JPH0544671B2 - - Google Patents

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JPH0544671B2
JPH0544671B2 JP61290825A JP29082586A JPH0544671B2 JP H0544671 B2 JPH0544671 B2 JP H0544671B2 JP 61290825 A JP61290825 A JP 61290825A JP 29082586 A JP29082586 A JP 29082586A JP H0544671 B2 JPH0544671 B2 JP H0544671B2
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numerical
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JP61290825A
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Kenji Shibazaki
Yutaka Irie
Masazumi Ito
Tomoji Murata
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS62161163A publication Critical patent/JPS62161163A/ja
Publication of JPH0544671B2 publication Critical patent/JPH0544671B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野] この発明は、複写機における複写倍率設定装置
に関する。 [従来の技術] 原稿の拡大複写、縮小複写を行うため、複写倍
率を変更できる複写機は既に知られている。この
ような変倍機能を備えた複写機は、予め定められ
た複数の複写倍率から所望の複写倍率を選択する
固定の複写倍率を設定できる複写機と、任意の複
写倍率を設定できる複写機とがあり、これ等両者
の変倍機能を備えた複写機もある。 固定の変倍機能を備えた複写機の複写倍率設定
装置は、予め定められた複数の複写倍率に対応す
る操作パネル上のスイツチにより所望の複写倍率
を選択すると、その倍率の位置に複写光学系が設
定されるように構成されており、また、任意の複
写倍率を設定できる複写倍率設定装置は、スライ
ド式の操作レバーなどを操作することで、所望の
倍率の位置に複写光学系が設定されるように構成
されている。 [発明が解決しようとする課題] 前記したスライド方式の操作レバーなどによる
複写倍率設定装置では、任意の複写倍率を設定で
きるが、複写倍率は操作レバーの位置で表示され
るから、設定された複写倍率がいくらであるか分
かりにくい。このため、1つの複写作業が終了し
た後に次の複写作業のために複写倍率を変更した
ようなときは、再度、先の複写作業で設定した複
写倍率と同一の倍率での複写要求があつても、そ
の複写倍率に設定することが極めて困難で、この
ような場合は近似した複写倍率でしか複写作業を
行うことができない。 この問題への対処としては、マイクロコンピユ
ータにより複写機を制御し、複写倍率は数値デー
タとして取扱うことができるように構成する。そ
して、複写時に使用する任意の複写倍率を数値デ
ータとしてメモリに記憶させておき、複写作業に
際しては、先にメモリに記憶させてある複写倍率
の数値データから所望の複写倍率を読み出し、こ
の数値データに基づいて複写光学系を対応する複
写倍率位置に設定するように構成することで対応
することができよう。 この様な手段によれば、複写倍率を数値データ
として取り扱うから、反復して同一複写倍率を使
用する複写作業においても、同一複写倍率の再現
が容易となる。しかし、その反面、誤つてその複
写機で設定可能な複写倍率範囲外の数値データを
入力したため、複写倍率の設定が不可能になる場
合もある。このため、数値データの入力に際して
は複写機に設定可能な複写倍率範囲を認識してい
