JPH0545157U - 立体駐車場におけるパレツト保持装置 - Google Patents

立体駐車場におけるパレツト保持装置

Info

Publication number
JPH0545157U
JPH0545157U JP9488891U JP9488891U JPH0545157U JP H0545157 U JPH0545157 U JP H0545157U JP 9488891 U JP9488891 U JP 9488891U JP 9488891 U JP9488891 U JP 9488891U JP H0545157 U JPH0545157 U JP H0545157U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pallet
motor
gantry
hooking
holding device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9488891U
Other languages
English (en)
Inventor
順一 砂庭
Original Assignee
大谷櫻井鐵工株式会社
松栄開発株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 大谷櫻井鐵工株式会社, 松栄開発株式会社 filed Critical 大谷櫻井鐵工株式会社
Priority to JP9488891U priority Critical patent/JPH0545157U/ja
Publication of JPH0545157U publication Critical patent/JPH0545157U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 立体駐車場の支持フレーム2に支持される架
台1と、この架台1に吊持され車輛が搭載されるパレッ
ト9と、このパレット9をワイヤロープ19,20,2
1,22を介して前記架台1に対して昇降させるモータ
30と、前記パレット9を所定位置に引っ掛けて保持す
るために前記架台1に取り付けられたフック具35と、
前記所定位置に上昇させられたパレット9に前記フック
具35を引っ掛ける引っ掛け手段42とを備えた。 【構成】 従来のようにモータ30のブレーキ機構を常
時作動させなくともよく、またワイヤロープも常時引っ
張る必要がなくなり、その結果モータやワイヤロープ等
の耐久性が向上する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は立体駐車場の支持フレームに支持される架台に車輛が搭載されるパレ ットを保持させるようにした立体駐車場におけるパレット保持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年において、市街地においては土地を有効に利用するという観点から車輛を 複数段に駐車できる立体駐車場が多く建築されるようになっており、このような 立体駐車場として例えば図8に示すようなものがある。同図において、符号10 1は立体駐車場の支持フレーム102に支持される架台であり、この架台101 には車輛を搭載するためのパレット103が吊持されている。すなわち、パレッ ト103の両端には複数本のワイヤロープ104,105の一端が止着され、こ のワイヤロープ104,105の他端はそれぞれ架台101に取り付けられたシ ーブ106,107に巻き掛けられたのち巻取ドラム108に止着されており、 この巻取ドラム108はブレーキ付モータ109によって回転駆動される。
【0003】 モータ109を駆動するとワイヤロープ104,105は巻取ドラム108に 巻き取られ、車輛が搭載されたパレット103が架台101近傍の所定位置まで 上昇させられる。次に、モータ109のブレーキ機構が作動して、パレット10 3は前記所定位置にワイヤロープ104,105によって吊持された状態で架台 101に保持される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の立体駐車場におけるパレット保持装置にあっ ては、モータ109を回転駆動させてワイヤロープ104,105を巻取ドラム 108に巻き取らせ、パレット103が上昇して前記所定位置に達するとモータ 109のブレーキ機構を作動させていた。パレット103を所定位置に保持する ためには、前記ブレーキ機構を作動させた状態で、パレット103をワイヤロー プ104,105で吊持させていなければならない。したがって、前記ブレーキ 機構を常時作動させなければならないために、このモータ109の耐久性が低下 し、またワイヤロープ104,105も常時引っ張られていたので、このワイヤ ロープ104,105の耐久性も低下していた。
【0005】 本考案は、モータやワイヤロープの耐久性を向上させた立体駐車場におけるパ レット保持装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために、本考案にあっては、立体駐車場の支持フレ ームに支持される架台と、この架台に吊持され車輛が搭載されるパレットと、こ のパレットをワイヤロープを介して前記架台に対して昇降させるモータと、前記 パレットを所定位置に引っ掛けて保持するために前記架台に取り付けられたフッ ク具と、前記所定位置に上昇させられたパレットに前記フック具を引っ掛ける引 っ掛け手段とを備えた構成とするものである。
【0007】
【作用】
車輛を搭載したパレットがモータによって架台近くまで上昇させられると、こ のパレットにはフック具が引っ掛け手段によって引っ掛けられる。そうすると、 パレットはフック具を介して吊持ちされ、所定位置に保持される。
【0008】
【実施例】
以下、本考案に図面に基づいて説明する。図1ないし図7は本考案に係る立体 駐車場におけるパレット保持装置の一実施例を示す図である。
【0009】 図1および図2において、符号1は立体駐車場の支持フレーム2に支持され形 鋼で枠組みされた架台である。この架台1は平行に配設された一対のサイドフレ ーム3,4と、このサイドフレーム3,4の両端に設けられた基台フレーム5と 先端フレーム6とからなっており、基台フレーム5と先端フレーム6との下側に はそれぞれ支持フレーム2のレール部2a,2b上を走行するための車輪7,8 が取り付けられている。
【0010】 架台1には車輛を搭載するためのパレット9が吊持されており、このパレット 9は図3に示すように、一対のサイドフレーム10,11と、このサイドフレー ム10,11間に架設された複数の補助フレーム12と、これらの上に設けられ た略長方形の鋼板13とからなっている。それぞれのサイドフレーム10,11 の両側端にはブラケット14,15,16,17が設けられ、ブラケット14, 15,16,17には止め具18を介してワイヤロープ19,20,21,22 の一端が止着されている。ワイヤロープ19,20,21,22はそれぞれ架台 1のサイドフレーム3,4の両端に回転自在に支持されたワイヤシーブ23,2 4,25,26に巻き掛けられ、ワイヤロープ19,20とワイヤロープ21, 22はそれぞれ基台フレーム5の両端に回転自在に設けられた巻取ドラム27, 28に巻き取られるとともにこの他端が止着されている。
