JPH062447Y2 - 竪形モ−タ軸付玉軸受ユニット - Google Patents

竪形モ−タ軸付玉軸受ユニット

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JPH062447Y2
JPH062447Y2 JP1983170327U JP17032783U JPH062447Y2 JP H062447 Y2 JPH062447 Y2 JP H062447Y2 JP 1983170327 U JP1983170327 U JP 1983170327U JP 17032783 U JP17032783 U JP 17032783U JP H062447 Y2 JPH062447 Y2 JP H062447Y2
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JP
Japan
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motor shaft
rolling
rolling surface
ball bearing
motor
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JP1983170327U
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JPS6099855U (ja
Inventor
優次 藤原
信夫 小保方
Original Assignee
エヌティエヌ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は竪形モータ軸付玉軸受ユニットに関するもので
ある。
「従来の技術」 第1図に示す如く一般にVTRシリンダーヘッドモー
タ、キャプスタンモータ、マイクロフロッピーモータ、
ラインプリンター等の超小型モータ(1)のモータ軸
(2)の外周にはモータ軸(2)の上部に取付けた回転
体(3)を支承する一対に玉軸受(4)(4)を配置し
ている。上記回転体(3)の振れを極力小さくする場
合、上記玉軸受(4)(4)の振れを小さく、更に上記
回転体(3)の振れに対する剛性を増大させる必要があ
るが、上記超小型モータ(1)のモータ軸(2)に装着
する玉軸受(4)(4)は肉薄のため、内輪(5)
(5)の変形防止から内輪(2)とモータ軸(2)との
はめあいがルーズになり、そのままでは回転体(3)の
振れを極力小さく押えることができなかった。このため
従来は、玉軸受(4)(4)をモータ軸(2)に組込む
時、玉軸受(4)(4)の内輪(5)(5)とモータ軸
(2)とのはめあいが適当となるもの同士を選別する、
云わゆる現物合せを行なうか、又は玉軸受(4)(4)
の内輪(5)(5)をモータ軸(2)に接着している。
或は第1図に示す如く、一対の玉軸受(4)(4)の外
輪(6)(6)間にスプリング7を介在させ、玉軸受
(4)(4)に予圧を与えるようにしている。
「考案が解決しようとする課題」 しかし上記した如く、現物合せを行なったり、又接着処
理を行うと玉軸受(4)(4)のモータ軸(2)への組
込作業が非常に繁雑になるといった欠点があり、又、予
圧方式に於いては予圧調整が困難になると共に回転精度
が出し難いといった欠点もあった。更に両玉軸受(4)
(4)間にスプリング(7)を介在させる場合には、両
玉軸受(4)(4)間にスプリング(7)を介在させる
ためのスペースを設ける必要が生じ、装置全体をコンパ
クトに押さえることはできないといった欠点もあった。
そこで、この考案の目的は、超小型モータのモータ軸に
回転体を支承する玉軸受を組み込む時にモータ軸と玉軸
受との現物合わせを行なったり、一対の玉軸受間にスプ
リングを介在させたりしなくても、回転体の径方向及び
軸方向の振れを極力押さえることができるようにし、か
つ、装置全体をコンパクトにすることである。
課題を解決するための手段 この考案は、超小型モータのモータ軸に組み込む玉軸受
を、超小型モータと一体化して竪型モータ軸付玉軸受ユ
ニットを構成した。すなわち、この考案の竪型モータ軸
付玉軸受ユニットは、モータ軸の上部に回転体を取り付
け、下部に駆動用超小型モータを装置するためのもの
で、モータ軸、外輪、および、それらの間に介在する転
動体を主要な構成要素とする。
モータ軸は垂直に配置され、上部に回転体、下部に超小
型モータのロータを固定し、中間部外周面に複列の転走
