JPH0545074A - ヒユームインシネレータを有する塗装鋼板焼付用オーブンの排気系制御方法及びその装置 - Google Patents

ヒユームインシネレータを有する塗装鋼板焼付用オーブンの排気系制御方法及びその装置

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JPH0545074A
JPH0545074A JP22836391A JP22836391A JPH0545074A JP H0545074 A JPH0545074 A JP H0545074A JP 22836391 A JP22836391 A JP 22836391A JP 22836391 A JP22836391 A JP 22836391A JP H0545074 A JPH0545074 A JP H0545074A
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oven
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incinerator
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fume
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Yasuhiro Majima
康弘 間島
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NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 最小限の電力・燃料使用量にて、塗装鋼板焼
付用オーブンのハイドロカーボン濃度過多による爆発を
防止し且つ排気ガス規制のクリアを達成できるようにす
るものである。 【構成】 オーブン1内及びヒュームインシネレータ3出
口のハイドロカーボン濃度を検出すると共に、このヒュ
ームインシネレータ3内の温度も検出し、オーブン1内排
気量及びヒュームインシネ温度を適正にコントロールす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ヒュームインシネレ
ータを有する塗装鋼板焼付用オーブンの排気系制御方法
及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】塗装鋼板は、通常図2に示される様にコ
ータ8で鋼板X表面を塗装し、オーブン1を通して塗面の
焼付を行なった後、空冷室9で空冷することで製造され
る。
【0003】このオーブン1における焼付の際、塗料に
含まれる溶剤が蒸発して雰囲気中にハイドロカーボンが
含まれるようになると、これが0.25vol%を超えて含ま
れてからは、オーブン1の爆発の危険性が増えることに
なる。
【0004】そこで同図に示される様にオーブン1内の
雰囲気を外部に排出せしめるブロワ等の排気装置23aを
設置すると共に、更にCOGガス等を燃焼させて、熱交
換器32によりその燃焼ガスとの熱交換を行なって排気エ
アを高温に保ちつつ、前記排気装置23aで排出された雰
囲気をそこに取り入れることにより、該雰囲気中のハイ
ドロカーボンを燃焼せしめるヒュームインシネレータ3
を設け、これらを排気系の構成としている。この様な排
気系の構成を設けることで、前記オーブン1内ハイドロ
カーボン濃度を低め、且つヒュームインシネレータ3側
に取り出された雰囲気中のハイドロカーボンの低減化を
図って大気放散を行なっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記排気系の
実際の制御においては、ハイドロカーボン濃度過多によ
るオーブン1の爆発及び排出ガス規制のために、排気装
置23aを常時フル出力で運転し、且つヒュームインシネ
レータ3を常時高温燃焼させて安全サイドで操炉してい
る。そのため排気装置23aの電力使用量及びヒュームイ
ンシネレータ3のCOG等の使用量は膨大な量となり、
省エネ上好ましいものではない。
【0006】本発明は従来技術の以上の様な問題に鑑み
創案されたもので、必要最小限の電力・COG等の使用
量でオーブン爆発防止及び排出ガス規制をクリアできる
