JPH0544583Y2 - - Google Patents

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JPH0544583Y2
JPH0544583Y2 JP1984186530U JP18653084U JPH0544583Y2 JP H0544583 Y2 JPH0544583 Y2 JP H0544583Y2 JP 1984186530 U JP1984186530 U JP 1984186530U JP 18653084 U JP18653084 U JP 18653084U JP H0544583 Y2 JPH0544583 Y2 JP H0544583Y2
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JP
Japan
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clutch
hub
release bearing
stopper
backward
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JP1984186530U
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JPS61101128U (ja
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  • Mechanical Operated Clutches (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はクラツチにおけるレリーズベアリング
のロツク構造、更に具体的にはクラツチデイスク
及びクラツチカバーを取り替える場合においてレ
リーズベアリングをクラツチカバーより離した位
置に固定させるためのそのロツク構造に関する。
従来の技術 一般にクラツチにあつては第5図と第6図の両
図面に表わす様にクランクシヤフトと対向させて
ドライブシヤフト3が横架され、クランクシヤフ
トにはフライホイール5が固着される一方、ドラ
イブシヤフト3には同フライホイール5と対面さ
せてクラツチデイスク4が進退自在に軸架され、
常時はクラツチカバー6に取付けられるプレツシ
ヤープレート7によつてフライホイール5に圧接
する状態にある様に設けられる。そして又、プレ
ツシヤープレート7にはレリーズレバー10が設
けられる一方、同レリーズレバー10と対面させ
てレリーズベアリング11が進退自在に設けら
れ、常時はプツシユロツド22に張架するリター
ンスプリング13及びクラツチブースター26内
に設けられた図示しないリターンスプリングによ
つて付勢されてレリーズレバー10に当接する状
態にある様に設けられる。
そして上記の様なクラツチ機構において、クラ
ツチデイスク4に摩耗を生じた場合において、同
クラツチデイスク4の取り替えが行なわれるので
あるが、その交換着脱はクラツチデイスク4より
ドライブシヤフト3を引き抜き、且つレリーズベ
アリング11をトランスミツシヨン方向に後退移
動させた状態においてフライホイール5よりクラ
ツチカバー6を取り外し、同クラツチカバー6と
クラツチデイスク4をクラツチケース1の上端部
に形成する開口部より取り出すことにより行なわ
れる。そして又、上記の様にレリーズベアリング
11を後退移動させた状態にて新しいクラツチデ
イスクの組付けが行なわれる。
考案が解決しようとする問題点 しかして上記の様にしてクラツチデイスクの交
換着脱を行なう場合において、レリーズベアリン
グ11はリターンスプリング13によつて常時ク
ラツチカバー6方向に付勢された状態にあるため
に、上記の様に同レリーズベアリング11をトラ
ンスミツシヨン方向に後退移動させた場合におい
て、その状態を片手で保持し乍らクラツチデイス
ク及びクラツチカバーの取り出し及び組付けを行
なわなければならない点、即ち片手操作にてクラ
ツチデイスクとクラツチカバーの交換着脱を行な
わなければならず、その作業性が著しく損われる
点において、そして又クラツチデイスクの交換着
脱を行なう場合においてクラツチデイスクに対し
て油が付着することは絶対に避けなければならな
いのであるが、上記の様に片手でレリーズベアリ
ングを押え付けた状態にて作業を行なう場合には
ベアリング部分の油がクラツチデイスクに付着し
易く、その作業をより一層難しくしている点にお
いてその解決すべく問題点を有する。
本考案は上記の様な従来の問題点を解決すべく
その改善を試みたものであつて、その具体的手段
と作用は次の通りである。
問題点を解決するための手段 一端にレリーズベアリングを装着するハブにス
トツパーを半径方向に抜き差し自在に設ける一
方、上記ハブを嵌合させて進退自在に支承する円
筒部には同ストツパーの係合穴を設けるに、同係
合穴はハブがトランスミツシヨン側に後退移動し
た状態においてストツパーを係合させることが出
来る様に設ける。
作 用 レリーズベアリング及びハブをトランスミツシ
ヨン側に後退移動させてハブに設けられるストツ
パーを円筒部側に設けられる係合穴に係合させる
ことによつて、同レリーズベアリング及びハブを
後退位置にロツクさせることが出来る。
以下に本考案の具体的な実施例を例示の図面に
ついて説明する。
実施例 1 第1図と第2図は第1の実施例を表わす図面で