る必要があり、操作誤りの発生も予想される。特
に、複写機の操作に不慣れな操作者にとつては、
複写倍率を数値データとして取り扱う複写機の複
写倍率設定操作は操作しずらいものとなる。この
発明は上記課題を解決することを目的とするもの
である。 [課題を解決するための手段] この発明は上記課題を解決するもので、複数の
任意の倍率データを記憶させた記憶手段から所望
の複写倍率データを読み出して複写機の複写倍率
を設定する複写倍率設定装置において、手操作可
能な数値入力手段と、該数値入力手段によつて入
力された数値を表示するために所定桁数の数字表
示部を有する数値表示手段と、複数の数値データ
を記憶する記憶手段と、上記数字表示手段に表示
されている数値データを上記記憶手段に記憶させ
るための操作手段と、複写機に設定可能な有効複
写倍率範囲を示すデータを記憶する有効複写倍率
記憶手段と、上記操作手段が操作されたとき、上
記数値表示手段に表示されている数値が有効複写
倍率範囲内であるか否かを判定し、範囲外である
場合には所定の有効複写倍率範囲内の数値データ
に変換して上記数値表示手段を表示するととも
に、上記記憶手段に記憶させるように制御する制
御手段とを備えたことを特徴とするものである。 [作用] 操作手段が操作されたときは、数値表示手段に
入力された数値データが表示され、さらに制御手
段により表示されている数値が有効複写倍率範囲
内であるか否かが判定される。入力された数値が
有効複写倍率範囲外である場合には、所定の有効
複写倍率範囲内の数値データに変換されて上記数
値表示に表示されるとともに、記憶手段に記憶さ
れる。入力された数値が有効複写倍率範囲内であ
る場合には、その数値が上記数値表示手段に表示
されるとともに、記憶手段に記憶される。 実施例 以下にこの発明の一実施例を図面とともに説明
する。 複写機構 第1図は本発明に係る倍率設定装置を備えた電
子複写機の一例を示す。複写機本体の略中央部に
は反時計回り方向に回転駆動可能な感光体ドラム
1が配設され、その周囲にはメインイレーサセン
プ2、サブ帯電チヤージヤ3、サブイレーサラン
プ4、メイン帯電チヤージヤ5、現像装置6、転
写チヤージヤ7、複写紙の分離チヤージヤ8、ブ
レード方式のクリーニング装置9が配設されてい
る。感光体ドラム1は表面に感光体層を設けたも
ので、この感光体は前記イレーサランプ2,4及
び帯電チヤージヤ3,5を通過することにより増
感帯電され、光学系10から画像露光を受ける。 光学系10は原稿ガラス16の下方で原稿像を
走査可能に設置したもので、図示しないと光源
と、可動ミラー11,12,13と、レンズ14
と、ミラー15とから構成されている。前記光
源、可動ミラー11は感光体ドラム1の周速度(v)
(等倍、変倍に拘わらず一定)に対して(v/n)
(但し、n:複写倍率)の速度で左方に移動し、
可動ミラー12,13は(v/2n)の速度で左
方に移動するように、DCモータM3で駆動され
る。なお、複写倍率の変更に際しては、前記レン
ズ14が光軸上で移動するとともにミラー15が
移動・揺動する動作が伴うが、このような倍率変
更装置については後に詳述する。 一方、複写機本体の左側には、それぞれ給紙ロ
ーラ21(CL2)、23(CL3)を備えた給紙
部20,22が設置され、複写紙の搬送路はロー
ラ対24,25、タイミングローラ対26(CL
1)、搬送ベルト27、定着装置28、排出ロー
ラ対29にて構成されている。 次に、倍率変更のためのレンズ、ミラー等の移
動機構について第3図、第4図を参照して説明す
る。この倍率変更機構は拡大から縮小まで実質的
に無段階の倍率を選択可能としたもので、具体的
には拡大(×1.414)から等倍(×1)をへて縮
小(×0.647)までの倍率を適宜選択可能である。 倍率変更機構は、概略、レンズ移動機構35と
ミラー移動機構40とミラー揺動機構55とこれ
らを駆動するステツピングモータM4とから構成
されている。 レンズ移動機構35は、前記レンズ14を光軸
と平行に設置したガイドレール36上に移動自在
に取付け、前記ステツピングモータM4の出力軸
31に固定した駆動プーリ32に巻回した駆動ワ
イヤ37を回転自在なプーリ38,38に張設
し、かつ駆動ワイヤ37の中間部をレンズ14の
側部に止着したものである。したがつて、ステツ
ピングモータM4を所定の回転数で正逆回転させ
ることにより、駆動プーリ32を介して駆動ワイ
ヤ37が正逆回転して、レンズ14がガイドレー
ル36に沿つて光軸上で第3図中左右方向に移動
し、倍率に応じた位置で停止される。 ミラー移動機構40は、移動体41に回動自在
に支承された軸43に前記ミラー15を背面側で
固定し、この移動体41の側片42,42を光軸
と平行に設置したガイド軸45に摺動自在に取付
け、前記軸43の端部に設けた回転自在なローラ
44を補助ガイドレール46上に載置したもので
ある。また、移動体41にブラケツト49を介し
て設けたピン50には移動駆動カム53の周面が
当接し、移動体41はピン47に一端を止着した
コイルばね48にて前記カム53側に付勢されて
いる。前記ステツピングモータM4の出力軸31
に固定したギヤ33は支軸51の一端に固定した
ギヤ52と噛合し、前記カム53は支軸51の他
端に固定されている。 したがつて、ステツピングモータM4の回転は
ギヤ33からギヤ52、支軸51を介してカム5
3に伝達され、移動体41即ちミラー15はカム
53の周面形状に応じて光軸上で前後に移動し、
倍率変更に伴う光路長の補正を行う。即ち、前記
レンズ14とミラー15は倍率変更に伴つてステ
ツピングモータM4にて連動して駆動され、その
位置関係は第2図に示すとおりである。なお、本
発明の実施例では無段階の変倍を行うためにステ
ツピングモータM4の回転量は連続的に調整可能
であるが、これを段階的に行うと数段の倍率を選
択する機構とすることができる。 一方、ミラー揺動機構55は、前記移動体41
に設けた回動自在な支軸56に固定した揺動駆動
カム57の周面を前記ミラー15の背面に当接さ
せ、ミラー15を軸43に巻回したコイルばね5
8にてカム57側に付勢する一方、支軸56に固
定したピニオンギヤ59を複写機本体に取付けた
ラツク60に噛合したもので、ラツク60は前記
ガイド軸45と平行に延在している。このミラー
揺動機構55は倍率の変更に伴つてミラー15を
単に移動させるだけではミラー15にて反射され
た光束の光軸が前記感光体ドラム1に当たる露光
点がずれるのを補正し、倍率変更に際しても同一
露光点に光軸を向けるようにミラー15を揺動さ
せる。即ち、倍率変更に応じて移動体41が前後
に移動すると、ピニオンギヤ59がラツク60上
を転動してカム57が支軸56とともに回転し、
ミラー15がカム57の周面形状に応じて軸43
を支点として揺動し、露光点の補正を行う。 この場合、ミラー15の揺動角度は最大倍率時
(本実施例では拡大時)にミラー15で反射され
た光束の光軸が感光体ドラム1の中心に向かうよ
うに位置決めされ、これにより小さい倍率に対し
てはこの最大倍率時の露光点と同一露光点に光軸
が向くように調整される。これは、スリツト状の
像が拡大されて投影されるので露光像の歪みが最
も顕著に現われる最大倍率時の光軸を感光体ドラ
ム1に垂直に入射させることにより、全体的に入
射角のずれによる露光像の歪みを目立たなくして
いる。 制御装置 第5図に複写機の操作パネル部における各操作
キーの配置関係を示す。操作パネル70には、複
写動作をスタートさせるためのプリントキー7
1、4桁の数値表示が可能な数値表示装置72、
それぞれ1、2、…、9、0の数値に対応するテ
ンキー80〜89、割込み複写を指定する割込み
キー90、クリア・ストツプキー91、多段に装
着されている複写紙をサイズによつて指定するた
めのペーパー選択キー92、複写画像濃度をステ
ツプ的に変更・指定するためのアツプ及びダウン
キー93,94及び本発明の複写倍率設定装置に
係るキー群95〜103等が配置される。 第1の倍率設定キー群95,96,97,98
は倍率を任意に設定する目的で配置されるもので
あつて、第1の倍率設定モード切換用のキー99
が操作され、複写機の制御モードが第1の倍率設
定モードに切換えられた状態において、いずれか
のキーが操作されるとテンキーによつて入力され
て表示装置72に表示されている数値が、その操
作されたキーに対応するメモリに複写倍率として
記憶される。 第2の倍率設定キー群100,101,10
2,103は、その対応するメモリにそれぞれあ
らかじめ所定の複写倍率がセツトされていて、上
記第1のキー群の場合のように数値設定しなくて
も、プリセツトされた数値に基いて複写動作が実
行できるように考慮されている。従つて、プリセ
ツトされる複写倍率は、たとえば工場出荷段階に
おいて仕向け先毎に通常よく使用されると考えら
れる倍率が選択される。このことについては後に
詳述する。 このように、第1のキー群は使用者が必要な複
写倍率を任意に設定し、第2のキー群は一般的に
使用される、たとえば国内向仕様であればA4→
B5、B4→A4、A3→A4、あるいはA4→A3等に
対応する倍率がプリセツトされるように機能上異
なつた役割を与えられている。然るに、第2のキ
ー群に対してプリセツトされる数値は一般的な、
あるいは計算上の複写倍率であるから、機械誤差
又は設計上の誤差によつて実際に得られる複写物
がその複写倍率とは若干異なる場合がある。たと
えば等倍(×1)を選択していても、実際には
(×1.004)あるいは(×0.996)倍となつている
場合があり得る。このような場合、第1図に示す
第2の倍率設定モード切換用のキー104を操作
することによつて複写機の制御モードを第2の倍
率設定モードに切換え、上記第1の倍率設定モー
ドと同様な操作で任意の数値を各キー100〜1
03に対応するメモリにセツトし、所望の複写倍
率を得ることが可能である。具体的には、等倍キ
ーに対して数値1.002や0.998がセツトされ得る。 第6図はこの発明の倍率設定装置に用いられる
制御回路を示し、201は第1CPU、202は第
2CPU、203はRAM、204はスイツチマト
リクス、205は原稿走査用の直流モータM3の
駆動回路、206は変倍用のステツピングモータ
M4の駆動回路、207はデコーダである。なお
出力端子A1ないしA7はそれぞれメインモータ
M1、現像モータM3、タイミングローラクラツ
チCL1、上給紙クラツチCL2、下給紙クラツチ
CL3、チヤージヤ5、転写チヤージヤ7の各駆
動スイツチング用のトランジスタ(第7図)に接
続される。 RAM203には、複写動作制御用の種々のデ
ータが書き込まれ、あるいはCPU内のROMから
シフトされて記憶されているとともに、選択キー
100ないし103に対応して、記憶部Q1,Q
2,Q3,Q4を有しており、詳細後述のよう
に、たとえば、選択キー100をオンとすると表
示装置72に表示されている倍率が記憶部Q1に
書き込まれ或いは読み出され、選択キー101を
オンすると倍率は記憶部Q2に書き込まれ或いは
読み出されるようになつている。 また選択キー95ないし98に対して記憶部Q
5,Q6,Q7,Q8が上述と同様に設けられ、
たとえば、選択キー95がオンとされたときは倍
率は記憶部Q5に書き込まれ或いはQ5から読み
出されるようになつている。 このRAM203はたとえば電池バツクアツプ
され、電源がしや断されても記憶内容は保持され
る。 第8図乃至第15図は、第1のCPUにおいて
実行される倍率設定及び複写動作の制御の処理手
順を示すフローチヤートである。以下これに基い
て本発明を具体的に説明する。 第8図は第1のCPUにおける処理手順を概略
的かつ総括的に示すフローチヤートである。 ステツプS1、S2では、主として機械組立時あ
るいは機械の工場出荷段階においてなされる上記
記憶部Q1〜Q4に対する倍率のプリセツト処理
が実行される。この処理の詳細は第9図に示す。 ステツプS3、S4では、複写機が複写動作中で
ないとき、各選択キー95〜98あるいは100
〜103に倍率A〜Hを対応付けてセツトするた
めの処理が実行される。この処理の詳細は第10
図〜第12図に示す。 ステツプS5では、ステツプS4でセツトされた
倍率に対応して、レンズ位置やモータの駆動速度
を制御するデータを第2CPU202に転送する処
理を実行する。このデータの転送時、第2CPU2
02では割込みによつてこれを処理する。ステツ
プS5の詳細は第13図、14図に示す。 ステツプS6では、他の、たとえば複写機のヒ
ータの温度制御や複写紙のサイズ判別等の処理を
一括して示す。 ステツプS7では、複写動作の制御のための処
理が実行される。この処理の詳細は第15図に示
す。なお、第16図はその動作を示すタイムチヤ
ートである。 第9図は第2の倍率設定用のキー群100〜1
03に対応するメモリQ1〜Q4に所定の数値を
プリセツトするための初期セツト処理の詳細を示
すフローチヤートである。第8図のステツプS1
におけるイニシヤルスイツチとは、たとえば工場
における組立時あるいはサービスマンに対しての
み解放され得るように、複写機内の通常は操作で
きないような位置に設定されたスイツチであり、
このスイツチが操作されたときにのみ第9図に示
す処理が実行される。 メモリQ1〜Q4にプリセツトされる数値は、
第1図に105,106,107で示されるキー
の操作に伴うスイツチのオン、オフの状態で決定
されるものであつて、具体的には、機械組立時、
あるいは工場出荷段階等において作業者が仕向け
先等によつてあらかじめ決定されている組合せに
従つてスイツチ105〜107のオン、オフの操
作をし、イニシヤルスイツチを閉とすることによ
つてメモリQ1〜Q4に所定の数値がプリセツト
される。ステツプS501、S502は、第1CPU201
内に記憶されているスイツチ105〜107のオ
ン、オフの組合せに対する倍率数値を各メモリQ
1〜Q4にセツトする処理を示すもので、スイツ
イ105〜107のオン、オフの組合せに対する
プリセツト値の具体例を表1.に示す。
【表】 なお、数値「0」は倍率0が設定されることを
示すものではなく、対応するキーが空きの状態に
あることを示す。メモリが「0」であるときの処
理は後述する。 選択キー95〜98,100〜103に対応す
るメモリQ1〜Q8に複写倍率としての数値を設
定するときは第10図乃至第12図の処理が実行
される。 第10図において、ステツプS101、S102では
キー99又は104が操作されて複写倍率設定モ
ードに切換えられた場合、第1、第2のいずれの
キー群に対して倍率設定が要求されているのかが
判定される。キー99が操作されたときは第1の
複写倍率設定モードであり、フラグAに“1”を
セツトする。キー104が操作されると第2の複
写倍率設定モードを示すフラグBに“1”をセツ
トする。 キー99又は104が操作されると、いずれの
場合もステツプS103、S105において100位フラグ
を“1”にして、1位の表示を“0”にする処理
が実行される。即ち、複写機の制御が倍率設定モ
ードに切換えられると、数値表示装置72は
“bbb0”(bはブランク)表示となり、1000位桁
から入力を受け付ける待機状態となる。 この状態でテンキーが操作されると、ステツプ
S107でキーの種別が判定され、「1」キー80の
ときのみステツプS108に進んで1000位に“1”
を表示する。なお、ここでは数値表示装置72と
の関係から便宜上1000位、100位、10位、1位と
いう表現で入力される数値を説明するが、倍率と
しての数値は少数点以下3桁、有効数字4桁の10
進数として扱われる。 1000位がフラグが“1”の状態で、入力される
数値が0又は2〜9の場合は、ステツプS110に
進んで1000位に“0”を表示する。次いで、入力
が「0」の場合は、「1」の場合と共にステツプ
S109に進んで1000位フラグを“0”にし、100位
フラグを“1”にして100位桁への入力を待つ。
入力が2〜9の場合はステツプS112で1000位フ
ラグを“0”にした後、ステツプS115に進んで
入力された数値を100位桁に表示する。 1000位フラグが“1”のときの以上述べた処理
は、複写倍率として0.647〜1.414の範囲の数値を
有効なものとして扱うという前提に基くものであ
り、従つて、1000位桁には“1”か“0”のみが
表示可能である。また、このようにすることで、
1000位桁に“0”を入力させる場合のキー操作が
簡略化される。なお、このような処理を実行して
も、100位以下に入力される数値によつては上記
有効複写倍率の範囲外の数値となつてしまう場合
が生じ得る。このときの処理については第11図
及び第12図のサブルーチンの項で説明する。 1000位桁の数値が入力されると、100位フラグ
が“1”となり、この状態でテンキーが操作され
ると100位桁に操作されたキーに対応する数値が
入力され、ステツプS115においてその数値を表
示すると共にステツプS116で100位フラグを
“0”にして10位フラグを“1”にする処理が実
行される。以下、10位入力、1位入力もテンキー
の操作によつて行われる。 第11図のフローチヤートは、第10図の処理
によつて入力され、表示されている数値を、次に
操作される選択キーに対応するメモリに記憶させ
る処理を示すものである。 ステツプS201ではまず、第1の倍率設定モー
ドであるか第2の倍率設定モードであるかが判定
される。ステツプS201はフラグA又はBのいず
れかが“1”の場合のみ実行されるものであるか
ら、ここではたとえばフラグAが“1”であるか
否かの判定のみが実行され、フラグAが“1”で
あれば第1の倍率設定モードであるから、第1の
選択キー群95〜98の操作を判別するステツプ
S218以降へ進み、フラグAが“1”でないとき、
即ちフラグBが“1”のときは第2の倍率設定モ
ードであるから、第2の選択キー群100〜10
3の操作を判別するステツプS202以降へ進む。 第11図の処理においては、いずれの倍率設定
モードにおいても、基本的には、表示されている
数値を操作された選択キーに対応するメモリに記
憶させることが実行される。然るに、上述したよ
うに、この段階では複写倍率として許容されてい
る範囲にない数値が表示され得る。従つて、第1
1図の処理においては、各キーの操作の判別の次
にステツプS203で示されるサブルーチンを実行
し、許容範囲外の数値がメモリに記憶されないよ
うになされている。ステツプS203の処理を第1
2図に示す。 第12図において、表示が“0”でない場合、
ステツプS230においては表示されている数値が
0.647より小であるか否かを判定し、小であれば
ステツプS231で表示を0.647とする。またステツ
プS232では表示されている数値が1.414より大で
あるか否かを判定し、大であればステツプS233
で表示を1.414とする。 従つて、第11図との関連において説明する
と、倍率設定モードにおいて所定の選択キーが操
作されると、表示されている数値が許容範囲外の
ものであれば表示を許容限界値としてから、表示
されている数値をそのキーに対応するメモリに記
憶させる。メモリに数値を記憶させる処理が実行
されると、第1の倍率設定モードの場合はフラグ
Aを、第2の倍率設定モードの場合はフラグBを
それぞれ“0”として、ステツプS206に進む。 ステツプS206〜S208は、クリア・ストツプキ
ー91(第5図参照)が操作されたときの処理を
示す。クリア・ストツプキー91が押されると、
ステツプS207、S208において表示装置72に
“bbb1”が表示されると共に、フラグA、Bが
“0”とされる。即ち、クリア・ストツプキー9
1が操作されると、表示されている数値がクリア
されると共に、倍率設定モードが解除される。従
つて、これによつて表示される数値“1”は、複
写枚数の標準設定値としての“1”である。 第13図、14図はそれぞれ第2の選択キー群
100〜103及び第1の選択キー群95〜98
を操作したときに実行される処理を示す。 第13図において、キー100,101,10
2及び103のうちのいずれかが操作されると、
夫々のキーに対応して設けられる発光ダイオード
100a,101a,102a及び103a(第
5図参照)のうちの操作されたキーに対応するも
のが点灯され、次いで各対応するメモリQ1〜Q
4の内容が“0”でない場合に、メモリ内に記憶
されている数値を倍率データとして第2CPU20
2へ転送し、第14図のステツプS406へ進む。
操作されたキーに対応するメモリの内容が“0”
であれば同じくステツプS412へ進む。 第14図において、選択キー95〜98のうち
のいずれかが操作されると、この場合は上記同様
対応する発光ダイオードを点灯させると共に、任
意の倍率設定であるので、ステツプS402、S408、
S415及びS420において対応するメモリQ5〜Q