上記排気系の制御方法及びその装置を提供せんとするも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】そのため本発明の排気系
制御方法は、ヒュームインシネレータを有する塗装鋼板
焼付用オーブンにおいて、該オーブン内のハイドロカー
ボン濃度を検出し、その検出値に基づいてこのオーブン
の排気量を制御すると共に、前記ヒュームインシネレー
タ出口のハイドロカーボン濃度を検出し、且つこのヒュ
ームインシネレータ内の温度を検出してこれらの検出値
に基づいて該ヒュームインシネレータのインシネ温度を
制御することを基本的特徴とししている。
【0008】又第2発明は上記第1発明法の実施装置を
提供するもので、塗装鋼板の塗装面の焼付けを行なうオ
ーブンと、該オーブン内の雰囲気を外部に排出せしめる
排気装置と、燃焼による熱交換を行なって内部を高温に
保ちつつ、前記排気装置から排気されるオーブン内雰囲
気をそこに取り入れて該雰囲気中に含まれるハイドロカ
ーボンを減少せしめるヒュームインシネレータとを有し
ており、該オーブン内とヒュームインシネレータ出口に
夫々ハイドロカーボン濃度計を設置し、ヒュームインシ
ネレータ内に温度計を備えると共に、前記排気装置の排
気制御及びヒュームインシネレータの燃焼制御を行なう
制御装置を設け、該制御装置によって、ハイドロカーボ
ン濃度計で検出されたオーブン内のハイドロカーボン濃
度検出値に基づく前記排気装置の排気量制御を行なうと
共に、同じくハイドロカーボン濃度計で検出されたヒュ
ームインシネレータ出口のハイドロカーボン濃度検出値
及び前記温度計で検出されたインシネ温度検出値に基づ
くヒュームインシネレータのインシネ温度の制御を行な
うことを特徴としている。
【0009】
【実施例】以下本発明の具体的実施例につき説明する。
【0010】図1はヒュームインシネレータ3を有する
塗装鋼板焼付用オーブン1の構成に適用された第2発明
の排気系制御装置の一実施例を示している。
【0011】上記構成では、鋼板Xの塗装、焼付及び空
冷を行なうコータ8、#1乃至#3のゾーンから成るオ
ーブン1及び空冷室9が一体的な炉として構成され、該鋼
板Xはコータ8の入口に設置されたシールロール80から
空冷室9出口に設置されたシールロール90に接触するま
では、この炉内では無接触の状態で通板される。
【0012】そして上記オーブン1の#1乃至#3の各
ゾーンには、内部の排気を行なう排気装置2の構成が付
設されている。即ち、後述する制御装置7によって開度
調整の行なわれる各排気弁20、21、22がオーブン1の各
ゾーンに設けられると共に、該排気弁20、21、22の他端
は合流して、同じく制御装置7による出力制御のなされ
る溶剤排気ブロワ23に連通している。
【0013】又前記溶剤排気ブロワ23の他端にはヒュー
ムインシネレータ3が連通している。該ヒュームインシ
ネレータ3は、同じく制御装置7によって開度調整のなさ
れるCOG導入弁30からCOGを内部の燃焼室31に導入
して燃焼を行なわせ、その燃焼ガスを熱交換器32に取り
入れると共に、溶剤排気ブロワ23から送出されてくる前
記オーブン1の各ゾーン内の雰囲気もそこに取り込ん
で、その間で熱交換を行なわしめて該雰囲気中のハイド
ロカーボンを燃焼させ、その後大気放散せしめる装置構
成を採っている。
【0014】本実施例では、オーブン1の#1乃至#3
の各ゾーン内及びヒュームインシネレータ3の出口にハ
イドロカーボン濃度計4a、4b、4c、5を設置し、又該ヒ
ュームインシネレータ3の燃焼室31内に温度計6を備えて
これらの各検出値を制御装置7に入力している。一方こ
の制御装置7は前述の様に排気弁20、21、22とCOG導
入弁30の開度調整を行ない、又溶剤排気ブロワ23の出力
制御を行なっている。
【0015】次に本実施例構成による上記排気系の制御
方法について説明する。
【0016】まず、オーブン1の各ゾーン内のハイドロ
カーボン濃度をハイドロカーボン濃度計4a、4b、4cで検
出し、前記制御装置7に入力する。該制御装置7ではこれ
らの検出値に基づいて、溶剤排気ブロワ23の出力及びオ
ーブン1の各ゾーンの排気量バランスを決定する。それ
に合わせて、この制御装置7は溶剤排気ブロワ23の出力
制御を行なうと共に、排気弁20、21、22の開度調整を行
なう。
【0017】一方、ヒュームインシネレータ3出口のハ
イドロカーボン濃度を同じくハイドロカーボン濃度計5
で検出し、制御装置7に入力する。そしてこの制御装置7
ではこの検出値に基づいて前記熱交換器32におけるイン
シネ温度を決定し、燃焼室31の燃焼量制御を行なって該
インシネ温度になるように作動する。この時、該燃焼室
31の温度計6で検知された燃焼室温度に基づいて制御装
置7はCOG導入弁30の開度調整を行ない、燃焼室31に
おけるCOG燃焼量を制御して、上記検出温度が目標と
するインシネ温度となるようにコントロールする。
【0018】上記の本実施例構成でこれまで説明した様
なオーブン1の排気系制御を行なわず、排気弁20、21、2
2を全開し、且つ溶剤排気ブロワ23の出力を最大とする
と共に、COG導入弁30も全開にして操炉した時に、使
用したCOGは60万Kcal/tonであったが、上述の様
な排気系制御を行なった結果、使用したCOGは40万
Kcal/tonに減少した(両結果とも、もちろんオーブン1
の爆発事故はなく、且つヒュームインシネレータ3から
排出された排出ガスも規制を全てクリアしていた)。
【0019】
【発明の効果】以上詳述した本発明の構成によれば、ヒ
ュームインシネレータを有する塗装鋼板焼付用オーブン
の排気系に対し適切な制御をなすことによって最小限の
電力・燃料使用量で該オーブンの爆発事故防止及び排出
ガス規制のクリアを達成できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第2発明装置の一実施例構成を示す装置概略図
である。
【図2】ヒュームインシネレータを有する塗装鋼板焼付
用オーブンの排気系の従来構成を示す概略図である。
【符号の説明】
1 オーブン 2、23a 排気装置 3 ヒュームインシネレータ 4a、4b、4c、5 ハイドロカーボン濃度計 6 温度計 7 制御装置 8 コーダ 9 空冷室 20、21、22 排気弁 23 溶剤排気ブロワ 30 COG導入弁 31 燃焼室 32 熱交換器 X 鋼板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒュームインシネレータを有する塗装鋼
    板焼付用オーブンにおいて、該オーブン内のハイドロカ
    ーボン濃度を検出し、その検出値に基づいてこのオーブ
    ンの排気量を制御すると共に、前記ヒュームインシネレ
    ータ出口のハイドロカーボン濃度を検出し、且つこのヒ
    ュームインシネレータ内の温度を検出してこれらの検出
    値に基づいて該ヒュームインシネレータのインシネ温度
    を制御することを特徴とするヒュームインシネレータを
    有する塗装鋼板焼付用オーブンの排気系制御方法。
  2. 【請求項2】 塗装鋼板の塗装面の焼付けを行なうオー
    ブンと、該オーブン内の雰囲気を外部に排出せしめる排
    気装置と、燃焼による熱交換を行なって内部を高温に保
    ちつつ、前記排気装置から排気されるオーブン内雰囲気
    をそこに取り入れて該雰囲気中に含まれるハイドロカー
    ボンを減少せしめるヒュームインシネレータとを有して
    おり、該オーブン内とヒュームインシネレータ出口に夫
    々ハイドロカーボン濃度計を設置し、ヒュームインシネ
    レータ内に温度計を備えると共に、前記排気装置の排気
    制御及びヒュームインシネレータの燃焼制御を行なう制
    御装置を設け、該制御装置によってハイドロカーボン濃
    度計で検出されたオーブン内のハイドロカーボン濃度検
    出値に基づく前記排気装置の排気量制御を行なうと共
    に、同じくハイドロカーボン濃度計で検出されたヒュー
    ムインシネレータ出口のハイドロカーボン濃度検出値及
    び前記温度計で検出されたインシネ温度検出値に基づく
    ヒュームインシネレータのインシネ温度の制御を行なう
    ことを特徴とするヒュームインシネレータを有する塗装
    鋼板焼付用オーブンの排気系制御装置。
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