あつて、1はクラツチケース、2は同クラツチケ
ース1の上端開口部を被覆するケースカバーを示
す。そして同クラツチケース1のエンジン側の一
端にはクランクシヤフト(図示省略)の後端部が
臨む如く設けられ、同後端部にはフライホイール
5が固着される。又、クラツチケース1のトラン
スミツシヨン側の一端にはトランスミツシヨンケ
ースのリヤカバーより延出させて円筒部18が設
けられ、同円筒部18にはその一端をフライホイ
ール5の中心部に支承させてドライブシヤフト3
が横架される。そして同ドライブシヤフト3には
上記フライホイール5と対応する部分にスプライ
ン歯部3Aが設けられ、同スプライン歯部3Aに
はクラツチデイスク4が進退自在に軸架される。
又、上記フライホイール5にはクラツチカバー6
がクラツチデイスク4を被覆するごとくセツトボ
ルト12を介して着脱自在に取り付けられる。そ
して同クラツチカバー6には上記クラツチデイス
ク4と対応させてプレツシヤープレート7を進退
自在に取付けるに同プレツシヤープレート7は常
時はクラツチスプリング8によつて付勢されて前
記クラツチデイスク4に対して圧接する状態にあ
る如く設けられる。そして又、同クラツチカバー
6には支点ピン9を介してレリーズレバー10が
半径方向に延在させて枢着され、その外径側の一
端はプレツシヤープレート7に連結される一方、
内径側の一端は中心部に開口する窓孔6′に臨む
如く設けられる。
一方、前記円筒部18にはハブ19が進退自在
に嵌合され、その一端には上記レリーズレバー1
0と対応させてレリーズベアリング11が取り付
けられる。更に詳しくは同レリーズベアリング1
1は常時は後述するリターンスプリング(第6図
において13として示す)によつて付勢されてレ
リーズレバー10に当接する状態にある様に設け
られる。そして上記ハブ19には半径方向に延在
させて螺子孔14が開口され、同螺子孔14には
ボルト(ストツパー)15が進退自在に螺合され
る一方、前記円筒部18には上記螺子孔14と対
応させて上記ボルト15の係合穴16を設けるに
同係合穴16はハブ19がトランスミツシヨン側
の後退位置まで移動した状態において上記螺子孔
14と一致する状態が得られる如く設けられる。
そして、同ハブ19の外周部には後述するシフト
フオーク20と当接する係止片17が突設される
一方、同ハブ19と直交させてフオークシヤフト
21が横架され、同フオークシヤフト21には上
記シフトフオーク20とプツシユロツド22が軸
架される。そしてシフトフオーク20は上記係止
片17に係合される一方、プツシユロツド22は
クラツチブースター(第6図において26として
示す)に連結される。そして又、同プツシユロツ
ド22には前述のリターンスプリングが張架さ
れ、同リターンスプリングによつてプツシユロツ
ド22、シフトフオーク20、ハブ19、レリー
ズベアリング11の各部が常時はクラツチカバー
6方向に向けて付勢された状態、即ちレリーズベ
アリング11がレリーズレバー10に対して当接
する状態にある様に設けられる。
実施例 2 第3図は第2の実施例を表わす図面であつて、
ハブ19には螺子孔14に換えて通し孔23が開
口され、同通し孔23にはボルト15に換えてピ
ン(ストツパー)24が着脱自在に挿通させて設
けられる。
次にクラツチデイスク及びクラツチカバーを交
換着脱する場合におけるその作用について説明す
る。
第1の実施例において、第1図はクラツチケー
ス1内にクラツチデイスク4とクラツチカバー6
が運転可能な状態に組込まれた状態を表わす図面
であつて、クラツチデイスク4はドライブシヤフ
ト3に軸架され、又クラツチカバー6はセツトボ
ルト12を介してフライホイール5に取り付けら
れた状態にある。そして又ハブ19とレリーズベ
アリング11はリターンスプリングによつてクラ
ツチカバー6方向に付勢されて同レリーズベアリ
ング11がレリーズレバー10に当接した状態に
ある。そしてこの様に運転可能な状態に組み込ま
れた状態において、クラツチデイスク4を取り外
す作業は次の様な手順により行なわれる。
クラツチケース1よりケースカバー2を取り
外す。
セツトボルト12を弛めてフライホイール5
よりクラツチカバー6を取り外し、同クラツチ
カバー6を円筒部18方向に押し付ける。クラ
ツチカバー6を円筒部18方向に押し付ける事
によりレリーズベアリング11とハブ19が円
筒部18に沿つて後退移動する。
レリーズベアリング11とハブ19と後退移
動させて、螺子孔14と係合穴16を一致させ
た状態にてボルト15を締め込みその先端部を
係合穴16に係合させる。そしてこの様にボル
ト15の先端部を係合穴16に係合させる事に
よつて、同ハブ19とレリーズベアリング11
をその位置(後退位置)にロツクする状態が得
られる。
ドライブシヤフト3をクラツチデイスク4よ
り引き抜き、その一端を円筒部18の開口位置
まで後退させる。尚、同ドライブシヤフト3の
引き抜き作業は同ドライブシヤフト3に刻設さ
れる環状凹溝25に対して適宜のツールを差し
込んで掻き出す作業を繰り返す事により行なわ
れる。
クラツチデイスク4とクラツチカバーを引き
上げて、同クラツチデイスク4とクラツチカバ
ー6をクラツチケース1より取り出す。
又、第2の実施例にあつてはレリーズベアリン
グ11とハブ19が後退移動して通し孔23と係
合穴16が一致した状態においてピン24が係合
穴16に対して自動的に落とし込まれる。即ち同
