JPH05444A - 高延伸ブロー成形容器とその製造方法 - Google Patents

高延伸ブロー成形容器とその製造方法

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JPH05444A
JPH05444A JP3247101A JP24710191A JPH05444A JP H05444 A JPH05444 A JP H05444A JP 3247101 A JP3247101 A JP 3247101A JP 24710191 A JP24710191 A JP 24710191A JP H05444 A JPH05444 A JP H05444A
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molded
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Nobuyuki Takakusaki
信之 高草木
Kichiji Maruhashi
吉次 丸橋
Hiroyuki Hashimoto
弘之 橋本
Tsuneo Arita
恒夫 有田
Tomoaki Kaneko
友明 金子
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    • B65D1/0207Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents characterised by material, e.g. composition, physical features
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  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 均一の膜厚で膜厚の薄い高強度の容器を提供
する。 【構成】 口頚部と熱結晶された底中心部以外を実質的
に無拘束で高延伸することにより器壁を配向結晶化し、
器膜を薄くするとともに膜厚を均一となし、口頚部と底
中心部以外の最も膜の厚い部分に対する、この最も膜の
厚い部分と胴部の最も膜の薄い部分の差の割合が50%
以下であり、降伏値を高くし、強度を著しく大きくす
る。 【効果】 使用する樹脂量を減じ、軽量で白化のない、
均一肉厚で膜厚の薄い高強度の容器である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薄肉でかつ偏肉と白化
のない高延伸ブロー成形容器とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】プリフォームを高さ方向に強制的に延伸
する延伸棒を使用した装置により二軸延伸ブロー成形し
て得た容器は本出願前周知である。しかしながら実質的
に無拘束で加圧流体のみを用いて二軸延伸ブロー成形し
た容器及びこのようにして容器を製造することは全く知
られていなかった。本発明者は先に、無拘束で高延伸ブ
ロー成形することにより、器壁を極めて薄く成形するこ
とに成功し、口頚部以外の無拘束で延伸成形された器壁
の膜厚がほぼ均一であって、最も膜の厚い部分に対する
最も膜の厚い部分と最も膜の薄い部分の膜厚の差の割合
が50%以下であり、且つ口頚部を除いた器壁が高配向
結晶化された高延伸ブロー成形容器の発明をした。そし
て更に研究を行って本発明を完成したのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述の延伸棒を用いた
従来の拘束二軸延伸容器は延伸倍率が低く偏肉が多い欠
点があり、強度が不均一でしかも小くそのため厚肉の容
器とせざるを得ず、また白化も生じ易く満足できるもの
ではなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者はこのような欠
点は成形された容器の器壁の樹脂層が充分且つ均一に延
伸されないために生ずることを解明して上記の問題を解
