JPH0545811A - 光記録媒体の記録再生方法 - Google Patents

光記録媒体の記録再生方法

Info

Publication number
JPH0545811A
JPH0545811A JP20698891A JP20698891A JPH0545811A JP H0545811 A JPH0545811 A JP H0545811A JP 20698891 A JP20698891 A JP 20698891A JP 20698891 A JP20698891 A JP 20698891A JP H0545811 A JPH0545811 A JP H0545811A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
recording medium
information
optical recording
polarization
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP20698891A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3101355B2 (ja
Inventor
Tsuyoshi Tsujioka
強 辻岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP03206988A priority Critical patent/JP3101355B2/ja
Publication of JPH0545811A publication Critical patent/JPH0545811A/ja
Priority to US08/111,313 priority patent/US5410531A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3101355B2 publication Critical patent/JP3101355B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Non-Silver Salt Photosensitive Materials And Non-Silver Salt Photography (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 光記録媒体に記録された情報を再生する際に
含まれる媒体の表面性等に起因した媒体ノイズやレーザ
強度の変動によるレーザノイズを低減することを目的と
する。 【構成】 データ0、1に応じて、偏光面がθ=0°と
θ=90°の直線偏光の光を照射、又はデータ0、1に
応じて直線偏光の光の照射・未照射を行うことにより情
報の記録を行うフォトクロミック材料を含有する光記録
媒体1に円偏光又はランダム偏光等の光を照射して生じ
る反射光は、データに応じてθ=0°とθ=90°の偏
光成分に強度変調を受ける。この反射光を偏光ビームス
プリッタ9によりθ=0°とθ=90°の偏光成分に分
離し、それぞれフォトディテクター12a、12bで検
出して、電流電圧変換部13a、13bで電圧に変換し
た後、差動アンプ14でそれらの電圧の差をとることに
より再生信号を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、書き替え可能な光記録
媒体の記録再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、フォトクロミック材料を光記録媒
体の記録層に用いる研究が盛んに進められている。フォ
トクロミック材料は、所定波長の光を照射すると、光化
学反応を起こして分子構造が変化し、特定波長の光に対
する吸光度等の光学的特性が変化する。又、所定波長の
光を照射すると、分子構造が元に戻るといった性質を持
っている。
【0003】このような性質を用いて、フォトクロミッ
ク材料を含有する光記録媒体に記録された情報の再生
は、例えば(財)光産業技術振興協会発行(昭和63年
9月)「光メモリシンポジウム’88論文集」の第3頁
〜第4頁、及び(社)近畿化学協会機能性色素部会・エ
レクトロニクス部会主催のシンポジウム「フォトクロミ
ズムの現状と将来展望」(平成2年11月20日)の論
文集の第39頁〜第40頁に開示されているように、再
生用レーザ光を低パワーで光記録媒体に照射し、光化学
反応に伴う吸光度変化を例えば反射率変化として検出す
ることにより一般に行われている。
【0004】しかしながら、情報の再生信号には、主と
して媒体の表面性に関連するノイズ(以下、媒体ノイズ
という)と光源の安定性に関連する再生用レーザ光の強
度変動に起因するノイズ(以下、レーザノイズという)
が含まれるため、高C/Nの再生信号が得られないとい
う問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記問題点
