JPH0354152Y2 - - Google Patents

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JPH0354152Y2
JPH0354152Y2 JP1986133528U JP13352886U JPH0354152Y2 JP H0354152 Y2 JPH0354152 Y2 JP H0354152Y2 JP 1986133528 U JP1986133528 U JP 1986133528U JP 13352886 U JP13352886 U JP 13352886U JP H0354152 Y2 JPH0354152 Y2 JP H0354152Y2
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JP
Japan
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net
strings
legs
twisted
knotless
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JP1986133528U
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JPS6339194U (ja
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  • Braiding, Manufacturing Of Bobbin-Net Or Lace, And Manufacturing Of Nets By Knotting (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は主としてトロール、底曵き網等のコツ
トエンドに使用される無結節網に関する。
【従来の技術】
従来無結節網は有結節網と同様に網目を構成す
る脚が4本から成り、その網脚の長さは同じ長さ
で組網され、網地全体としては網目が菱目状態に
仕立上げられ漁網として使用されるものである。 近年漁獲効率を向上させるため、目合い寸法安
定性に優れた網地としての亀甲型(六角形)網目
の網地が使用されている。 この亀甲型無結節網としては、例えば特開昭58
−212735号公報に開示された構成のものが従来例
として周知である。 この従来例における無結節網は、2本又は3本
のストランドを所定長さ撚り合せ、異なる方向か
ら来た同様のストランドと貫通又は交叉させ、そ
の貫通又は交叉した部分から六角形の側面を形成
させるために、両方から来た4本又は6本ストラ
ンドを組紐編みするか或は貫通を数回繰返し行う
ことで等しい長さを形成するものであり、網地を
形成する複数本のストランドを斜行させるか或は
千鳥状に進ませることで六角形の網目を形成して
いる。
【考案が解決しようとする問題点】
前記従来例の無結節網における六角形の網目の
両側、つまり4本又は6本のストランドで組紐編
又は貫通の繰返しによつて形成される2本の網脚
は、単純な撚り又は加撚で形成される他の4本の
網脚と異なり、複雑に絡みあう構成であるため編
網の速度が低下するばかりでなく、ストランドの
本数が多いために太くて固く形成され、編網工程
後になされる仕上げのためのセツト作業の取扱い
が困難であると云う問題点を有している。 又、前記従来例の無結節網を実際に使用した場
合に、太く且つ固く形成された2本の網脚部分に
は、海底の泥又は海中の小さな浮遊物が入り込み
易く、益々網脚の径が太くなり且つ固くなつて網
の捌きが悪くなると云う問題点も有している。
【問題点を解決するための手段】
前記従来例の問題点を解決するための具体的手
段として本考案は、複数本のストリングを所定長
さ加撚し且つ相互に交叉貫通して網目が6脚の網
脚で構成される亀甲型貫通式無結節網であつて、
前記6脚の網脚の内、複数本のストリングが加撚
されながら左右より斜行接近し相互に交叉貫通し
てから形成される2脚の網脚は、前記交叉貫通後
に前記左右より斜行した複数本のストリングがそ
れぞれ前記と同様に加撚されて所定長さの加撚部
を形成し、且つ少なくとも1回の交叉貫通をして
形成されることを特徴とする無結節網を提供する
ものであり、前記2脚の網脚が所定の長さの加撚
部と少なくとも1回の交叉貫通とで形成されてい
るため、実質的に複数本撚りのストリングが2本
並列する状態になるので、複雑な絡み合いとなら
ず編網が容易で、且つ太く固くならないのであ
る。
【実施例】
次に本考案を図示の実施例により、さらに詳しく
説明する。 第1〜3図に示した実施例において、左側から
2本撚りのストリングa,bと右側からの2本撚
りのストリングc,dとがそれぞれ加撚されなが
ら所定長さの網脚1,2となつて斜行接近し、そ
れぞれストリングaとbとで形成される撚り目3
とストリングcとdとで形成される撚り目4とが
相互に1回目の交叉貫通した後、2本撚りのスト
リングa,bとストリングc,dがそれぞれ単独
に並列状態で1回目の加撚が2回以上同じ回数行
われることによつて、それぞれ所定長さの網脚1
a,2aを形成し、次いでストリングa,bで形
成される撚り目5と、ストリングc,dとで形成
される撚り目6とが相互に2回目の交叉貫通して
から、両2本撚りのストリングa,bとストリン
グc,dが再度単独で平行しながら、2回目の加
撚が2回以上同じ回数行われることによつて、そ
れぞれ所定長さの網脚1a,2bが形成され、さ
らにストリングa,bとで形成される撚り目7と
ストリングc,dとで形成される撚り目8とが相
互に3回目の交叉貫通させて網脚Aを形成するも
のである。 このように形成された網脚Aは、それぞれ2本
撚りのストリングa,bとストリングc,dとの
交叉貫通によつて作られた3つの組節部9〜11
と、それぞれ単純撚りされた2つの加撚部12,
13とによつて構成されるものであり、第2図に
示したように、6脚で網目を構成する亀甲型貫通
式無結節網において、編下し方向に対して垂直又
は直線的に形成されている2脚の対向している網
