JPH0544643A - 真空排気装置及びその起動方法 - Google Patents
真空排気装置及びその起動方法Info
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- JPH0544643A JPH0544643A JP20075091A JP20075091A JPH0544643A JP H0544643 A JPH0544643 A JP H0544643A JP 20075091 A JP20075091 A JP 20075091A JP 20075091 A JP20075091 A JP 20075091A JP H0544643 A JPH0544643 A JP H0544643A
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Abstract
染を防止した起動,再起動を行うことができ、真空排気
系の全自動運転も可能な真空排気装置及びその起動方法
を提供する。 【構成】 真空容器11内を高真空に排気するターボ分
子ポンプ13と、該ターボ分子ポンプ13に直列に設け
られた油回転ポンプ17と、前記真空容器11内の真空
度を測定する容器真空計14と、前記ターボ分子ポンプ
13入口部の真空度を測定する排気真空計19とを備え
るとともに、前記容器真空計14及び排気真空計19の
測定値に応じて各ポンプ及び各弁を制御する制御手段2
0を設けた。
Description
法に関し、詳しくは宇宙環境試験装置等の高真空度を必
要とする真空容器の真空排気を行う装置及びその起動方
法に関する。
装置として、図3に示す系統のものが多く用いられてい
る。この真空排気装置は、真空容器1に、該真空容器1
内を高真空に排気するターボ分子ポンプ2と、真空容器
1内をターボ分子ポンプ作動可能圧力に真空排気する油
回転ポンプ3を並列に設けたもので、ターボ分子ポンプ
2入口側には、入口弁4が設けられるとともに、ターボ
分子ポンプ2出口側には、前記油回転ポンプ3よりも容
量の小さな油回転ポンプ5が設けられている。また、油
回転ポンプ3入口側には排気弁6が設けられるととも
に、ターボ分子ポンプ2出口側と油回転ポンプ5との
間、及び排気弁6と真空容器1との間には、系内を大気
圧に戻すための大気圧戻し弁7,8が設けられている。
度を監視するための真空計9が設けられている。
大気圧から高真空に排気するには、まず、入口弁4及び
大気圧戻し弁7,8を閉じ、排気弁6を開いて油回転ポ
ンプ3の運転を開始する。そして、真空容器1内がター
ボ分子ポンプ作動可能圧力、通常は0.1Torr程度にな
ったら、ターボ分子ポンプ2と油回転ポンプ5の運転を
開始し、入口弁4を徐々に開いていくとともに排気弁6
を閉じていく。
り真空容器1内が高真空に排気され、油回転ポンプ5が
ターボ分子ポンプ2の出口側の排気を行う。
ンプを止めて大気圧戻し弁7,8を開く。
空排気装置において、真空排気の途中で装置を止めた場
合、従来は、真空容器1内や排気系を大気圧に戻して上
記大気圧からの真空排気を行っていた。その理由として
は、真空容器1内が油回転ポンプ3の能力を超えた高真
空のときに排気弁6を開けると、差圧により油回転ポン
プ3の油及び油蒸気が真空容器1内に流入して容器内や
試験体を汚染するおそれがあることや、真空容器1内が
ターボ分子ポンプ作動可能圧力以上のときに入口弁4を
開けると、運転中のターボ分子ポンプ2を破損するおそ
れがあることなどが挙げられる。
御手段を設けていたとしても、その制御作動は、大気圧
からの真空排気だけを目的としており、真空排気操作の
途中からの装置の起動、再起動は考慮されていなかっ
た。また、人手で再起動を行うにしても、真空計9の指
示値や各ポンプの作動状態を確認しながら弁を開閉しな
ければならず、上述の油汚染等を防止するためには、相
当の注意をはらう必要があった。
く、また真空計も真空容器用のものがひとつだけなの
で、そのままの状態では、制御装置に再起動ステップを
組み込むことができなかった。
ともに、真空容器内の圧力に応じて各ポンプや弁を自動
的に制御して、真空容器内が大気圧下からの起動も、真
空状態からの再起動も、共に自動化することができる真
空排気装置及びその起動方法を提供することを目的とし
ている。
ため、本発明の真空排気装置は、真空容器内を高真空に
排気するターボ分子ポンプと、該ターボ分子ポンプに直
列に設けられた油回転ポンプと、前記真空容器内の真空
度を測定する容器真空計と、前記ターボ分子ポンプ入口
部の真空度を測定する排気真空計とを備えるとともに、
前記容器真空計及び排気真空計の測定値に応じて前記タ
ーボ分子ポンプの作動と該ターボ分子ポンプの入口弁の
開閉を制御する制御手段を設けたことを特徴としてい
る。
は、上記構成の真空排気装置を起動するにあたり、前
記容器真空計及び排気真空計が大気圧を示しているとき
には、前記油回転ポンプを作動させると同時に前記ター
ボ分子ポンプの入口弁を開き、前記容器真空計及び/又
は排気真空計がターボ分子ポンプ作動可能圧力になった
