JPH0544680A - 渦流ポンプ - Google Patents

渦流ポンプ

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JPH0544680A
JPH0544680A JP20819791A JP20819791A JPH0544680A JP H0544680 A JPH0544680 A JP H0544680A JP 20819791 A JP20819791 A JP 20819791A JP 20819791 A JP20819791 A JP 20819791A JP H0544680 A JPH0544680 A JP H0544680A
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suction port
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casing
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Isao Kanbayashi
勇雄 神林
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 気体また液体が吐出部から吸込側に再循環す
ることがない。真空ポンプとしての性能を高める。 【構成】 ケーシング2は羽根嵌合溝7を有するととも
にこの羽根嵌合溝7の外周に吸込口9および吐出口10に
連通する環状の昇圧通路8を有する。ケーシング2の羽
根嵌合溝7内に回転自在に配設した羽根車21は昇圧通路
8内を回転移動する小羽根を外周に設ける。ケーシング
2の羽根嵌合溝7を形成する略環状の仕切り部2aの吸込
口9と吐出口10とを仕切る位置に液体を注液する注液口
14,15を設る。 【効果】 吸込口9から吸込まれる気体または液体は吐
出口10から吐出されるとき、吸込口9と吐出口10とを仕
切る位置に形成した注液口14,15から導入される液体の
圧力により吸込口9に再循環されることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、渦流ポンプに係り、例
えば、真空ポンプ機能、気液混合機能、発泡化機能、液
体混合機能などを付与したものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、真空ポンプ機能を備えた
ポンプとしては、JIS・B8323に記載されている
水封式真空ポンプが知られている。この水封式真空ポン
プは、ケーシング内に補給水が供給されており、そのケ
ーシング内を羽根車が回転して吸込口から空気を吸込ん
で大気中に放出する構造が採られている。
【0003】しかし、この水封式真空ポンプでは、使用
真空度が補給水温度の飽和蒸気圧に近づくと、キャビテ
ーションによる激しい騒音を発生して使用に耐えなくな
る。その解決手段としてエアーエゼクターを水封式真空
ポンプの前段に入れるなどしてエアーを吸込ませること
により、騒音の発生を回避するようにしていた。
【0004】また、従来のポンプでは、吸込口から吸込
んだ気体または液体が吐出口から再びケーシングの羽根
嵌合溝を形成する仕切り部と羽根車との間の間隙から吸
込口に再循環し、効率が低下し、また、スラッジが含ま
れる流体では、仕切り部が磨耗するという問題があっ
た。
【0005】さらに、従来のポンプでは気体と液体とを
混合させる気液混合機能、気体と液体とを混合させて泡
を作る発泡化機能、2種類以上の液体を混合する液体混
合機能などを備えたポンプは存在しなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来の構造のポ
ンプでは、真空ポンプ機能を得る場合、キャビテーショ
ンによって騒音が発生する問題があり、エアーエゼクタ
ーなどをポンプの前段に設けたとしても、高真空度まで
静かな運転を行うのは困難であり、また、水封式真空ポ
ンプの構造は渦流ポンプ等に比べて複雑であって、エア
ーエゼクター等をポンプの前段に設ける必要があるた
め、価格が高くなる問題を有している。
【0007】また、従来のポンプでは、気体と液体とを