決し、偏肉と白化のないしかも均一な強度を有する高延
伸薄肉軽量の容器を提供することに成功し本発明を完成
した。本発明は、 「 1. 少なくとも底中心部が熱結晶化され、肩部、
胴部、熱結晶化された中心部を除く底部は高延伸成形さ
れ、器壁の膜厚がほぼ均一であって口頚部及び底中心部
以外の最も膜の厚い部分に対する、この最も膜の厚い部
分と胴部の最も膜の薄い部分の差の割合が50%以下で
あり、且つ口頚部と底中心部以外の器壁が配向結晶化さ
れた高延伸ブロー成形容器。 2. 口頚部と底中心部が熱結晶化され、熱結晶化部以
外の肩部、胴部、底部が高延伸成形されている請求項1
に記載された高延伸ブロー成形容器。 3. 首部から拡がって肩部に連結する変曲点より下方
の肩部が高延伸された請求項1または2に記載された高
延伸ブロー成形容器。 4. 器壁を構成している胴部樹脂層の円周方向の降伏
値が1800kg/cm以上であり、高さ方向の降伏
値が800kg/cm以上である、請求項1ないし3
のいずれか1項に記載された高延伸ブロー成形容器。 5. 容器の延伸部分における内容積に対する樹脂量の
比が0.025以下であり白化のない、請求項1ないし
4のいずれか1項に記載された高延伸ブロー成形容器。 6. 胴部で測定して肉厚が0.2mm〜0.3mmの
薄肉でかつ偏肉と白化のない請求項1ないし5のいずれ
か1項に記載された、高延伸ブロー成形容器。 7. プリフォームを拘束することなく加圧流体によ
り、少なくとも成形容器の径方向の延伸の90%以上を
無拘束状態で高延伸ブロー成形して、熱結晶化部分以外
の延伸成形された器壁の膜厚をほぼ均一となし、口頚部
及び底中心部以外の最も膜の厚い部分に対する、この最
も膜の厚い部分と胴部の最も膜の薄い部分の差の割合を
50%以下となし、且つ口頚部と底中心部以外の器壁を
配向結晶化することを特徴とする、無拘束高延伸ブロー
成形容器の製造方法。 8. 少なくとも底中心部を熱結晶化したプリフォーム
を使用したことを特徴とする、請求項7に記載された無
拘束高延伸ブロー成形容器の製造方法。 9. プリフォームの延伸を最終的に径方向の延伸倍率
を4.5〜5.5とし、径方向の延伸倍率を高さ方向の
延伸倍率の1.5〜1.8とすることを特徴とする、請
求項7または8に記載された無拘束高延伸ブロー成形容
器の製造方法。」に関する。
【0005】本発明で言う高延伸ブロー成形容器とは少
なくとも底部中心が熱結晶化され、肩部、胴部、中心部
を除く底部は高延伸成形された、器壁の膜厚がほぼ均一
であって、口頚部及び底中心部以外の最も膜の厚い部分
に対する、この最も膜の厚い部分と胴部の最も膜の薄い
部分の膜厚の差の割合が50%以下であり、且つ少なく
とも底部中心を除いた器壁が配向結晶化された高延伸ブ
ロー成形容器である。このような本発明の容器は少なく
とも底部中心を熱結晶化したプリフォームを口頚部以外
を拘束せずに加圧流体により成形された容器の胴部の径
方向の最大延伸部の少なくとも90%以上を無拘束で、
二軽延伸ブロー成形することにより製造することができ
る。
【0006】前述のように従来の二軸延伸ブロー成形が
高さ方向は加圧流体だけでなく延伸棒を使用して延伸成
形をおこなっている。つまり高さ方向の延伸成形は延伸
棒により拘束された延伸成形であって、加圧流体による
実質的に無拘束の延伸ブロー成形ではない。そして延伸
棒による高さ方向の拘束延伸は周方向の延伸にも拘束の
影響を与える。さらにこの従来の拘束ブロー成形は容器
の周方向も金型で拘束して成形しているのである。それ
は容器には外形の良好であることが要求されるので、外
形の改善にのみ努力が注がれたきらいがあり、容器の強
度は器壁の厚みに依存する傾向が大きかった。そのため
容器の周方向の延伸も充分ではなかった。
【0007】これに対して本発明における高延伸ブロー
成形はプリフォームの延伸を容器の周方向も高さ方向も
実質的に無拘束で加圧流体によりほぼ飽和するまで充分
にブロー延伸成形して容器を形成するのである。
【0008】本発明で使用するプリフォームはポリエチ
