JPH0545670U - 撮影予告装置を有するカメラ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 撮影者が撮影待機状態にある時、通常のレリ
ーズ動作時の一環として撮影予告表示をする撮影予告装
置を有するカメラを提供する。 【構成】 レリーズ操作部材と、撮影を予告する撮影予
告手段と、レリーズ操作部材の半押し操作時に撮影予告
手段の駆動を開始させ（ステップＳ９、Ｓ１０）、レリ
ーズ操作部材の全押し操作時または半押し解除時に撮影
予告手段の駆動を停止させる予告制御手段を設けた。さ
らに、撮影を予告する為の表示部材であるＬＥＤをセル
フ作動を表示するセルフＬＥＤと共有する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、カメラの表示部材により撮影予告を表示させる撮影予告装置を有す るカメラに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、カメラの撮影予告を表示するには、積極的に前もって被写体に対して予 告する方法はとられておらず、レリーズ釦を全押しした露出動作直前にセルフＬ ＥＤの点灯をする方法や、セルフ作動でのセルフＬＥＤの点滅，点灯などで、撮 影を予告し、撮影待機状態であるということを被撮影者に知らせ、注意を喚起す るような方法がとられていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、撮影者が露出動作直前に被撮影者に注意を喚起するのみで、撮影者の 任意のタイミングで撮影が行われる場合に、被撮影者は、撮影者がカメラを構え た時からシャッタ音・フィルム巻き上げ音等により撮影終了を確認できる時まで 、緊張したままの状態で一定のポ−ズをとる必要が生じる。

【０００４】 また、意図的にセルフ作動をさせて被撮影者に撮影待機状態にあることを知ら せた場合に、撮影者は、精神面では、撮影以外のことに注意を払わなくてはなら ず撮影に専念できず、動作面では、シャッタにかかった指を外して他の部材を操 作しなければならないといった、レリ−ズ直前に声や身振りで合図をするのと同 様、余分な動作が必要になってしまう。さらに、作動させるのを忘れてしまうと 、被撮影者に撮影待機状態であることが伝わらず、シャッタチャンスを逃してし まうことがある。

【０００５】 その上、被撮影者の背景に雲などの移動体が入るなどして、背景が常時変化す る場合に、撮影者は、状況に対して即応性が益々必要になり、撮影に専念する必 要が増し、上述のような方法をとったのでは、撮影自体に影響を及ぼしてしまう 。

【０００６】 本考案の目的は、撮影者が自ら手振り等やセルフ作動をしなくても、通常のレ リーズ動作時の一環において撮影予告の操作をすることができ、撮影待機状態で あることを被撮影者に知らせることができる撮影予告装置を有するカメラを提供 することにある。

【０００７】 また、他の目的としては、確認し易い既存の表示部材を兼用することで、コス トやスペースを省き、撮影予告が分かりやすい撮影予告装置を有するカメラを提 供することにある。

【０００８】

【課題を解決するための手段】

前述の課題を解決するために、本考案の撮影予告装置を有するカメラは、半押 し操作によりレリーズを待機し、全押し操作によりレリーズを行うレリーズ操作 部材と、撮影を予告する撮影予告手段と、前記レリーズ操作部材の半押し操作時 に前記撮影予告手段の駆動を開始させ、前記レリーズ操作部材の全押し操作時ま たは半押し解除時に前記撮影予告手段の駆動を停止させる予告制御手段を設けた 構成としてある。

【０００９】 また、前記撮影予告手段は、カメラ前面に設けられた表示手段であり、前記予 告制御手段は、前記表示手段を点灯あるいは点滅駆動させる構成にすることがで きる。

【００１０】 さらに、前記撮影予告手段は、セルフタイマの表示手段と兼用する構成にする ことができる。

【００１１】 さらにまた、前記予告制御手段は、前記撮影予告手段をセルフタイマ作動表示 のレリ−ズ直前の予告表示形態と同じ形態で駆動させる構成にすることができる 。

【００１２】

【作用】

本考案によれば、レリ−ズ操作部材を半押し操作すると全押し操作あるいは半 押し操作解除まで表示部材が点灯あるいは点滅する。また、撮影を予告する為の 表示部材であるＬＥＤをセルフ作動を表示するセルフＬＥＤと兼用し、セルフ作 動のレリ−ズ直前の表示を兼用することので、撮影予告がわかりやすい。