【0011】 巻取ドラム27,28は回転軸29によって連結され、この回転軸29は基台 フレーム5に設けられたブレーキ付モータ30によって回転させられる。ブレー キ付モータ30が正転されると、巻取ドラム27,28は同時に回転されてワイ ヤロープ19,20,21,22を巻き取り、パレット9を持ち上げて上昇させ る。逆にモータ30が逆転されると、パレット9は下降させられる。
【0012】 一方、ブラケット15には図4に示すように取手31が取り付けられており、 この取手31は一対の支持部材32と、この支持部材32の先端間に設けられた 引掛け棒33とからなっている。パレット9が上昇させられると、ブラケット1 5も上昇させられるが、パレット9が架台1に対して所定位置に達すると、取手 31は架台1に支持ブラケット34を介して回動可能に取り付けられたフック具 35と係合可能となる。フック具35は全体が略鉤形状となっており、この先端 には受け部35aが設けられ、略中央には逆L字形の支板部分36が固着され、 この支板部分36にはロッド37の先端が挿通しており、このロッド37の基端 は支持ブラケット34に回動自在に取り付けられている。支持ブラケット34と 支板部分36との間にはロッド37を囲むようにして圧縮スプリング38が縮設 され、この圧縮スプリング38はフック具35が回動させられてもこのフック具 35を垂直状態の元の位置に復帰するように付勢している。
【0013】 また、支板部分36には連結ピン39を介してワイヤ40の一端が止着されて おり、このワイヤ40はサイドフレーム3の上に回動自在に支持されたシーブ4 1に巻き掛けられ、サイドフレーム3に設けられた電磁ソレノイド42に他端が 止着されている。ここで、電磁ソレノイド42、ワイヤ40、圧縮スプリング3 8等は引っ掛け手段を構成している。
【0014】 電磁ソレノイド42を励磁させると、ワイヤ40は引っ張られてフック具35 を垂直状態の位置から回動させる。次に消磁させると、フック具35は圧縮スプ リング38の付勢力によって元の垂直状態に復帰する。なお、ブラケット14, 16,17にも同様に取手が取付けられ、これを引っ掛けるフック具がサイドフ レーム3,4に設けられている。
【0015】 ところで、パレット9が立体駐車場の地面の上に位置しているときに、車輛が 搭載され、次に図5に示すようにモータ30を回転させてワイヤーロープ20を 巻き上げてパレット9を持ち上げる。このときの回転速度は比較的ゆっくりとし たものである。ワイヤーロープ20をある程度まで巻き上げると、モータ30の 回転速度を上げてパレット9の上昇速度を上げる。パレット9が架台1近くまで 上昇してくると、再度モータ30の回転速度を比較的遅くする。なお、モータ3 0の回転速度の制御は、ロータリーエンコーダによってパルスカウントすること で、移動距離を設定し、ある区間の速度を変えるようにしている。
【0016】 次に、図6に示すようにパレット9が架台1近くの上限位置まで上昇してくる と、このパレット9は位置センサによって検知される。このときに、電磁ソレノ イド42を励磁させると、ワイヤー20は引っ張られ、フック具35は垂直状態 の位置から圧縮スプリング38の付勢力に抗して回動させられる。パレット9が 上限位置まで上昇させられて架台1の下側に位置すると、図7に示すように電磁 ソレノイド42は消磁され、フック具35は圧縮スプリング38の付勢力によっ て元の垂直状態に復帰する。
【0017】 次に、モータ30を設定パルス分だけゆっくりと逆転させると、パレット9の 取手31はフック具35に引っ掛けられ、このパレット9は架台1にフック具3 6を介して吊持ちされて所定位置に保持される。このため、従来のようにモータ のブレーキ機構を常時作動させなくともよく、またワイヤーロープも常時引っ張 る必要がないので、モータ30やワイヤーロープ19,20,21,22等の耐 久性が向上する。
【0018】 なお、パレット9を所定位置に保持するとき以外には、フック具35は図6に 示すように回動させたままの状態にしてもよい。
【0019】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、パレットを所定位置に引っ掛けて保持す るためのフック具を架台に取り付け、前記パレットが所定位置に上昇させられる と前記フック具をこのパレットに引っ掛け手段により引っ掛けるようにしたので 、従来のようにモータのブレーキ機構を常時作動させなくともよく、またワイヤ ロープも常時引っ張る必要がなくなり、その結果モータやワイヤロープ等の耐久 性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る立体駐車場におけるパレット保持
装置の一実施例を示す正面図
【図2】このパレット保持装置の架台を示す平面図
【図3】このパレット保持装置のパレットを示す平面図
【図4】このパレット保持装置の引っ掛け手段を示す正
面図
【図5】このパレット保持装置の作動を示す正面図
【図6】このパレット保持装置の作動を示す正面図
【図7】このパレット保持装置の作動を示す正面図
【図8】従来のパレット保持装置を示す正面図
【符号の説明】
1…架台、2…支持フレーム、9…パレット、19,2
0,21,22…ワイヤロープ、30…モータ、35…
フック具、42…電磁ソレノイド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 立体駐車場の支持フレームに支持される
    架台と、この架台に吊持され車輛が搭載されるパレット
    と、このパレットをワイヤロープを介して前記架台に対
    して昇降させるモータと、前記パレットを所定位置に引
    っ掛けて保持するために前記架台に取り付けられたフッ
    ク具と、前記所定位置に上昇させられたパレットに前記
    フック具を引っ掛ける引っ掛け手段とを備えたことを特
    徴とする立体駐車場におけるパレット保持装置。
JP9488891U 1991-11-20 1991-11-20 立体駐車場におけるパレツト保持装置 Pending JPH0545157U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9488891U JPH0545157U (ja) 1991-11-20 1991-11-20 立体駐車場におけるパレツト保持装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9488891U JPH0545157U (ja) 1991-11-20 1991-11-20 立体駐車場におけるパレツト保持装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0545157U true JPH0545157U (ja) 1993-06-18