レンテレフタレート等の熱可塑性ポリエステルで形成さ
れたものが好適であるが、このほかポリエステルを主材
料とし、例えばエチレン−酢酸ビニル共重合体鹸化物、
ポリ塩化ビニリデン系樹脂、アクリロニトリルまたはメ
タクリロニトリルを主成分として含む共重合体、芳香族
ナイロン、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン11等
のバリヤー性ナイロン、ポリエチレンテレフタレート/
エチレンイソフタレート等のバリヤー性共重合ポリエス
テル等のガスバリヤー性物質をブレンドまたは積層した
プリフォームや、ポリエステルを主材料としこれに少量
のエチレングリコール、イソフタール酸、安息香酸、ナ
フタレン1・4ジカルボン酸、ナフタレン2・6ジカル
ボン酸等の樹脂の共重合体またはブレンド物で形成した
プリフォームも含まれる。
【0009】
【作用】従来行われている拘束延伸ブロー成形は、器壁
の自由な延伸を妨げる成形であり、自由な延伸を許さず
器壁の一部に力を作用させて全体を延伸するので器壁に
かかる力は器壁の部分により異なり、大きな力のかかっ
た部分は薄くなり、力のかかり方の少ない部分は厚くな
って、均一な延伸は出来ない。
【0010】これに対して無拘束で流体を用いて延伸す
ると、器壁全体に同一の力が作用し、同じ様に延伸され
る。そして膜の厚い所、換言すれば樹脂の多い所は一層
延伸されるので膜厚は均一になり、ほぼ飽和するまで充
分に延伸される。このように従来の延伸と本発明の無拘
束延伸とは延伸機構が全く異なる。本発明における、無
拘束で行う高延伸ブロー成形とは容器の胴部の径方向の
延伸の少なくとも90%以上を無拘束状態でブロー成形
することを意味する。理論的には、容器は内圧により高
さ方向1に対して円筒状の胴部は周方向に2の応力を受
ける。即ち容器の胴部は高さ方向に比べて2倍の応力を
周方向に受けている。また、肩部や底部はほぼ球形状で
あることから理解されるように周方向よりは小さく高さ
方向よりやや大きい応力を受けている。したがって、容
器の強度を大きくする為には胴部は周方向の耐圧強度を
大きくすることが絶対に必要であり、容器胴部の径方向
の耐圧強度を大きくできれば、容器の壁の厚みを薄くす
ることができ、樹脂量も少なく出来るのである。この場
合重要なことは膜厚が均一であることであり、不均一で
あると容器の耐圧強度は一番弱い部分によって決定さ
れ、均一にして大きい耐圧性の容器にはならない。
【0011】しかしながら、従来の拘束二軸延伸ブロー
成形ではこの要求を満足することができなかった。前述
のように従来の延伸ブロー成形では、器壁の一部に力を
作用させ全体の器壁を延伸するので、力を段階的に大き
くする等の工夫しても器壁にかかる力は全器壁において
均一とはならず、部分的に差異があり、均一な延伸は不
可能であり、膜厚も不均一となる。そのため均一にして
大きい耐圧性の容器は得られない。
【0012】本発明の高延伸ブロー成形容器は少なくと
も底中心部が熱結晶されている。そして肩部、胴部、中
心部を除く底部は高延伸されている。無拘束で高延伸ブ
ロー成形すると熱結晶化部分を除く底部も配向結晶化さ
れる。容器の底部は充填時や、流通過程等で衝撃を受け
る危険が大きく、そのため底部の中心に厚肉部を設ける
ことが要求される場合がある。この要求に応じるため、
底中心部に熱結晶領域を設けたプリフォームを用いる
と、従来の延伸ブロー成形ではこの熱結晶領域の附近は
充分に延伸することが出来ないので配向結晶化し難い。
しかも熱結晶化もしていないので強度が小さい。ところ
が、底中心部に熱結晶領域を設けたプリフォームを用い
ても無拘束で高延伸ブロー成形すると熱結晶領域の近く
も充分に延伸され、配向結晶し、機械強度も大きくな
り、耐内圧性も非常に良好となる。この底中心部を熱結
晶化した容器においても容器全体の器壁が充分に延伸配
向されていないと容器の強度は大きくならない。つま
り、無拘束高延伸ブロー成形を基本とし、少なくとも底
中心部に熱結晶領域を配設した容器とその製造方法が本
