JPH0545220U - ナツトの弛み止め装置 - Google Patents

ナツトの弛み止め装置

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JPH0545220U
JPH0545220U JP9650391U JP9650391U JPH0545220U JP H0545220 U JPH0545220 U JP H0545220U JP 9650391 U JP9650391 U JP 9650391U JP 9650391 U JP9650391 U JP 9650391U JP H0545220 U JPH0545220 U JP H0545220U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nuts
screw shaft
nut
connecting pin
pin hole
Prior art date
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Pending
Application number
JP9650391U
Other languages
English (en)
Inventor
忠男 佐々木
Original Assignee
サンコー株式会社
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0545220U publication Critical patent/JPH0545220U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ねじ軸とこれにねじ係合したナットとを連結
ピンの挿入によって連結するナットの弛み止め装置にお
いて、上記連結ピンを挿入するピン孔の孔あけ加工時に
ドリルが折損するのを防止し、かつ、ナットの安定した
取付けを長期に亘って保持する。 【構成】 ねじ軸11の外側に2枚のナット12a、1
2bをねじ係合し、各ナット12a、12bを相反する
方向に締付けてねじ軸11とナット12a、12bの相
互のガタをなくす。ナット12a、12bとねじ軸11
とにナット12a、12bの衝合面間を通る径方向のピ
ン孔13を形成し、そのピン孔13に連結ピン14を挿
入する。連結ピン14とナット12a、12bの係合に
よって各ナット12a、12bを回り止めし、ナット1
2a、12bの弛みを防止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、ねじ軸にねじ係合したナットの弛み止め装置に関するものである 。
【0002】
【従来の技術】
一般に、柱上作業者は、その腰部に締付けた柱上安全帯に安全ロープを接続し 、その安全ロープの先端に取付けたフックを適宜固定部材に係合して柱上作業を 行なうようにしている。
【0003】 上記フックとして、図4に示したものが知られている。このフックは、フック 本体1の後端部にロープ環10を回転自在に取付けた構成とされている。
【0004】 ロープ環10の取付けは、普通、図5に示すように、フック本体1の後端部に 両側面に貫通するナット収納空間2と、後端からそのナット収納空間2に連通す る挿入孔3とを形成し、ロープ環10にはねじ軸11を設け、このねじ軸11を 上記挿入孔3に挿入し、ナット収納空間2内に位置するねじ軸11の先端部にナ ット12をねじ係合してナット12を弛み止めしている。
【0005】 ナット12の弛み止めには、そのナット12とねじ軸11とに径方向のピン孔 13を設け、このピン孔13に連結ピン14を圧入し、又は連結ピン14の端部 をカシメて抜け止めする方法が採用される。
【0006】 ここで、ナット12の弛み止めに用いられる連結ピン14は小径のものが用い られるため、ナット12とねじ軸11とに形成されるピン孔13の内径も当然小 さく、孔あけ加工に際して、小径のドリルを用いる必要が生じる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】 ところで、ねじ軸11に対するナット12の弛み止めにおいて、従来は、ねじ 軸11に一枚のナット12をねじ係合した構成であるため、ねじ軸11とナット 12のねじ係合面間に必然的に形成されるすき間によってねじ軸11とナット1 2が相互にガタつき、ピン孔13の孔あけ加工の際にドリルが振れ回り、ドリル の折損が多いという不都合がある。
【0008】 また、連結ピン14の両端をカシメてその連結ピン14を抜け止めする場合、 ピン孔13の内径は連結ピン14の外径より大きく、そのピン孔13の孔あけ加 工によって生じるかえりがナット12とねじ軸11の衝合面間に介在してナット 12のガタを抑制するが、ナット12に作用する繰り返しの衝撃によってかえり が除去され、その除去によってナット12にガタつきが生じる不都合がある。
