JPH0545238U - 予圧調整装置 - Google Patents

予圧調整装置

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JPH0545238U
JPH0545238U JP9483291U JP9483291U JPH0545238U JP H0545238 U JPH0545238 U JP H0545238U JP 9483291 U JP9483291 U JP 9483291U JP 9483291 U JP9483291 U JP 9483291U JP H0545238 U JPH0545238 U JP H0545238U
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JP
Japan
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bearing
outer ring
bearing lid
pressing member
axial direction
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Pending
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JP9483291U
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Inventor
伸介 田端
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 一対の転がり軸受12,13をスピンドル軸
11に嵌入し、転がり軸受12,13に予圧を与えるよ
う寸法調整した間座14を介在させて転がり軸受12,
13をハウジング17を嵌め込む。そして、軸方向に弾
性変形する弾性部27を有する押圧部材18の外輪当接
部26を、軸受蓋15と一方の軸受12の外輪16との
間に介装して軸受12の外輪16を押圧する。 【効果】 弾性部を間座の幅変化に追従して弾性変形さ
せることができるから、軸受蓋を現物合わせ加工する必
要がなくなり、組立工数が少なくて済む。また、軸受蓋
と外輪との間に隙間を必要とせず、スピンドル軸が軸方
向に移動する恐れがない。さらに、押圧部材を軸方向に
弾性変形させて締めつけることができるので、軸受蓋の
押さえ面と外輪の座面の平行度誤差を押圧部材の弾性部
で吸収することができ、取り付けが容易となる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、予圧調整装置に関し、特に一対の転がり軸受間に予圧を与えるよう 寸法調整された間座が介在され、ハウジングの端面に設けられた軸受蓋によって 少なくとも一方の転がり軸受の外輪をハウジングに固定する予圧調整装置の改良 に係る。
【0002】
【従来の技術および考案が解決しようとする課題】
従来より、例えば工作機械のスピンドルにおいて、スピンドル軸のラジアル方 向およびアキシャル方向の位置決めを正確にしたり、軸の振れを抑制したり、軸 受の剛性を高めたりするために、軸受を予圧する予圧調整装置が知られている。 この予圧調整装置の一例を図2に示す。
【0003】 図2に示す予圧調整装置は、一対の転がり軸受間に、所定の予圧を与えるよう 幅寸法が調整された間座2を介在させ、軸受蓋3の内周側端部に形成された環状 の突起3aを、一方の転がり軸受1の外輪4に直接当接させて軸受1の外輪4を ハウジング5に固定している。なお、図中6はスピンドル軸である。 上記の予圧調整装置においては、間座2の幅寸法に応じて軸受蓋3の外輪4に 対する押さえ代S1を調整する必要があり、その押さえ代S1の調整はμmオー ダ(約10〜20μm)で現物合わせ加工して行っている。このため、押さえ代 S1の調整の工数が多くかかり、軸受蓋3の取り付けが煩雑となっている。
【0004】 また、軸受蓋3を軸受1の外輪4に取り付ける際に、軸受蓋3の押さえ面と外 輪4の座面との平行度に誤差があると、外輪4に偏加重がかかってしまう。この ため、軸受蓋3の押さえ面と外輪4の座面との平行度を正確に合わさなくてはな らず、軸受蓋3の押さえ代S1の調整が一層困難となっている。 一方、最近では、外輪間座2の幅を変化させることにより負荷や回転数に応じ て任意に予圧を変化させ得るようにした予圧調整装置が提案されている。