発明である。底中心部の熱結晶領域に連続する器壁は無
拘束高延伸ブロー成形であるので充分に延伸配向されて
いる。口頚部は延伸されないので熱結晶化すると、耐熱
性が向上する。このように口頚部を熱結晶化することも
出来るが、内容物を充填後加熱しない用途に使用する場
合は口頚部を熱結晶化する必要はない。口頚部は厚肉で
強度が大きいからである。
【0013】また、底中心部を結晶化することによって
耐衝撃性、特に落下強度が著しく改善される。本発明の
高延伸ブロー成形は加圧流体特に高圧流体により胴部の
径方向の最大延伸部の90%以上を無拘束状態で高延伸
ブロー成形する必要がある。そして、高さ方向も無延伸
部分である口頚部及び底中心部を除いて90%以上無拘
束で高延伸ブロー成形すると非常に優れた容器が形成さ
れる。即ち、ブロー金型に接触し、容器の形状を出す仕
上げ工程時点までに無拘束状態で全成形工程の90%以
上の成形を行うのである。容器の完成まで全く無拘束で
行うことが最も好ましい。無拘束で高延伸ブロー成形す
るとプリフォーム形状にもよるが容器は球形状に近づ
く。容器には夫々要求される外形形状があるので、最後
の仕上げ段階では、外形を型により拘束して整えること
もできるが、本発明は器壁の無拘束状態での高延伸成形
が少くとも成形容器の胴部の径方向の最大延伸部の90
%以上であることが必要である。そして、高さ方向の延
伸の90%以上も無拘束で延伸する、つまり全延伸成形
工程の90%以上を無拘束で行うことが非常に好まし
い。
【0014】このように、実質的に無拘束の高延伸ブロ
ー成形により、器壁の厚みはほぼ均一となり口頚部及び
底中心部以外の最も厚い部分に対する、この最も厚い部
分と胴部の最も薄い部分の膜厚の差の割合が50%以下
となり器壁の性能は飛躍的に向上する。前記の膜厚の差
の割合が50%を越えると器壁は充分均一とは言えず性
能も劣る。また無拘束で高延伸ブロー成形することによ
りポリエチレンテレフタレートでは胴部樹脂層の円周方
向の降伏値が1800kg/cm以上であり、高さ方
向の降伏値が800kg/cm以上の高延伸された高
延伸容器が形成される。本発明の高延伸容器の胴部円周
方向の降伏値は1800Kg/cm以上であるが、1
900Kg/cm以上が特に好ましい。
【0015】このように無拘束で充分延伸することによ
り成形された容器の延伸部分における内容積に対する樹
脂量の比は0.025以下、つまり0.025〜0.0
5の範囲となり器壁が薄膜で形成されることが明白であ
る。したがって、仕上げ工程でブロー金型に密着したと
きに胴部の径方向の最大延伸部の90%以上が無拘束状
態で高延伸ブロー成形されるように予めプリフォームの
形状を設計しておくことが好ましい。
【0016】容器の最も圧力のかかる胴部の径方向と高
さ方向は完全に実質的に無拘束で延伸ブロー成形するこ
とが望ましい。一方肩部は用途により特定の形状にする
必要のある場合はブロー金型に触れさせて成形してもよ
い。肩部は胴部とは異なり、加えられる内圧が小さいの
でこのように多少拘束して成形をおこない延伸度が低く
降伏値が小さくなっても容器に与える影響が少ないから
である。しかしながら、肩部も出来るだけ無拘束で延伸
することが望ましく、少なくとも首部から拡がって肩部
の連絡する変曲点より下方の肩部は高延伸される必要が
ある。このような厚みが均一で充分延伸された樹脂層の
器壁の容器は最も厚い膜厚に対する、この厚い膜厚と最
も薄い膜厚の差の割合が50%以下でしかも高配向結晶
の器壁で形成された本出願前まったく知られていない新
規な容器である。また従来の容器の降伏値が精々500
kg/cm程度であることからみても本発明の容器は
極めて高い降伏値の特殊な樹脂層の器壁を有する容器で
あることが理解される。
【0017】本発明で言う降伏値とは、容器の器壁に応
力を加えて変形させる過程で応力を次第に増して行くと
応力のわずかな増加につれ、永久変形が急激に増加しは
じめる点の応力の値である。それゆえ降伏値が高いこと
は永久変形を発生させる応力が大きいことを意味し、機
械強度が大きいことを示す。容器にあっては保存中の内