面を直接形成する。
外輪は、超小型モータのステータ内側部に組み込まれ、
モータ軸側の転走面と対応する転走面を内周面に形成す
る。
モータ軸外周面の転走面と外輪内周面の転走面とは対向
して転動体が転走するための複列の軌道を構成する。
転走面の接触角は15°〜40°の外向きに設定する。ここ
に、接触角とは、軸受の中心軸に垂直な平面と転動体荷
重(転動体と軌道輪との接触部に働く力)の合成力の作
用線とのなす角をいう。また、外向きとは、複列外向き
アンギュラ玉軸受と同様に、転動体荷重の作用線の交点
がピッチ円の外側にあることを意味する。
モータ軸側の転走面と外輪側の転走面とでは、組み立て
た状態で転動体に所定の予圧を付与するように、外輪側
の転走面の間隔をモータ軸側の転走面の間隔より大きく
する。そのために、たとえば、外輪の内周面にそのよう
な間隔の複列の転走面を形成するほか、単列の転走面を
形成した2つの外輪を使用してそれらの合わせ面を所定
量突出させてもよい。なお、後者の場合でも、外輪はケ
ースに圧入して固定されるため、外輪の転走面の間隔は
常に一定である。
作用 モータ軸の外周面に直接転走面を形成することにより軸
受内輪を省略する。その結果、モータ軸と内輪との間の
ガタに起因する振れを無くすることができる。転走面の
接触角を上記の範囲にし、また、転走面の間隔を上記の
ように設定することは、軸受の剛性を高めて、モータ軸
の上部に固定された回転体の径方向及び軸方向の振れの
防止に役立つ。
実施例 第2図は本考案に係る竪形モータ軸付玉軸受ユニットを
VTRシリンダーヘッドモータに組み込んだ時の状態を
示す断面図である。図中(10)はVTRシリンダーヘッド
モータであり、当該モータ(10)は下部の外周にロータ(1
1)が嵌合され、上部にヘッド(12)が取付けられたモータ
軸(13)と、上記ロータ(11)の外周に所定の間隔を隔てて
配置したステータ(14)と、上記モータ軸(13)、ロータ(1
1)及びステータ(14)を収納するケース(15)とによって形
成してある。(16)はモータ軸(13)とケース(15)との間に
介在させた竪形モータ軸付玉軸受ユニットであり、当該
竪形モータ軸付玉軸受ユニット(16)は、モータ軸(13)の
外周面に直接設けた2条の転走面(17)(17)と、同じく2
列の転走面(18)(18)を有する外輪(19)と、モータ軸(13)
及び外輪(19)間に収容された転動体(20)によって形成し
てある。この竪形モータ軸付玉軸受ユニット(16)の転動
体(20)とモータ軸(13)及び外輪(19)との接触角θ(第3
図参照)はヘッド(12)に生じるラジヤル荷重に対して、
その支承力を増大させる為に、15゜〜40゜の外向きに設定
してあり、又外輪(19)に設ける転走面(18)(18)の間隔は
モータ軸(13)に設ける転走面(17)(17)の間隔から通常設
定される量より、更に所定量だけ大きくなるようにして
あり、転走面(17)(17)(18)(18)間に転動体(20)を収納し
た時、軸付軸受ユニット(16)に所定量の予圧を与えるよ
うにしてある。尚この予圧量は軸受の基本静定格荷重の
5〜15%程度にしておくのが適当である。又図中(21)は
外輪(19)の両端部に装着した密封板である。
第3図は本考案に係る竪形モータ軸付玉軸受ユニット(1
6)の第2の実施例を示す図面である。この図に示す実施
例は、モータ軸(13)の外周に1条の転走面(30)を有する
一対の外輪(31)(31)を背面組合せとなるようにして組込
み、モータ軸(13)の外周面に直接設けた2条の転走面(1
7)(17)と対応する2条の転走面(30)(30)を設けたもので
あり、その他の構造は上記第1の実施例と同様である。
当該一対の外輪(31)(31)の両合せ面は通常設定される量
より、更に夫々所定量突出しており、即ちマイナス隙間
Δaが設けてあり、両外輪(31)(31)を組合せた時、上記
第1の実施例と同様、竪形モータ軸付玉軸受ユニット(1
6)に所定量の予圧を与えるようにすると共に、転動体(2
0)とモータ軸(13)及び外輪の転走面との接触角θが15°
〜40°の外向きとなるようにしてある。
尚、上記マイナス隙間Δaは次式によって求めればよ
い。
Δa:組合せ面のマイナス隙間 μm Z :1列の転動体数 dw:転動体直径mm α :接触角 度 Pa:軸受内部予圧量 又この実施例の場合、モータ軸(16)を垂直な状態で使用
し、且つ、転動体(20)の保持器として冠型保持器(32)を
