JPH0544613Y2 - - Google Patents

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JPH0544613Y2
JPH0544613Y2 JP1987194022U JP19402287U JPH0544613Y2 JP H0544613 Y2 JPH0544613 Y2 JP H0544613Y2 JP 1987194022 U JP1987194022 U JP 1987194022U JP 19402287 U JP19402287 U JP 19402287U JP H0544613 Y2 JPH0544613 Y2 JP H0544613Y2
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JP
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boss
overload detection
cylinder
slide case
spring
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JP1987194022U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、電動シリンダ等の直線作動機にお
ける過負荷検出装置に関する。
〔従来の技術〕
モータの正逆回転によつて作動部材をその軸方
向に往復摺動させて外部に推力を付与する電動シ
リンダでは、該モータに不慮の過負荷が作用した
場合、モータの焼損やモータ各部の破損等の事故
を引き起こす。
そのため、特公昭51−24663号や特開昭58−
184348号等により過負荷検出装置が提案されてい
る。
これらは、第5図に示すようにシリンダのネジ
軸20を回転可能に支持し、且つネジ軸20に伴
ない摺動可能に設置された2個の円錐軸受21
a,21bと予圧されたスプリング22により、
このネジ軸20の軸方向に加わる摺動力(シリン
ダに作用した過負荷)を緩衝すると共に、軸受2
1a,21bがスプリング力に抗して一定の位置
まで移動した時に、リミツトスイツチ23a,2
3bを作動させ、モータを停止させるものであ
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
この従来の機構では、スプリング22が軸受2
1a,21bと共にケース24内に納められいる
構造であることから、被駆動側の負荷が変つた場
合やシリンダを使用する場所を変更する場合にお
いて、過負荷検出の設定値を変更する必要が生じ
た時には、スプリング22を変換したり、該スプ
リング22の予圧量を変更するためにシリンダを
分解しなくてはならない。又、前記軸受21a,
21bのところにスプリング22を配置している
ため、シリンダの全長が長くなるという問題もあ
る。
更に、電動シリンダ等により被駆動物を上・下
方向に移動させる場合には、シリンダに作用する
負荷は、シリンダ圧縮時と引張り時において異な
る。この場合、上記した従来装置では、1つのス
プリング22のみが用いられているため、シリン
ダ圧縮時と引張り時の過負荷検出の設定値は同じ
ものにしかできなかつた。この問題を解決するも
のとして特開昭56−10855号や特開昭56−10856号
等がある。しかし、これらも前記従来の装置と同
様に過負荷検出の設定値を変更するためには、シ
リンダ全体を分解する必要があること、及び後者
においては過負荷検出装置を作動部材先端に設け
た場合、リミツトスイツチ用のリード線が機外に
露出するので、電動シリンダの伸縮作動によりリ
ード線を引掛けたり、断線するという事故に継が
る問題がある。
本考案は従来技術のこのような問題を克服する
ためなされたもので、検出する過負荷の設定値変
更が容易に行なうことができ、且つ圧縮時と引張
り時における過負荷検出の設定値を変えることの
できる電動シリンダ等の直線作動機の過負荷検出
装置を提供せんとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
そのため本考案は、直線作動機において、これ
らをベースに固定するトラニオン部又はコラムの
ボスを、それ自体が所定範囲内において前記作動
機の作動方向に摺動自在で、かつ前記ボスを囲む
ようにして配されるスライドケースにより、それ
と同一方向に摺動できるように支持し、更に前記
