JPH0544699Y2 - - Google Patents

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JPH0544699Y2
JPH0544699Y2 JP1987176797U JP17679787U JPH0544699Y2 JP H0544699 Y2 JPH0544699 Y2 JP H0544699Y2 JP 1987176797 U JP1987176797 U JP 1987176797U JP 17679787 U JP17679787 U JP 17679787U JP H0544699 Y2 JPH0544699 Y2 JP H0544699Y2
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air flow
cold air
temperature
protective
inner layer
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Description

【考案の詳細な説明】
(イ) 産業上の利用分野 本発明は前面開口に2層のエアーカーテンを形
成する低温シヨーケースに関する。 (ロ) 従来の技術 特開昭59−7867号公報(F25D 17/08)には、
ケース前面開口部、底部壁、奥壁及び頂部壁間に
亘つて冷気が循環移動するように構成された冷凍
冷蔵陳列ケースにおいて、前記開口部上端の冷気
吹出口におけるケース奥行方向の中間部より、短
尺のガイド板を垂設してなることを特徴とする冷
凍冷蔵陳列ケースが開示されている。 (ハ) 考案が解決しようとする問題点 上記従来の技術によれば、ガイド板は同一温度
で形成されるエアーカーテンを前後2分している
関係上、最上段の棚に置かれた商品の展示効果が
悪くなる他、冷却器の着霜により冷気の吹出速度
が低下したときには、ガイド板よりも外側を流れ
る冷気に温度の高い保護気流が侵入するために、
エアーカーテンを形成する冷気の温度が上がり、
これに伴なつて貯蔵室の温度も上昇する問題点が
生じた。 (ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は上記問題点を解決するために、冷却器
および送風フアンを備えた内層と、送風フアンを
備えた外層とを形成し、内層の冷気流と外層の保
護気流とを夫々の吹出口から前面の商品収納及び
取出用の開口に吹き出して2層のエアーカーテン
を形成してなる低温シヨーケースにおいて、内層
から吹き出された冷気流と、外層から吹き出され
た保護気流とがコア領域において相互に接触する
よう前記両吹出口に夫々配置される整流装置のう
ち少なくとも一方を斜めに配置すると共に、両吹
出口を仕切る仕切板の下端から吊下した帯状の整
流部材を設け、該整流部材には、商品名や価格等
が記載されている表示シートを重ね合わせてなる
低温シヨーケースを提供するものである。 (ホ) 作用 整流部材は冷却器への着霜に伴なう冷気流の速
度低下が生じ、冷気流と保護気流との速度が同じ
乃至は冷気流の速度が保護気流の速度より遅くな
つた際、保護気流の冷気流への侵入を阻止する作
用をなす他、最上段の棚に置かれた商品の品名、
価格等を表示する表示具としても作用する。 (ヘ) 実施例 以下図面に基づいて本案の実施例を説明する。 1は前面に商品収納及び取出用の開口3を形成
した断熱壁2にて本体を構成された前面開放形の
低温シヨーケースで、前記断熱壁2の内壁より適
当間隔を存して2枚の区画板4,5を配設して貯
蔵室6と、冷気流循環用の内層7と、保護気流循
環用の外層8とを形成している。前記貯蔵室6に
は商品載置用の棚9が設けられ、又内層7には0
℃以下で冷媒を蒸発させるプレートフイン形の冷
却器10と送風フアン11とが設けらえ、更に外
層8には送風フアン12が設けられている。前記
外層8の送風フアン12は内層7の送風フアン1
1に比べ送風量を少なくされたものである。 前記冷却器10に減圧液冷媒を供給し、且つ前
記両送風フアン11,12を運転する所謂冷却運
転時には、第 図実線矢印の如く冷気流は強制循
環され、吹出口13から吸込口14に至る間、開
口3に冷たいエアーカーテンCAとして形成され、
又第 図鎖線矢印の如く保護気流は強制循環さ
れ、吹出口15から吸込口16に至る間、前記冷
たいエアーカーテンCAを保護するガードエアー
カーテンGAとして形成され、この2層のエアー
カーテンCA,GAにて貯蔵室6の冷却を図つて
いる。 前記内外両層7,8の両吹出口13,15には
多数の整流路17A,18Aを形成したハニカム
材からなる整流装置17,18が設けられてい
る。19は前記両吹出口13,15を仕切る断熱
性の仕切板で、前記整流装置18の内側部分の結
露防止用のヒータ20を設けている。この仕切板
19は表面のうち前記整流装置18の内面が接す
る部分を垂直面21とすると共に、この垂直面下
方の表面を後下がりの傾斜面22とする一方で、
整流装置17の外面が接する裏面を前下がりの傾
斜面23として下端を鋭角をなす先細り形状とし
ている関係上、整流装置17が稍前下がりに傾斜
して吹出口13に設けられ、又整流装置18が垂
直に吹出口15に設けられることになる。従つ
て、後述する整流部材を設けない状態では、吹出
口13から吹き出された冷気流の外側流と、吹出
口15から吹き出された保護気流の内側流とは仕
切板19の下端下方で合流することになる。 24は前記仕切板19の下端に設けられた整流
部材で、この整流部材は透明のフイルムやシート
を帯状にして用いることが外部から貯蔵室6を透
視できる点から好ましい。又、この整流部材24
には最上段の棚9に載置された商品の品名や価格
等記入された表示シート25が第1図に示す如く
重ね合わせられている。この整流部材24は両面
