JPH0545103Y2 - - Google Patents

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JPH0545103Y2
JPH0545103Y2 JP3048089U JP3048089U JPH0545103Y2 JP H0545103 Y2 JPH0545103 Y2 JP H0545103Y2 JP 3048089 U JP3048089 U JP 3048089U JP 3048089 U JP3048089 U JP 3048089U JP H0545103 Y2 JPH0545103 Y2 JP H0545103Y2
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JP
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coil
coil conductor
conductor
molded
coils
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は磁気浮上式鉄道の推進用の地上コイル
に関する。
[従来の技術] 磁気浮上式鉄道の推進用地上コイルは軌道側面
に推進方向に連続して設置され、これに電流を流
すことによつて車上に搭載された超電導コイルに
推進力を発生させるものである。この地上コイル
は車両が高速で通過する際に高い電圧を発生する
ために対地およびコイル導体相互に絶縁が必要で
ある。また車両と軌道の間の空〓を出来るだけ大
きく取ることが要求されるので、地上コイルの断
面は極力薄くする必要がある。
このような必要性から地上コイルのコイル導体
は、第4図に示すようにコイル導体を複数回巻回
し、複数層積層し、しかも偶数層とすることによ
つて接続線をコイル導体から外側に引き出すの
に、コイル導体端を最外周にしている。すなわ
ち、コイル導体は1および1′から巻き始め、2
および2′で巻き終わる。この場合はコイル導体
の導出部の接続線4および4′はコイル辺導体を
横切る必要がないので第3図の6のような突起部
が存在せずコイルの全周にわたり同一の厚みとす
ることができる。一方コイル導体の巻始めと巻終
わり部分2と2′は隣接しており、その電位差は
大きく、コイル全周にわたつてその電圧に対する
絶縁を要する。5は絶縁のためのモールド材であ
る。
[考案が解決しようとする課題] しかし、第4図に示すように、コイル導体を複
数層積層にする場合には、コイル導体間の電位差
の高い導体同志が隣接することになるので、絶縁
の構造が複雑になるという問題があつた。
本考案は、上述のような現況にかんがみ、コイ
ル導体を複数回巻回するモールドコイルを、軌道
方向に沿つて順次配列し、かつ該軌道方向に互い
にずらして前記モールドコイルの一部を重ねて2
段に配置する地上コイルにおいて、コイル導体配
列を1層のみとし、コイル厚み方向に突出部を有
するコイル導体の導出部を前記2段に重ねられた
モールドコイル間の〓間部分に形成することによ
り、電気絶縁を容易にし同時に空間を有効に利用
して、コイル導体の導出を行い得る地上コイルを
提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案は、上記目的を達成するために、コイル
導体を複数回巻回して、一層のみの巻線構造とす
るモールドコイルを軌道方向に沿つて順次配列
し、かつ該軌道方向に互いにずらして前記モール
ドコイルの一部を重ねて2段に配置する地上コイ
ルにおいて、コイル厚み方向に突出部を有するコ
イル導体の導出部を前記2段に重ねられたモール
ドコイル間の〓間部分に形成する様にしたもので
ある。
[作用] 本考案によれば、地上コイルの設置方法として
コイルを厚み方向に2段に重ねるものにおいて
は、進行方向を向いたモールドコイルの中央部
は、重ねられた相手のモールドコイルからはずれ
ているので、厚み方向に〓間ができる。この〓間
を利用して、コイル導体の配列を1層のみの構造
とするとモールドコイルの断面は第2図のように
なるが、導体の巻き始めの部分、つまりコイル導
体の導出部では、第1図の断面に示すように、コ
イル導体の内側部分からコイル導体を横切つてコ
イル導体の外側へとコイル導体を導出した接続線
を有し、しかもその接続線を絶縁する。
このように構成することによつて、コイル導体
の導出部では、第3図の様にモールドコイルの外
形は下辺の中央部付近に厚み方向に突出部ができ
るが、この突出部は隣接するコイルの〓間部分に
あるので支障を生じない。従つてコイルを2段に
密着して重ねることができる。
[実施例] 本考案を第1図〜第3図に示す実施例に従つて
説明する。
第1図は本考案の地上コイルのモールドコイル