8にセツトされている数値が表示装置72に表示
される。この表示は、たとえば各キーが押されて
いるときのみ行われ、キーを放すと表示装置72
には、他の記憶装置にセツトされている複写枚数
が呼び出されて表示されるように設定されてい
る。この第1の選択キー群の場合も、操作された
キーに対応するメモリに記憶されている数値が
“0”でない場合に、その数値が倍率データとし
て第2CPU202へ転送され、“0”の場合はス
テツプS412へ進む。 ステツプS412、S413においては、操作された
キーに対応するメモリの内容が“0”であつた場
合、選択キーの操作がなされるまで選択されてい
た倍率値が選択され、“0”選択状態を示すフラ
グMを“1”とする。フラグMが1とされ、操作
されたキーが放されると処理はステツプS424へ
進み、ステツプS425でフラグMを“0”にする
と共に、ステツプS426においてステツプS412で
呼び出された“前の”メモリに対応する発光ダイ
オードが点灯され、ステツプS427ではそのメモ
リに記憶されている数値が第2CPU202へ転送
される。即ち、数値“0”を有するメモリと対応
しているキーが操作されても、その操作が何もな
されなかつた場合と同じ状態となるように処理さ
れる。 以上が本発明の倍率設定装置における設定動作
の説明である。この説明から明らかな如く、この
倍率設定装置によれば、使用者毎に要求される任
意の複写倍率については第1の倍率設定モードを
用いて容易に設定し、また必要に応じていつでも
その倍率を呼び出して設定された倍率を表示によ
つて確認しつつ複写機の制御データとしてその数
値が使用できる。また第2の倍率設定モードによ
れば、主として、あらかじめセツトされている所
定の複写倍率によつて実際に得られる複写物か
ら、数値上の複写倍率との誤差を読み取つて倍率
を修正していくといつた作業がきわめて容易に行
えるという効果が達成される。 このようにして設定される数値に対し、レンズ
14はその複写倍率に対応して、第2CPU202
の出力に基き制御装置206によつて移動制御さ
れるものであるが、ステツピングモータM4はた
とえば、数値0.001あるいは0.002に対して1ピツ
チ回転するように、正逆方向を含めて駆動制御さ
れる。従つて、実用的にはほぼ無段階の変倍が達
成される。また、光学系の移動速度も設定数値に
対応して可変となるように第2CPU202の出力
に基き、制御装置205によつて制御されるが、
駆動源である直流DCモータの速度制御に関して
は従来から多くの方式が提案あるいは提供されて
おり、ここでは特に詳述しない。 なお、第5図において、第1の選択キー群95
〜98に隣接するパネル部分70aは、所定の筆
記具で書き込み消去可能なホワイトボードや着脱
可能に粘着ステツカあるいは磁力によつて着脱で
きるパネル等の構成としておき、使用者が任意に
設定した数値の倍率の用途、たとえば「のし紙→
A4」等の文字を書き込むようにすれば使用上便
利である。パネル部分70aは、必要に応じて他
のパネル部分と凹又は凸の段差を設けても良い。 複写動作 第15図は、複写機の複写動作の制御の一例を
示すフローチヤートである。これについて、第1
7図のタイムチヤートを参照しつつ簡単に説明す
る。 ブロツク10においては、プリントスイツチの
オンによつて、メインモータM1、現像モーター
M2、帯電用チヤージヤ12、転写用チヤージヤ
14をそれぞれ作動せしめると共に、コピー動作
中であることを意味するコピーフラグを“1”に
セツトし、制御用のタイマーT−A、T−Bをス
タートさせ、選択された側の給紙ローラのクラツ
チをオンさせる。 ブロツク11では、このタイマーT−Aの終了
を判定して給紙クラツチをオフする。 ブロツク12では、タイマーT−Bの終了を判
定して、スキヤンモータM3をオンしてスキヤン
動作を開始させる。 ブロツク13においては、スキヤン動作中にタ
イミング信号が出力されたとき、タイミングロー
ラクラツチCL3をオンすると共に、タイマーT
−Cをセツトする処理が実行される。タイミング
ローラ35によつて、複写シートは感光体ドラム
10上の像と同期して搬送される。 ブロツク14においては、タイマーT−Cの終