に鑑み、高C/Nの再生信号を得ることを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の光記録媒体の記
録方法は、フォトクロミック材料を含有する光記録媒体
に光を照射して情報の記録を行う光記録媒体の記録方法
において、情報信号に対応して偏光状態を変化させた光
を照射することにより光学的異方性を生じさせて情報の
記録を行うことを特徴とする。
【0007】本発明の光記録媒体の再生方法は、偏光し
た光を照射することにより光学的異方性を生じさせて情
報の記録を行ったフォトクロミック材料を含有する光記
録媒体に対して、該光学的異方性に対応した偏光状態の
光を照射して生じる光を二つの偏光成分に分離し、その
各偏光成分をそれぞれ検出して得た二つの出力の差をと
ることにより情報の再生を行うことを特徴とする。
【0008】
【作用】偏光した光を照射することにより光学的異方性
を生じさせて情報を記録したフォトクロミック材料を含
有する光記録媒体に、該光学的異方性に対応した偏光状
態の光を照射して生じる光を二つの偏光成分に分離する
と、その二つの偏光成分の各検出力に含まれる媒体ノイ
ズやレーザノイズ等のノイズは同位相・同振幅なので、
その二つの出力の差をとることにより該ノイズを効果的
に低減することができる。
【0009】
【実施例】先づ、図2を用いて本発明の原理を説明す
る。
【0010】フォトクロミック材料を含有する記録層を
もつ光記録媒体は、SPIE Vol.200 laser Recordin
g and Information Handling(1979)の第51頁〜
第56頁及び日本化学会第59春季年会予稿集(198
9)の第427頁の3IH30及び第429頁の3IH
34等に記載されているように、例えば直線偏光の光を
照射することにより二色性が誘起される。この結果、直
線偏光の光を光記録媒体に照射した後、該偏光面と所定
角度をなす偏光面をもつ直線偏光の光により吸光度を測
定すると、例えば図2のような吸光度に偏光面角度依存
性(光学的異方性)を持つので、この性質を用いて情報
の記録・再生を行うのである。
【0011】情報の記録は、例えばデータ1のとき、θ
=0°の偏光面をもつ直線偏光の光を照射し、データ0
のとき、θ=90°の偏光面をもつ直線偏光の光を照射
して情報の記録を行うのである。
【0012】情報の再生は、例えば円偏光又はランダム
偏光の光を光記録媒体に照射するとき、記録された情報
に対応して、光記録媒体から放出される放出光(反射光
又は透過光)の偏光状態が変化するのを利用するのであ
る。
【0013】例えば、上述のように情報が記録された図
2の特性をもつ光記録媒体の場合、上記放出光はデータ
1に対してθ=0°の偏光成分の強度が強く、θ=90
°の偏光成分の強度が弱くなり、データ0に対してθ=
0°の偏光成分の強度が弱く、θ=90°の偏光成分の
強度が強くなる。例えば、図3に示す強度分布をもつ円
偏光の光を光記録媒体に照射する場合、データ1に対応
する放出光は図4のような強度分布をもつ楕円偏光、デ
ータ0に対応する放出光は図5のような強度分布をもつ
楕円偏光となる。
【0014】従って、偏光ビームスプリッタ等によりθ
=0°の偏光成分とθ=90°の偏光成分を分離し、別
々の出力として検出して該出力の差をとることにより再
生信号が得られるのである。
【0015】媒体ノイズ及びレーザノイズ等のノイズ
は、放出光のいずれの偏光成分にも殆ど等しく含まれ、
且つ同位相、同振幅(適宜増減幅することにより行われ
る)なので、上記のようにθ=0°の偏光成分に基づく
出力とθ=90°の偏光成分に基づく出力の差をとるこ
とにより、媒体ノイズ及びレーザノイズのノイズが除去
できるのである。
【0016】以下、実施例について詳細に説明する。
【0017】記録層に用いる材料としては、例えば特開
平2−260127号(G11B7/00)公報、特開
平2−255380号(B41M 5/26)公報、S
PIE Vol.200 laser Recording and Information Ha
ndling(1979)の第51頁〜第56頁、日本化学会
第59春季年会予稿集(1989)の第427頁の3I
H30及び429頁の3IH34等に開示されたフォト
クロミック材料等の種々のフォトクロミック材料を用い
ることができるが、例えば図6に示すフォトクロミック
材料とポリメチルメタクリレートを塩化メチレンに溶解
した溶液を石英基板上にスピンコートすることにより1
μm厚の記録層を形成し、該記録層上に1000オング
ストローム厚のAlからなる反射層を真空蒸着法により
形成した光記録媒体を用いて説明する。この光記録媒体
は紫外光により着色反応を起こし、又可視光(例えば、
波長500nm)で消色反応を起こすものである。
【0018】図7は光記録媒体に情報の記録を行うため
の記録用の光学系の一例であり、この光学系を用いて上
記光記録媒体に情報の記録を行った。
【0019】1は紫外光により着色した上記光記録媒体
である。波長514.5nmのレーザ光(強度:10m
W)を出力するArレーザ装置の記録用光源5aから出
