JPH0544977A - 多空間空調制御システム - Google Patents

多空間空調制御システム

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JPH0544977A
JPH0544977A JP3223486A JP22348691A JPH0544977A JP H0544977 A JPH0544977 A JP H0544977A JP 3223486 A JP3223486 A JP 3223486A JP 22348691 A JP22348691 A JP 22348691A JP H0544977 A JPH0544977 A JP H0544977A
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JP
Japan
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temperature
air
space
conditioned
difference
Prior art date
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Pending
Application number
JP3223486A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanobu Minesawa
正信 嶺澤
Shinzo Miyauchi
愼三 宮内
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Bosch Corp
Original Assignee
Zexel Corp
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Publication date
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Publication of JPH0544977A publication Critical patent/JPH0544977A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多空間空調制御システムの全体制御モードに
おいて、被空調空間に吹き出す空気の吹出温度を各空間
の必要温調量に応じて調節し、目標温度に到達するまで
の時間を短くする。 【構成】 温度設定手段100によって設定された目標
温度と、温度検出手段200によって検出された被空調
空間の温度との差を温度差演算手段300によって演算
し、被空調空間毎に得られたこれらの差に基づいて吹出
温度を制御手段400で調節し、各被空調空間の目標温
度の設定状態によって吹出温度を変更できるようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数の被空調空間を
共通の空調ユニットによって空調制御する多空間空調制
御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の空調制御システムは、家屋等に
取り付けられて複数の部屋を空調する場合等に用いられ
るもので、従来においては、例えば特開平2─1374
7号公報に示されるもの等が知られている。
【0003】これは、全被空調空間を同時に空調制御す
るモード(全体制御モード)が指定されると、室内機の
吸い込みダクト内に設けられた温度センサの出力に基づ
いて送風量を決定し、各被空調空間の吹出口の手前に設
けられたダンパの開度を同一にして各吹出口から吹き出
す風量を均一に制御し、また、被空調空間毎に個別制御
するモード(個別制御モード)が指定されると、各被空
調空間に取り付けられた室温センサの出力に基づいて各
吹出口のダンパの開度をそれぞれ個別に制御するもので
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
技術においては、全体制御モード時、個別制御モード時
の冷暖房運転が各被空調空間からの吸込空気の平均温度
を用いて制御されるわけであるが、被空調空間毎に設定
された目標温度が冷暖房運転に考慮される保証はなく、
それぞれの空間に設けられたコントローラによって目標
温度を変更しても、それに伴って室内機の吹出温度が変
わらず、特に目標温度と吸い込みダクト内の温度との差
が大きい被空調空間においては、目標温度に到達するま
での時間がかなりかかる場合があった。
【0005】そこで、この発明においては、上記不都合
を解消し、全体制御モード時の被空調空間に吹き出す空
気の吹出温度を各空間の必要温調量に応じて調節し、目
標温度に到達するまでの時間を短くできる多空間空調制
御システムを提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】しかして、この発明の要
旨とするところは、図1に示されるように、各被空調空
間の目標温度を設定する温度設定手段100と、前記各
被空調空間の実際の温度を検出する温度検出手段200
と、前記温度設定手段100によって設定された目標温
度と前記温度検出手段200によって検出された温度と
の差を被空調空間毎に演算する温度差演算手段300
と、前記被空調空間毎に演算された温度差に基づいて各
被空調空間の吹出温度を設定する制御手段400とを具
備することにある。
【0007】
【作用】従って、温度設定手段100によって設定され
た目標温度と、温度検出手段200によって検出された
前記温度設定手段100に対応する被空調空間の温度と
の差が温度差演算手段300によって演算され、被空調
空間毎に得られたこれらの差に基づいて制御手段400
で吹出温度が調節されるので、設定温度が変更されてこ
の設定温度と被空調空間の温度との差が変更されれば、
この差が考慮されて吹出温度が変更されることになり、
そのため、上記課題を達成することができるものであ
る。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面により説明す