のコイル導体の導出部の断面図、第2図はそのコ
イル導体の導出部以外の部分の断面図である。コ
イル導体は第1図および第2図に示すモールドコ
イルの断面において最も内側のコイル導体1から
巻回を始め最も外側のコイル導体2で終わる。こ
の配列は積層しないので、隣合う導体間は最も電
位差の小さいものである。また、コイル導体はモ
ールド材5によつてモールドされる。モールドコ
イルの大部分における断面は第2図のようになつ
ており、コイル導体の導出部だけは第1図のよう
になつているので、この部位の接続線だけを注意
して絶縁すればよい。
第3図は本考案にかかる地上コイルを2段に重
ねる配置を示したものである。進行方向を向いた
モールドコイルの中央部8は隣接するコイル7,
7′の辺と重ならないため、〓間がある。この〓
間部分に第1図のコイル導体の導出部を位置さ
せ、接続線3を引き出し突出部6を作ることによ
つて、突出部6はコイル面から出ることはなく密
着して2段に配置することができる。
[考案の効果] 本考案の主な効果を挙げれば次の通りである。
従来方式において前述のごとく、コイル導体は、
複数回巻回し、コイル辺断面内のコイル導体配置
は複数層に積層されていたため、絶縁の構造が複
雑であつた。
本考案によれば、モールドコイル断面内のコイ
ル導体の配置が複数層に積層されることがないの
で、コイル配置が単純化され、モールドによる絶
縁が容易になり、製造コストの低減を図ることが
できる。
更に、モールドコイル間の〓間部分に、突出部
を有するコイル導体部を配置するようにしたの
で、空間を有効に利用して、コイル導体の導出を
行うことができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例でコイル導体導出の部
位における辺の断面図である。第2図は本考案の
実施例でコイル導体導出の接続線が存在しない部
位のコイル辺断面図である。第3図は2段に重ね
て配置する地上コイルの配列を示す図で、コイル
導体導出接続線の存在する突起部が隣接コイルと
の重なりのない〓間部分にあることを示す。第4
図はコイル導体を複数回巻回し、複数層に重ねる
従来の地上コイルにおける導体導出部位の辺の断
面図である。 1,1′……モールドコイルの断面の最も内側
のコイル導体、2,2′……モールドコイルの断
面の最も外側のコイル導体、3……最も内側のコ
イル導体から導体を導出する接続線、4……最も
外側のコイル導体から導体を導出する接続線、5
……絶縁のためのモールド材、6……コイル導体
を導出する接続線の存在するコイル辺部位の突起
部、7,7′……隣接するコイルの重ねられたコ
イル辺、8……モールドコイルの中央部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コイル導体を複数回巻回して、1層のみの巻回
    構造とするモールドコイルを軌道方向に沿つて順
    次配列し、かつ該軌道方向に互いにずらして前記
    各モールドコイルの一部を重ねて2段に配置する
    地上コイルにおいて、コイル厚み方向に突出部を
    有するコイル導体の導出部を前記2段に重ねられ
    たモールドコイル間の〓間部分に形成したことを
    特徴とする地上コイル。
JP3048089U 1989-03-17 1989-03-17 Expired - Lifetime JPH0545103Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3048089U JPH0545103Y2 (ja) 1989-03-17 1989-03-17

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JP3048089U JPH0545103Y2 (ja) 1989-03-17 1989-03-17

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02122584U JPH02122584U (ja) 1990-10-08
JPH0545103Y2 true JPH0545103Y2 (ja) 1993-11-17

Family

ID=31255589

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JP3048089U Expired - Lifetime JPH0545103Y2 (ja) 1989-03-17 1989-03-17

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JPH02122584U (ja) 1990-10-08

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