【0005】 この予圧調整装置においては、外輪間座2の幅変化に追従できるものの、図3 の如く、軸受蓋3と外輪4との間に隙間S2を必要とするため、例えば高速回転 時にスピンドル軸6が軸方向に移動し、がたつき、騒音等の原因となりスピンド ル性能上好ましくない。 本考案は、上記に鑑み、軸受蓋の取り付けが容易で、しかも外輪間座幅の変化 に追従しつつ良好な軸受性能を確保できる予圧調整装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案による課題解決手段は、一対の転がり軸受間に、所定の予圧を与えるよ う幅寸法が調整された間座が介在され、ハウジングの端面に設けられた軸受蓋に よって一方の転がり軸受の外輪端面を押圧して両軸受の外輪をハウジングに固定 する予圧調整装置において、前記軸受蓋と転がり軸受の外輪との間に、転がり軸 受の外輪を押圧するための押圧部材が介装され、該押圧部材は、間座の幅寸法に 応じて軸方向に弾性変形する剛性を有する弾性部を備えるものである。
【0007】
【作用】
上記課題解決手段において、押圧部材は、軸方向に弾性変形する弾性部を有し ているから、弾性部を間座幅の変化に追従して弾性変形させることができる。し たがって、軸受蓋を現物合わせ加工する必要がなくなり、工数が少なくて済む。 また、軸受蓋と外輪との間に隙間を必要とせず、軸が軸方向に移動する恐れも ない。
【0008】 さらに、軸受蓋をハウジングに取り付ける際に、押圧部材を軸受の軸方向に弾 性変形させて締めつけることができるので、軸受蓋の押さえ面と外輪の座面の平 行度誤差を押圧部材の弾性部で吸収することができ、軸受蓋の加工及び取り付け が容易となる。
【0009】
【実施例】 以下、本考案の一実施例を図1に基づいて説明する。図1は本考案の一実施例 に係る予圧調整装置を装備したスピンドルの断面図である。 図示の如く、本実施例の予圧調整装置を装備したスピンドルは、スピンドル軸 11とハウジング17との間に介在された一対の転がり軸受12,13間に、所 定の予圧を与えるよう幅寸法が調整された間座14が介在され、軸受蓋15によ って一方の転がり軸受12の外輪16端面を押圧して両軸受12,13の外輪1 6,20がハウジング17に固定されており、軸受蓋15と転がり軸受12の外 輪16との間に、転がり軸受12の外輪16を押圧するための押圧部材18が介 装されている。なお、図中19は軸止めである。
【0010】 前記転がり軸受12,13は、外輪16,20と内輪21,22との間に転動 体23,24をそれぞれ介在させて成る。そして、両軸受12,13の内輪21 ,22間には、両者間の間隔を規制するスリーブ30が介在されている。また、 一方の軸受12の内輪21は、スピンドル軸11の一端部に形成された鍔部11 aに係止されて軸方向、すなわち図において左側への移動が規制されており、他 方の軸受13の外輪20は、ハウジング17の端部に形成された鍔部17aに係 止されて図において右側への移動が規制されている。
【0011】 前記軸受蓋15は、内周に凹部を有するリング状に形成されており、スピンド ル軸11に外嵌されると共にハウジング17の端面にボルト等(図示せず)を介 して固定されている。 前記ハウジング17は、転がり軸受12,13を包囲して保持するよう、円筒 形に形成されている。
【0012】 前記押圧部材18は、十分な押圧力(トンオーダ)と剛性を確保するため鉄等 の金属から成る。そして、押圧部材18は、軸受蓋15の屈曲部内壁に当接する 大径の第一環状体25と、軸受12の外輪16の端面に当接する小径の第二環状 体26と、該第一環状体25と第二環状体26との間に設けられ軸方向に弾性変 形する環状の弾性部27とを備えており、両環状体25,26および弾性部27 は一体形成されている。
【0013】 上記スピンドルは、以下のようにして組み立てられる。まず、一対の転がり軸 受12,13を所定間隔隔離してスピンドル軸11に嵌入し、転がり軸受12, 13に所定の予圧を与えるよう幅寸法が調整された間座14、およびスリーブ3 0を介在させ、転がり軸受12,13を包囲して保持するかたちでハウジング1 7を嵌め込む。そして、押圧部材18の第一環状体26を一方の軸受12の外輪 16に当接させる。しかる後、軸受蓋15をスピンドル軸11に嵌め込みハウジ ング17の端面にボルト止めして、押圧部材18の第二環状体25を軸受蓋15 に当接させる。最後に、スピンドル軸11に軸止め19を嵌め込んでスピンドル 軸11の抜けを防止して組立が完了する。