後、ターボ分子ポンプを作動させ、前記容器真空計が
大気圧より低く、かつターボ分子ポンプ作動可能圧力よ
り高い圧力を示しているときには、まず油回転ポンプを
作動させて排気真空計が容器真空計と同じ圧力を示した
後、前記ターボ分子ポンプの入口弁を開き、さらに前記
容器真空計及び/又は排気真空計がターボ分子ポンプ作
動可能圧力になった後、ターボ分子ポンプを作動させ、
前記容器真空計がターボ分子ポンプ作動可能圧力以下
の圧力を示しているときには、まず油回転ポンプを作動
させて排気真空計がターボ分子ポンプ作動可能圧力にな
った後、ターボ分子ポンプを作動させ、さらに排気真空
計が容器真空計と同じ圧力を示した後、前記ターボ分子
ポンプの入口弁を開いて、前記真空容器内を所望の真空
度に真空排気することを特徴としている。
転ポンプとからなる排気系が1本化し、装置構成が簡略
化するとともに、容器内の圧力と排気系の圧力を把握す
ることにより、油汚染等を防止しながら装置の起動,再
起動を行える。また、前記制御手段により、容器内の圧
力に応じて自動的に起動,再起動を行うことができる。
いて、さらに詳細に説明する。
を示す系統図であって、真空容器11には、従来と同様
に、入口弁12を介してターボ分子ポンプ13が接続さ
れ、容器真空計14が装着されるとともに、大気圧戻し
弁15が設けられている。
排気弁16を介して直列に接続される油回転ポンプ17
と大気圧戻し弁18とが設けられ、さらに、ターボ分子
ポンプ13の入口側には、排気真空計19が設けられて
いる。
計19の測定値に応じて、前記ターボ分子ポンプ13,
油回転ポンプ17の両ポンプと、入口弁12及び排気弁
16を制御する制御手段20が設けられている。
作とともに本発明方法の一例を説明する。
作動可能圧力、例えば0.1Torrを超える場合。 .真空容器11内がターボ分子ポンプ作動可能圧力以
下の場合。 が考えられる。この中で、は通常の起動手順であり、
,が再起動の手順となる。
で油回転ポンプ17(RP)を作動(ON)させるとと
もに、排気弁16(V1)を開く。次にステップS2で
前記容器真空計14の測定値P1が大気圧と比較され、
該測定値P1が大気圧より低ければステップS3に進
み、P1が大気圧である上記の場合は、ステップS5
に飛び、入口弁12(V2)を開く。そして、ステップ
S6で排気真空計19の測定値P2とターボ分子ポンプ
作動可能圧力Psとを比較し、P2が、例えば0.1To
rr以下になったとき、ステップS7に進んでターボ分子
ポンプ13(TMP)を作動させて真空容器11内を高
真空に排気する。
側が大気圧なので、入口弁12及び排気弁16を開いて
も、油及び油蒸気が真空容器11側に流れることがな
く、油汚染が起こることはない。また、ターボ分子ポン
プ13は、系内が0.1Torr以下になってから作動を開
始するので破損することはない。
定値P1が(大気圧以下で、かつ)ターボ分子ポンプ作
動可能圧力Psより高い場合、即ち、上記の場合は、
ステップS4で両真空計の値が比較され、排気真空計1
9の測定値P2が容器真空計14の測定値P1を下回っ
てからステップS5へ進み、入口弁12(V2)が開
く。以後ステップS5以下、前記と同じ手順が行われ
る。
11内の圧力を下回ってから、真空容器11内と排気系
とを区切る入口弁12(V2)を開くので、油回転ポン
プ17の油等が真空容器11内に流入することを防止で
きる。また、の場合と同様に、ターボ分子ポンプ13
の破損も防止することができる。
の測定値P1がターボ分子ポンプ作動可能圧力Psより
も低い値を示した場合、即ち、上記の場合は、ステッ
プS8へ進み、排気真空計19の測定値P2とターボ分
子ポンプ作動可能圧力Psとを比較し、P2がPs以下
になったとき、ステップS9に進んでターボ分子ポンプ
13(TMP)を作動させる。そして、ステップS10
において、P2がP1以下になったら、ステップS11
に進んで入口弁12(V2)を開く。
に真空排気してから入口弁12を開くので、油回転ポン
プ17の油等が真空容器11内に流入することを防止で
きる。
気系に圧力とに基づいて各ポンプ及び弁を制御すること
により、真空排気の途中や試験中に装置を止めても、ま
た、停電等で装置が停止した場合も、従来のように容器
内を一旦大気圧に戻す必要がなく、容易に再起動するこ
とができ、油汚染を生じることない。
真空排気系の簡略化が図れるとともに、油汚染を防止し
た起動,再起動を行うことができ、真空排気系の全自動
運転も可能であり、装置コストの低減と作業性の改善を
図ることができる。
図である。
である。
る。
ポンプ 14…容器真空計 16…排気弁 17
…油回転ポンプ 19…排気真空計 20…制御手
段
Claims (3)
- 【請求項1】 真空容器内を高真空に排気するターボ分
子ポンプと、該ターボ分子ポンプに直列に設けられた油
回転ポンプと、前記真空容器内の真空度を測定する容器
真空計と、前記ターボ分子ポンプ入口部の真空度を測定
する排気真空計とを備えるとともに、前記容器真空計及
び排気真空計の測定値に応じて前記ターボ分子ポンプの