る。
【0009】図2において、多空間空調制御システム
は、空調ユニット1と、この空調ユニット1にダクト2
aを介して接続された分岐チャンバ3と、例えば5つの
被空調空間4a〜4eに設けられて前記分岐チャンバ3
にダクト2b〜2fを介して接続される複数の吹出口5
a〜5eと、前記各被空調空間4a〜4eに設けられた
コントローラ6〜10とを備えている。
【0010】空調ユニット1は、例えば室内機11、室
外機12、および制御回路13を含み、室内機11は、
空気導入口14および空気吹出口15の間に形成された
空気流路に室内用熱交換器16、送風機17を直列に配
して構成され、吸引された空気を室内用熱交換器16に
よって温度調節し、ダクト2aを介して分岐チャンバ3
に送風するようになっている。
【0011】この分岐チャンバ3には、各被空調空間4
a〜4eに通じるダクト2b〜2fとの接続箇所にダン
パ(図示せず)が設けられており、このダンパのそれぞ
れを開閉することで、室内機11で温調された空気の各
被空調空間4a〜4eに供給される量を制御できるよう
になっている。
【0012】室外機12は、前記室内機11の室内用熱
交換器16と共に配管結合されて例えばヒートポンプを
構成する切換弁19、コンプレッサ20、室外用熱交換
器21、および膨張弁22を備え、切換弁19によって
冷房サイクルと暖房サイクルとを切り換えられるように
なっている。
【0013】尚、空調ユニット1は、室内機11にヒー
タコアを付加し、これに配管接続される温水供給源を室
外機12に付加し、暖房サイクルを別途設けるようにし
てもよい。この場合には、前記ヒートポンプを用いずに
通常の冷房サイクルを用いてもよい。
【0014】また、制御回路13は、室内機11に取り
付けられて上述した各空調機器を制御するもので、この
制御回路13は、中央処理装置(CPU)、読出し専用
メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RA
M)、入出力ポート(I/O)等を有するマイクロコン
ピュータ、このマイクロコンピュータからの信号に基づ
いて各駆動機構を制御する駆動回路等を有するそれ自体
周知のもので、該制御回路13には、ダクト2a内に配
されて吹出空気の温度を検出する吹出温度検出センサ1
8および各コントローラ6〜10からの信号が入力され
る。
【0015】各コントローラ6〜10は、それが設けら
れた被空調空間の目標温度を設定する温度設定器6a〜
10aと、該被空調空間の実際の温度を検出する温度セ
ンサ6b〜10bとからの信号を入力処理する制御回路
6c〜10cを有し、この制御回路6c〜10cは室内
機11の制御回路13と接続されて信号の授受を行う。
【0016】図3において、全被空調空間を全体制御す
る場合の具体的作動例がフローチャートとして示され、
以下、このフローチャートに基づいて説明する。
【0017】この制御は、特に、システムが立ち上げら
れた初期において実行されるもので、ステップ50にお
いて、タイマをリセットすると共に、各吹出口5a〜5
eから吹き出す空気の初期吹出温を分岐チャンバ3の各
ダンパの開度状態に応じて設定する。
【0018】そして、つぎのステップ52において、シ
ステムを作動させてから(タイマがリセットしてから)
例えば1分が経過したか否かを判定し、経過していない
と判定された場合には、ステップ64へ進み、前記ステ
ップ50で設定せれた初期吹出温をもって室外機12の
能力を調節する。
【0019】システムを作動させてから(タイマがリセ
ットしてから)例えば1分が経過したと判定された場合
には、ステップ54へ進み、このステップにおいて室内
機11の制御回路13から各被空調空間4a〜4eに設
けられたコントローラ6〜10の制御回路6c〜10c
に対して、設定温度と空間温度との差(ΔT)の演算を
指令し、室内機の制御回路13は各コントローラの制御
回路6c〜10cによって演算された設定温度と空間温
度との差(ΔT)を読み込む。
【0020】室内機の制御回路13が各コントローラか
らΔTを読み込んだ後は、ステップ56において、最大
のΔT(ΔTmax)を求め、ステップ58において、
このΔTmaxの絶対値が所定値DT(例えば2de
g)以上であるか否かを判定する。
【0021】これは、各被空調空間の吹出温度を、空間
温度の設定温度からの偏差が最も大きい被空調空間を基
準に決定しようとするもので、最大偏差が所定偏差DT
より小さい場合は室外機12の能力を抑え、大きい場合
は室外機12の能力を大きくする2段階の切り換えを意
図しているためである。
【0022】たとえば、暖房時においては、ステップ5
8で最大偏差が2〔deg〕以上であれば、ステップ6
0へ進み、各被空調空間の目標吹出温度TB1を54
〔℃〕とし、最大偏差が2〔deg〕より小さければ、
ステップ62へ進み、各被空調空間の目標吹出温度TB2
を48〔℃〕とする。
【0023】また、冷房時においては、ステップ58で
最大偏差が2〔deg〕以上であれば、ステップ60へ
進み、各被空調空間の目標吹出温度TB1を11〔℃〕と
し、最大偏差が2〔deg〕より小さければ、ステップ
62へ進み、各被空調空間の目標吹出温度TB2を15
〔℃〕とする。
【0024】そして、ステップ64においては、前記ス
テップ60または62で設定された目標吹出温度をもっ
て室外機12の能力が調節される。
【0025】この室外機12の能力の調節は、吹出温度
検出センサ18によって検出された吹出温度が目標温度
に近づくように、例えばコンプレッサ20の吐出能力を
変化させること等で行われ、ステップ64の後は、ステ
ップ52に戻り、上述した制御を1分毎に繰り返す。
【0026】このため、1分毎に各被空調空間の目標温
度と空間温度との差の最大値に基づいて目標吹出温度を
変更するか否かが決定されるので、暖房時または冷房時
には次のような空調制御が行われる。
【0027】先ず、各被空調空間の温度と目標温度との
差が大きい(2deg以上)暖房初期においては、ステ
ップ58からステップ60へ進み、目標温度が54℃に
設定されて各被空調空間に高温空気が供給される。各被