【００１３】

【実施例】

図１〜図３に基づいて本考案による撮影予告装置を有するカメラの実施例を説 明する。図１はブロック図、図２メインの流れ図，図３はセルフ動作の流れ図で ある。

【００１４】 このカメラは、基本的には、自動焦点機能を有し、フィルム巻き上げ、巻戻し をモ−タにより行なう。そのために、それぞれの構成要素は、ＣＰＵ１を中心に して、駆動制御される。

【００１５】 以下、図１を参照しながら、各主要ブロックについて、説明する。ＣＰＵ１は 、中央演算素子であり、各構成要素やスイッチ群と信号の授受やモニタニングを しており、カメラのプログラムを実行するに相応する分解能とメモリ等を有する ものである。また、セルフ作動の為の図示せぬ内蔵あるいは外付けのタイマを有 する。

【００１６】 測光回路２は、図示せぬ被写体からの光を受光する受光素子が接続され、この 受光素子の検出回路に基づいて被写体の輝度に関する測光情報をＣＰＵ１に入力 する。

【００１７】 ＡＦ回路３は、一般的な測距手段でよいが、本実施例ではアクティブ測距方式 の自動焦点回路を採用している。この方式では、投光レンズを介して被写体に向 けて変調光を射出する投光器と変調光によるの被写体からの反射光を受光レンズ を介して受光する受光素子により、一定の変調光の応答による距離情報を検出す るようになっている。このＡＦ回路３の情報は、焦点調節のための情報である測 距情報を演算するためにＣＰＵ１に入力される。

【００１８】 露出制御回路４は、測光回路２からの測光値などに基づいたＣＰＵ１の制御信 号により制御される。ＡＦモ−タ駆動回路５は、ＣＰＵ１からの制御信号により ＡＦモ−タ６を駆動する。フィルムモ−タ駆動回路７は、ＣＰＵ１の制御信号に よりフィルムモ−タ８を駆動する。

【００１９】 ストロボ回路９は、充電用昇圧回路、バッテリ、充電完了を知らせる信号出力 部を内蔵しており、バッテリの充電状態に応じて、ストロボモード下でプログラ ムの進行に応じて制御される。

【００２０】 次に、ＬＥＤ１１は、本考案の撮影予告装置を有するカメラの実施例に使用さ れる表示部材であり、撮影予告をする表示のためとセルフ撮りを行うときに使用 され、ＬＥＤ駆動回路１０は、ＬＥＤ１１の駆動装置であり、ＣＰＵ１に接続さ れたスイッチ群とプログラムの実行上の各モード設定に基づきＣＰＵ１の制御信 号により、ＬＥＤ１１を駆動する。

【００２１】 ここで、ＣＰＵ１に接続されている５つのスイッチ群の働きについて説明する 。スイッチＳＷ１は、外部操作できるレリ−ズ釦の半押し操作（予備操作）でオ ンしてＣＰＵ１およびその周辺回路へ電源を供給するスイッチである。このスイ ッチＳＷ１が入力されると、カメラの各初期値が設定され他のスイッチ群等の働 きにより内蔵されているプログラムの実行がなされ、測光回路２やＡＦ回路３で 求められた値に基づいて、駆動系ブロックを構成する要素を駆動制御する準備が できる状態になる。

【００２２】 スイッチＳＷ２は、レリ−ズ釦の全押し操作、つまり、レリーズ操作でオンし て駆動系を制御して、一連の露光シ−ケンスを行なう。スイッチＳＷ３は、セル フ作動をのぞむ時に、スイッチＳＷ１と同様にオンしてＣＰＵ１およびその周辺 回路に電源を供給する（以下、セルフスイッチＳＷ３と呼ぶ）。

【００２３】 スイッチＳＷ４は、強制的にストロボを発光させて撮影したい時にオンする強 制発光スイッチである（以下、強制発光スイッチＳＷ４と呼ぶ）。スイッチＳＷ ５は、撮影時にストロボ発光をのぞまない時にオンする発光禁止スイッチである （以下、発光禁止スイッチＳＷ５と呼ぶ）。これら２つのスイッチは、ストロボ 発光の可否をマニュアルで行うことをのぞむ場合に使用するものであり、本実施 例のカメラは通常の作動では測光回路２の測光情報からＣＰＵ１がＡＥ演算した 結果でストロボ発光の可否を判断するストロボ自動発光機能をシ−ケンスに入れ ているものである。