ボスに対して、その摺動を抑制するように、その
摺動方向の一方側からは前記スライドケースの内
側に配したスプリングにより、他方側からはスラ
イドケースの外側に配したスプリングにより、そ
れぞれ予圧を掛けると共に、この予圧に抗して前
記ボスが一定距離摺動した時にリミツトスイツチ
が作動するようにしたことを基本的特徴とするも
のである。
〔作用〕
上記直線作動機に引張方向又は圧縮方向、すな
わち摺動方向の一方側又は他方側からの過負荷が
作用すると、直線作動機を支持するトラニオン部
またはコラムのボス、さらにそれに伴いスライド
ケースが作動機の作動方向に摺動しようとする。
この時そのいずれか側の負荷が、スライドケース
の内側又は外側のいずれかのスプリングの力より
大きければ、ボスは単独であるいはスライドケー
スとともにスプリングの力に抗して摺動し、ある
距離移動した所でリミツトスイツチが働き、外部
駆動の作動を停止せしめる。ここで、前記ボスと
スライドケースとがともに摺動可能となつてお
り、かつスライドケースの内側又は外側のいずれ
かのスプリングは、摺動方向の一方側又は他方側
からの過負荷をそれぞれ独立して受けることにな
るため、一方のスプリングが過負荷により圧縮し
ていても他方のスプリングは予圧状態のままであ
り、このため、作動機の圧縮時と引張時とで異な
つた過負荷検出の設定を行うことができるものと
なつている。
〔実施例〕
以下、添付図面に基づいて本考案の一実施例に
つき説明する。
第1図は本考案の一実施例に係る過負荷検出装
置を有する電動シリンダの正面図、第2図はその
左側面図、第3図は該過負荷検出装置の拡大図、
第4図は前図A−A線断面の構成を示す断面図で
ある。
本実施例では、第1図及び第2図に示すよう
に、モータ1の駆動を伝達することにより作動部
材2の先端に連結された被駆動側に推力を付与す
る電動シリンダXをコラム3によりベース4等に
固定するシリンダXのトラニオン部Yに過負荷検
出装置Zを設置したものである。
このトラニオン部Yのトラニオンボス6は、第
3図及び第4図に示されるように、スライドケー
ス7によつて囲まれ、またそのスライドケース7
はベアリングケース5によつて囲まれるものとな
つている。そして、このトラニオンボス6は、ス
ライドケース7に設けられたガイドにより、シリ
ンダ20の軸方向(第1図矢視B,B′方向)に
摺動可能に支持され、又該スライドケース7はベ
アリングケース5に設けられたガイドにより同じ
くシリンダ20の軸方向に摺動可能に支持されて
いる。
更にこのトラニオンボス6は、その摺動を抑制
されるように、その摺動方向の一方側からは前記
スライドケース5の内側に配したスプリング10
により、他方側からはスライドケース5の外側に
配したスプリング8により、それぞれ予圧を掛け
られるものとなつている。より具体的には、この
トラニオンボス6は、バネ押金具11で予圧され
た内側のバネ10によりその摺動方向の一方側か
らスライドケース7のストツパ7aに押し付けら
れ、又前記スライドケース7はバネ押金具9で予
圧された外側のバネ8により摺動方向の他方側か
らベアリングケース5のストツパ5aに押し付け
られている。これらのバネ押金具9,11はスラ
イドケース7及びベアリングケース5にねじ込ま
れており、突出したその長さによりバネ8,10
の予圧荷重を調整するものであつて、ロツクナツ
ト16,17により緩み止めされている。
又このトラニオンボス6の下面には、ベアリン
グケース5下方に設けられた過負荷検出用リミツ
トスイツチ13,14を打撃するストライカ12
が接続されている。
尚、これらの過負荷検出装置Zの機構は第4図
に示すようにベアリングケース5に取付けられた
脱着可能なカバー15により保護されている。
以下、上記構成からなる過負荷検出装置Zの作
動を説明する。
バネ8,10の予圧荷重を、通常前記シリンダ
Xによつて加えられつ負荷(以下通常負荷とい
う)より大きく、且つ検出する過負荷より少し小
さくしておけば、通常負荷以下の時には、バネ
8,10のバネ力がその負荷より大きいため、前
記トラニオンボス6はスライドケース7のストツ
パ7aに、又このスライドケース7はベアリング
ケース5のストツパ5aに押付けられたままとな
り、リミツトスイツチ13,14は作動しない。
ところが、電動シリンダXに圧縮方向の過負荷
が作用すると、スライドケース7はベアリングケ
ース5のストツパ5aに当つているため動かない