圧による膨脹により生じる変形が発生し難いことを示し
ている。本発明においては、試験機として東洋ボールド
ウィン社製 テンシロンUTM−III−100を用
い、試験片をJISK7113又はASTMD638の
規格に準じた形状の打抜刃により、容器の胴部から高さ
方向と円周方向に打抜いた試験片を10mm/minの
速度で試験して降伏値を求めた。
【0018】本発明の第1の特徴は、少なくとも口頚部
及び底中心部を除いて延伸成形された器壁の膜厚がほぼ
均一であることである。
【0019】本発明の第2の特徴は、口頚部及び底熱結
晶化部以外の器壁の最も厚い部分に対する、この最も厚
い部分と最も薄い部分の膜厚の差の割合が50%以下で
あることである。 膜厚の差の割合が50%を越える
と、耐圧強度にムラが生じて容器がゆがんだ形状になる
という欠点が発生する。
【0020】本発明の第3の特徴は口頚部と熱結晶化さ
れた底中心部以外の器壁が全て配向結晶化されているこ
とである。これらの特徴により容器は均一の膜厚で高度
に配向された薄い器壁で形成され、軽くしかも強度が大
きく、特に耐圧性に優れ、内容物の充填段階や流通段階
での取扱に非常に好都合となる効果が奏される。
【0021】本発明の第4の特徴は、底中心部に熱結晶
領域を設けたことである。この領域は厚肉であるので取
扱中に受ける衝撃に耐える効果が奏される。そしてこの
熱結晶領域の隣接部も無拘束高延伸ブロー成形により充
分延伸され配向結晶化しているので容器の耐内圧強度は
非常に大きい。
【0022】本発明の第5の特徴は器壁の降伏値が非常
に高いことである。前述のように、この特徴により器壁
の機械強度が良好となる効果を奏し、容器にあっては保
存中の内圧による膨脹により生じる変形が発生し難い効
果を奏する。
【0023】本発明の第6の特徴は器壁のガスバリヤー
性にも優れ殊に酸素の透過が少ないことである。この特
徴により内容物の酸素による変質が防止され、内容物の
ガス脱出も生じない効果が奏される。
【0024】本発明者は、ガスバリヤー性がこのように
良くなるのは分子配向が大きくなるにつれて配向結晶化
が進み結晶化度が大きくなるためであると考えている。
無拘束で加圧流体により高延伸ブロー成形するとプリフ
ォームは温度、圧力、肉厚に関係なく、まず径方向に延
伸する。径方向の延伸倍率は4.5〜5.5である。従
来の二軸延伸成形では径方向の延伸倍率はせいぜい4.
2であったことと比較して本発明の実質的に無拘束で加
圧流体のみにより高延伸ブロー成形すると延伸効果が極
めて良好であることが理解される。径方向の延伸がほぼ
上記の範囲に達したとき、高さ方向の延伸が促進される
が、この方向の延伸も無拘束で加圧流体による延伸ブロ
ー成形である。径方向の延伸倍率は高さ方向の延伸倍率
の1.5〜1.8である。高さ方向の延伸倍率がこの範
囲であると容器の白化と肉厚の不均一が防止できる。高
さ方向の延伸がほぼ上記の範囲に達したとき、容器は予
め設計した金型に突き当たり、外形が整えられる。
【0025】得られる容器の底部のセンターの位置を一
定にしたい場合は例えば最終工程で予め成形される容器
の内部に設置されたセンター固定具で容器の底部のセン
ターをブロー金型の底部のセンターに接触固定して仕上
げのブロー成形を行うこともできるがこのように精密な
底部のセンターの位置を一定に保つ必要がない場合はこ
の様なセンター合せの工程は必要ない。また、センター
調製具は、プリフォームの肉厚の不均一と加熱の不均一
によってその部分の延伸倍率が変化するため成形される
容器のセンターがかたより、外観が悪くなる危険がある
のでセンターに接触してセンターのかたよりを防止する
のに用いられることがある。しかしながら周方向を実質
的無拘束で延伸すれば、高さ方向はセンター調整具がブ
ロー成形中にプリフォームの底部に多少接触することが
あっても実質的な延伸がブロー流体で行われれば高延伸
成形が行われるので、これも本発明の無拘束延伸に含ま
れる。
【0026】このように本発明は実質的に無拘束で加圧
