JPH0545616Y2 - - Google Patents

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JPH0545616Y2
JPH0545616Y2 JP1993888U JP1993888U JPH0545616Y2 JP H0545616 Y2 JPH0545616 Y2 JP H0545616Y2 JP 1993888 U JP1993888 U JP 1993888U JP 1993888 U JP1993888 U JP 1993888U JP H0545616 Y2 JPH0545616 Y2 JP H0545616Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、例えば海岸砂丘等に対して使用され
て、堆砂作用と静砂作用を発揮する砂防用葭簀の
改良に関するものである。
「従来の技術」 従来から広く一般に使用されている砂防用葭簀
は、具体的には図示しないが、上下方向に配され
る数本の編み縄を介して、多数の天然葭を1本又
は2本単位で連続編みした後、これを所定の大き
さ(例えば長さ4.0m〜5.0m・高さ0.4m〜1.0m)
に切断整形されて、その一部を砂丘の目的場所に
埋設することにより、堆砂作用と静砂作用を発揮
して、周辺に所望の砂山を構築するものである。
そして、斯る砂防用葭簀において、上記各作用
と直接的に関連する構成は、隣接する葭同士間に
連続して画成される空間であることは言うまでも
ないが、この画成される空間が大き過ぎると、砂
が大量に通り抜けてしまい、逆に空間が小さ過ぎ
ると、砂の通り抜けが頗る困難となるので、実際
の使用に際しては、地形や風向き等の自然条件を
十分に考慮して、隣接する葭同士間に画成される
空間の大きさを、使用する葭の径や編み縄の径の
選択によつて適宜決定している。
「考案が解決しようとする課題」 然し乍ら、従来の砂防用葭簀にあつては、葭を
1本編みする場合でも2本編みする場合でも、隣
接する葭同士は、いずれも平行する状態をもつて
各編み縄で縛着されているので、斯る平行縛着状
態により、葭同士間に画成される空間も、どこに
おいても基本的には同一巾寸法の矩形形状を呈し
ていることとなる。
この為、従来にあつては、空間の大きさが広く
ても狭くても、矩形形状から得られる堆砂作用と
静砂作用をそれなりに発揮するが、画成空間が矩
形形状を呈していることは、空間はどこを捉えて
も同一巾寸法となつている訳であるから、空間内
を通過する砂に対して、抵抗の強弱及び変化を与
えることが十分にできなかつた。
従つて、従来の砂防用葭簀は、この点も大きな
原因となつて、理想的な堆砂作用と静砂作用を完
全に期待できるまでには至つていない。
「課題を解決するための手段」 而して、本考案は、斯る従来葭簀の課題を有効
に解決するために開発されたもので、上下方向に
配される数本の編み縄を介して、多数の葭を連続
編みしてなる砂防用の葭簀を技術的前提として、
隣接する葭同士の縛着状態を各編み縄毎で交互に
変化させ、隣接する葭同士間に画成される空間を
略菱形形状となして、該菱形空間を上下及び左右
方向に連続して画成する構成を採用した。
「作用」 依つて、本考案にあつては、隣接する葭同士間
に画成される空間が略菱形形状となつて、上下及
び左右方向に連続することとなるので、従来の矩
形形状と比較すると、例え両者の空間率が等しい
と仮定しても、菱形形状に応じて空間の巾寸法が
積極的に変化することにより、通過する砂に対し
て抵抗の強弱や変化を与えることが可能となるの
で、これにより、堆砂作用と静砂作用の向上が十
分に期待できることとなる。
「実施例」 以下、本考案を図示する各実施例に基づいて詳
述すれば、いずれの実施例も、上下方向に配され
る数本の編み縄を介して、多数の天然葭等を連続
編みすることを前提としている。
そして、第1実施例に係る砂防用葭簀1は、所
定寸法に切断加工された葭2,2同士を、数本の
編み縄3を用いて連続して縛着する場合に、隣接
する葭2,2同士の縛着状態を、第1図に示す如
く、各編み縄3毎で左右交互に変化させて、隣接
する葭2,2同士間に画成される空間Sを略菱形
形状となし、且つ該菱形空間Sを上下及び左右方
向に連続して画成することを特徴とする。
尚、上記左右交互に変化させて葭2,2同士を
縛着する作業は、具体的には説明しないが、専用
の機械作業か手作業で行なうものとする。
従つて、第1実施例にあつては、使用される葭