力された直線偏光のレーザ光は、ビームエキスパンダー
からなるビーム整形用光学素子4によりビーム整形され
た後、記録情報信号に応じて直線偏光の偏光面を回転さ
せるための偏光状態変換用光学素子3に入射される。
【0020】偏光状態変換用光学素子3はファラデー回
転子又は電気光学素子等からなり、ファラデー回転子の
場合は印加する電流を変化させることにより偏光面を回
転させることができ、電気光学素子の場合は印加する電
圧を変化させることにより偏光面を回転させることがで
きるものである。
【0021】偏光状態変換用光学素子3に入射したレー
ザ光は、データ0、1(記録情報信号)に応じて変調回
路6を通じて光学素子3が駆動されることにより該レー
ザ光の偏光面が該データ0、1に応じて互いに直交する
ように変換(例えば、偏光面がデータ1に対してθ=0
°、データ0に対してθ=90°に変換)され、対物レ
ンズ2により光記録媒体1の記録層に集光されて情報の
記録が行われる。
【0022】尚、記録用光源が発散する光を出力する半
導体レーザ装置等である場合は、コリメートレンズから
なるビーム整形用光学素子4を用い、又記録用光源が気
体レーザ装置である場合は、ビームエキスパンダーから
なる光学素子4を用いる。
【0023】又、上記電気光学素子は、直線偏光を楕円
偏光、円偏光等にも変換でき、又逆も行えるので、他の
偏光状態で情報の記録も行える。
【0024】次に、図1は上述のように情報が記録され
た光記録媒体から情報の再生を行うための再生用の光学
系の一例であり、この光学系を用いて上記光記録媒体を
再生した。
【0025】5bは再生用光源であり、出力される光の
強度は充分弱く設定されている。ここでは、波長51
4.5nmのレーザ光(例えば、強度:0.5mW)を
出力するArレーザ装置である。
【0026】再生用光源5bから出力された直線偏光の
レーザ光は、ビームエキスパンダーからなるビーム整形
用光学素子4によりビーム整形された後、偏光解消板8
によりランダム偏光に変換された後、P偏光とS偏光に
対する反射率(透過率)が相等しい無偏光ビームスプリ
ッター7を透過し、対物レンズ2により光記録媒体1の
記録層に集光される。
【0027】上記記録層に集光されたレーザ光は、記録
された情報に対応してθ=0°とθ=90°の偏光成分
に強度変調を受けた後、反射光として光記録媒体1から
放出される。前記反射光は、例えばデータ1に対して、
θ=0°の偏光成分の強度が強く、θ=90°の偏光成
分の強度が弱く変調され、データ0に対して、θ=0°
の偏光成分の強度が弱く、θ=90°の偏光成分の強度
が強く変調される。
【0028】前記変調を受けた反射光は対物レンズ2を
透過し、無偏光ビームスプリッタ7で反射された後、上
記θ=0°の偏光成分と上記θ=90°の偏光成分が分
離されるように方位設定されている偏光ビームスプリッ
タ9に入射される。例えば上記θ=0°の偏光成分は偏
光ビームスプリッタ9を透過し、対物レンズ11aによ
りフォトディテクタ12aに集光されて電流−電圧変換
部13aで電圧に変換され、又上記θ=90°の偏光成
分は偏光ビームスプリッタ9により反射され、対物レン
ズ11bによりフォトディテクタ12bに集光されて電
流−電圧変換部13bで電圧に変換される。図8に示す
ように、電流−電圧変換部13a、13bで出力される
記録情報信号に対応する出力電圧は逆位相となるので、
作動アンプ14により前記出力電圧同士を引き算して再
生信号(出力電圧)が得られる。
【0029】ここで、媒体ノイズやレーザノイズによる
反射光の強度変動は、偏光成分に依存していないため、
電流−電圧変換部13a、13bで得られた出力のう
ち、媒体ノイズやレーザノイズに起因するノイズは図9
に示すように同振幅・同位相になるので、差動アンプ1
4により前記出力電圧同士の差をとることにより再生信
号から前記ノイズを効果的に取り除くことができた。
【0030】尚、偏光解消板8の代わりに、1/4波長
板を設けて円偏光の光を光記録媒体に照射して行って
も、上述と同様に媒体ノイズやレーザノイズに起因する
ノイズを効果的に取り除くことができた。
【0031】又、再生用光源が発散する光を出力する半
導体レーザ装置等である場合は、コリメートレンズから
なるビーム整形用光学素子4を用い、又再生用光源が気
体レーザ装置である場合は、ビームエキスパンダーから
なる光学素子4を用いる。
【0032】図10に光記録媒体に情報の記録及び再生
を行う他の記録・再生系の光学系を示す。51a、51
bは半導体レーザ装置のような直接電流駆動が可能な光
源である。光源51a、51bから出力される直線偏光
の光は同じ波長であり、情報の記録時に光記録媒体1に
照射される際、偏光面が互いに直交するように設定され
ている。
【0033】まず、情報の記録時について説明する。図
11に示す記録情報信号Aは光源51aの駆動回路52
aのC点へ記録情報信号Cとして伝送され、光源51b
の駆動回路52bのB点へは信号を反転させるインバー
タ16により図11に示すように記録情報信号Aが反転
