JP2010137768A - サスペンション挙動推定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】サスペンション機構の挙動を正確に把握する。
【解決手段】サスペンション挙動評価システムにおいて、解析条件取得部は、車両本体に対する鉛直方向への車輪の変位、および車輪の転舵角度を取得する。挙動推定部は、取得した車輪の変位および転舵角度を利用して、第1ボールジョイント24の基準スタッド軸z回りの第1揺動角θ1と、第1ボールジョイント24の基準垂直軸x回りの第3揺動角θ3と、を算出する。挙動推定部は、算出された第3揺動角θ3を利用して、第1ボールジョイント24の基準タイロッド軸y回りの第2揺動角θ2を算出する。挙動推定部は、算出された第1揺動角θ1、第2揺動角θ2、および第3揺動角θ3を利用してサスペンション機構の挙動を推定する。
【選択図】図3

Description

本発明は、サスペンション挙動推定方法に関し、特に、車輪を支持するステアリングナックルと、端部の各々がボールジョイントを介してステアリングナックルおよび車両本体の双方に連結されるタイロッドと、を有するサスペンション機構の挙動を推定するサスペンション挙動推定方法に関する。
車輪が路面の凹凸に乗り上げたときに車両本体に対する鉛直方向への車輪の変位をある程度許容すべく、一般に、車両の車輪周辺にはサスペンション機構が設けられている。ここで、高い安全性を確保しながら軽量化を図るべく、サスペンション部品の発生応力の計算や形状の更新を行う自動車用サスペンション部品の設計方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−14744号公報
車両を旋回させるために、例えば前輪など所定の車輪は転舵可能に設けられている。したがって、車輪が変位しまたは転舵された場合においても、車輪周辺の部品同士が互いに干渉しないよう充分な隙間が存在するかを評価する隙間評価を適切に実施する必要がある。近年、このような干渉が発生しないよう、CAE(Computer Aided Engineering)によるシミュレーションによって試作前にサスペンション機構10の構成を充分に確認する技術の開発が進められている。昨今における車両の小型化、開発期間短縮の要求に適切に応じるため、このようなCAEによる干渉評価の精度向上に対するニーズが益々高まっている。
ここで、一般的なサスペンション機構は、ステアリングナックルや、車輪を転舵させるためのタイロッドを含む。このため、このステアリングナックルとタイロッドは通常ボールジョイントを介して連結され、タイロッド軸とボールジョイントのスタッド軸とは、互いに揺動可能に設けられている。一方、車両本体とタイロッドとの間もボールジョイントで連結されている場合、タイロッドも自身のタイロッド軸を中心に揺動可能となり、正確な隙間評価のためにはさらにこの点も考慮する必要がある。
そこで、本発明は上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的は、サスペンション機構の挙動を正確に把握することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様のサスペンション挙動推定方法は、車輪を支持するステアリングナックルと、ステアリングナックルにボールジョイントを介して一端が連結されるタイロッドと、を有するサスペンション機構の挙動を推定するサスペンション挙動推定方法において、車両本体に対する鉛直方向への車輪の変位、および車輪の転舵角度を取得するステップと、車輪が転舵されておらず車両本体に対して車輪の鉛直方向の位置が基準位置にあるときのステアリングナックルに連結されるボールジョイントのスタッドの中心軸を基準スタッド軸としタイロッドの両端を結ぶ直線を基準タイロッド軸とし基準タイロッド軸と基準スタッド軸の双方に直交する軸を基準垂直軸としたとき、取得した車輪の変位および転舵角度を利用して、ボールジョイントの基準スタッド軸回りの第1揺動角θ1と、ボールジョイントの基準垂直軸回りの第3揺動角θ3と、を算出するステップと、算出された第3揺動角θ3を利用して、ボールジョイントの基準タイロッド軸回りの第2揺動角θ2を算出するステップと、算出された第1揺動角θ1、第2揺動角θ2、および第3揺動角θ3を利用してサスペンション機構の挙動を推定するステップと、を備える。
この態様によれば、第2揺動角θ2を利用してサスペンション機構の挙動を推定することができる。このため、タイロッドやステアリングナックルなどの部品の挙動を正確に把握することが可能となり、サスペンション機構の挙動を正確に推定することができる。
第2揺動角θ2を算出するステップは、第2揺動角θ2がとり得る最大値を許容揺動角θmaxとして、
Figure 2010137768
によって第2揺動角θ2を算出するステップを含んでもよい。
この態様によれば、許容揺動角θmaxを利用することによって第3揺動角θ3から第2揺動角θ2を簡易に算出することが可能となる。このため、簡易な演算でサスペンション機構の挙動を正確に推定することができる。
サスペンション機構の挙動を推定するステップは、算出されたボールジョイントの第1揺動角θ1、第2揺動角θ2、および第3揺動角θ3を利用して、ボールジョイントにステアリングナックルを介して連結される車輪の向きを推定するステップを含んでもよい。
この態様によれば、推定された車輪の向きを利用して、例えば車輪周辺の部品と車輪との隙間評価を実施することも可能となり、サスペンション機構を円滑に設計することが可能となる。
本発明によれば、サスペンション機構の挙動を正確に把握することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態(以下、「実施形態」という。)について詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係るサスペンション挙動評価システム(図示せず)による挙動推定の対象となるサスペンション機構10の構成を模式的に示す図である。サスペンション機構10は、車輪12、ステアリングナックル14、アッパーコントロールアーム16、ロアコントロールアーム18、ラックバー20、タイロッド22、第1ボールジョイント24、および第2ボールジョイント26を備える。
ステアリングナックル14は、ステアリングハブ(図示せず)などを介して回転可能に車輪12を支持する。アッパーコントロールアーム16は、一端がステアリングナックル14の上部に連結され、他端が車両本体(図示せず)に連結される。ロアコントロールアーム18は、一端がステアリングナックル14の下部に連結され、他端が車両本体に連結される。アッパーコントロールアーム16およびロアコントロールアーム18は、車両本体に対して鉛直方向に変位可能となるようステアリングナックル14を支持する。
タイロッド22の一端は、第1ボールジョイント24を介してステアリングナックル14に連結される。タイロッド22の他端は、第2ボールジョイント26を介してラックバー20に連結される。以下、タイロッド22と第1ボールジョイント24との揺動中心、およびタイロッド22と第2ボールジョイント26との揺動中心を結ぶ直線をタイロッド軸22aとする。
ラックバー20は、ラック機構(図示せず)、およびステアリングシャフト(図示せず)を介して車両客室内に設けられたステアリングホイールに連結されており、このステアリングホイールが運転者によって回されることによって、車両左右方向に推進する。これにより、タイロッド22も車両左右方向に推進され、ステアリングナックル14が回動されて車輪12が転舵される。
図2は、ステアリングナックル14とタイロッド22との連結部分の断面図である。第1ボールジョイント24は、球状のボール部24aと円錐台状に伸びるスタッド24bが一体的に結合した形状に形成される。スタッド24bは、中心軸であるスタッド軸24cがボール部24aの中心を通るよう設けられている。このボール部24aがタイロッド22の一端に所定範囲内で回転可能となるよう連結される。スタッド24bは、ステアリングナックル14の取付孔に挿通され固定される。なお、図2に示すθmaxは、第1ボールジョイント24の許容揺動角を示す。タイロッド22に対する第1ボールジョイント24の揺動角度は、この許容揺動角θmax以内に規制される。
図3は、タイロッド22と第1ボールジョイント24との関係を模式的に示す図である。本実施形態において、車両が停車中における車両本体に対する車輪12の鉛直方向の位置を基準位置とする。ここで、車輪12が転舵されていない、すなわち転舵角度がゼロ度であり、且つ車両本体に対して車輪12の鉛直方向の位置が基準位置にあるときの、ステアリングナックル14に連結される第1ボールジョイント24のスタッド24bの中心軸を基準スタッド軸zとする。また、このときのタイロッドの両端を結ぶ直線を基準タイロッド軸yとする。さらに基準タイロッド軸yと基準スタッド軸zの双方に直交する軸を基準垂直軸xとする。
また、基準スタッド軸z回りの第1ボールジョイント24の揺動角を第1揺動角θ1とし、基準タイロッド軸y回りの第1ボールジョイント24の揺動角を第2揺動角θ2とし、基準垂直軸x回りの第1ボールジョイント24の揺動角を第3揺動角θ3とする。基準スタッド軸zとスタッド軸24cとが成す角度が第1ボールジョイント24の揺動角θとなる。
図4は、本実施形態に係るサスペンション挙動評価システム50の構成を示す機能ブロック図である。サスペンション挙動評価システム50は、PC52およびPC52に接続されるディスプレイ54を有する。PC52は、各種演算処理を実行するCPU、各種制御プログラムを格納するROM、データ格納やプログラム実行のためのワークエリアとして利用されるRAMを有する。
PC52には、サスペンション機構10を構成する各部品の挙動を推定する挙動推定ソフトウェアが組み込まれている。図4においてPC52は、CPU、ROM、RAMなどのハードウェア、およびこの挙動推定ソフトウェアとの連携によって実現される機能ブロックが描かれている。なお、これらの機能ブロックはハードウェアおよびソフトウェアの組合せによって様々な形で実現することができる。
PC52は、モデル構築部56、解析条件取得部58、挙動推定部60、および表示制御部62を有する。モデル構築部56は、サスペンション機構10の解析モデルを構築する。解析条件取得部58は、マウスやキーボードなどの入力装置を用いてユーザによって入力されたサスペンション機構10の挙動解析に必要な挙動解析条件を取得する。挙動推定部60は、サスペンション機構10を構成する各部品の挙動を推定する。表示制御部62は、推定されたサスペンション機構10の挙動をディスプレイ54に表示させる。
図5は、本実施形態に係る挙動推定システムによる、サスペンション機構10の挙動を推定するサスペンション挙動推定手順を示すフローチャートである。まず、例えばアッパーコントロールアーム16やロアコントロールアーム18とステアリングナックル14との連結点や、ゴムブッシュの特性など、各部品の大きさ、位置、材質を含むサスペンション機構10の諸元を特定する様々なデータが、ユーザによってPC52に入力される。モデル構築部56は、これらのデータを利用してサスペンション機構10の解析モデルを構築する(S10)。このとき、ユーザは、第1ボールジョイント24の許容揺動角θmaxも入力する。
さらに、バウンド挙動やステアリング挙動など挙動解析条件がユーザによって入力されると(S12)、解析条件取得部58は、その挙動解析条件を取得する。ここで、バウンド挙動とは、基準位置からの車両本体に対するサスペンション機構10の鉛直方向の変位をいう。また、ステアリング挙動とは、車輪12の転舵角度をいう。
こうして解析モデルが構築され、挙動解析条件を取得すると、挙動推定部60は、構築された解析モデルおよび取得した挙動解析条件を利用して、サスペンション機構10の挙動解析を実行する(S14)。
ここで、挙動推定部60は、この挙動解析において、取得した車輪12の変位、および転舵角度を利用して、第1ボールジョイント24の基準スタッド軸z回りの第1揺動角θ1と、第1ボールジョイント24の基準垂直軸x回りの第3揺動角θ3とをまず算出する。これら第1揺動角θ1および第3揺動角θ3の算出方法は公知であることから説明を省略する。第1揺動角θ1および第3揺動角θ3が算出されると、挙動推定部60は、算出された第3揺動角θ3を利用して、第1ボールジョイント24の基準タイロッド軸y回りの第2揺動角θ2を算出する。
具体的には、挙動推定システムは、
Figure 2010137768


によって第2揺動角θ2を算出する。この式は、基準スタッド軸zに対するスタッド軸24cの揺動角θを第2揺動角θ2および第3揺動角θ3を用いて表し、これを変形することによって導くことができる。
このように、本実施形態に係るサスペンション挙動評価システム50では、第2揺動角θ2も考慮してサスペンション機構10の挙動を推定する。これにより、タイロッド22やステアリングナックル14などの部品の挙動を正確に把握することが可能となり、サスペンション機構10の挙動をより正確に把握することが可能となる。
さらに、挙動推定部60は、算出された第1ボールジョイント24の第1揺動角θ1、第2揺動角θ2、および第3揺動角θ3を利用して、第1ボールジョイント24にステアリングナックル14を介して連結される車輪12の向きおよび位置を推定する。このように推定された車輪12の向きおよび位置を利用して、例えば車輪12周辺の部品と車輪12とが干渉しないよう充分な隙間が設けられているかについての隙間評価を実施することが可能となる。
図6は、バウンド挙動とステア挙動を解析時間tに応じて変化させたときの第2揺動角θ2を示す図である。バウンド挙動では、例えば解析時間tが経過するにしたがって車両本体に対する車輪12の鉛直方向の変位を段階的に複数回にわたって変化させることができる。図6に示す例では、解析時間tが経過するにしたがって、マイナスA、ゼロ、およびプラスAまでの3段階にわたってバウンド挙動が増加されている。なお、図6では、バウンド挙動において、車両が凸部に乗り上げるなどして基準位置よりも車輪12が上方に変位する方向をプラス方向としている。
また、ステアリング挙動では、例えば解析時間tが経過するにしたがって、車輪12の転舵角度を段階的に複数回にわたって変化させることができる。図6に示す例では、バウンド挙動が一定となっている期間中において、マイナスBからプラスBまで車輪12の転舵角度が1周期にわたって段階的に変化されている。なお、図6では、ステアリング挙動において、車両が右方向に旋回するときの車輪12の転舵角度をプラス方向としている。
このようにバウンド挙動およびステアリング挙動が変化することにより、車両本体に対する車輪12の鉛直方向の変位と車輪12の転舵角度との組み合わせを周期的に変化させることができる。挙動推定部60は、このように取得したバウンド挙動およびステアリング挙動を利用して、第2揺動角θ2を算出する。
図7は、図6に示す第2揺動角θ2を拡大表示した図である。挙動推定部60は、バウンド挙動とステアリング挙動とがi番目(iは自然数)の組み合わせのときの第2揺動角θ2を算出する。図7では、このときの第2揺動角θ2を第2揺動角θ2iとして示している。具体的には、挙動推定部60は、バウンド挙動とステアリング挙動とがi番目の組み合わせのときの第3揺動角θ3iを算出し、これを上述の式に当てはめて第2揺動角θ2iを算出する。
図5に戻る。挙動解析が実行されると、表示制御部62は、ユーザによって入力された、解析モデルを構築するためのデータを利用して、車輪12および車輪12の周辺の部品の3D(3次元)形状を作成して配置した画像をディスプレイ54に表示させる(S16)。次に表示制御部62は、挙動推定部60による挙動解析の結果を、バウンド挙動とステアリング挙動との組み合わせの順であるiを1から順に変化させながらディスプレイ54においてアニメーション表示する(S18)。このようなアニメーション表示方法は公知であるため説明を省略する。ユーザは、このアニメーション表示を見て、サスペンション機構10干渉はあるか否かを判定する(S20)。干渉がないと判定した場合(S20のN)、ユーザは、サスペンション機構10を構成する各部品の図面を作成するなどの次のステップへ移行する(S22)。
このように本実施形態では干渉があるか否かの判定は、ユーザによる目視によって行われるが、これに限定されないことは勿論である。たとえば、挙動推定部60は、サスペンション機構10を構成する各部品の形状および位置と、推定した当該各部品の挙動を利用して、部品同士で干渉が生じているかを判定してもよい。このように目視によらずコンピュータによって干渉判定する技術は公知であるため説明を省略する。
干渉があると判定した場合(S20のY)、本フローチャートにおける処理を終了し、再びS10から処理を開始する。このとき、ユーザは、例えばS10においてサスペンション機構10の諸元を表すデータを再び入力し、例えばS12においてバウンド挙動またはステアリング挙動を変更する。
以上、タイロッド22と第1ボールジョイント24との間の揺動角度を利用したサスペンション機構10の挙動推定方法について説明した。しかし、タイロッド22と第1ボールジョイント24との間の揺動角度を利用したものに限られないことは勿論であり、例えばタイロッド22と第2ボールジョイント26との間の揺動角度を利用したサスペンション機構10の挙動推定方法に、上述と同様の技術を用いてもよい。
また、上述のサスペンション機構10の挙動推定方法では、第1揺動角θ1、第2揺動角θ2、および第3揺動角θ3を利用して第1ボールジョイント24の揺動角θを算出したが、このような算出方法に限られないことは勿論である。例えば、第1揺動角θ1、第2揺動角θ2、第3揺動角θ3のいずれかに代えて、動きが数式で定義されたユーザ定義ジョイントを利用してもよい。このようなユーザ定義ジョイントは公知であるため、その詳細についての説明は省略する。
例えば、第1揺動角θ1、第2揺動角θ2、および第3揺動角θ3の各々に代えて、互いに異なるユーザ定義ジョイント1、ユーザ定義ジョイント2、およびユーザ定義ジョイント3を用いてもよい。または、第1揺動角θ1および第2揺動角θ2の各々に代えてユーザ定義ジョイント4を用い、第3揺動角θ3に代えてユーザ定義ジョイント5を用いるなど、共通のユーザ定義ジョイントを複数の軸回りのジョイントの各々に用いてもよい。
本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本実施形態の各要素を適宜組み合わせたものも、本発明の実施形態として有効である。また、当業者の知識に基づいて各種の設計変更等の変形を本実施形態に対して加えることも可能であり、そのような変形が加えられた実施形態も本発明の範囲に含まれうる。
本実施形態に係るサスペンション挙動評価システムによる挙動推定の対象となるサスペンション機構の構成を模式的に示す図である。 ステアリングナックルとタイロッドとの連結部分の断面図である。 タイロッドと第1ボールジョイントとの関係を模式的に示す図である。 本実施形態に係るサスペンション挙動評価システムの構成を示す機能ブロック図である。 本実施形態に係る挙動推定システムによる、サスペンション機構の挙動を推定するサスペンション挙動推定手順を示すフローチャートである。 バウンド挙動とステア挙動を解析時間に応じて変化させたときの第2揺動角を示す図である。 図6に示す第2揺動角を拡大表示した図である。
符号の説明
10 サスペンション機構、 12 車輪、 14 ステアリングナックル、 16 アッパーコントロールアーム、 18 ロアコントロールアーム、 20 ラックバー、 22 タイロッド、 22a タイロッド軸、 24 第1ボールジョイント、 24a ボール部、 24b スタッド、 24c スタッド軸、 26 第2ボールジョイント、 50 サスペンション挙動評価システム、 52 PC、 54 ディスプレイ、 56 モデル構築部、 58 解析条件取得部、 60 挙動推定部、 62 表示制御部。

Claims (3)

  1. 車輪を支持するステアリングナックルと、前記ステアリングナックルにボールジョイントを介して一端が連結されるタイロッドと、を有するサスペンション機構の挙動を推定するサスペンション挙動推定方法において、
    車両本体に対する鉛直方向への前記車輪の変位、および前記車輪の転舵角度を取得するステップと、
    前記車輪が転舵されておらず前記車両本体に対して前記車輪の鉛直方向の位置が基準位置にあるときの前記ステアリングナックルに連結される前記ボールジョイントのスタッドの中心軸を基準スタッド軸とし前記タイロッドの両端を結ぶ直線を基準タイロッド軸とし基準タイロッド軸と基準スタッド軸の双方に直交する軸を基準垂直軸としたとき、取得した車輪の変位および転舵角度を利用して、前記ボールジョイントの基準スタッド軸回りの第1揺動角θ1と、前記ボールジョイントの基準垂直軸回りの第3揺動角θ3と、を算出するステップと、
    算出された第3揺動角θ3を利用して、前記ボールジョイントの基準タイロッド軸回りの第2揺動角θ2を算出するステップと、
    算出された第1揺動角θ1、第2揺動角θ2、および第3揺動角θ3を利用してサスペンション機構の挙動を推定するステップと、
    を備えることを特徴とするサスペンション挙動推定方法。
  2. 第2揺動角θ2を算出するステップは、第2揺動角θ2がとり得る最大値を許容揺動角θmaxとして、
    Figure 2010137768
    によって第2揺動角θ2を算出するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載のサスペンション挙動推定方法。
  3. 前記サスペンション機構の挙動を推定するステップは、算出された前記ボールジョイントの第1揺動角θ1、第2揺動角θ2、および第3揺動角θ3を利用して、前記ボールジョイントに前記ステアリングナックルを介して連結される前記車輪の向きを推定するステップを含むことを特徴とする請求項1または2に記載のサスペンション挙動推定方法。
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