が、バネ10のバネ力は過負荷より小さいため、
トラニオンボス6が矢視B′方向へ移動すること
になり、ストライカ12がリミツトスイツチ14
を打撃し、モータ1を停止せしめる。
又、電動シリンダXに引張り方向の過負荷が作
用すると、トラニオンボス6はスライドケース7
のストツパ7aに当つたまま該スライドケース7
と共に矢視B方向へ移動し、ストライカ12によ
りリミツトスイツチ13が作動せしめられ、モー
タ1を停止させる。
以上の過負荷検出装置Zは、シリンダXのトラ
ニオン部Yに設けられており、従来機構のように
シリンダを分解することなく、カバー15を取外
すだけでこれらの設定、変更及び調整が行なえ、
且つシリンダX全長を短くすることができる。
又、過負荷検出装置の機構中には、前記トラニ
オンボス6とスライドケース7がそれぞれ摺動可
能となつているとともに、かつスライドケース7
の内側と外側とに2個の独立したバネ8,10が
用いられ、かつそれらのスプリング8,10は摺
動方向一方側又は他方側からの過負荷をそれぞれ
独立して受けることになるため、シリンダXの圧
縮時と引張り時とで異なつた過負荷検出の設定を
行なうことができ、使用目的(装置)に応じた設
定が行なえることになる。
尚、本考案装置の構成は、実施例のようにシリ
ンダXのトラニオン部Yに設ける場合以外にも、
第2図及び第4図に示されるコラム3に設けるこ
ともできる。又、電動シリンダーのみならず油圧
シリンダー等にも応用することが出来るものであ
る。
〔考案の効果〕
以上詳述した本考案の過負荷検出装置によれ
ば、該装置自身が直線作動機をベース等に支持す
るトラニオン部又はコラムに設けられ、又過負荷
検出設定を行なうスプリングが圧縮時用と引張り
時用に夫々別個に設けられているため、検出する
過負荷の設定値変更を容易に行なうことができる
と共に、圧縮時と引張り時における過負荷検出の
設定値を別個に設定できるという優れた効果を有
している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る過負荷検出装
置を有する電動シリンダの正面図、第2図はその
左側面図、第3図は該過負荷検出装置の拡大図、
第4図は第3図A−A線断面の構成を示す断面
図、第5図は従来の過負荷検出装置の構成を示す
正断面図である。 図中、Xは電動シリンダ、Yはトラニオン部、
Zは過負荷検出装置、6はボス、8,10はバ
ネ、22はスプリング、13,14,23a,2
3bはリミツトスイツチを各示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 直線作動機において、これらをベースに固定す
    るトラニオン部又はコラムのボスを、それ自体が
    所定範囲内において前記作動機の作動方向に摺動
    自在で、かつ前記ボスを囲むようにして配される
    スライドケースにより、それと同一方向に摺動で
    きるように支持し、更に前記ボスに対して、その
    摺動を抑制するように、その摺動方向の一方側か
    らは前記スライドケースの内側に配したスプリン
    グにより、他方側からはスライドケースの外側に
    配したスプリングにより、それぞれ予圧を掛ける
    と共に、この予圧に抗して前記ボスが一定距離摺
    動した時にリミツトスイツチが作動するようにし
    たことを特徴とする直線作動機の過負荷検出装
    置。
JP1987194022U 1987-12-23 1987-12-23 Expired - Lifetime JPH0544613Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0198960U JPH0198960U (ja) 1989-07-03
JPH0544613Y2 true JPH0544613Y2 (ja) 1993-11-12

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4841500U (ja) * 1971-09-18 1973-05-26

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS4841500U (ja) * 1971-09-18 1973-05-26

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