【0009】 この考案は上記の不都合を解消し、孔あけ加工時のドリルの折損を防止し、ね じ軸に対してナットを強固に連結することを技術的課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、この考案においては、ねじ軸に2枚のナットを ねじ係合し、そのナットとねじ軸とにナットの衝合面間を通る径方向のピン孔を 設け、そのピン孔に連結ピンを挿入した構成を採用したのである。
【0011】
【作用】
ねじ軸にねじ係合したナットを2枚とすることによって、2枚のナットを相反 する方向に締付けることにより、ねじ軸と2枚のナットの相互間におけるガタを なくすことができる。このため、ナットとねじ軸とにピン孔を形成する孔あけ加 工時のドリルの折損を防止することができる。
【0012】 また、ナットと連結ピンの係合によって各ナットは回り止めされるため、ナッ トは弛まず、各ナットはねじ軸に強固に連結された状態に保持される。
【0013】
【実施例】
以下、この考案の実施例を図1乃至図3に基づいて説明する。この実施例はロ ープ環10のねじ軸11にねじ係合されたナットの弛み止めを示す。このため、 図4に示した従来のものと同一部品には同じ符号を付して説明を省略する。
【0014】 上記ねじ軸11の外側には2枚のナット12a、12bがねじ係合されている 。各ナット12a、12bは相反する方向に締付けられて衝合面が強く密着し、 かつねじ軸11に対してガタのない結合とされている。
【0015】 上記ナット12a、12bとねじ軸11には、ナット12a、12bの衝合面 間を通る径方向のピン孔13が設けられ、そのピン孔13に連結ピン14が挿入 されている。
【0016】 ここで、ピン孔13は、ねじ軸11を貫通するものであってもよく、図3に示 すように、ねじ軸11の内部で閉塞する盲孔状であってもよい。そのピン孔13 の孔あけ加工時2枚のナット12a、12bはねじ軸11に対してガタのない取 付けであるため、ドリルの振れ回りはなく、ドリルの折損を防止することができ る。
【0017】 ピン孔13に挿入される連結ピン14として、リベットやスプリングピンを用 いることができる。リベットを用いる場合は、図1に示すように端部をカシメて 抜け止めする。
【0018】 上記連結ピン14の挿入によって、各ナット12a、12bは連結ピン14と 係合し、その係合によってナット12a、12bは回り止めされる。このため、 ナット12a、12bは弛まず、ねじ軸11に対して強固に連結された状態に保 持される。
【0019】
【考案の効果】 以上のように、この考案に係るナットの弛み止め装置においては、ねじ軸にね じ係合するナットを2枚としたことによって、その2枚のナットをねじ軸に対し てガタのない取付けとすることができる。このため、ナットおよびねじ軸の相互 に形成するピン孔の孔あけ加工時にドリルが振れ回るのを防止することができ、 ドリルの折損を少なくすることができる。
【0020】 また、2枚のナットは、連結ピンとの係合によって回り止めされるため弛まず 、ガタのない強固の取付状態に常に保持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る弛み止め装置の実施例を示す断
面図
【図2】同上の分解斜視図
【図3】同上の他の実施例を示す断面図
【図4】ロープ環付きフックの正面図
【図5】同上のナット連結部を示す断面図
【図6】同上の分解斜視図
【符号の説明】
11 ねじ軸 12a、12b ナット 13 ピン孔 14 連結ピン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ねじ軸に2枚のナットをねじ係合し、そ
    のナットとねじ軸とにナットの衝合面間を通る径方向の
    ピン孔を設け、そのピン孔に連結ピンを挿入したナット
    の弛み止め装置。
JP9650391U 1991-11-25 1991-11-25 ナツトの弛み止め装置 Pending JPH0545220U (ja)

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JP9650391U JPH0545220U (ja) 1991-11-25 1991-11-25 ナツトの弛み止め装置

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ID=14166916

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017064469A (ja) * 2017-01-11 2017-04-06 株式会社大一商会 遊技機
JP3214889U (ja) * 2017-04-09 2018-02-15 正雄 佐藤 二穴式丸形ボルト
CN108488191A (zh) * 2018-06-27 2018-09-04 浙江洪扬汽车零部件有限公司 一种防松横孔螺母

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