した記録情報信号Bが伝送される。
【0034】従って、光源51aがレーザ光を放出して
いる(ON状態の)時は、光源51bはレーザ光を放出
していない(OFF状態)という様に、光源51a、5
1bのON・OFF状態は逆であり、ON・OFF状態
は情報の記録信号に応じて切り換わるのである。
【0035】光源51aから出力される直線偏光のレー
ザ光は、コリメートレンズ又はビームエキスパンダー等
からなるビーム整形用光学素子4aによりビーム整形さ
れ、ハーフミラー53aを透過し、偏光ビームスプリッ
タ55で反射された後、対物レンズ2により光記録媒体
1の記録層に集光され、又、光源51bから出力される
直線偏光のレーザ光は、コリメートレンズ又はビームエ
キスパンダー等からなるビーム整形用光学素子4bによ
りビーム整形され、ハーフミラー53bを透過し、偏光
ビームスプリッタ55を透過した後、対物レンズ2によ
り光記録媒体1の記録層に集光されるのである。偏光ビ
ームスプリッタ55、光源51a、51bは、光源51
a、51bから出力されたレーザ光が光記録媒体1の記
録層で偏光面が互いに直交するように方位設定されてい
る。
【0036】従って、記録情報信号に応じて、例えばデ
ータ1に対してθ=0°の直線偏光、又データ0に対し
てθ=90°の直線偏光のレーザ光が記録層に集光され
て、情報の記録が行われるのである。
【0037】次に、情報の再生について説明する。情報
の再生時には、記録モードと再生モードとを切り換える
モード切り換え制御信号によりスイッチ15a、15b
が再生モードに切り換えられ、光源51a、51bから
ともに一定且つ微弱な強度の直線偏光のレーザ光が出力
されるように駆動回路52a、52bに制御電圧が入力
されて駆動される。
【0038】光源51a、51bから出力されるレーザ
光は、上記情報の記録時と同じ互いに直交する偏光状態
で光記録媒体1の記録層に照射される。
【0039】上記記録層に照射された互いに直交する偏
光状態(偏光成分)のレーザ光は、記録情報信号に応じ
て、各偏光成分が強度変調された後、反射光として光記
録媒体1から放出される。
【0040】前記反射光は、偏光ビームスプリッタ55
により再びの各偏光成分に分離され、その一方の偏光成
分はハーフミラー53aで反射され、レンズ56aによ
りフォトディテクター57aに集光されて電流−電圧変
換部58aで電圧に変換され、他方の偏光成分はハーフ
ミラー53bで反射され、レンズ56bでフォトディテ
クター57bに集光されて電流−電圧変換部58bで電
圧に変換される。
【0041】上述で説明したように、電流−電圧変換部
58a、58bから出力される記録情報信号に対応する
出力電圧は逆位相となり、媒体ノイズやレーザノイズに
起因するノイズ出力は同位相・同振幅になるので、差動
アンプ60により前記出力電圧同士を引き算して得られ
た再生信号には媒体ノイズやレーザノイズに起因するノ
イズが効果的に取り除かれている。
【0042】尚、上述ではデータ0とデータ1に対応し
て、互いに直交する直線偏光の光を照射して情報の記録
を行っているが、データ0又はデータ1のどちらか一方
に対応して直線偏光の光を照射し、他方は光を照射しな
いようにして情報の記録を行った光記録媒体に対して、
上述のような再生装置で情報の再生を行っても媒体ノイ
ズやレーザノイズに起因するノイズを効果的に取り除く
ことができる。又、直線偏光の偏光面が互いに直交しな
くとも効果がある。
【0043】更に、データ0に対して円偏光又はランダ
ム偏光の光を照射し、データ1に対して直線偏光の光を
照射して情報の記録を行ったものでも、ノイズを効果的
に低減した情報の再生が行うことができ、適宜変更可能
である。
【0044】又、直線偏光の代わりに楕円偏光を用いて
も、光学的異方性を生じるので情報の記録が行え、ノイ
ズを効果的に低減した情報の再生が行える。
【0045】又、円偏光、ランダム偏光或いは互いに直
交する直線偏光からなる光を照射して情報の再生を行っ
ているが、情報の記録を行った直線偏光又は楕円偏光の
長軸若しくは短軸と一致しない直線偏光成分を含む光を
照射して情報の再生を行っても媒体ノイズやレーザノイ
ズに起因するノイズを低減できる。尚、直線偏光の偏光
面又は楕円偏光の長軸若しくは短軸と一致しない直線偏
光成分を含む光とは、直線偏光、円偏光、楕円偏光等も
勿論含まれ、2つの光が同時に照射されるものも含まれ
る。例えば、記録情報信号に対応して互いに直交する直
線偏光で情報が記録された場合、前記2つの直線偏光の
偏光面と45°をなす偏光面をもつ直線偏光で情報の再
生を行っても媒体ノイズやレーザノイズに起因するノイ
ズを低減でき、更に、前記2つの直線偏光の偏光面と0
°以外の角度をなす偏光面をもつ直線偏光でも可能であ
る。
【0046】更に、本発明の記録又は再生法では、種々
のフォトクロミック材料を適宜用いることができるが、
用いる該材料によって照射する光の波長等を適宜選択す
る必要がある。又、透過型光記録媒体にも使用できる。
又、上記実勢例では、光源から出力される直線偏光の光