接着テープやマジツクテープ等の取付手段によつ
て第1図に示す如く前記仕切板19の下端に取付
けられる。又この整流部材24の幅としては、仕
切板19の下端に吊下されたときに、冷気流、保
護気流双方の吹出初速度が維持されるコア領域
CA1,GA1が重なる迄の長さが好ましい。 次に両吹出口13,15の奥行幅が90mm、開口
3の高さが1200mmの8尺の低温シヨーケース1を
周囲温度26℃、相対湿度80%、冷媒蒸発温度−20
℃、内層7の吹出平均速度1.3m/sec、外層8の
吹出平均速度0.9m/secの条件で75mmの幅の整流
部材24を設けた場合と、設けない場合とにおけ
る貯蔵室6の温度を冷却運転開始から1時間、2
時間、3時間の時点で測定した結果を次の表に
示す。
【表】 又内層7の吹出平均速度のみを0.9m/secと低
下させて上記条件で貯蔵室6の温度を冷却運転開
始から1時間、2時間、3時間の時点で測定した
結果を次の表に示す。
【表】 表,を見ると、何れも整流部材24を設け
た場合のほうが、貯蔵室6の温度のバラツキが小
さく温度が低くなつている。 この理由としては、整流部材24を設けた場合
も設けない場合も、冷却運転開始後、時間が経つ
につれて冷却器10への着霜量が徐々に増し、冷
却器10と冷気流との熱交換が徐々に悪くなるこ
とに併わせ、霜が冷気流の流路抵抗となつて冷気
流の吹出平均速度を低下させることにあるが、整
流部材24を設けた場合には、吹出初速度の速い
コア領域における冷気流、保護気流相互の接触を
整流部材24でもつて防止できるが、整流部材2
4を設けない場合には、コア領域CA1,GA1
において冷気流、保護気流相互の接触が生じる関
係上、冷気流にて形成されるエアーカーテンCA
の温度が下流に向うにつれ徐々に高くなり、従つ
て貯蔵室6の温度のバラツキが大きく温度が高く
なる。 即ち、整流部材24は冷却器10への着霜に伴
なう冷気流の速度低下が生じ、冷気流と保護気流
との速度が同じ乃至は冷気流の速度が保護気流の
速度より遅くなつた際、保護気流の冷気流への侵
入を阻止する作用をなす。 尚、上記表,において内層7の吹出平均速
度を低下させた表の方が冷却器10を通過する
冷気流の速度が遅い関係上、熱交換される冷気流
の温度が低くなる反面、コア領域CA1の距離が
短かくエアーカーテンCAの乱流域が長くなつて
エアーカーテンCAへの保護気流の侵入量が増し、
結果的に貯蔵室6の温度バラツキが大きくなる。 (ト) 考案の効果 上述した本発明によれば、整流部材は冷却器へ
の着霜に伴なう冷気流の速度低下が生じ、冷気流
と保護気流との速度が同じ乃至は冷気流の速度よ
り遅くなつた際、保護気流の冷気流のコア領域へ
の侵入を阻止する作用をなす関係上、冷気流にて
形成されるエアーカーテンの温度上昇を抑制して
開口における冷凍負荷の増加を防止することがで
き、その結果、貯蔵室の温度上昇及び温度バラツ
キを小さくして貯蔵商品の品質管理を良好に行な
うことができる。 更に、整流部材には商品名や価格等が記載され
ている表示シートが重ね合わせているため、最上
段の棚上に載置されている商品の広告効果をも発
揮するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は何れも本考案の低温シヨーケースの実施
例を示し、第1図は要部縦断面図、第2図は全体
縦断面図である。 7……内層、8……外層、10……冷却器、1
1,12……送風フアン、13,15……吹出
口、17,18……整流装置、19……仕切板、
24……整流部材、25……表示具、CA,GA
……エアーカーテン、CA1,GA1……コア領
域。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 冷却器及び送風フアンを備えた内層と、送風フ
    アンを備えた外層とを形成し、内層の冷気流と外
    層の保護気流とを夫々の吹出口から前面の商品収
    納及び取出用の開口に吹き出して2層のエアーカ
    ーテンを形成してなる低温シヨーケースにおい
    て、内層から吹き出された冷気流と、外層から吹
    き出された保護気流とがコア領域において相互に
    接触するよう前記両吹出口に夫々配置される整流
    装置のうち少なくとも一方を斜めに配置すると共
    に、両吹出口を仕切る仕切板の下端から吊下した
    帯状の整流部材を設け、該整流部材には、商品名
    や価格等が記載されている表示シートを重ね合わ
    せてなる低温シヨーケース。
JP1987176797U 1987-11-19 1987-11-19 Expired - Lifetime JPH0544699Y2 (ja)

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JPH0182485U JPH0182485U (ja) 1989-06-01
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2782642B2 (ja) * 1991-03-14 1998-08-06 富士電機株式会社 冷気循環式オープンショーケース
JP2017029604A (ja) * 2015-08-05 2017-02-09 パナソニックIpマネジメント株式会社 低温ショーケース

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5548085B2 (ja) * 1973-02-23 1980-12-04
JPS60108675A (ja) * 1983-11-17 1985-06-14 三洋電機株式会社 エア−カ−テン構造

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