混合させる気液混合機能、気体と液体とを混合させて泡
を作る発泡化機能、2種類以上の液体を混合する液体混
合機能などを備えたポンプはなかった。
【0008】本発明は、このような点に鑑みてなされた
もので、エアーエゼクターなどを必要とせず高真空度ま
で静かな運転を行うことができる真空ポンプ機能を備え
るとともに、気体と液体とを混合させる気液混合機能、
気体と液体とを混合させて泡を作る発泡化機能、2種類
以上の液体を混合する液体混合機能などをも備え、かつ
ポンプアップする気体また液体が吐出部から吸込側に再
循環することがなく、効率よく真空が得られ、また、ス
ラッジを含む気体や液体が仕切り部を経て吸込み側に再
循環することを阻止し、仕切り部を磨耗させることがな
い渦流ポンプを提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の渦流ポ
ンプは、環状の羽根嵌合溝を有するとともにこの羽根嵌
合溝の外周に吸込口および吐出口に連通する環状の昇圧
通路を有するケーシングと、このケーシングの羽根嵌合
溝内に回転自在に配設され前記昇圧通路内を回転移動す
る小羽根を外周に有する羽根車とを備えた渦流ポンプに
おいて、前記ケーシングの羽根嵌合溝を形成する略環状
の仕切り部の前記吸込口と吐出口とを仕切る位置にこの
羽根嵌合溝に液体を注液する注液口を設けたものであ
る。
【0010】請求項2の発明の渦流ポンプは、環状の羽
根嵌合溝を有するとともにこの羽根嵌合溝の外周に吸込
口および吐出口に連通する環状の昇圧通路を有するケー
シングと、このケーシングの羽根嵌合溝内に回転自在に
配設され前記昇圧通路内を回転移動する小羽根を外周に
有する羽根車とを備えた渦流ポンプにおいて、前記ケー
シングの羽根嵌合溝を形成する略環状の仕切り部の前記
吸込口と吐出口とを仕切る位置にこの仕切り部の内側に
注入された液体を前記羽根嵌合溝に導く通路を形成した
ものである。
【0011】
【作用】請求項1の発明の渦流ポンプは、羽根車の回転
によって吸込口から吸込まれる気体または液体は吐出口
から吐出される。このとき、吸込口から吸込んだ気体ま
たは液体は吸込口と吐出口とを仕切る位置に形成した注
液口から導入される液体の圧力により再び気体または液
体が吸込口に再循環されることがない。
【0012】請求項2の発明の渦流ポンプは、ケーシン
グの羽根嵌合溝を形成する仕切り部の中心側に注液され
た液体は、羽根車の回転による遠心力と圧力によって液
体が羽根車の側面に沿って放射方向に流れるとともに羽
根車と羽根嵌合溝との隙間を通じて昇圧通路に放出さ
れ、この昇圧通路に放出された液体が吸込口から吸込ま
れる気体または液体とともに羽根車と昇圧通路との間で
生じる渦流により撹拌されつつ吐出口から吐出される。
このとき、仕切り部の中心側に注液された液体は吸込口
と吐出口とを仕切る位置に形成した通路に導かれ、この
通路に導かれた液体の圧力により気体または液体が再び
吸込口に再循環されることがない。このことは、気体ポ
ンプでは、高真空ポンプの作用を有することであり、液
体ポンプではスラッジのある液体の場合、スラッジが再
循環せず、仕切り部の磨耗がしないことになる。また、
吸込口から気体を吸込んで大気中に放出することによっ
て真空ポンプ機能が得られ、吸込口から注液される液体
と混合させる気体を吸込んでその気体と液体とを混合さ
せる気液混合機能が得られ、吸込口から気体を吸込んで
その気体と液体とを撹拌して泡を作る発泡化機能が得ら
れ、吸込口から注液される液体と混合させる液体を吸込
んで2種類以上の液体を混合する液体混合機能が得られ
る。
【0013】
【実施例】次に、本発明の一実施例の構成を図1および
図2を参照して説明する。渦流ポンプ1のケーシング2
は、ケーシング本体3とこのケーシング本体3の端面に
Oリング4を介して気密に嵌合されたケーシングカバー
5を有し、このケーシング本体3とケーシングカバー5
との間には、中心部に略環状の仕切り部2aの内側にて注
液空間6が形成され、この注液空間6の外周に略環状の
仕切り部2aにてこの注液空間6に連通する環状の羽根嵌
合溝7が形成され、この羽根嵌合溝7の外周に連通して
環状の昇圧通路8が形成されている。この昇圧通路8の
