水槽12は湯や水を一定量貯めておき、こ
の中で連続印画紙14の剥離を行うことができるように
構成されている。また水槽12は蛇口32から湯水が注
入されるとともに排水口34から排水させて、水槽12
内の湯水36を常に循環させるように構成されている。
なお水槽12内の湯水36の水温は特に限定されるもの
ではないが、実験的には約20℃乃至80℃ぐらいが連
続印画紙14が剥離させ易くかつ連続印画紙14が変形
したりすることもなく好ましい。また、水槽12は湯水
を貯めることができるものであれば、形状や材質は特に
限定されるものではなく、また水槽12内には連続印画
紙14が溶けたり変形したり、あるいはプリントされた
画像が変色したりしない限りは、湯水36の中に石鹸な
どの界面活性剤を入れたり、湯水36の替わりに接着剤
を溶かす溶剤などの液体を注入してもよいことはいうま
でもない。
【0014】剥離手段22は同図1に示すように水槽1
2内に設けられていて、水槽12内へローラー40、ロ
ーラー41及びローラー42に導かれて送られてきた連
続印画紙14を、ローラー44及びローラー48のそれ
ぞれに沿って駆動ローラー46及び50によってフィル
ム18と台紙20とに剥離させるように構成されてい
る。駆動ローラー46及び駆動ローラー50はいずれも
一対のローラーによって構成されていて、これら一対の
ローラーによって連続印画紙14のフィルム18あるい
は台紙20がそれぞれ挾持され強制的に一定速度で送ら
れることにより剥離させるように構成されている。駆動
ローラー46と駆動ローラー50は図示しない電動モー
ターと無段減速機からなる駆動装置によって連動させら
れ、無段減速機を調整することによって最適なスピード
で連続印画紙14をフィルム18と台紙20に剥離させ
ることができるように構成されている。また、これら駆
動ローラー46,50などから構成される剥離手段22
は水槽12内の湯水36に浸漬させられていて、連続印
画紙14は湯水36の中で剥離させられる。
【0015】乾燥装置24は湯水36の中で剥離させら
れた連続印画紙14のフィルム18を均一に乾燥させる
ための装置であり、温風あるいは除湿空気が送られて乾
燥させられる。この乾燥装置24はたとえば同図1に示
すように、送られてきたフィルム18の表面に付着した
水滴を除去するためのゴムやスポンジなどからなる箆5
2がフィルム18の入口に設けられ、また加熱送風装置
などによって通風孔54から内部へ温風や除湿空気を送
り、フィルム18を均一に乾燥させることができるよう
にされた乾燥室56により構成されている。また、この
乾燥室56の内部にはフィルム18をジグザグに掛けて
フィルム18に充分に温風や除湿空気を当てることがで
きるように複数のローラー58が設けられている。ここ
で乾燥室56内へ送られる温風の温度は特に限定されな
いが、フィルム18が熱により変形しない程度の温度に
設定され、また温風や除湿空気が送風される方向は適宜
設定される。
【0016】乾燥させられたフィルム18はフィルム巻
き取り装置28のボビンなどに巻き取られ、1ロットの
フィルム18が巻き取られた後、ボビンごと次工程に送
られて、プリペイドカードなどに貼着される。フィルム
巻き取り装置28はフィルム巻き取りローラー60を電
動モーターにより回転させて、フィルム18を巻き取る
ように構成されており、電動モーターに一定以上のトル
クが作用したとき、電動モーターが停止するか、あるい
はフィルム巻き取りローラー60が停止させられるよう
に構成されている。
【0017】一方、剥離させられた連続印画紙14の台
紙20は台紙巻き取り装置30のボビンなどに巻き取ら
れる。台紙巻き取り装置30は台紙巻き取りローラー6
2を電動モーターにより回転させて、台紙20を巻き取
るように構成されていて、フィルム巻き取り装置28と
同様に一定以上のトルクが作用させられたとき、台紙2
0の巻取りが停止するように構成されている。
【0018】次に、かかる構成の印画紙の剥離装置10
について、その動作を説明する。まず、図示しない現像
処理装置により露光、現像、停止、定着、水洗および乾
燥の公知の現像処理が施されて、複数の画像が連続的に
焼き付けられた連続印画紙14がローラー40を介して
水槽12内へ導かれ、水槽12内のローラー41及びロ
ーラー42を介して剥離手段22に導かれる。そして、
この連続印画紙14は水槽12内で剥離手段22によっ
てフィルム18と台紙20とに剥離させられる。
【0019】連続印画紙14は図2に示すように、保護
層70,感光乳剤層72,金属溥膜光反射層74,樹脂
層76,原紙78及び樹脂層80とが積層されて構成さ
れていて、この連続印画紙14は保護層70,感光乳剤
層72及び金属薄膜光反射層74とから成るフィルム1
8と、樹脂層76,紙層78及び樹脂層80とから成る
台紙20に剥離させられる。すなわち、フィルム18の
金属薄膜光反射層74と台紙20の樹脂層76との貼着
面に塗布されている接着剤が剥離開始部81に湯水36
が存在することによって瞬時に溶解しあるいは接着力を