使用する時には、冠型保持器(32)のポケット部の摩耗に
よる保持器脱落を防止する為、両冠型保持器(32)とも図
示の如く環状部側が上側となるように組込む。又このよ
うにして冠型保持器(32)を組込めは、保持器の振動によ
る騒音を防止する効果も生じる。
「考案の効果」 上記した如く、モータ軸に直接転走面を形成すれば、玉
軸受の内輪を省略できるため、モータ軸と内輪との間の
ガタに対して生じる振れを無くすことができ、又軸付軸
受ユニットに15°〜40°程度の接触角を付けると共に、
内部予圧を与えることにより、径方向及び軸方向の振れ
を押えることができるため、竪形モータ軸付玉軸受ユニ
ットの精度を向上できる。又モータ軸に直接転走面を設
け、且つ転走面の間隔によって内部予圧を与えれば、内
輪が不要になると共に軸受に予圧を与えるためのスプリ
ング等の弾性部材を介在させる必要がなくなるため、竪
形モータ軸付玉軸受ユニットを小型化できると同時に、
竪形モータ軸付玉軸受ユニットの超小型モータへの組込
みが非常に容易になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は超小型モータのモータ軸支持装置の従来例を示
す図面、第2図は本考案に係る竪形モータ軸付玉軸受ユ
ニットを超小型モータに組込んだ実施例を示す断面図、
第3図は竪形モータ軸付玉軸受ユニットの他の実施例を
示す断面図である。 (10)…VTRシリンダーヘッドモータ、(13)…モータ
軸、(16)…竪形モータ軸付玉軸受ユニット、(17)(18)(3
0)…転走面、(19)(31)…外輪、(20)…転動体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部に回転体、下部に当該回転体を駆動す
    るための超小型モータのロータを固定し、中間部外周に
    直接複列の転走面を形成した垂直なモータ軸と、上記超
    小型モータのステータ内側部に組み込まれ、モータ軸の
    転走面と対応する転走面を有する外輪と、上記モータ軸
    と外輪との間に収容される転動体とによって構成し、上
    記転動体とモータ軸および外輪との接触角を15°〜40°
    の外向きに設定すると共に上記モータ軸の転走面の間隔
    に対する上記外輪の転走面の間隔を所定の予圧量に相当
    する量だけ大きくすることにより、上記回転体の径方向
    及び軸方向の振れを抑制するようにしたことを特徴とす
    る竪型モータ軸付玉軸受ユニット。
JP1983170327U 1983-11-01 1983-11-01 竪形モ−タ軸付玉軸受ユニット Expired - Lifetime JPH062447Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1983170327U JPH062447Y2 (ja) 1983-11-01 1983-11-01 竪形モ−タ軸付玉軸受ユニット

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1983170327U JPH062447Y2 (ja) 1983-11-01 1983-11-01 竪形モ−タ軸付玉軸受ユニット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6099855U JPS6099855U (ja) 1985-07-08
JPH062447Y2 true JPH062447Y2 (ja) 1994-01-19

Family

ID=30371869

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1983170327U Expired - Lifetime JPH062447Y2 (ja) 1983-11-01 1983-11-01 竪形モ−タ軸付玉軸受ユニット

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5397701U (ja) * 1977-01-12 1978-08-08

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JPS6099855U (ja) 1985-07-08

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