【0014】 上記押圧部材18は、軸方向に弾性変形する弾性部27を備えているから、弾 性部27を外輪間座14の幅変化に追従して弾性変形させることができる。した がって、図2の予圧調整装置のように、軸受蓋15を現物合わせ加工する必要が なくなり、工数が少なくて済む。 また、図3の予圧調整装置のように、軸受蓋15と外輪16との間に隙間を必 要とせず、スピンドル軸11が軸方向に移動する恐れもなくなる。
【0015】 さらに、軸受蓋15をハウジング17に取り付ける際に、押圧部材18の弾性 部27を軸受12の軸方向にたわませて押圧部材18を弾性的に締めつけること ができるので、軸受蓋15の押さえ面と外輪16の座面の平行度誤差を押圧部材 18の弾性部27で吸収することができ、軸受蓋15の加工及び取り付けが容易 となる。
【0016】 なお、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、本考案の範囲内で上記 実施例に多くの変更または修正を加え得ることは勿論である。 例えば、押圧部材18の形状は、弾性部27を軸方向に弾性変形させる形状で あればよい。 また、上記実施例において、円錐ころ軸受を利用する場合でも本考案の目的は 達成できる。
【0017】
【考案の効果】
以上の説明から明らかな通り、本考案の予圧調整装置では、押圧部材が、軸方 向に弾性変形する弾性部を有しているから、弾性部を間座の幅変化に追従して弾 性変形させることができる。したがって、軸受蓋を現物合わせ加工する必要がな くなり、工数が少なくて済む。
【0018】 また、軸受蓋と外輪との間に隙間を必要とせず、軸が軸方向に移動する恐れも ない。 さらに、軸受蓋をハウジングに取り付ける際に、押圧部材を軸受の軸方向に弾 性変形させて締めつけることができるので、軸受蓋の押さえ面と外輪の座面の平 行度誤差を押圧部材の弾性部で吸収することができ、軸受蓋の加工及び取り付け が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る予圧調整装置を装備し
たスピンドルの断面図である。
【図2】従来例に係る予圧調整装置の要部断面図であ
る。
【図3】他の従来例に係る予圧調整装置の要部断面図で
ある。
【符号の説明】
11 スピンドル軸 12,13 転がり軸受 14 間座 15 軸受蓋 16,20 外輪 17 ハウジング 18 押圧部材 27 弾性部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の転がり軸受間に、所定の予圧を与え
    るよう幅寸法が調整された間座が介在され、ハウジング
    の端面に設けられた軸受蓋によって一方の転がり軸受の
    外輪端面を押圧して両軸受の外輪をハウジングに固定す
    る予圧調整装置において、前記軸受蓋と転がり軸受の外
    輪との間に、転がり軸受の外輪を押圧するための押圧部
    材が介装され、該押圧部材は、間座の幅寸法に応じて軸
    方向に弾性変形する剛性を有する弾性部を備えることを
    特徴とする予圧調整装置。
JP9483291U 1991-11-19 1991-11-19 予圧調整装置 Pending JPH0545238U (ja)

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JPH0545238U true JPH0545238U (ja) 1993-06-18

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JP9483291U Pending JPH0545238U (ja) 1991-11-19 1991-11-19 予圧調整装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017145812A1 (ja) * 2016-02-25 2017-08-31 Ntn株式会社 電動式直動アクチュエータおよび電動ブレーキ装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6131502B2 (ja) * 1980-07-21 1986-07-21 Hitachi Ltd
JPS6256615A (ja) * 1985-09-03 1987-03-12 Nec Corp 送りねじ支持機構

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