失い、剥離手段22によりフィルム18と台紙20とは
スムーズに剥離させられる。ここで、連続印画紙14の
全体を湯水36の中に長時間、浸漬させる必要は必ずし
もなく、少なくとも剥離開始部81に湯水36が存在し
ていれば足りる。
【0020】ここで、この連続印画紙14が剥離させら
れる際は、蛇口32から湯水が注入されるとともに排水
孔34から常に排出されることにより水槽12内の水が
循環させられるため、連続印画紙14を剥離させた際に
生じる滓によってフィルム18が汚れることがなく、ま
た水槽12内の湯水36の温度をほぼ一定に保つことが
できる。なお、フィルム18の汚れがなかったりあるい
は後工程でフィルム18を洗浄する場合は、水槽12内
の水を循環させる必要はなく、蛇口32や排水孔34を
設けないで水槽12内に水を一定量貯めておいてもよ
い。この場合、冬期やあるいは温水を使用する場合は、
水槽12にヒーターを設けて水温をほぼ一定に保持する
のが好ましい。
【0021】連続印画紙14から台紙20が剥離させら
れたフィルム18は図1に示すように、ローラーを介し
て乾燥装置24へ送られ、まずゴムなどから成る箆52
によりフィルム18の表面に付着した水滴が除去され
る。その後、乾燥室56内で通風孔54から図中、二点
鎖線で示すように送られる温風が当てられて乾燥させら
れ、フィルム巻き取り装置28によって巻き取られる。
次いで、このフィルム18は後工程でプリペイドカード
などに貼着されて使用されるのである。一方、台紙20
はローラー68を介して台紙巻き取り手段30へ送られ
て巻き取られ、この台紙20は通常の場合は廃棄される
のである。
【0022】以上詳述したように本発明によれば、金属
薄膜光反射層74が設けられた連続印画紙14であって
も、フィルム18と台紙20との貼着面の剥離開始部に
湯水36を存在させることにより、スムーズにフィルム
18と台紙20とに剥離させることができるため、剥離
の際に金属薄膜光反射層74が折れてフィルム18の感
光乳剤層72にプリントされた画像に傷や皺が発生する
ことはない。したがって、金属薄膜光反射層74が設け
られた印画紙14を使用して、高画質の写真が貼着され
たプリペイドカードを製造することが可能となる。なお
剥離させたフィルム18はプリペイドカードに限らず、
はがき、クリスマスカード、名刺、ポスター、カレンダ
ー、雑誌の表紙等に貼着して使用してもよいことはいう
までもなく、装飾品として壁や家具に貼着して使用する
ことも可能である。
【0023】以上、本発明に係る印画紙の剥離方法とそ
の装置についての一実施例を説明したが、本発明は上述
した実施例に限定されることなくその他の態様でも実施
し得るものである。
【0024】たとえば、図3に示すように、連続印画紙
14を水槽12内でフィルム18と台紙20とに剥離さ
せる替わりに、シャワー82により湯水を剥離開始部8
3に当てながら連続印画紙14をフィルム18と台紙2
0とに剥離させるようにしてもよい。このようなシャワ
ー82によっても、連続印画紙14のフィルム18と台
紙20の貼着面の剥離開始部83に湯水を存在させるこ
とができ、スムーズに剥離させることができる。なお、
シャワー82の水圧や水温は最も連続印画紙14を剥離
させ易いように調節するのが好ましく、特にシャワー8
2の水圧は湯水が外部に飛散しない程度が好ましい。
【0025】また、シャワー82の替わりに、図4に示
すように、噴水装置84を連続印画紙14の剥離開始部
86とその近傍部に直接当てて、連続印画紙14をフィ
ルム18と台紙20とに剥離させてもよい。この噴水装
置84は、流路88より送られてきた湯水が噴水装置先
端部90の複数の噴水孔92より噴出させられるように
構成されている。この噴水孔92から噴出する湯水によ
り連続印画紙14の剥離開始部86に湯水を存在させな
がら連続印画紙14をフィルム18と台紙20とに剥離
させることができる。また、噴水孔92から噴出させら
れた湯水が剥離させられたフィルム18の剥離面に当た
るため、フィルム18の剥離面に付着している接着剤や
台紙の繊維滓などを除去することができ、フィルム18
をプリペイドカードやはがきなどに貼着させたとき、滑
らかなフィルム18の表面が得られる。なお、噴水装置
84から湯水の替わりに水蒸気などを噴霧させて、印画
紙14の剥離開始部86に液体を存在させるように構成
しても良い。
【0026】以上、本発明に係る印画紙の剥離方法及び
その装置について、図面に基づいて実施例を種々説明し
たが、本発明に係る印画紙の剥離方法及びその剥離方法
を実施するための装置は図示した構造のものに限定され
るものではない。
【0027】たとえば、図1などに示す剥離手段22に
おいて、連続印画紙14の剥離開始部81に配設されて
いるローラー44及び48はなくても良く、駆動ローラ
ー46,50によって剥離させるように構成されていれ
ば足りる。また、駆動ローラー46,50の駆動力によ
り連続印画紙14をフィルム18と台紙20に剥離させ
るだけでなく、この駆動ローラー46,50をガイドロ
ーラーとし、フィルム巻き取り装置28と台紙巻き取り