脚A,A′がそれに対応するものである。 なお、網脚A部の断面は、第3図に示したよう
に、両2本撚りストリングa,bとストリング
c,dとの加撚部、つまり網脚1a,2aが隣接
した状態にある。 また他の実施例として、第4図に示すように、
左右からの2本撚りのストリングa,bとストリ
ングc,dとで形成される撚り目3,4とで相互
に1回目の交叉貫通した後、2回以上の加撚を単
独並行状態で同じ回数行つて所定長さの網脚1
a,2aを形成し、次いでストリングa,bとス
トリングc,dとで形成される撚り目5,6とで
相互に2回目の交叉貫通させて網脚Aを構成させ
るものであり、さらに他の実施例としては、第5
図に示したように、2本撚りのストリングa,b
とストリングとストリングc,dの各々交叉貫通
によて作られたn数個の組節部と、ストリング
a,bとストリングc,dとの単独加撚とを交互
に繰返して形成されるn−1数個の加撚部とによ
つて、任意の長さならびに任意の組節数を有する
網脚Aを形成し、それによつて所定大きさの網目
の形成が可能になる。そして、網脚Aの複数の組
筋部によつて固定機能が高まるので、例え1本の
ストリングが切断しても、その切断ストリングが
網脚Aの近接の組筋部から抜け難く、目切れの伝
染を防止することが出来るのである。
【考案の効果】
以上説明したように本考案に係る無結節網は、
複数本のストリングを所定長さ加撚し且つ相互に
交叉貫通して網目が6脚の網脚で構成される亀甲
型貫通式無結節網であつて、前記6脚網脚のの
内、複数本のストリングが加撚されながら左右よ
り斜行接近し相互に交叉貫通してから形成される
2脚の網脚は、前記交叉貫通後に前記左右より斜
行した複数本のストリングがそれぞれ前記と同様
に加撚されて所定長さの加撚部を形成し、且つ少
なくとも1回の交叉貫通をして形成される構成と
したので、編下し方向と平行する2脚の網脚は、
実質的に加撚された2本の加撚部が並列して位置
することになり、加撚部の形成は組紐編みに比べ
て編成が容易で編網効率を高めることができると
伝う優れた効果を奏する。 また、前記2脚の網脚は実質的に2本の加撚部
が並列に位置した状態で形成されるので、複雑な
絡み合いと異なり太く固くならず、仕上げのセツ
トアツプ作業が容易であると共に、実際の使用に
おいて、泥や異物が入り込んで溜まる余地はな
く、それによつても、従来例のような太く固くな
るようなことはなく、網の捌きが良くなると云う
優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る無結節網の編下し方向に
対して平行する網脚部を拡大した分解略図、第2
図は編成される亀甲型網目の1目を示す略示的平
面図、第3図は第2図のX−X´線に沿う拡大断面
図、第4,5図はそれぞれ本考案の他の実施例を
示す編下し方向に対して平行する網脚部を拡大し
た分解略図である。 1,1′……左からの斜行網脚、1a,1b,
2a,2b……所定長さの網脚、2,2′……右
からの斜行網脚、3〜8……撚り目、9〜11…
…組筋部、12,13……加撚部、a〜d……ス
トリング、A,A′……編下し方向に平行する網
脚。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数本のストリングを所定長さ加撚し且つ相互
    に交叉貫通して網目が6脚の網脚で構成される亀
    甲型貫通式無結節網であつて、前記6脚の網脚の
    内、複数本のストリングが加撚されながら左右よ
    り斜行接近し相互に交叉貫通してから形成される
    2脚の網脚は、前記交叉貫通後に前記左右より斜
    行した複数本のストリングがそれぞれ前記と同様
    に加撚されて所定長さの加撚部を形成し、且つ少
    なくとも1回の交叉貫通をして形成されることを
    特徴とする無結節網。
JP1986133528U 1986-08-30 1986-08-30 Expired JPH0354152Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986133528U JPH0354152Y2 (ja) 1986-08-30 1986-08-30

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986133528U JPH0354152Y2 (ja) 1986-08-30 1986-08-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6339194U JPS6339194U (ja) 1988-03-14
JPH0354152Y2 true JPH0354152Y2 (ja) 1991-11-28

Family

ID=31033934

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986133528U Expired JPH0354152Y2 (ja) 1986-08-30 1986-08-30

Country Status (1)

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JP (1) JPH0354152Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58212735A (ja) * 1982-06-05 1983-12-10 ヤマモト株式会社 無結節網

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58212735A (ja) * 1982-06-05 1983-12-10 ヤマモト株式会社 無結節網

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6339194U (ja) 1988-03-14

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