入口部には吸込口9が連通形成されているとともに、昇
圧通路8の出口部には吐出口10が連通形成され、昇圧通
路8の吸込口9と吐出口10とを仕切る位置には隔壁部11
に連なって前記仕切り部2aが突出形成されている。
【0014】そして、前記仕切り部2aの吸込口9と吐出
口10とを仕切る位置に液体を注液する注液口14,15が前
記ケーシング本体3とケーシングカバー5との両内側面
に対向して形成されている。また、ケーシング本体3ま
たはケーシングカバー5の中心部の注液空間6に連通す
る図示しない注液口と前記注液口14,15には注液用ポン
プが連通接続されている。
【0015】また、21は羽根車で、この羽根車21は、注
液空間6に侵入する回転軸22の一端部に嵌合固定される
ボス部23と、羽根嵌合溝7内に回転可能に嵌合する円板
部24とを有し、この円板部24の中心側には両側面に貫通
する複数の通孔25が設けられ、円板部24の外周両側には
複数の小羽根26およびこの小羽根26の間に羽根溝27が設
けられており、この円板部24の外周の小羽根26および羽
根溝27が昇圧通路8内を回転移動するようになってい
る。なお、前記羽根車21は小羽根26を両側に形成した両
羽根構造について説明したが、片羽根構造でもよく、片
羽根構造の羽根車21の場合には、前記注液口14,15は羽
根形成側からの片側から形成する。
【0016】また、前記回転軸22は、注液空間6に侵入
する一端部が図示しない軸受けシール機構によってケー
シング本体3に回転自在に支持されているとともに液密
にシールされ、他端部が図示しないモータに連結されて
いる。
【0017】次にこの実施例の作用を説明する。渦流ポ
ンプ1によって真空ポンプの機能を得る場合には、吸込
口9を真空機器などの真空を必要とする側に連通させる
とともに吐出口10を大気に開放し、この状態で羽根車21
を回転させるとともにケーシング2の注液空間6に水な
どの液体を別途の注液用ポンプにて注液すると、羽根車
21の回転による遠心力および圧力によって液体が羽根車
21の側面に沿って放射方向に流れるとともに羽根車21と
羽根嵌合溝7との隙間を通じて昇圧通路8に放出され
る。この昇圧通路8に放出された液体は、吸込口9から
吸込まれる気体とともに羽根車21の各羽根溝27と昇圧通
路8との間で生じる渦流によって撹拌されつつ、気体が
小さな泡粒となって液体と一緒に吐出口10から吐出され
る。従って、吸込口9から気体が吸込んで吐出口10から
吐出する真空ポンプ機能が得られる。
【0018】このとき、吸込口9から吸込んだ気体は吸
込口9と吐出口10とを仕切る位置に形成した仕切り部2a
の注液口14,15から羽根嵌合溝7に導入される液体の圧
力により再び吸込口9に再循環されることがない。
【0019】なお、従来の水封式真空ポンプでは補給液
の飽和蒸気圧に近づくと50Torr程度でもキャビテーショ
ンによる騒音が発生するが、渦流ポンプ1はその特性上
キャビテーションによる騒音の発生がないため、高真空
度においても静かな運転が可能となり、キャビテーショ
ンによる騒音の発生防止のためにエアーエゼクターなど
等を設ける必要もない。
【0020】また、渦流ポンプ1によって気液混合機能
あるいは発泡化機能を得る場合には、吸込口9から混合
させる気体を吸込ませるとともに、その気体と混合させ
る液体を注液空間6に注液することにより、回転する羽
根車21で気体と液体とを撹拌し、気体と液体とを混合さ
せて吐出口10から吐出させることができる。なお、この
機能の利用方法としては、例えば、タンク内からガスを
抜き取って気液混合し、水処理や発酵などに利用するこ
とができる。さらに、渦流ポンプ1の吐出圧力は高いの
で、吐出口10から吐出される気液混合状態の液体を所定
の場所まで圧送することもできる。このときも、吸込口
9から吸込んだ気体およびこの気体に混合される液体は
吸込口9と吐出口10とを仕切る位置に形成した仕切り部
2aの注液口14,15から羽根嵌合溝7に導入される液体の
圧力により再び吸込口9に再循環されることがない。
【0021】また、渦流ポンプ1によって液体混合機能
を得る場合には、吸込口9から混合させる液体を吸込ま