【００２４】 次に、流れ図に使用されるフラグについて説明する。本実施例のフラグは、プ ログラム実行上、各ステップ内の各動作の指標として、各ステップの設定モード に従ってセットまたはリセットされるものである。

【００２５】 フラグＳＹＮＣは、シンクロフラグであり、このフラグが設定されている場合 には、スイッチＳＷ２の入力、つまり、レリーズ釦が全押しされれば、ストロボ を発光させる。フラグＳＥＬは、ＬＥＤを点滅させるためのフラグであり、この フラグが設定されていれば、セルフスイッチＳＷ３のオンにより、セルフ作動を させる。

【００２６】 以下、図２の流れ図を参照しながら、本実施例の動作説明をする。レリーズ釦 の半押しによるスイッチＳＷ１のオンまたはセルフスイッチＳＷ３のオンにより 、プログラムがスタ−トする。

【００２７】 まず、ステップＳ１では、レリ−ズ釦の半押しすなわちスイッチＳＷ１のオン またはセルフスイッチＳＷ３のオンにより、ＡＦ回路３からの距離情報を読み込 み、ＣＰＵ１は、この距離情報に基づいて測距値を演算し、レンズ移動量を決定 し、その演算結果をメモリに格納してステップＳ２に進む。ステップＳ２では、 強制発光スイッチＳＷ４がオンされているか否かを判断し、否定されるとステッ プＳ３に進む。ステップＳ３では、発光禁止スイッチＳＷ５がオンされているか 否かを判断し、肯定されるとステップＳ７に進む。

【００２８】 ステップＳ３で否定されるとステップＳ４に進み、測光回路２からの測光情報 を読み込み測光情報をメモリに格納する。ステップＳ５に進むと、ステップＳ４ でメモリに格納された測光情報によりＡＥ演算を行い、演算結果をメモリに格納 し、ステップＳ６に進む。

【００２９】 ステップＳ６では、ステップＳ５でメモリに格納された演算結果と予め設定さ れた輝度と比較して低輝度と判断されればステップＳ１４に進み、否定されれば ステップＳ７に進む。ステップＳ７では、ＳＢ（ストロボ）を発光させないよう ＳＢ発光フラグＳＹＮＣをリセットしてステップＳ８に進む。

【００３０】 ステップＳ２で肯定と判断されるとステップＳ１３に進み、発光禁止スイッチ ＳＷ５の入力状態を判断する。このスイッチＳＷ５がオンであれば、ステップＳ ４に戻り、上記と同様のプログラムが実行され、オフであれば、ステップＳ１４ に進む。

【００３１】 ステップＳ１４では、ＳＢ回路９からの充電状態の情報を読み込み、充電が完 了されているか否かを判断をする。ステップＳ１４で否定されれば、ステップＳ １５へ進み、ＳＢ回路９の充電を開始する。その後、充電が完了するとこのフロ −チャ−トを終了する。

【００３２】 ステップＳ１４で、ＳＢ回路９の充電が完了であれば、ステップＳ１６に進む 。ステップＳ１６では、ＳＢ発光フラグＳＹＮＣをメモリにセットしてステップ Ｓ８に進む。

【００３３】 ステップＳ８では、セルフスイッチＳＷ３がオンされているか否かを判断し、 オン状態と判断すれば、セルフ処理のサブル−チンであるステップＳ１７に進む 。

【００３４】 ここで、図３を参照しながら、このセルフ処理のサブル−チンについて説明す る。ステップＳ１０１では、ＬＥＤ駆動回路１０によりセルフＬＥＤ１１が点灯 され、セルフタイマのスタ−トが表示される。ステップＳ１０２では、セルフＬ ＥＤの点灯時間の設定のための変数Ｎをカウンタにセット、ステップＳ１０３で は、前述のＣＰＵ１のタイマを１秒に設定しスタ−トする。

【００３５】 次のステップＳ１０４では、ステップＳ１０３でスタ−トしたタイマがタイム アップしたか否かを判断し、タイムアップしたらステップＳ１０５に進み、否定 されるとステップＳ１０４の直前に戻る。

【００３６】 ステップＳ１０５では、カウンタに設定されている変数から１を減じ、ステッ プＳ１０６においてカウンタが０と判断されるまで、ステップＳ１０３からステ ップＳ１０６により形成されるループを繰り返す。カウンタが０になればステッ プＳ１０７に進む。ステップＳ１０７では、セルフＬＥＤ点滅フラグＳＥＬがセ ットされているか否かを判断し、セットされていなければステップＳ１０８に進 む。ステップＳ１０８では、セルフＬＥＤ点滅フラグＳＥＬをセットしてステッ プＳ１０９に進む。

