JPH0545224U - ボールジヨイント - Google Patents

ボールジヨイント

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JPH0545224U
JPH0545224U JP101859U JP10185991U JPH0545224U JP H0545224 U JPH0545224 U JP H0545224U JP 101859 U JP101859 U JP 101859U JP 10185991 U JP10185991 U JP 10185991U JP H0545224 U JPH0545224 U JP H0545224U
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JP
Japan
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bearing
socket
ball stud
dust cover
fitted
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Pending
Application number
JP101859U
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English (en)
Inventor
洋 飯塚
和幸 小林
義明 清水
Original Assignee
株式会社リズム
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】ボールスタッド1とベアリング2とソケット3
とダストカバー4とからなるボールジョイントにおい
て、ベアリング2の外周面23の上部と下部にフランジ
部24と複数の爪部25をそれぞれ設け、ベアリングの
内腔部21内にボールスタッドの球状部11を嵌装し、
小径嵌着部43をボールスタッド軸部12に嵌着したダ
ストカバー4の大径嵌着部42をベアリング2のフラン
ジ部24下面に接合してベアリング2をソケット3内に
圧入することにより、爪部25がソケット3の下縁32
に係合し、ダストカバー4の大径嵌着部42がフランジ
部24とソケット3の上縁31との間で圧接挟持されて
組付固定される構造とした。 【効果】上記によりボールスタッド1の揺動角はベアリ
ング2の揺動開口部22にて規制され、作動トルクは内
腔部21の径によって決まり、引き抜き荷重は爪部25
で支持され、ばらつきのない製品を安価に得ることがで
きる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はボールジョイントに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図4に示すように、一端に球状部11をもったボールスタッド1と、該ボール スタッド1の球状部11を嵌装抱持する合成樹脂製のベアリング2と、該ベアリ ング2を圧入嵌着するソケット3とからなり、球状部11を嵌装抱持したベアリ ング2をソケット3の上部開口部よりソケット3内に圧入し、該ソケット3の開 口部端縁を内側にかしめてベアリング2を組付固定した構造のボールジョイント は、従来より各種リンク類の連結用として広く用いられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ボールジョイントにおいては、ボールスタッドの揺動可能範囲(揺動角)及び 作動トルク(ベアリングの球状部締め代によって決まる)が用途によってそれぞ れ設定されるが、上記従来のボールジョイント構造のものでは、ボールスタッド 1の揺動角はソケット3の上部開口部端縁のかしめ部3aの内側面によって決ま り、又作動トルクは該かしめ部3aによるベアリング2の押圧代によって大きな 影響を受けるので、上記揺動角及び作動トルクを設定値通りに正しく製作するた めにはソケット3のかしめ部3aの精度を高くする必要があり、そのために製作 コストが高くなるという課題を有している。
【0004】 本考案は、上記従来の課題に対処することを主目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案はボールジョイントにおいて、ベアリングを、ボールスタッドの球状部 を嵌装抱持する内腔部の上部に揺動開口部をもち外周面の上部と下部にフランジ 部と複数の爪部をそれぞれ突設した構造に合成樹脂にて一体に形成し、該ベアリ ングの内腔部にボールスタッドの球状部を嵌装し、ゴム等の弾性材よりなるダス トカバーの小径嵌着部をボールスタッド軸部に嵌着し大径嵌着部を上記フランジ 部の下面に接合した状態で該ベアリングをほぼ筒状のソケット内に圧入すること により、ベアリングの爪部がソケットの下縁に係合しダストカバーの大径嵌着部 がフランジ部とソケット上縁とに圧接挟持された状態で組付固定されることを第 1の特徴とし、上記ダストカバーの大径嵌着部にほぼコ字状若しくはU字状断面 の補強環を嵌装し、該大径嵌着部が該補強環を介してベアリングのフランジ部と ソケット上縁との間にて圧接挟持されて組付固定されることを第2の特徴とする ものである。