を、1/4波長板等により他の偏光状態に変換するよう
にしているが、前記偏光状態の光を出力する光源を用い
ても勿論よい。
【0047】更に、本発明の記録と再生に用いる光の波
長は同じでなくともよく、適宜変更可能である。又、本
発明の光記録媒体の再生方法は、光学的異方性が生じた
光記録媒体であれば行うことができる。
【0048】
【発明の効果】本発明では、情報を再生して得られる再
生信号から媒体ノイズやレーザノイズに起因するノイズ
を除去するので、高C/Nの再生信号が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る光記録媒体の再生を行う
ための光学系の一例を示す図である。
【図2】フォトクロミック材料の吸光度の偏光面角度依
存性を示す図である。
【図3】光記録媒体に照射する円偏光の強度分布を示す
図である。
【図4】データに対応して光記録媒体から放出される楕
円偏光の強度分布を示す図である。
【図5】別のデータに対応して光記録媒体から放出され
る楕円偏光の強度分布を示す図である。
【図6】フォトクロミック材料の構造式を示す図であ
る。
【図7】上記実施例に係る光記録媒体に情報の記録を行
うための光学系の一例を示す図である。
【図8】上記実施例に係る出力電圧を示す図である。
【図9】上記実施例に係る出力電圧に含まれるノイズを
示す図である。
【図10】本発明の別の実施例に係る光記録媒体の記録
及び再生を行うための光学系の一例を示す図である。
【図11】上記実施例に係る記録情報信号を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 光記録媒体 3 偏光状態変換用光学素子 9 偏光ビームスプリッタ 12a フォトディテクター 12b フォトディテクター 13a 電流−電圧変換部 13b 電流−電圧変換部 14 差動アンプ 52a 光源 52b 光源 53a ハーフミラー 53b ハーフミラー 55 無偏光ビームスプリッタ 57a フォトディテクター 57b フォトディテクター 58a 電流−電圧変換部 58b 電流−電圧変換部 60 差動アンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 7/00 Q 9195−5D 7/24 516 7215−5D

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フォトクロミック材料を含有する光記録
    媒体に光を照射して情報の記録を行う光記録媒体の記録
    方法において、情報信号に対応して偏光状態を変化させ
    た光を照射することにより光学的異方性を生じさせて情
    報の記録を行うことを特徴とする光記録媒体の記録方
    法。
  2. 【請求項2】 偏光した光を照射することにより光学的
    異方性を生じさせて情報の記録を行ったフォトクロミッ
    ク材料を含有する光記録媒体に対して、該光学的異方性
    に対応した偏光状態の光を照射して生じる光を二つの偏
    光成分に分離し、その各偏光成分をそれぞれ検出して得
    た二つの出力の差をとることにより情報の再生を行うこ
    とを特徴とする光記録媒体の再生方法。
JP03206988A 1991-03-28 1991-08-19 光記録媒体の記録再生方法 Expired - Fee Related JP3101355B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03206988A JP3101355B2 (ja) 1991-08-19 1991-08-19 光記録媒体の記録再生方法
US08/111,313 US5410531A (en) 1991-03-28 1993-08-02 Noise reduction in a multiplex recorded optical information system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03206988A JP3101355B2 (ja) 1991-08-19 1991-08-19 光記録媒体の記録再生方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0545811A true JPH0545811A (ja) 1993-02-26
JP3101355B2 JP3101355B2 (ja) 2000-10-23

Family

ID=16532326

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03206988A Expired - Fee Related JP3101355B2 (ja) 1991-03-28 1991-08-19 光記録媒体の記録再生方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3101355B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002047012A2 (en) * 2000-12-07 2002-06-13 Consellation Trid Inc. Method for polarization data recording/retrieval on luminescent optical data carriers
