JPH054505B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH054505B2
JPH054505B2 JP31305387A JP31305387A JPH054505B2 JP H054505 B2 JPH054505 B2 JP H054505B2 JP 31305387 A JP31305387 A JP 31305387A JP 31305387 A JP31305387 A JP 31305387A JP H054505 B2 JPH054505 B2 JP H054505B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
anchor
fitting
welding
reinforcing bar
reinforcing bars
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP31305387A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01154927A (ja
Inventor
Yoshiharu Muto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Clion Co Ltd
Original Assignee
Onoda ALC Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Onoda ALC Co Ltd filed Critical Onoda ALC Co Ltd
Priority to JP31305387A priority Critical patent/JPH01154927A/ja
Publication of JPH01154927A publication Critical patent/JPH01154927A/ja
Publication of JPH054505B2 publication Critical patent/JPH054505B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
  • Panels For Use In Building Construction (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、軽量コンクリートパネル(以下
「ALCパネル」という)内に埋設される補強筋に
対してアンカー金具を溶接するようにしたALC
パネル用インサート金具に関する。
(従来の技術) この種のALCパネル用インサート金具の従来
例としては、例えば実開昭59−168409号公報に示
す構成のものがある。このものでは、第5図に示
すように、インサート金具1を、アンカー金具2
の片面中央に長ナツト3を溶接して構成し、アン
カー金具2を補強筋4に宛がつた状態で、アンカ
ー金具2のビード部分2a部分の両側からスポツ
ト溶接用電極5,6を押し当ててビード2a部分
を補強筋4にスポツト溶接するようにしていた。
(発明が解決しようとする問題点) 上記構成では、アンカー金具2を補強筋4に溶
接するのに、アンカー金具2を挾んでその両側か
ら同時にスポツト溶接用電極5,6を押し当てる
ようにしなければならず、従つてアンカー金具2
の両側からの溶接作業を必要として面倒である。
特に、アンカー金具2の片面側にスペース的な余
裕が少ない場合(例えば他の補強筋がスポツト溶
接用電極の挿入に邪魔になるような場合)には、
溶接作業そのものが困難となつてしまう。
本発明はこのような問題点を解決しようとする
もので、従つてその目的は、溶接作業性を向上で
きるALCパネル用インサート金具を提供するに
ある。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) 本発明のALCパネル用インサート金具は、
ALCパネルを構造物の躯体に固定するための固
定金具を、前記ALCパネル内に埋設される複数
の補強筋に掛け渡されるように宛がわれて溶接さ
れるアンカー金具に一体化したものにおいて、前
記アンカー金具のうち前記補強筋と当接する部分
に透孔を形成し、この透孔から前記アンカー金具
と前記補強筋とを溶接し得るようにしたものであ
る。
(作用) アンカー金具を補強筋に溶接するには、アンカ
ー金具を補強筋に宛がつてアンカー金具の溶接用
透孔を補強筋に一致させた状態にした上で、溶接
用透孔に補強筋とは反対側から溶接棒を近接させ
てアンカー金具を補強筋に溶接すれば良い。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を第1図乃至第4図に
基いて説明する。
第3図及び第4図に示すように、ALCパネル
11の内部には、上下に延びる補強筋12と左右
に延びる補強筋13とが格子組を形成するように
埋設されている。これら各補強筋12,13の格
子組は、ALCパネル11の外壁面側と内壁面側
とに夫々対応位置して互いに平行に配置されてい
る。
一方、ALCパネル11を構造物の躯体14
(第4図参照)に固定するためのインサート金具
15は、アンカー金具16と固定金具たる長ナツ
ト17とを一体化して成る。この場合、アンカー
金具16は、例えば矩形状の金属板をプレス加工
によつて断面L字形に形成したもので、それによ
つて補強筋12に宛がわれる主板部18と、この
主板部18の一側縁から略直角に補強筋12側に
延出させる延出片部19とを一体に形成した構成
となつている。そして、延出片部19の中央に
は、長ナツト17を内壁面側(躯体14側)に向
けて例えば溶接により固着している。更に、この
延出片部19の両側部には、第1図に示すように
内壁面側に向けて開放する位置決め溝20を形成
し、この位置決め溝20を上下に延びる補強筋1
2に差し込んでいる。この場合、位置決め溝20
の奥端部は、主板部18の側縁屈曲部分にまで達
し、これによつて位置決め溝20を補強筋12に
差し込んだ状態で延出片部19を補強筋12に完
全に宛がい得るようになし、更に、この状態でア
ンカー金具16を仮保持できるように、位置決め
溝20の奥端部の片側に、補強筋12と係合可能
な係合溝部21を形成している。この実施例で
は、両側の係合溝部21は、互いに中央側(長ナ
ツト17側)を開放する半円状に形成され、両係
合溝部21間の間隔を両補強筋12間の間隔より
も若干短目に設定することによつて、両係合溝部
21を両補強筋12に嵌合させたときに、両補強
筋12が若干内側に撓んでその弾性復元力によつ
て両者の係合状態を維持し得るように構成してい
る。更に、各位置決め溝20は、補強筋12を挿
入し易いように内壁面側に向かつて若干末広がり
となる形状になつている。
而して、第1図及び第2図に示すように、アン
カー金具16の主板部18のうち補強筋12と当
接する部分の略中央には、溶接用透孔22を1個
ずつ形成し、各溶接用透孔22に補強筋12とは
反対側から溶接棒(図示せず)を差し込んでアー
ク溶接又はガス溶接によりアンカー金具16を補
強筋12に溶接し、両者を溶接棒の溶融物23
(第2図参照)で接合して一体化している。この
溶接後は、溶接用透孔22は溶接棒の溶融物23
で封鎖された状態になる。
このようにして、補強筋12に溶接されたアン
カー金具16は、第4図に示すように長ナツト1
7と共にALCパネル11内に埋設されている。
このALCパネル11には、長ナツト17に対応
してボルト挿通孔24が成形され、躯体14側に
支持された取付プレート25に挿通した取付ボル
ト26を、ボルト挿通孔24に通して長ナツト1
7に締付けることによつて、ALCパネル11を
躯体14に固定している。
次に、アンカー金具16を補強筋12に溶接す
る手順を説明する。まず、補強筋12,13を格
子状に組む一方、長ナツト17をアンカー金具1
6の延出片部19に溶接しておく。その上で、外
壁面側の2本の補強筋12に、アンカー金具16
の両位置決め溝20を外壁面側から差し込んで、
両位置決め溝20の奥端部の係合溝部21を補強
筋12に係合させる。この係合によつて、アンカ
ー金具16が2本の補強筋12に仮保持された状
態となり、この状態においてアンカー金具16の
主板部18が両補強筋12に宛がわれた状態にな
される。更に、上記係合により、アンカー金具1
6を両補強筋12に対しセツトしてアンカー金具
16の両溶接用透孔22を両補強筋12に正確に
一致させる。この後、各溶接用透孔22に補強筋
12とは反対側即ち外壁面側から溶接棒(図示せ
ず)を近接させ、アーク溶接又はガス溶接により
アンカー金具16を補強筋12に溶接し、両者を
溶接棒の溶融物23で接合して一体化する。この
ようにして溶接を行えば、その溶接作業を一方側
(外壁面側)から行うことができ、従来のように
アンカー金具16の両側からの作業を必要としな
い。このため、溶接作業が簡単になるばかりか、
アンカー金具16の他方側(内壁面側)にスペー
ス的な余裕が少ない場合(例えば従来のように両
側からの溶接作業では内壁面側の補強筋12,1
3が邪魔になるような場合)でも、何等支障なく
溶接作業を簡単に行うことができて、溶接作業性
を大幅に向上できる。
また、上記実施例では、アンカー金具16を断
面L字形に形成し、その一方側の延出片部19に
形成した位置決め溝20を、補強筋12に差し込
むようにしたので、その位置決め溝20の位置決
め作用によつて、補強筋12に対するアンカー金
具16の位置決めを簡単且つ正確に行うことがで
き、他の複雑な位置決め機構がなくても、アンカ
ー金具16の両溶接用透孔22を両補強筋12に
簡単に且つ正確に一致させることができる利点が
ある。
しかも、上記実施例では、各位置決め溝20が
その奥端部に係合溝部21を有する構成であるか
ら、この係合溝部21を補強筋12に係合させる
ことによつて、アンカー金具16を補強筋12に
対し位置決め状態で仮保持でき、他の複雑な保持
機構がなくても、溶接作業を行い得る利点があ
る。しかしながら、本発明は、位置決め溝20か
ら係合溝部21に相当する部分が省かれた構成と
しても良く、この場合でも、その位置決め溝によ
るアンカー金具の位置決め機能は確保され、従つ
て溶接時にはアンカー金具を補強筋側に押え付け
るだけで、比較的容易にアンカー金具を位置決め
状態に保持できる。
また、上記実施例では、アンカー金具16の主
板部18に形成する溶接用透孔22の位置を、補
強筋12と当接する部分(以下「当接ライン」と
いう)の略中央に設定したので、溶接時の熱応力
によるアンカー金具16の傾きを、当接ラインの
両端側で阻止することができて、アンカー金具1
6の溶接に伴う長ナツト17の傾きを阻止でき、
ALCパネル11内における長ナツト17の位置
精度を良好に保つことができる。これに対し、例
えば溶接用透孔22を当接ラインの両端のいずれ
か一端側の偏つた位置に形成した場合には、溶接
時の熱応力によりアンカー金具16ひいては長ナ
ツト17が傾いて、この長ナツト17に取付ボル
ト26が挿入できなくなるといつた不具合を招く
虞れがあるが、本実施例ではこのようなことはな
い。
尚、本発明は、アンカー金具を断面L字形に形
成した構成に限定されず、これを平板状等他の形
状に形成したものであつても、同様に適用して実
施できる。また、アンカー金具に一体化する固定
金具は、長ナツト17に代え、アンカーボルトを
用いても良い。
その他、本発明は、1本の補強筋につき溶接用
透孔を2個以上ずつ形成する構成としても良く、
或はアンカー金具を3本以上の補強筋に宛がう構
成としても良い等、種々の変形が可能である。
[発明の効果] 本発明は以上の説明から明らかなように、アン
カー金具のうち補強筋と当接する部分に透孔を形
成し、この透孔に溶接棒に近接させてアンカー金
具を補強筋に溶接し得るようにしたので、その溶
接作業を一方向から行うことができ、他の補強筋
等の障害物に邪魔されることなく溶接作業を簡単
に行い得るという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本発明の一実施例を示した
もので、第1図は要部の拡大斜視図、第2図は同
拡大正面図、第3図はコンクリート層を一部除去
して示すALCパネルの部分斜視図、第4図は
ALCパネルの取付形態を示す縦断側面図であり、
そして第5図は従来の溶接方法の一例を示す縦断
側面図である。 図面中、11はALCパネル(軽量コンクリー
トパネル)、12及び13は補強筋、14は躯体、
15はインサート金具、16はアンカー金具、1
7は長ナツト(固定金具)、18は主板部、19
は延出片部、20は位置決め溝、21は係合溝
部、22は溶接用透孔である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 軽量コンクリートパネルを構造物の躯体に固
    定するための固定金具を、前記軽量コンクリート
    パネル内に埋設される複数の補強筋に掛け渡され
    るように宛がわれて溶接されるアンカー金具に一
    体化したものにおいて、前記アンカー金具のうち
    前記補強筋と当接する部分に透孔を形成し、この
    透孔から前記アンカー金具と前記補強筋とを溶接
    し得るようにしたことを特徴とする軽量コンクリ
    ートパネル用インサート金具。 2 アンカー金具は、補強筋に宛がわれる主板部
    と、これの一側縁から略直角に前記補強筋側に延
    出する延出片部とを有する横断面L字形に構成さ
    れ、前記延出片部には前記補強筋に差し込まれる
    位置決め溝が形成されていることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項に記載の軽量コンクリートパ
    ネル用インサート金具。
JP31305387A 1987-12-10 1987-12-10 軽量コンクリートパネル用インサート金具 Granted JPH01154927A (ja)

Priority Applications (1)

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JP31305387A JPH01154927A (ja) 1987-12-10 1987-12-10 軽量コンクリートパネル用インサート金具

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JPH01154927A JPH01154927A (ja) 1989-06-16
JPH054505B2 true JPH054505B2 (ja) 1993-01-20

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