了を判定して、帯電、スキヤンモータ、タイミン
グローラクラツチをそれぞれオフする。なお、タ
イマーT−Cは、使用される複写シートのサイズ
等に応じて可変に設定しても良い。 ブロツク15においては、リターン動作に伴つ
て光学系が定位置に復帰して定位置スイツチがオ
ンしたとき、現像モーターM2、転写チヤージヤ
14をそれぞれオフとし、コピーフラグを“0”
にすると共に、タイマーT−Dをセツトする処理
が実行される。 ブロツク16においては、タイマーT−Dの終
了を判定し、メインモータM1をオフする。ブロ
ツク17は、各種出力のための処理を実行する。 なお、以上のフローチヤート及びタイムチヤー
トで説明したタイマーT−A〜T−D等は、内部
タイマーによつて規定された時間内に実行される
MC50の処理の1ルーチンに“1”宛カウントア
ツプされるようにプログラムされたデジタルタイ
マであるり、タイムアツプ時間は数値データとし
て記憶されている。 [発明の効果] 以上詳細に説明したとおり、本願発明によれ
ば、操作者は自分で入力した数値データを表示手
段で確認した後、記憶手段に記憶させることがで
きる。また、入力した数値データが有効複写倍率
範囲外の数値データの場合であつても、所定の有
効複写倍率範囲内に数値データに変換され、表示
手段に表示されるとともに記憶手段に記憶される
から、操作者は変換されて記憶手段に記憶される
数値を知ることができる。これにより、複写機に
不慣れな操作者にとつても複写倍率の設定を容易
に行うことができ、誤操作による複写倍率の設定
の誤りがなく、操作性のよい複写機の複写倍率設
定装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明が適用される複写機の一例を
示す図、第2図は第1図の複写機におけるレンズ
の位置関係を示す図、第3図は第1図の複写機に
おけるミラー移動機構の斜視図、第4図は第1図
の複写機におけるミラー揺動機構の斜視図、第5
図は第1図の複写機の操作盤を示す平面図、第6
図はこの発明の一実施例を示すブロツク図、第7
図は第6図の実施例に用いられる出力回路図、第
8図はこの発明の要部の概略動作を示すフローチ
ヤート、第9図は特定倍率の設定プログラムを示
すフローチヤート、第10図は設定倍率の表示方
法の一例を示すフローチヤート、第11図は倍率
の設定プログラムの詳細を示すフローチヤート、
第12図は第11図の設定プログラムにおけるサ
ブルーチンの詳細を示すフローチヤート、第13
図は特定倍率の読出プログラムを示すフローチヤ
ート、第14図は任意倍率の読出プログラムを示
すフローチヤート、第15図は複写動作を示すフ
ローチヤート、第16図は第15図に示す複写動
作の要部を示す波形図である。 72……表示器、71……プリントスイツチ、
80〜89……テンキー、95〜98,100〜
103……選択キー、Q1〜Q8……記憶部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 複数の任意の複写倍率データを記憶させた記
    憶手段から所望の複写倍率データを読み出して複
    写機の複写倍率を設定する複写倍率設定装置にお
    いて、 手操作可能な数値入力手段と、 該数値入力手段によつて入力された数値を表示
    するために所定桁数の数字表示部を有する数値表
    示手段と、 複数の数値データを記憶する記憶手段と、 上記数字表示手段に表示されている数値データ
    を上記記憶手段に記憶させるための操作手段と、 複写機に設定可能な有効複写倍率範囲を示すデ
    ータを記憶する有効複写倍率記憶手段と、 上記操作手段が操作されたとき、上記数値表示
    手段に表示されている数値が有効複写倍率範囲内
    であるか否かを判定し、範囲外である場合には所
    定の有効複写倍率範囲内の数値データに変換して
    上記数値表示手段に表示するとともに、上記記憶
    手段に記憶させるように制御する制御手段 とを備えたことを特徴とする複写倍率設定装置。
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