【００３７】 ステップＳ１０９では、セルフタイマ終了予告を表示させるため、ＬＥＤ駆動 回路１０を介してセルフＬＥＤ１１を点滅させる。ステップＳ１１０では、セル フＬＥＤの点滅時間を設定するための変数Ｍをカウンタにセットし、ステップＳ １０３に戻る。ステップＳ１０７で肯定されとこのサブル−チンを抜けて図２の 流れ図のステップＳ１２に進む。

【００３８】 また、以上のサブルーチンに入らなかった場合、つまり、ステップＳ８で、セ ルフスイッチＳＷ３がオンでないと判断されるとステップＳ９に進み、レリーズ 釦が半押しされていなければ、つまり、スイッチＳＷ１がオフと判断されればこ のフロ−チャ−トを終了する。ステップＳ９で、レリーズ釦が半押し状態であれ ば、スイッチＳＷ１はオンであると判断され、ステップＳ１０に進み、ＬＥＤ駆 動回路１０を介してセルフＬＥＤ１１を点滅させる。

【００３９】 このセルフＬＥＤ１１の点滅が本考案である撮影予告表示のスタ−トである。 この点滅形態は、セルフ作動のレリ−ズ直前の点滅形態となるようにプログラム されたものである。次に、ステップＳ１１では、レリーズ釦が全押しされている か否か、つまり、スイッチＳＷ２がオンされているか否かを判断し、オンされて いれば肯定と判断しステップＳ１２に進む。スイッチＳＷ２がオンでないと判断 されるとステップＳ８に戻る。

【００４０】 すなわち、セルフスイッチＳＷ３がオフの状態で、レリーズ釦が半押しされる と、レリーズ釦の全押しされるまではセルフＬＥＤの点滅が継続される。これが 撮影予告の表示である。

【００４１】 ステップＳ１２では、レリーズ釦の全押しによりスイッチＳＷ２がオンされる と、レリーズ動作に入るので、被撮影者に撮影意図を表示する必要がなくなり、 ＬＥＤ駆動回路１０の作動を停止させ、セルフＬＥＤ１１を消灯させる。

【００４２】 ステップＳ１８からフローチャートの終了までは、レリーズ釦の全押しにより スイッチＳＷ２がオンし、フィルムの露光が行われ、撮影が終了し、フィルム巻 き上げ等がなされ、撮影初期状態になるまでの一連のレリーズ動作のプログラム である。プログラム進行中、ＳＢ発光フラグＳＹＮＣがセットされているか否か により、撮影終了までの行程がストロボモードに対応するようになっている。以 下、各ステップについて説明する。

【００４３】 ステップＳ１８では、測光回路２からの測光情報を読み込み、測光情報をメモ リに格納する。ステップＳ１９では、ステップＳ１８でメモリに格納された測光 情報によりＡＥ演算を行い、演算結果をメモリに格納する。

【００４４】 ステップＳ２０ではＳＢ発光フラグＳＹＮＣがセットされているか否かを判断 し、セットされていればステップＳ２６に進む。次にステップＳ２６では、ステ ップＳ１８でメモリに格納された測光情報によりＦＭ演算を行い、演算結果をメ モリに格納し、ステップＳ２１に進む。

【００４５】 ステップＳ２０でフラグＳＹＮＣがセットされていないとステップＳ２１に進 む。ステップＳ２１では、ステップＳ１でメモリに格納された演算結果に基づい て、ＡＦモ−タ駆動回路５を介してＡＦモ−タ６により、撮影レンズを合焦位置 まで駆動する。続いて、ステップＳ１９、ステップＳ２６のいずれかでメモリに 格納された演算結果に基づいて、露出制御回路４を介して絞りやシャッタ等の露 出制御部材を駆動して撮影を行なう。

【００４６】 その後、ステップＳ２３では、ＡＦモ−タ駆動回路５を介して、ＡＦモ−タ６ により撮影レンズを初期位置まで駆動する。ステップＳ２４では、フィルムモ− タ駆動回路７を介してフィルムモ−タ８により、フィルムの１駒巻き上げを開始 してステップＳ２５に進む。ステップＳ２５では、ＳＢ発光フラグＳＹＮＣがセ ットされているか否かを判断し、セットされていればステップＳ２７に進み、セ ットされていなければ、このフロ−チャ−トを終了する。ステップＳ２７では、 ＳＢ回路９の充電を開始する。その後、充電を完了するとこのフロ−チャ−トを 終了する。