Family

ID=14122587

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9488891U Pending JPH0545157U (ja) 1991-11-20 1991-11-20 立体駐車場におけるパレツト保持装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0545157U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102037940B1 (ko) * 2018-05-03 2019-10-29 김성진 자동차 주차장치

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02279876A (ja) * 1989-04-20 1990-11-15 Shintachikawa Koukuuki Kk 多段式駐車装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02279876A (ja) * 1989-04-20 1990-11-15 Shintachikawa Koukuuki Kk 多段式駐車装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102037940B1 (ko) * 2018-05-03 2019-10-29 김성진 자동차 주차장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN205838386U (zh) 一种用于运输单元板块的吊装移动装置
CN112850511A (zh) 一种采用便携式起重机的吊装方法
JPH0545157U (ja) 立体駐車場におけるパレツト保持装置
CN208734166U (zh) 轿车停放设备
CN111411803A (zh) 一种房顶车库
CN210178042U (zh) 一种路边无避让撑杆吊式升降停车设备
JPH0735037Y2 (ja) 立体駐車場におけるパレット保持装置
CN106836901B (zh) 一种车库出入库系统及方法
CN220131734U (zh) 一种用于建筑施工装配式叠合板吊装定位装置
JP2003301622A (ja) フラット面を形成するターン装置
CN211569886U (zh) 一种筑炉施工用拆除器
JPS6240034Y2 (ja)
JPS6132956Y2 (ja)
JPH0636172Y2 (ja) 駐車装置におけるパレット昇降巻上げ機構
JPH078739Y2 (ja) ガレージ装置
JPH0646932Y2 (ja) 移動する揚重機を備えたエレベータ
JPH0716851Y2 (ja) 吊上式の立体駐輪装置
JP2569585Y2 (ja) 立体駐車装置の昇降台巻上げ機構
JP3059673U (ja) 二段式立体駐車装置
JPH0642891U (ja) 移動式クレーン装置
JP2555510Y2 (ja) シートシャッタの操作綱用滑車
JP3051428U (ja) 自動車引き込み装置
JPH0663748U (ja) 昇降体の傾斜検知装置
JPH0745708Y2 (ja) PCa版運搬・取付作業車
JPS6136703Y2 (ja)