せるとともに、その液体と混合させる液体を注液空間6
に注液することにより、回転する羽根車21で2種類の液
体を撹拌し、2種類の液体を混合させて吐出口10から送
出することができる。このときも、吸込口9から吸込ん
だ液体およびこの液体に混合される液体は吸込口9と吐
出口10とを仕切る位置に形成した仕切り部2aの注液口1
4,15から導入される液体の圧力により再び吸込口9に
再循環されることがない。この場合にも、タンク等から
液体を抜き取って混合したり、混合した液体を所定の場
所まで圧送することができる。
【0022】また、注液空間6に液体を導入することな
く、吸込口9に液体を供給するようにすることもでき
る。例えば、吸込口9内に突出入して先端部を昇圧通路
8の入口部に臨ませた導管にて注液口を構成し、この注
液口を通じて液体を羽根車21に注液するようにする。こ
の場合にも、前述と同様に真空ポンプ機能、気液混合機
能および発泡化機能、液体混合機能等を得られる。
【0023】また、前記実施例では、渦流ポンプ1とは
別途の注液用ポンプを用いて注液を行うようにしている
が、渦流ポンプ1と一体に並設した注液用ポンプによっ
て注液を行うようにしてもよい。この注液用ポンプは、
渦流ポンプ1と同様に渦流ポンプ構造とし、渦流ポンプ
1の羽根車21と注液用ポンプの羽根車とが一体的に回転
し、注液用ポンプの吸込口から液体を吸込んで吐出口か
ら吐出し、導管を通じて渦流ポンプ1の注液空間6に注
液する。なお、注液用ポンプは渦流ポンプ構造に限ら
ず、遠心ポンプ構造でもよい。
【0024】次に他の実施例の構成を図3および図4に
ついて説明する。
【0025】前記実施例の構造において、前記ケーシン
グ本体3とケーシングカバー5との両内側面に対向して
形成した注液口14,15に連通させて、このケーシング本
体3とケーシングカバー5との仕切り部2aの内側面に前
記吸込口9の内端吸込部29に向って前記羽根車21の羽根
溝27に対向する外周縁に沿った円周方向の開口部30が切
り欠き形成されている。
【0026】この実施例の構造では、開口部30から圧力
を有する液体が羽根車21の回転方向に流出されることに
なり、吸込口9からの気体または液体の吸込み性能を向
上できる。
【0027】また,前記図3および図4に示す実施例の
構造において、図5に示すように、吸込口9をケーシン
グ2の上部に形成することにより、さらに、吸込口9か
ら流入する流体と開口部30からの液体との衝突がなく、
流体の吸込み性能を向上できる。
【0028】次に他の実施例の構成を図6および図7に
ついて説明する。
【0029】前記実施例の構造において、ケーシング2
の羽根嵌合溝7を形成する略環状の仕切り部2aの吸込口
9と吐出口10とを仕切る位置に液体を注液する注液口1
4,15を設けることなく、前記ケーシング2の羽根嵌合
溝7を形成する略環状の仕切り部2aの内側の注液空間6
に注入された液体をこの仕切り部2aの前記吸込口9と吐
出口10とを仕切る位置に導く注液口16,17を形成したも
のである。
【0030】さらにこの実施例の構造でも、図8に示す
ように、吸込口9を上部に形成することもできる。
【0031】次に、図6および図7と図8に示す実施例
の作用を図8について説明する。
【0032】ケーシング2の羽根嵌合溝7を形成する仕
切り部2aの中心側に注液された液体aは、羽根車21の回
転による遠心力と圧力によって液体が羽根車21の側面に
沿って放射方向に流れるとともに羽根車21と羽根嵌合溝
7との隙間を通じて昇圧通路8に放出され、この昇圧通
路8に放出された液体が吸込口9から吸込まれる気体ま
たは液体bとともに羽根車21と昇圧通路8との間で生じ
る渦流により撹拌されつつ吐出口10から混合流体、例え
ば、気液混合体、または二液混合体cが吐出される。こ
のとき、仕切り部2aの中心側に注液された液体は吸込口
9と吐出口10とを仕切る位置に形成した通路に導かれ、
仕切り部2aの中心側の注液空間6に注液された液体aは
吸込口9と吐出口10とを仕切る位置に形成した注液口1
6,17に導かれ、この注液口16,17に導かれた液体の圧
力により再び吸込口9に気体または液体が再循環される
ことがない。
【0033】前記両実施例に示す構成により、スラッジ
を含む気体または液体を同様に吐出口10側から吸込口9
に再循環させることがないようにすることもできる。
【0034】そして、この実施例の構成では気体吸引ポ
ンプ、真空ポンプ、気液混合用ポンプ、液混合ポンプに
限らず、自吸式渦流ポンプとしても適用できる。
【0035】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、羽根車の回転
によって吸込口から吸込まれる気体または液体は吐出口
から吐出されるとき、吸込口から吸込んだ気体または液
体は吸込口と吐出口とを仕切る位置に形成した注液口か
ら導入される液体の圧力により再び吸込口に再循環され
ることがなく、ポンプ効率を高められる。
【0036】請求項2の発明によれば、キャビテーショ
ンによる騒音の発生がないなどの特性を有する渦流ポン
プを用い、この渦流ポンプのケーシングの羽根嵌合溝の
中心側に注液口を通じて液体を注液することにより、羽
根車の回転による遠心力と圧力によって液体が羽根車の
側面に沿って放射方向に流れるとともに羽根車と羽根嵌
合溝との隙間を通じて昇圧通路に放出され、この昇圧通
路に放出された液体が吸込口から吸込まれる気体または
液体と一緒に羽根車と昇圧通路との間で生じる渦流によ
り撹拌されつつ吐出口から吐出されるため、エアーエゼ
クター等を必要とせず高真空度まで静かな運転を行うこ
とができる真空ポンプ機能を備えるとともに、気体と液
体とを混合させる気液混合機能、気体と液体とを混合さ
せて泡を作る発泡化機能、2種類以上の液体を混合する
液体混合機能などをも備えた渦流ポンプにおいて、仕切
り部の中心側に注液された液体は吸込口と吐出口とを仕
切る位置に形成した通路に導かれ、この通路に導かれた
液体の圧力により吸込口から吸込まれた気体、或いは液
体が再び吸込口に再循環されることがなく、真空ポンプ
効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す渦流ポンプの縦断正面
図である。
【図2】同上渦流ポンプの縦断側面図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す渦流ポンプの縦断正
面図である。
【図4】同上渦流ポンプの縦断側面図である。
【図5】本発明の他の実施例を示す渦流ポンプの縦断側
面図である。
【図6】本発明の他の実施例を示す渦流ポンプの縦断正
面図である。
【図7】同上渦流ポンプの縦断側面図である。
【図8】本発明の他の実施例を示す渦流ポンプの動作説
明図である。
【符号の説明】
1 渦流ポンプ 2 ケーシング 2a 仕切り部 7 羽根嵌合溝 8 昇圧通路 9 吸込口 10 吐出口 14,15,16,17 注液口 21 羽根車 26 小羽根

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状の羽根嵌合溝を有するとともにこの
    羽根嵌合溝の外周に吸込口および吐出口に連通する環状
    の昇圧通路を有するケーシングと、このケーシングの羽
    根嵌合溝内に回転自在に配設され前記昇圧通路内を回転
    移動する小羽根を外周に有する羽根車とを備えた渦流ポ
    ンプにおいて、 前記ケーシングの羽根嵌合溝を形成する略環状の仕切り
    部の前記吸込口と吐出口とを仕切る位置にこの羽根嵌合
    溝に液体を注液する注液口を設けたことを特徴とする渦
    流ポンプ。
  2. 【請求項2】 環状の羽根嵌合溝を有するとともにこの
    羽根嵌合溝の外周に吸込口および吐出口に連通する環状
    の昇圧通路を有するケーシングと、このケーシングの羽
    根嵌合溝内に回転自在に配設され前記昇圧通路内を回転
    移動する小羽根を外周に有する羽根車とを備えた渦流ポ
    ンプにおいて、 前記ケーシングの羽根嵌合溝を形成する略環状の仕切り
    部の前記吸込口と吐出口とを仕切る位置にこの仕切り部
    の内側に注入された液体を前記羽根嵌合溝に導く通路を
    形成したことを特徴とする渦流ポンプ。
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