空調空間4a〜4eが除々に暖められてくると、目標温
度の設定状態によっては室内温度と目標温度との差が2
degより小さくなる被空調空間もでてくるが、2de
gより大きい被空調空間があるかぎり、吹出温度は変更
されずに高温状態が維持される。そして、全ての被空調
空間において室内温度と目標温度との差が2degより
小さくなった時点で、ステップ58からステップ62へ
進み、目標温度が48℃に設定され、各被空調空間4a
〜4eに供給される空気の温度が低下する。
【0028】その後、いずれかの被空調空間において目
標温度の設定が変更され、空間温度との差が2deg以
上になった場合には、再びステップ58からステップ6
2へ進み、目標温度が54℃に設定され、各被空調空間
4a〜4eに供給される空気の温度が上昇する。
【0029】これに対して、各被空調空間の温度と目標
温度との差が大きい(2deg以上)冷房初期において
は、ステップ58からステップ60へ進み、目標温度が
11℃に設定されて各被空調空間4a〜4eに低温空気
が供給される。各被空調空間が除々に冷却されてくる
と、目標温度の設定状態によっては室内温度と目標温度
との差が2degより小さくなる被空調空間もでてくる
が、2degより大きい被空調空間があるかぎり、吹出
温度は変更されずに低温状態を維持する。そして、全て
の被空調空間において室内温度と目標温度との差が2d
egより小さくなった時点で、ステップ58からステッ
プ62へ進み、目標温度が15℃に設定され、各被空調
空間4a〜4eに供給される空気の温度が上昇する。
【0030】その後、いずれかの被空調空間において目
標温度の設定が変更され、空間温度との差が2deg以
上になった場合には、再びステップ58からステップ6
0へ進み、目標温度が11℃に設定され、各被空調空間
4a〜4eに供給される空気の温度が低下する。
【0031】従って、暖房、冷房いずれの場合において
も、空間温度と目標温度との差が最大となる被空調空間
を基準に吹出温度が調節されるので、目標温度に到達す
るまでの時間が短かくなるものである。
【0032】尚、この実施例においては、空間温度と目
標温度との差に基づいて、目標吹出温度の設定を2段階
に変更するようにしたが、3段階以上の段階的な切り換
え設定を行うようにしても、また、空間温度と目標温度
との差に応じた連続的な目標吹出温度の切り換え設定を
行うようにしてもよい。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、全体制御モード及び個別制御モードにおいて、被空
調空間毎に得られた目標温度と空間温度との差に基づい
て吹出温度が設定されるので、例えば目標温度と空間温
度との差を変動した場合には、これに追従して被空調空
間への吹出温度を変更でき、空間温度が目標温度に到達
するまでの時間を短くできる。特に、空間温度と設定温
度との差の最大値に基づいて吹出温度が調節されるよう
にしておけば、システム全体として見ても、目標温度と
各被空調空間の温度とが釣り合うまでの時間を短縮でき
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る多空間空調制御システムを表す
機能ブロック図である。
【図2】多空間空調制御システムの実施例を表す概略構
成図である。
【図3】多空間空調制御システムの制御作動例を表すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
6a〜10a 温度設定器 6b〜10b 温度センサ 6c〜10c 制御回路 13 制御回路 100 温度設定手段 200 温度検出手段 300 温度差演算手段 400 制御手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各被空調空間の目標温度を設定する温度
    設定手段と、前記各被空調空間の実際の温度を検出する
    温度検出手段と、前記温度設定手段によって設定された
    目標温度と前記温度検出手段によって検出された温度と
    の差を被空調空間毎に演算する温度差演算手段と、前記
    被空調空間毎に演算された温度差に基づいて被空調空間
    へ吹き出す空気の吹出温度を設定する制御手段とを具備
    することを特徴とする多空間空調制御システム。
JP3223486A 1991-08-08 1991-08-08 多空間空調制御システム Pending JPH0544977A (ja)

Priority Applications (1)

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JP3223486A JPH0544977A (ja) 1991-08-08 1991-08-08 多空間空調制御システム

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JP3223486A Pending JPH0544977A (ja) 1991-08-08 1991-08-08 多空間空調制御システム

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10132363A (ja) * 1996-10-24 1998-05-22 Toshiba Corp 空調システム装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6284245A (ja) * 1985-09-18 1987-04-17 Mitsubishi Electric Corp 空気調和機
JPH04174241A (ja) * 1990-11-02 1992-06-22 Mitsubishi Electric Corp 分離型ダクト式空気調和機
JPH04283343A (ja) * 1991-03-13 1992-10-08 Matsushita Seiko Co Ltd エアハンドリングユニットの制御装置

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