ハブ19とレリーズベアリング11を後退位置に
自動的にロツクする状態が得られる。
なお、第1及び第2の実施例において、ボルト
15ないしはピン24を用いずに、ドライバーな
どをストツパーとして用いる様にしてもよい。あ
るいはハブ19に突部19Aを第4図示の様に形
成すれば、ドライバー30などによつてドライブ
シヤフト3を突部19Aを支点として容易に移動
することが出来る。
考案の効果 本考案は以上の様に構成されるものであつて、
上記の様にレリーズベアリングを取付けて円筒部
に対して進退自在に設けられるハブにストツパー
を設け、同ストツパーを介してハブとレリーズベ
アリングを後退位置にロツクさせる事が出来る様
にした事により、クラツチデイスクとクラツチカ
バーの交換着脱を両手作業にて行なう事が可能と
なりその作業能率を向上させる事が出来るに至つ
た。
そして又、本考案にあつては従来の様に片手で
レリーズベアリングを後退位置に保持させること
なく、クラツチデイスクの取り外し及び組付けを
行なうことが出来ることによりクラツチデイスク
に油を付着させる心配を生ずることなく作業を行
なうことが出来るに至つた。
又第2の実施例にあつては、レリーズベアリン
グとハブの後退移動を介して自動的にロツク状態
を得ることが出来る様にしたことにより、クラツ
チケース内にロツク操作をするためのスペースを
確保する必要がなくなつた。
【図面の簡単な説明】
第1図と第2図は第1の実施例を表わす図面で
あつて、第1図はクラツチが接続された状態を表
わす断面図、第2図はレリーズベアリングを後退
移動させた状態を表わす同断面図である。第3図
は第2の実施例を表わす図面であつて、レリーズ
ベアリングを後退移動させた状態を表わす断面図
である。第4図はハブの変形例を示す断面図であ
る。又、第5図と第6図は従来構造を表わす図面
であつて、第5図はクラツチが接続された状態を
表わす断面図、第6図はプツシユロツド部分の拡
大図である。 1……クラツチケース、2……ケースカバー、
3……ドライブシヤフト、3A……スプライン歯
部、4……クラツチデイスク、5……フライホイ
ール、6……クラツチカバー、6′……窓孔、7
……プレツシヤープレート、8……クラツチスプ
リング、9……支点ピン、10……レリーズレバ
ー、11……レリーズベアリング、12……セツ
トボルト、14……螺子孔、15……ボルト、1
6……係合穴、17……係止片、18……円筒
部、19……ハブ、19A……突部、20……シ
フトフオーク、21……フオークシヤフト、22
……プツシユロツド、23……通し孔、24……
ピン、25……環状凹溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一端にレリーズベアリングを装着するハブをト
    ランスミツシヨンケースのリヤカバーに形成する
    円筒部に対して進退自在に嵌合させ、常時はリタ
    ーンスプリングによつて付勢されてレリーズベア
    リングがレリーズレバーに当接する状態にある様
    に設けられる無調整式クラツチのシフト機構にお
    いて、上記ハブにはストツパーを半径方向に抜き
    差し自在に設ける一方、円筒部には同ストツパー
    の係合穴をハブがトランスミツシヨン側に後退移
    動した状態において上記ストツパーと一致する如
    く設けて成るクラツチのシフト機構におけるレリ
    ーズベアリングのロツク構造。
JP1984186530U 1984-12-07 1984-12-07 Expired - Lifetime JPH0544583Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984186530U JPH0544583Y2 (ja) 1984-12-07 1984-12-07

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984186530U JPH0544583Y2 (ja) 1984-12-07 1984-12-07

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Publication Number Publication Date
JPS61101128U JPS61101128U (ja) 1986-06-27
JPH0544583Y2 true JPH0544583Y2 (ja) 1993-11-12

Family

ID=30743994

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1984186530U Expired - Lifetime JPH0544583Y2 (ja) 1984-12-07 1984-12-07

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Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5432104Y2 (ja) * 1976-03-29 1979-10-05

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JPS61101128U (ja) 1986-06-27

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