作動と該ターボ分子ポンプの入口弁の開閉を制御する制
御手段を設けたことを特徴とする真空排気装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の真空排気装置を起動する
にあたり、 前記容器真空計及び排気真空計が大気圧を示してい
るときには、前記油回転ポンプを作動させると同時に前
記ターボ分子ポンプの入口弁を開き、前記容器真空計及
び/又は排気真空計がターボ分子ポンプ作動可能圧力に
なった後、ターボ分子ポンプを作動させ、 前記容器真空計が大気圧より低く、かつターボ分子
ポンプ作動可能圧力より高い圧力を示しているときに
は、まず油回転ポンプを作動させて排気真空計が容器真
空計と同じ圧力又はそれより低い圧力を示した後、前記
ターボ分子ポンプの入口弁を開き、さらに前記容器真空
計及び/又は排気真空計がターボ分子ポンプ作動可能圧
力になった後、ターボ分子ポンプを作動させ、 前記容器真空計がターボ分子ポンプ作動可能圧力以
下の圧力を示しているときには、まず油回転ポンプを作
動させて排気真空計がターボ分子ポンプ作動可能圧力に
なった後、ターボ分子ポンプを作動させ、さらに排気真
空計が容器真空計と同じ圧力又はそれより低い圧力を示
した後、前記ターボ分子ポンプの入口弁を開いて、前記
真空容器内を所望の真空度に真空排気することを特徴と
する真空排気装置の起動方法。 - 【請求項3】 請求項2記載の真空排気装置の起動方法
において、前記制御手段は、前記起動手順を、自動制御
により行うことを特徴とする真空排気装置の起動方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20075091A JP3275098B2 (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | 真空排気装置及びその起動方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20075091A JP3275098B2 (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | 真空排気装置及びその起動方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0544643A true JPH0544643A (ja) | 1993-02-23 |
JP3275098B2 JP3275098B2 (ja) | 2002-04-15 |
Family
ID=16429553
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20075091A Expired - Lifetime JP3275098B2 (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | 真空排気装置及びその起動方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3275098B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2009287A2 (en) | 2007-06-26 | 2008-12-31 | Mitutoyo Corporation | Vacuum-exhaust device and vacuum-exhaust method |
JP2015203502A (ja) * | 2014-04-16 | 2015-11-16 | バイエリッシェ モートーレン ウエルケ アクチエンゲゼルシャフトBayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft | タンク、特に自動車タンクを製造するための方法 |
-
1991
- 1991-08-09 JP JP20075091A patent/JP3275098B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2009287A2 (en) | 2007-06-26 | 2008-12-31 | Mitutoyo Corporation | Vacuum-exhaust device and vacuum-exhaust method |
JP2015203502A (ja) * | 2014-04-16 | 2015-11-16 | バイエリッシェ モートーレン ウエルケ アクチエンゲゼルシャフトBayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft | タンク、特に自動車タンクを製造するための方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3275098B2 (ja) | 2002-04-15 |
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