JP2010020883A (ja) * 2008-06-08 2010-01-28 Utsunomiya Univ 光情報記録再生方法及び装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6418209B1 (en) 1997-08-21 2002-07-09 Uniden Corporation Telecommunications device equipped with in-call incoming call notification function and method for detecting in-call incoming signal notification

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002047012A2 (en) * 2000-12-07 2002-06-13 Consellation Trid Inc. Method for polarization data recording/retrieval on luminescent optical data carriers
WO2002047012A3 (en) * 2000-12-07 2002-10-10 Consellation Trid Inc Method for polarization data recording/retrieval on luminescent optical data carriers
JP2010020883A (ja) * 2008-06-08 2010-01-28 Utsunomiya Univ 光情報記録再生方法及び装置
US9734858B2 (en) 2008-06-08 2017-08-15 Utsunomiya University Optical information recording/reproduction method and device

Also Published As

Publication number Publication date
JP3101355B2 (ja) 2000-10-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5410531A (en) Noise reduction in a multiplex recorded optical information system
JPH0520725A (ja) 光ピツクアツプ装置
JPS5982646A (ja) 光磁気記憶装置
JP3101355B2 (ja) 光記録媒体の記録再生方法
JPH11110809A (ja) 光学的情報記憶装置
JPH02173933A (ja) 多重記録方法及び多重記録再生装置
JP4649748B2 (ja) 2波長用位相板および光ヘッド装置
US8659982B2 (en) Optical information recording/reproducing apparatus and optical information reproducing apparatus
JPH06111356A (ja) 光記録情報読み出し装置及び読み出し方法
JP3081303B2 (ja) 光記録媒体の記録再生方法及び記録再生装置
JP2771656B2 (ja) 光記録媒体の記録再生方法
JP2783901B2 (ja) 光記録媒体の記録、再生及び記録再生方法
JP2714244B2 (ja) トラッキング制御方法
JP2572783B2 (ja) 光学的ピックアップ装置
KR100207645B1 (ko) 광학장치의 광 제어 방법 및 이를 적용한 광 헤드용 광학장치
EP0425278A2 (en) Optical record reproducing method and apparatus utilizing stimulated photon echo
JP2828751B2 (ja) 光記録媒体の記録再生方法
JP3080247B2 (ja) 光学的情報再生装置
JP2574915B2 (ja) 光磁気記録媒体の再生用光学装置
JPH0312045A (ja) 光磁気ヘッド装置
JPH10334532A (ja) 偏波面変調信号の検知装置
JPH047024B2 (ja)
JPS59177748A (ja) 光磁気記録再生装置
JPH02148441A (ja) 光磁気ディスク記録再生装置
JPH04360043A (ja) 光ディスク原盤の作成装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees