JPH0545010B2 - - Google Patents

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JPH0545010B2
JPH0545010B2 JP59220674A JP22067484A JPH0545010B2 JP H0545010 B2 JPH0545010 B2 JP H0545010B2 JP 59220674 A JP59220674 A JP 59220674A JP 22067484 A JP22067484 A JP 22067484A JP H0545010 B2 JPH0545010 B2 JP H0545010B2
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stimulable phosphor
phosphor sheet
erasing
light
belt conveyor
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Ryoichi Yoshimura
Yasuhiro Kawai
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は蓄積性螢光体シートに残存する放射線
画像情報を該シートに消去用光源からの消去光を
照射して消去するための蓄積性螢光体シート用消
去ユニツトに関し、一層詳細には当該消去用光源
を囲撓する筐体に前記消去用光源を冷却するため
の送風装置を配設した蓄積性螢光体シート用消去
ユニツトに関する。
最近、蓄積性螢光体を用いて被写体の放射線透
過像を得る放射線画像情報記録再生システムが注
目されている。ここで、蓄積性螢光体とは放射線
(X線、α線、β線、γ線、電子線、紫外線等)
照射するとこの放射線エネルギーの一部を蓄積
し、後に可視光等の励起光を照射することにより
蓄積されたエネルギに応じた輝尽発光光を発する
螢光体をいう。
前記の放射線画像情報記録再生システムはこの
蓄積性螢光体を利用したもので、人体等の被写体
の放射線画像情報を一旦蓄積性螢光体からなる層
を有するシート(以下、「蓄積性螢光体シート」
または単に「螢光体シート」という)に蓄積記録
し、この蓄積性螢光体シートをレーザ光等の励起
光で走査して輝尽発光光を生じさせ、得られた輝
尽発光光を光電的に読み取つて画像信号を得、こ
の画像信号に基づき被写体の放射線画像を写真感
光材料等の記録材料、あるいは、CRT等に可視
像として出力させるものである。
なお、この種の技術については、特開昭第55−
12429号、同56−11395号等に開示されている。
ところで、このシステムは従来の増感紙とX線
フイルムを用いる放射線写真システムと比較して
極めて広い放射線露出域に亘つて画像を記録し得
るという実用的な利点を有している。
すなわち、蓄積性螢光体においては放射線露光
量に対して蓄積後に励起によつて輝尽発光する発
光光の光量が極めて広い範囲に亘つて比例するこ
とが認められている。従つて、種々の撮影条件に
より放射線露光量がかなり大幅に変動しても、前
記発光光の光量を読取ゲインを適当な値に設定し
て光電変換手段により読み取つて電気信号に変換
し、この電気信号を用いて写真感光材料等の記録
材料、CRT等の表示装置に可視像として出力さ
せれば放射線露光量の変動に影響されない放射線
画像を得ることが出来る。
また、このシステムによれば蓄積性螢光体に蓄
積された放射線画像情報を電気信号に変換した後
に適当な信号処理を施し、この電気信号を用いて
写真感光材料等の記録材料、CRT等の表示装置
に可視像として出力し、これにより観察読影適性
(診断適性)の優れた放射線画像が得られるとい
う極めて大きな効果も奏する。
このような、放射線画像情報記録再生システム
においては、蓄積性螢光体シートは画像情報を保
存することなく、前記のように最終的に記録媒体
に画像を与えるために一次的放射線画像情報を保
持するだけのものであるから、この蓄積性螢光体
シートは繰り返し使用するようにしてもよく、ま
た、このように繰り返し使用すれば極めて経済的
で便宜である。
そこで、蓄積性螢光体シートを再使用するに
は、励起光の照射により読み取りが行われた後の
蓄積性螢光体シートに残存する放射線エネルギを
光の照射によつて放出させて残存放射線画像情報
を消去し、この蓄積性螢光体シートを再度放射線
画像記録用に使用すればよい。このように蓄積性
螢光体シートに残存する放射線エネルギを光の照
射によつて消去する技術については、例えば、特
開昭第56−11392号に開示されている。
ところで、消去機構内部では蓄積性螢光体シー
トに残存している放射線エネルギを略完全に放出
させる必要があることから、照度の高い消去用光
源を配置し、この光源より照射される光に基づき
前記残存画像情報を消去している。然しながら、
この消去用光源からの光がシートに残存する画像
情報を略完全に、しかも、短時間に消去するため
には光源自体の数、並びに光量を増大させなけれ
ばならず、そのために消去機構に与えられる熱が
過大となり、この熱により消去機構本体、シート
および周辺機器を損傷する虞れがある。
特に、蓄積性螢光体シートは、例えば特開昭55
−146447号公報に示されるように、ポリエチレン
テレフタレート等の有機高分子材料、紙等からな
る支持体と、この支持体上に設けられた螢光体層
とからなるものであり、螢光体層はニトロセルロ
ース等の有機高分子材料からなる結合剤と、この
結合剤中に分散せしめられた蓄積性螢光体粒子と
からなるものである。また、一般に螢光体層の片
面(螢光体層の支持体側の面とは反対側の面)に
は、該螢光体層を物理的あるいは化学的に保護す
るための透明保護膜が設けられるが、この透明保
護膜もまたポリエチレンテレフタレート等の有機
高分子材料からなるものである。このように蓄積
性螢光体シートは、熱により変形、変質し易い有
機材料により構成されているため、消去用光源か
らの熱が過大となると変形、変質を起こし、この
ために再使用に支障を来たしたり、場合によつて
は再使用が不可能になるという問題がある。
ところで、消去機構は放射線画像情報を読み取
つた後の蓄積性螢光体シートに残存する放射線画
像情報除去するためのものであるから、放射線画
像情報読取装置に一体的に組み込まれるのが好ま
しい。この場合、容易に組み込むことが出来るよ
うに、また装置全体がコンパクトになるように、
消去機構自体コンパクトに構成される必要がある
が、本出願人はこのようなコンパクトに構成する
ことが可能な消去機構として、内部に消去用光源
が配設された筐体と、この筐体内または筐体外に
配設されて蓄積性螢光体シートを所定位置に搬送
するための搬送手段とを含むボツクスタイプの蓄
積性螢光体シート用消去ユニツトを既に提案して
いる(特願昭59−112532号、特願昭59−112533号
および特願昭59−112534号)。ところが、前記ボ
ツクスタイプの消去機構においては、消去用光源
からの熱により蓄積性螢光体シートが悪影響を受
けるという前記問題はより大きなものとなる。
そこで、本発明者等は鋭意考究並びに工夫を重
ねた結果、コンパクト化のために消去機構をボツ
クス形状にした場合、このボツクスの一部に消去
用光源に指向して送風冷却するためのフアンを配
設するよう構成すれば、消去用光源からの熱を強
制的に冷却出来、従つて、当該光源からの放熱が
過大になつても蓄積性螢光シート自体を損傷させ
ることがないことを究明した。
従つて、本発明の目的は、コンパクトに構成す
ることが可能であると共に、消去用光源から蓄積
性螢光体シートに与えられる熱によつて蓄積性螢
光体シート自体が損傷するのを防ぐことが可能な
蓄積性螢光体シート用消去機構を提供するにあ
る。
前記の目的を達成するために、本発明は、放射
線画像情報が蓄積記録された蓄積性蛍光体シート
に励起光を照射して該放射線画像情報を輝尽発光
光として放出させ、この輝尽発光光を光学的素子
により読み取り電気的信号に変換する画像読取機
構に対し、読み取り後の蓄積性蛍光体シートに残
存する画像情報を消去光の照射によつて消去する
消去機構において、 前記消去機構は、筐体と、 前記筐体内または筐体外に配設されて前記蓄積
性蛍光体シートを所定位置に搬送するための搬送
手段とを含み、 前記筐体には、前記搬送手段を介して該筐体内
に搬入される蓄積性蛍光体シートに消去光を照射
する消去用光源と、 前記消去用光源に指向する吐出口を備えた冷却
用送風手段と、 前記蓄積性蛍光体シートと前記消去用光源との
間に介装され、前記消去光を該蓄積性蛍光体シー
トに照射し得ると共に前記蓄積性蛍光体シートが
前記消去用光源に接触することを阻止する手段
と、 が設けられることを特徴とする。
次に、本発明に係る蓄積性螢光体シート用消去
ユニツトについて好適な実施態様を掲げ、添付の
図面を参照しながら以下詳細に説明する。
先ず、画像記録部および画像読取部と共に本発
明の消去ユニツトが組み込まれ、複数枚の蓄積性
螢光体シートが循環使用される装置、すなわち放
射線画像情報記録読取装置について第1図を参照
して以下に説明する。
放射線画像情報記録読取装置10は、一般的に
は画像記録部12、画像読取部14および残存画
像情報を完全に消去して蓄積性螢光体シートの再
度の画像情報の記録に待機させるための消去部1
6を含む。画像読取部14には一点鎖線で示すよ
うに消去部16その他と光学的に隔離してノイズ
を引き起こす光の侵入を阻止する遮光部材17が
設けられる。画像記録部12は、蓄積性螢光体シ
ート18を位置決めするための第1のベルトコン
ベア20と、その上方に配置されて放射線の散乱
を阻止する散乱防止用ブツキー22とを有する。
この画像記録部12の撮影面24からさらに上方
に離間して、放射線源を含む撮影装置26が配置
される。
次に、位置決め用ベルトコンベア20に近接し
て第2のベルトコンベア28が配置され、この第
2ベルトコンベア28に対しては屈曲した第3の
ベルトコンベア30が対峙する。なお、前記ベル
トコンベア30の屈曲した部分には三つのローラ
により構成されるローラ群32が配置される。
第3ベルトコンベア30の下方にはガイド板3
4が配置されると共にこのガイド板34はさらに
その下方において屈曲した第4のベルトコンベア
36に臨む。第4ベルトコンベア36の屈曲部分
には第2のローラ群38が配設される。
一方、前記第4ベルトコンベア36には第5ベ
ルトコンベア40が近接配置され、この第5ベル
トコンベア40は画像読取部14の内部に配設さ
れた第6ベルトコンベア42に対峙する。前記第
6ベルトコンベア42の他端側は屈曲する第7の
ベルトコンベア44に臨み、前記第7ベルトコン
ベア44の屈曲部分には第3のローラ群46が配
設される。前記ローラ群46と屈曲する第7ベル
トコンベア44の出力側には、さらに、直線状に
配置された第8ベルトコンベア48並びに第9ベ
ルトコンベア50が配設される。ベルトコンベア
48並びに50の上方にはレーザ光源52が配設
され、また、その出力レーザ光53をベルトコン
ベア48上の蓄積性螢光体シート18の幅方向に
主走査させるための光学系、すなわち、ミラー5
4、ガルバノメータミラー55、ミラー56およ
びミラー57が配設される。
次いで、前記第9ベルトコンベア50の一端部
は前記遮光部材17を経て消去部16に臨む。消
去部16は基本的には筐体62と前記筐体62の
内部に併設された複数個の消去用光源64a乃至
64dと筐体62の上方に配設されているフアン
66a乃至66dからなる放熱手段とこの筐体6
2の開口部に隣接された搬送手段68a,68b
を含む。前記搬送手段68aの外側には屈曲する
第10のベルトコンベア70が配置され、この第10
ベルトコンベア70の屈曲部分には第4のローラ
群72が設けられ、さらに前記10ベルトコンベア
70に連設して同様に屈曲する第11のベルトコン
ベア74が配設されると共にその屈曲部分には第
5のローラ群76が設けられる。さらに、前記第
11ベルトコンベア74と第5ローラ群76に近接
して第12ベルトコンベア78が設けられる。第12
ベルトコンベア78は前記のように屈曲構成され
ており、従つて、その屈曲部分に第6のローラ群
80が配設される。さらにまた、第12ベルトコン
ベア78には屈曲する第13のベルトコンベア82
が配設され、この場合も前記と同様にその屈曲部
分には第7のローラ群84が配置されてなるもの
である。
放射線画像情報記録読取装置10は基本的には
以上のように構成されるものであるが、次に第2
図を参照して、特に、本件発明に関連する消去部
16についてより一層詳細な説明を加える。
すなわち、参照符号62で示す消去ユニツトを
構成する筐体はその両端部に夫々配設された搬送
手段68a,68bと前記筐体62の中に消去用
の光を照射するための第1乃至第4に至る光源6
4a乃至64dを含む。
ところで、前記光源64a、64dは筐体62
の一方の側部90aに相当間隔離間して互いに平
行に配設され、光源64b,64cは前記筐体6
2の他方の側部90bに互いに近接して平行に配
設される。すなわち、光源64b,64cは光源
64a,64dの間に介装されるように配置す
る。この場合、前記側部90aには光源64a,
64dの中間部にあつて前記光源64b,64c
に対峙する位置に強制冷却用フアン92b,92
cが配設され、一方、前記側部90bには光源6
4b,64cの外側にあつて前記光源64a,6
4dに対峙する位置に強制冷却用フアン92a,
92dを配設しておく。筐体62の下底部にはベ
ルトコンベア94が配設され、前記ベルトコンベ
ア94は搬送手段68a,68bを構成するロー
ラ96a,96bに張架される。実際、搬送手段
68a,68bを構成するローラ96a,96b
は夫々カバー部材98a,98bに囲撓される。
従つて、前記カバー部材98a,98bには夫々
蓄積性螢光体シート18を筐体62内に導入し、
また、消去後の蓄積性螢光体シートを外部へ導出
するための開口部100が形成される。
さらにまた、この実施態様において、筐体62
はその底部を閉塞した構成であつて、搬送手段6
8a,68bは前記筐体62の内部に配設されて
いる。然しながら、本発明は、例えば、前記筐体
の底部を開放し、搬送手段をその開放された底部
の下方に配置した構成の消去機構にも適用可能で
あることは謂うまでもない。
次に、前記筐体62の一側部にモータ102が
固着され、このモータ102の回転軸104に第
1のスプロケツト105が嵌着する。第1スプロ
ケツト105に懸架されるチエーン106は前記
ローラ96bに同軸的に軸支された第2のスプロ
ケツト107と噛合し、さらに、ローラ96a側
まで延在してこのローラ96aの回転軸に同軸的
に嵌着された第3のスプロケツト108と噛合す
る。前記チエーン106はさらに筐体62の側壁
部に配設されているテンシヨン用の第4のスプロ
ケツト110と噛合して後、前記第1スプロケツ
ト105に戻る。第4スプロケツト110を保持
する軸112は前記筐体62に固着された保持部
材114の長孔116内を変位して前記チエーン
106を最適の張力で保持するよう構成されてい
る。
なお、以上のような構成において、前記筐体6
2の側壁部内面には鏡面仕上げとして構成し、さ
らにまた、消去用光源64a乃至64dとフアン
66a乃至66bの間には下面を鏡面仕上げした
天板118を懸吊しておくと前記光源64a乃至
64dからの消去光の反射が効果的に行われて好
適である(第4図参照)。
本発明に係る蓄積性螢光体シート用消去ユニツ
トは基本的には以上のように構成されるものであ
り、次にその作用並びに効果について説明する。
放射線画像情報記録読取装置10を構成する天
板120上に人体等の被写体122が横たわつた
状態で撮影装置26からの放射線がこの被写体1
22に対して照射されると、放射線は撮影面24
を透過してブツキー22によりその散乱を阻止さ
れた状態で蓄積性螢光体シート18に被写体12
2の所望の部分の放射線画像が記録される。そこ
で、この記録済み蓄積性螢光体シート18は画像
読取部14に指向して搬送される。すなわち、ベ
ルトコンベア28を経て屈曲するベルトコンベア
30に至り、そこからガイド板34を通して再び
ベルトコンベア36に至る。このベルトコンベア
36から導出された蓄積性螢光体シート18は、
ベルトコンベア40に至ると共にベルトコンベア
42,44を経てベルトコンベア48上に位置決
めされる。ここで、レーザ光源52からの出力レ
ーザ光53がガルバノメータミラー55の往復揺
動により前記蓄積性螢光体シート18上に主走査
され、この主走査に同期して蓄積性螢光体シート
18がベルトコンベア48により前記主走査の方
向と略直角な方向に搬送されて副走査がなされ
る。この結果、前記蓄積性螢光体シート18はそ
れに蓄積記録された被写体122の画像情報に基
づいて輝尽発光し、これが集光素子60によつて
集光され、集光素子60に付設されたフオトマル
チプライヤを介して光電的に読み取られ、電気的
信号に変換され、この電気的信号に基づき被写体
の放射線画像が、例えば、図示しないCRTに直
接表示されたり、あるいは写真感光材料等の記録
材料に記録されることになる。そこで、輝尽発光
した蓄積性螢光体シート18は未だ残存する画像
情報を有しているために、この蓄積性螢光体シー
ト18はベルトコンベア50を介して消去部16
に搬送される。すなわち、ローラ96bを含む搬
送手段68bによつて摺接保持された蓄積性螢光
体シート18が筐体62の中に導入されると、こ
の画像情報を残存する蓄積性螢光体シート18に
万遍なく光源64a乃至64dからの消去光が照
射される。この時、前記光源64a乃至64dに
は、夫々対峙するフアン92a乃至92dが付勢
される結果生ずる強制冷却風が送給され、点灯し
て発熱している前記光源64a乃至64dを好適
に冷却する(第3図参照)。一方、筐体62の頂
部に配設されたフアン66a乃至66dが付勢さ
れる。
このため、光源64a乃至64dから発せられ
る熱は前記フアン92a乃至92dの冷却効果に
よつて冷却され、一方、フアン66a乃至66d
はその熱を強制的に外部へと導出するように作用
する。この結果、蓄積性螢光体シート18はその
残存画像を消去するための光を受ける一方、光源
64a乃至64dからの熱はこれを受けることな
く、従つて、螢光体シート18は比較的低温に保
たれた状態でこの筐体62内に滞留する。所定時
間経過後に蓄積性螢光体シート18の残存画像は
略完全に消去され、次いで、ローラ96aを含む
搬送手段68aから搬送用ベルトコンベア70に
送給される。このベルトコンベア70は前記蓄積
性螢光体シート18をベルトコンベア74,7
8,82へと順次供給し、次の放射線画像記録に
待機させることになる。
次に、本発明に係る蓄積性螢光体シート用消去
ユニツトの別の実施態様を第4図に示す。この場
合、前記実施態様と同一の参照符号は同一の構成
要素を示し、従つて、その詳細な説明は省略す
る。
この実施態様では消去用光源64a乃至64d
の直下に邪魔部材200を配設している。邪魔部
材200は、実質的には前記フアン92a乃至9
2dによつて強制冷却用の風が送給された場合
に、比較的薄手の蓄積性螢光体シート18が舞い
上がり、それによつて、当該螢光体シート18自
体が光源64a乃至64dのいずれかに接し、溶
融して付着したり、あるいは光源64a乃至64
dが損傷するのを阻止するために存在する。すな
わち、フアン92a乃至92dが付勢されると、
筐体62内の蓄積性螢光体シート18は、場合に
よつて、その強制冷却風により舞い上がり、光源
64a乃至64dのいずれかに接する虞れがあ
る。然しながら、このように邪魔部材200を設
けることによつて、例え、螢光体シート18が舞
い上がつても邪魔部材200により光源64a乃
至64dまでは至らず、その弊害は完全に阻止さ
れる。邪魔部材200は比較的太さの小さい、す
なわち、蓄積性螢光体シート18に対して光源6
4a乃至64dの照射光の到達を阻止しない程度
の太さの針金部材で網目状に構成されている。な
お、邪魔部材200の形状は必ずしも網目状でな
くてもよく、針金部材を平行に並べたもの等、蓄
積性螢光体シート18が光源64a乃至64dに
接触するのを防止出来るようなものであればどの
ようなものであつてもよい。このように針金部材
により邪魔部材200を構成する場合、特に、邪
魔部材200を光源64a乃至64dに可及的に
近づければ、この邪魔部材200の陰は蓄積性螢
光体シート18の何らの影響も与えず、従つて、
その消去を妨げることはなく、好ましい。
このような目的からすれば、例えば、前記邪魔
部材200は消去用光源64a乃至64dの光の
投下を全く妨げる虞れのない、透過性に優れたガ
ラス板体等で構成することが出来ることは勿論で
ある。
さらに、第5図に本発明の別の実施態様を示
す。この場合も前記実施態様と同一の参照符号は
同一の構成要素を示すものとする。
この実施態様では光源をそれに対峙するフアン
とを一本の光透過性筒体によつて囲撓している。
すなわち、光源64aとフアン92aには第1の
筒体300aを橋架し、光源64bとフアン92
bとの間に第2の筒体300bを橋架している。
また、光源64cとフアン92cとの間に第3の
筒体300cを橋架すると共に光源64dとフア
ン92dとの間に第4の筒体300dを橋架す
る。なお、夫々の光源64a乃至64dの取付部
には開口部302a乃至302dを形成し、この
開口部302a乃至302dを夫々ダクト304
a,304bで閉塞しておくと好適である。
このように構成した結果、フアン92a乃至9
2dにより惹起された強制冷却風は筒体300a
乃至300dにより画成される通路を経て直接光
源64a乃至64dを冷却する。このため、冷却
効果が十分に達成される。なお、光源64a乃至
64dを冷却した風は前記ダクト304aおよび
304bを介して外部へ導出される。
以上説明したように、本発明によれば、消去機
構をコンパクトに構成することが出来ると共に、
消去光の放射に伴つて消去用光源から放射される
熱が蓄積性螢光体シート上に伝わるのを回避する
ことが出来、この結果、消去用光源からの熱によ
る蓄積性螢光体シートの損傷を未然に阻止するこ
とが出来る効果が得られる。従つて、消去機構の
コンパクト化が可能であると共に、蓄積性螢光体
シートの耐用性を高揚させることが可能となり、
また消去機構自体の耐用性をも高揚させることが
可能となる。
以上、本発明について好適な実施態様を挙げて
詳細に説明したが、本発明はこの実施態様に限定
されるものではなく、例えば、立位型放射線画像
情報記録読取装置や、画像読取部と消去部だけを
有し、これらが画像記録部と分離構成された放射
線画像情報読取装置に用いることが出来る等、本
発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の改良
並びに設計の変更が可能なことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る蓄積性螢光体シート用消
去ユニツトを組み込んだ放射線画像情報記録読取
再生ユニツトの縦断説明図、第2図は第1図に示
す消去ユニツトの一部縦断概略斜視図、第3図は
第2図に示す消去ユニツトのシロツコフアンと蓄
積性螢光体シートと光源との関係を示す縦断説明
図、第4図は本発明に係る邪魔部材を組み込んだ
蓄積性螢光体シートの消去ユニツトの縦断説明
図、第5図はフアンと光源とを光透過性筒体で連
結した本発明の別の実施態様を示す概略縦断説明
図である。 10……放射線画像情報記録読取装置、12…
…画像記録部、14……画像読取部、16……消
去部、17……遮光部材、18……蓄積性螢光体
シート、20……ベルトコンベア、22……ブツ
キー、24……撮影面、26……撮影装置、2
8,30……ベルトコンベア、32……ローラ
群、34……ガイド板、36……ベルトコンベ
ア、38……ローラ群、40,42,44……ベ
ルトコンベア、46……ローラ群、48,50…
…ベルトコンベア、52……レーザ光源、53…
…レーザ光、54,56,57……ミラー、55
……ガルバノメータミラー、60……集光素子、
62……筐体、64a〜64d……消去用光源、
66a〜66d……フアン、68a,68b……
搬送手段、70,74,78,82……ベルトコ
ンベア、72,76,80,84……ローラ群、
90a,90b……側部、92a〜92d……フ
アン、94……ベルトコンベア、96a,96b
……ローラ、98a,98b……カバー部材、1
00……開口部、102……モータ、104……
回転軸、105,107,108,110……ス
プロケツト、106……チエーン、112……回
転軸、114……保持部材、116……長孔、1
18……天板、120……天板、122……被写
体、200……邪魔部材、300a〜300d…
…筒体、302a〜302d……開口部、304
a,304b……ダクト。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 放射線画像情報が蓄積記録された蓄積性蛍光
    体シートに励起光を照射して該放射線画像情報を
    輝尽発光光として放出させ、この輝尽発光光を光
    学的素子により読み取り電気的信号に変換する画
    像読取機構に対し、読み取り後の蓄積性蛍光体シ
    ートに残存する画像情報を消去光の照射によつて
    消去する消去機構において、 前記消去機構は、筐体と、 前記筐体内または筐体外に配設されて前記蓄積
    性蛍光体シートを所定位置に搬送するための搬送
    手段とを含み、 前記筐体には、前記搬送手段を介して該筐体内
    に搬入される蓄積性蛍光体シートに消去光を照射
    する消去用光源と、 前記消去用光源に指向する吐出口を備えた冷却
    用送風手段と、 前記蓄積性蛍光体シートと前記消去用光源との
    間に介装され、前記消去光を該蓄積性蛍光体シー
    トに照射し得ると共に前記蓄積性蛍光体シートが
    前記消去用光源に接触することを阻止する手段
    と、 が設けられることを特徴とする蓄積性蛍光体シー
    ト用消去ユニツト。
JP22067484A 1984-10-20 1984-10-20 蓄積性螢光体シ−ト用消去ユニツト Granted JPS6199134A (ja)

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US06/789,800 US4727252A (en) 1984-10-20 1985-10-21 Radiation image erase unit for use with stimulable phosphor sheet

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KR20170041130A (ko) * 2015-10-06 2017-04-14 가부시키가이샤 무라타 세이사쿠쇼 통전 장치

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