2の径や編み縄3の径によつても異なるが、縛着
状態の変化により、隣接する葭2,2間には、当
該分野では全く斬新な菱形空間Sが積極的に画成
されることとなるので、この菱形空間Sが堆砂作
用と静砂作用に大きく関係することとなる。
第2実施例に係る葭簀1は、基本構造において
は前記第1実施例と同様であるが、使用する葭が
特に小径の場合の変形例である。詳しくは、第2
図に示す如く、小径葭2a,2aを第1実施例の
大径葭2に相当する1単位として、該単位葭2
a,2a群同士の縛着状態を、各編み縄3毎で左
右交互に変化させて縛着したものである。
従つて、第2実施例にあつては、2本の葭2
a,2aを1単位とする以外は、第1実施例と全
く同様であるから、隣接する単位葭同士間に画成
される空間Sも、当然に略菱形形状を呈すること
は言うまでもない。
次ぎに、その他の実施例を説明すると、いずれ
も第1・第2実施例の組合わせで、第3図乃至第
6図に示す如く、大径の葭2と小径の葭2a,2
aを、夫々縛着するための1単位として、斯る大
径の葭2と小径の葭2a,2aとを適宜に組み合
わせて、前記各実施例と同様な状態に縛着するこ
とにより、この場合も、隣接する葭同士間に菱形
空間Sを上下・左右方向に連続して画成するもの
である。
依つて、以上のいずれの実施例にあつても、使
用される葭2,2aの径やその組み合わせ単位に
おいて相違するとしても、隣接する葭同士間の空
間Sが略菱形形状となつて、上下及び左右方向に
連続することとなるので、斯る菱形空間Sの採用
により、空間Sの巾寸法が漸次変化して、空間S
内を通過する砂に対して抵抗の強弱等を積極的に
与えることが十分に可能となるので、これによ
り、理想的な堆砂作用と静砂作用を期待できるこ
ととなる。
尚、多くの実験結果から総合すると、いずれの
実施例にあつても、縛着個所の寸法Xと該縛着個
所の両側に位置する最大空間寸法Yの比率は、X
を1とした場合には、Yは0.75〜1.25となるよう
に決定することが、最も好ましいことが判明し
た。
更に、従来にあつては、葭の両端部の切断形状
が、甚だ不揃いで尖鋭となつていたが、本実施例
の如く、葭2,2aの両端部を全て直角に整列し
て切断しておくと、砂山の構築上頗る好ましい結
果が得られることも判明した。
「考案の効果」 以上の如く、本考案は、隣接する葭同士の縛着
状態を各編み縄毎で交互に変化させ、隣接する葭
同士間に画成される空間を略菱形形状となして、
該菱形空間を上下及び左右方向に連続して画成す
ることを特徴とするものであるから、菱形形状に
応じた空間の巾寸法の変化により、通過する砂に
対して抵抗の強弱や変化を与えることが可能とな
るので、これにより、堆砂作用と静砂作用を一層
向上させることが可能となつた。
従つて、本考案に係る砂防用葭簀は、従来の葭
簀の不足分を完全に補うことができるので、特に
海岸砂丘に対して最適なものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例に係る砂防用葭簀
を示す正面図、第2図は第2実施例に係る砂防用
葭簀を示す正面図、第3図乃至第6図はその他の
他例を示す正面図である。 1……葭簀、2,2a……葭、3……編み縄、
S……菱形空間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上下方向に配される数本の編み縄を介して、多
    数の葭を連続編みしてなる砂防用の葭簀であつ
    て、隣接する葭同士の縛着状態を上記各編み縄毎
    で交互に変化させ、隣接する葭同士間に画成され
    る空間を略菱形形状となして、該菱形空間を上下
    及び左右方向に連続して画成するように構成した
    ことを特徴とする砂防用葭簀。
JP1993888U 1988-02-19 1988-02-19 Expired - Lifetime JPH0545616Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1993888U JPH0545616Y2 (ja) 1988-02-19 1988-02-19

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Publication Number Publication Date
JPH01124824U JPH01124824U (ja) 1989-08-25
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