【0006】
【作用】
上記によりボールスタッドの揺動角はベアリングの揺動開口部のみにて規制さ れ、作動トルクは主として球状部の径に対するベアリング内腔部の径によって決 まり、又ボールスタッドの引き抜き方向荷重はソケット下縁に係合するベアリン グの爪部にて支持される、というようにベアリングの各部位が各々の機能を分担 するので要求機能に応じたベアリング各部位の精度を出すことでばらつきのない 機能の良いボールジョイントを容易に得ることができ、従来のかしめ工程を省略 でき且つ組立性が良好であるので大幅なコストダウンをはかり得る。更にダスト カバーの大径嵌着部に補強環を嵌装することにより、ボールスタッドの軸方向荷 重に対し高い剛性を得ることができる。
【0007】
【実施例】
以下本考案の実施例を図面を参照して説明する。
【0008】 図1及び図2は本考案の第1の実施例を示すもので、1は一端部に球状部11 を有するボールスタッド、2は上記球状部11を嵌装抱持する合成樹脂製のベア リング、3は該ベアリング2を圧入嵌着するソケット、4はゴム等の弾性材より なるダストカバーであり、本考案のボールジョイントは該ボールスタッド1,ベ アリング2,ソケット3及びダストカバー4を構成要素として構成される。
【0009】 ベアリング2は、ボールスタッド1の球状部11が嵌装される球面状の内腔部 21と揺動開口部22とを有すると共に外周面23の上部に外方に突出するフラ ンジ部24を有し且つ外周面23の下部に外方に突出する複数の爪部25をもっ た構造に合成樹脂にて一体に形成される。 ソケット3は、ベアリング2の外周面23が圧入嵌合される内径と該外周面2 3の高さより所定寸法だけ小なる高さをもった筒状体により構成される。
【0010】 ダストカバー4は、ベローズ部41の両端に上記ベアリング2の外周面23に 嵌合されフランジ部24の下面に接合される大径嵌着部42とボールスタッド1 の軸部12に嵌着される小径嵌着部43とをもった形状にゴム等の弾性材にて一 体に形成される。
【0011】 そして、図2の(A)に示すように、先ずボールスタッド1の球状部11をベ アリング2の揺動開口部22より内腔部21内に圧入し、ダストカバー4の小径 嵌着部43をボールスタッド1の軸部12に嵌装し大径嵌着部42をベアリング 2の外周面23に嵌装してフランジ部24の下面に接合させる。このようにボー ルスタッド1とダストカバー4を組み付けたベアリング2をソケット3内に上か ら下へと圧入する。するとベアリング2は下部の爪部25が弾性変形しつつソケ ット3内に嵌め込まれ、爪部25がソケット3の下端に達すると弾性復元してソ ケット3の下縁32に係合し、ソケット3の上縁31がダストカバー4の大径嵌 着部42の下側に圧接して組み付けられ、図1に示すボールジョイントが構成さ れる。
【0012】 この組付状態では、ダストカバー4の大径嵌着部42は、図2の(B)に示す ように、ベアリング2のフランジ部24とソケット3の上縁31との間にて所定 の締め代で圧接挟持され、その締め代にて的確なシールが行われ球状部11とベ アリング内腔部21との摺動部に外部から埃や水等のダストが侵入するのを防止 し、又ベアリング2はがた付きなくソケット3にしっかりと嵌着される。
【0013】 このようにして構成されたボールジョイントは、ボールスタッド1の揺動角は ベアリング2の揺動開口部22によって規制され、ボールスタッド1の作動トル クは球状部11の径に対するベアリング2の内腔部21の径によって決まり、又 ボールスタッド1に作用する引き抜き方向外力は主としてソケット3の下縁32 に係合している爪部25によって支持されるというように、ベアリング2の各部 位が各々の機能を分担することになるので、ベアリング2の形成に当たり要求機 能に応じた各部位の精度を出すことにより、揺動角,作動トルク,ボールスタッ ド引き抜き力等のばらつきのない製品を容易に得ることができる。又従来のかし め工程を省略できるので組立性が極めて良好であり安価となる。