【００４７】 以上のように、本実施例によれば、レリ−ズ操作部材の半押し操作により、Ｌ ＥＤをセルフ作動のレリ−ズ直前の点滅形態で点滅させ、全押し操作、セルフ作 動操作あるいは半押し操作解除まで撮影予告表示を行なっている。すなわち、撮 影予告表示により撮影意図を伝えあるいは被撮影者の注意を引くことで、撮影待 機状態にあることを被撮影者に知らせ、それにより、シャッターチャンスを生か す機会を増やすことができる。

【００４８】 また、本実施例では、半押し操作するとセルフＬＥＤを点滅させるが、点灯ま たは特殊な点滅パタ−ンにより撮影予告をしてもよい。特殊な点滅パタ−ンは、 メモリに余裕があれば点滅周波数を変えることで可能である。モード毎に設定す れば、撮影予告表示と他の表示（セルフ作動・リモコンモ−ド表示等）とを区別 することができる。

【００４９】 さらに、撮影予告の表示には、セルフＬＥＤを用いる以外にも、一定の輝度以 上のＡＦ補助光源を使用できる場合では、このＡＦ補助光源を使用しても同様の 効果が得られる。さらにまた、セルフ作動時に使用する電子音などの音源により 撮影予告することができ、光源が周囲より低輝度の場合に効果的である。

【００５０】

【考案の効果】

本考案は、撮影者が撮影待機状態にある場合に、通常のレリーズ動作の一環と して撮影予告表示をするので、被撮影者に撮影意図を伝えるときに、撮影者は、 自ら手振り等やセルフ作動をさせて知らせなくとも、撮影タイミングを被撮影者 に容易に確認させることができ、その上、撮影に専念できる。

【００５１】 また、被撮影者は、撮影者の撮影意図や撮影のタイミングが掴み易くなったの で、撮影待機状態以外に被撮影者が撮影のために一定のポーズをとる必要がなく なった。同時に、撮影者，被撮影者共に、撮影の機会を逃さずに済む。

【００５２】 さらにまた、撮影予告の表示をセルフ作動を表示するセルフＬＥＤと兼用する ことにより、コストアップせずに撮影予告ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は、本考案の実施例に係わる撮影予告装置
を有するカメラのブロック図である。

【図２】図２は、本考案の実施例に係わる撮影予告装置
を有するカメラの処理手順を示す流れ図である。

【図３】図３は、本考案の実施例に係わる撮影予告装置
を有するカメラのセルフ動作の処理手順を示す流れ図で
ある。

【符号の説明】

１ ＣＰＵ ２ 測光回路 ３ ＡＦ回路（自動焦点検出回路） ４ 露出制御回路 ５ ＡＦモ−タ駆動回路 ６ ＡＦモ−タ ７ フィルムモ−タ駆動回路 ８ フィルムモ−タ ９ ストロボ回路 １０ ＬＥＤ駆動回路 １１ セルフＬＥＤ ＳＷ１，ＳＷ２，ＳＷ３，ＳＷ４，ＳＷ５ スイッチ

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 半押し操作によりレリーズを待機し、全
   押し操作によりレリーズを行うレリーズ操作部材と、 撮影を予告する撮影予告手段と、 前記レリーズ操作部材の半押し操作時に前記撮影予告手
   段の駆動を開始させ、前記レリーズ操作部材の全押し操
   作時または半押し解除時に前記撮影予告手段の駆動を停
   止させる予告制御手段を設けたことを特徴とする撮影予
   告装置を有するカメラ。
2. 【請求項２】 前記撮影予告手段は、カメラ前面に設け
   られた表示手段であり、 前記予告制御手段は、前記表示手段を点灯あるいは点滅
   駆動させることを特徴とする請求項１記載の撮影予告装
   置を有するカメラ。
3. 【請求項３】 前記撮影予告手段は、セルフタイマの表
   示手段と兼用することを特徴とする請求項１記載または
   請求項２記載の撮影予告装置を有するカメラ。
4. 【請求項４】 前記予告制御手段は、前記撮影予告手段
   をセルフタイマ作動表示のレリ−ズ直前の予告表示形態
   と同じ形態で駆動させることを特徴とする請求項１から
   請求項３記載の撮影予告装置を有するカメラ。