装置30の駆動力によって連続印画紙14を剥離させる
ように構成することも可能である。
【0028】また、台紙巻き取り装置30は水槽12の
外に設ける必要はなく、たとえば台紙巻き取り装置30
の巻き取りローラー62を水槽12の水中に設け、水中
で台紙20を巻き取りつつその表面からフィルム18を
剥離させるように構成することも可能である。更に、連
続印画紙14を剥離させるために、フィルム18と台紙
20の剥離開始部81に湯水などの液体を存在させる必
要があり、このため水槽12を用いて液体中で剥離させ
るように構成している。そこで、連続印画紙14の現像
処理工程における最終工程でなされる水洗工程を、連続
印画紙14を剥離させるときに同時に行うように構成し
ても良い。
【0029】更に、乾燥装置において、通風孔54から
送風する温風あるいは除湿空気の向きや個数あるいは強
さなどは任意に設定し得るものであり、またフィルム1
8をジグザグに掛けずに直線状であっても良い。また、
フィルム18の表面に付着している水滴などを除去する
ための箆52に替えてローラーを用いても良く、また箆
52などを用いなくとも良い。更に、乾燥装置を設けな
いで後工程で乾燥させても良く、またフィルム巻き取り
装置を設けないでフィルムを一旦巻き取らずにそのまま
後工程でプリペイドカード等に貼着させてもよい。
【0030】また、連続印画紙14をフィルム18と台
紙20に剥離させるため、金属薄膜光反射層74と樹脂
層76との間の貼着面で剥離させていたが、金属薄膜光
反射層74を有する印画紙14の構造上、樹脂層76と
紙層78との間の貼着面で剥離させるように構成しても
良い。更に、本発明は連続印画紙だけでなく、1コマ毎
に切断された印画紙についても適用し得るものであるな
ど、その他、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で、当
業者の知識に基づき種々なる改良、修正、変形を加えた
態様で実施できるものである。
【0031】
【発明の効果】本発明に係る印画紙の剥離方法及びその
装置によれば、本来、剥離しないように製造されている
金属薄膜光反射層が設けられた印画紙について、この印
画紙の金属薄膜光反射層と台紙との間の貼着面の剥離開
始部に湯や水あるいはその他の液体を存在させることに
よって、画像のプリントされたフィルムを台紙からスム
ーズに剥離させることができる。このため、フィルムの
画像に傷や皺が生じることがなく、このフィルムをプリ
ペイドカードの表面に貼着させることにより高画質の写
真が貼着されたプリペイドカードを製造することができ
る。なお、この高画質のフィルムを、プリペイドカード
だけでなくはがき、クリスマスカード、名刺、ポスタ
ー、カレンダー、雑誌の表紙等に貼着して使用すること
も可能となり、あるいは装飾品として壁や家具に貼着し
て使用することも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る印画紙の剥離装置を示す説明図で
ある。
【図2】図1に係る剥離装置により連続印画紙を剥離さ
せる動作を説明するための断面図である。
【図3】本発明に係る印画紙の剥離装置の他の実施例を
示す説明図である。
【図4】本発明に係る印画紙の剥離装置の他の実施例に
おいて、連続印画紙を剥離させる動作を説明するための
断面図である。
【図5】本発明に係る印画紙の剥離装置により剥離させ
る対象となる金属薄膜光反射層の設けられた連続印画紙
を示す断面図である。
【符号の説明】
10;印画紙の剥離装置 12;水槽 14;連続印画紙(印画紙) 18;フィルム 20;台紙 22;剥離手段 24;乾燥装置 28;フィルム巻き取り装置 30;台紙巻き取り装置 70;保護層 72;感光乳剤層 74;金属薄膜光反射層 76,80;樹脂層 78;紙層 81,83,86;剥離開始部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光乳剤層と台紙との間に金属薄膜光反
    射層が設けられた印画紙であって、該印画紙の台紙と金
    属薄膜光反射層との貼着面を剥離させる印画紙の剥離方
    法において、少なくとも該貼着面の剥離開始部に液体を
    存在させつつ剥離させることを特徴とする印画紙の剥離
    方法。
  2. 【請求項2】 感光乳剤層と台紙との間に金属薄膜光反
    射層が設けられた印画紙であって、該印画紙の台紙と金
    属薄膜光反射層との貼着面を剥離させる印画紙の剥離装
    置において、少なくとも該貼着面の剥離開始部に液体を
    存在させる手段と、感光乳剤層と金属薄膜光反射層を備
    えて構成されるフィルムと台紙とを剥離させる手段を備
    えることを特徴とする印画紙の剥離装置。
JP3228700A 1991-08-13 1991-08-13 印画紙の剥離方法及びその装置 Withdrawn JPH0545836A (ja)

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