【0014】 図3は本考案の第2の実施例を示すもので、この例ではダストカバー4の大径 嵌着部42にほぼコ字状断面若しくはU字状断面の補強環44(例えばスチール 或はプラスチック等の剛性の高い材質で構成される)を嵌装し、大径嵌着部42 が該補強環44を介してベアリング2のフランジ部24とソケット3の上縁31 とに圧接挟持される構成としたものであり、その他の構成は図1及び図2に示す 第1の実施例のものと同じであり、ボールスタッド1の揺動角をベアリング2の 揺動開口部22で規制し、ボールスタッド1の作動トルクはベアリング2の内腔 部21の径で決まり、ボールスタッド1の引き抜き方向荷重をベアリング2の爪 部25で支持する点等は前記第1の実施例のものと同じである。
【0015】 上記の機能に加えこの第2の実施例のものは、ゴム等の弾性材よりなるダスト カバー4の大径嵌着部42に補強環44を嵌装したことにより、ボールスタッド 1の軸方向荷重に対し高い剛性を得ることができるものである。
【0016】
【考案の効果】
上記のように本考案によれば、従来ソケットの開口端縁のかしめ部によりボー ルスタッドの揺動角の規制,作動トルクの決定,引き抜き方向荷重の支持等を行 っていたのに対し、ボールスタッドの揺動角の規制はベアリングの揺動開口部に て行い、作動トルクはベアリング内腔部径で決定し、引き抜き方向荷重はベアリ ングの爪部で支持するものであるから、これら揺動角,作動トルク,引き抜き方 向荷重等を設定値通りにばらつきなく構成することが容易となり、又かしめ工程 は不要となり組立作業性の向上,及び大幅なコストダウンをはかることができる もので、実用上多大の効果をもたらし得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例を示す縦断側面図であ
る。
【図2】(A)は図1のものの組立順序を説明する縦断
側面図、(B)は図1のB部の拡大図である。
【図3】本考案の第2の実施例を示す縦断側面図であ
る。
【図4】従来のボールジョイントの一例を示す縦断側面
図である。
【符号の説明】
1 ボールスタッド 2 ベアリング 3 ソケット 4 ダストカバー 11 球状部 12 軸部 21 内腔部 22 揺動開口部 23 外周面 24 フランジ部 25 爪部 31 上縁 32 下縁 42 大径嵌着部 43 小径嵌着部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端部に球状部を有するボールスタッド
    と、該ボールスタッドの球状部を嵌装抱持する内腔部の
    上部にボールスタッドの揺動角を規制する揺動開口部を
    もち外周面の上部にはフランジ部が突設され外周面の下
    部には爪部が複数箇所突設された構造に合成樹脂にて一
    体に形成されたベアリングと、該ベアリングの外周面が
    嵌着されるほぼ筒状のソケットと、ベアリングのフラン
    ジ部とソケットの上縁とに圧接挟持される大径嵌着部と
    ボールスタッドの軸部に嵌着される小径嵌着部を両端部
    にもったゴム等の弾性材よりなるダストカバーとから構
    成されるボールジョイントであって、ボールスタッドの
    球状部を内腔部内に嵌装しダストカバーの小径嵌着部を
    ボールスタッド軸部に嵌着し大径嵌着部をフランジ部下
    面に接合させてベアリングをソケット内に圧入すること
    によりベアリングの爪部がソケットの下縁に係合しダス
    トカバーの大径嵌着部がソケットの上縁に圧接して組付
    固定されることを特徴とするボールジョイント。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のボールジョイントにお
    いて、ダストカバーの大径嵌着部にほぼコ字状若しくは
    U字状の断面形状の補強環を嵌装し、該大径嵌着部が補
    強環を介してベアリングのフランジ部とソケットの上縁
    とに圧接挟持される構成としたことを特徴とするボール
    ジョイント。
JP101859U 1991-11-15 1991-11-15 ボールジヨイント Pending JPH0545224U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010137768A (ja) * 2008-12-12 2010-06-24 Toyota Motor Corp サスペンション挙動推定方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5343164B2 (ja) * 1973-04-24 1978-11-17

Patent Citations (1)

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