流体により高延伸ブロー成形するのであって延伸棒を使
用する従来の二軸延伸成形とは延伸倍率が非常に相違す
る事が明らかであるが、理解し易いために径方向の延伸
倍率と高さ方向の延伸倍率の積である面延伸倍率で説明
すると、従来の二軸延伸成形容器では面延伸倍率は精々
10程度であるが本発明の高延伸成形容器では12〜2
0であって20〜100%もの大巾な高延伸となってい
る。このため配向結晶度が高く膜は薄くしかも膜厚は均
一となり降伏値も高く容器の強度が非常に大きなり従来
法で容器重量50gのポリエステルを使用した内容積1
500mlの容器と本発明の容器重量36.5gのポリ
エステルを使用した同一形状の容器を比較すると、本発
明の容器は樹脂量が73%に過ぎないのに同一もしくは
それ以上の機械強度を示す。実質的に無拘束で高延伸成
形する場合にプリフォームを外側と内側の両方から加熱
すると加熱が均一となり高延伸ブロー成形に極めて好適
かつ有効である。これは容器の強度を強くするために、
延伸倍率を高くしているが、その為にプリフォームの肉
厚が大きくなり、通常の加熱による外部からの加熱のみ
では内側の温度が低くなり、十分な延伸ができなかった
り、偏肉や白化が生じ良好な容器が得られない傾向があ
るからである。本発明の容器は配向結晶度が高く膜厚が
均一で降伏値も大きく、耐内圧性に極めて優れているの
でガス含有飲料用の容器に好適である。
【0027】
【実施例】次に具体例により本発明の効果を説明する。
【0028】実施例1 ポリエチレンテレフタレートで成形した肉厚4.58m
m、樹脂量36.5gの厚肉で底部中心を熱結晶化した
プリフォームを使用し、内側と外側の両側から110℃
に均一に加熱し、表1に示す条件で実質的に無拘束で高
延伸ブロー成形により内容量1500ml入りの容器を
製造した。
【0029】実施例2 ポリエチレンテレフタレートで成形した肉厚4.75m
m、樹脂量39.5gの厚肉で口頚部と底部中心を熱結
晶化したプリフォームを使用し、内側と外側の両側から
105℃に均一に加熱し、表1に示す条件で高延伸ブロ
ー成形により内容量1500ml入りの容器を製造し
た。
【0030】比較例1 ポリエチレンテレフタレートで成形した肉厚4.20m
m、樹脂量50.0gの薄肉プリフォームを使用して表
1に示す条件で延伸棒を使用した二軸延伸成形により内
容量1500ml入りの容器を製造した。
【0031】比較例2 ポリエチレンテレフタレートで成形した肉厚4.20m
m、樹脂量50.0gの薄肉プリフォームを使用して表
1に示す条件で1500ml入りの容器を製造した。
【0032】比較例3 ポリエチレンテレフタレートで形成した肉厚4.20m
m、樹脂量36.0gの薄肉プリフォームを使用して表
1に示す条件で内容量1500ml入りの容器を製造し
た。しかし、胴部が白化し製品としての機能を示さなか
った。この比較例は従来例ではなく比較のため実施例に
近い樹脂量で成形した例である。
【0033】実施例1及び2と比較例1、2及び比較例
3の容器についてその性能を表2に示す。
【0034】
【表1】
【0035】※1:三井石油化学工業株式会社製ポリエ
ステル樹脂 ※2:口頚部及び底結晶化部の重量8gを差し引いて求
めた値 ※3:各10本の容器胴部の周方向4ケ所測定した値の
平均値
【0036】
【表2】
【0037】(註) ※4: 試験機として東洋ボールドウィン社製 テンシ
ロンUTM−III−100を用い、試験片をJISK
7113又はASTMD638の規格に準じた形状の打
抜刃により、容器の胴部から高さ方向と円周方向に打抜
いた試験片を10mm/minの速度で試験して次の数
式で降伏値を求めた。
【0038】
【数1】
【0039】σ…降伏値 F…荷重 A…試験片の平行部分の元の平均断面積
【0040】※5: n−ヘプタン−四塩化炭素系密度
勾配管(池田理化株式会社)を作成し、20℃の条件下
でサンプルの密度を求め、下記式に従い、結晶化度を算
出した。
【0041】
【数2】
【0042】d:サンプルの密度(g/cm) da:1.335(g/cm) dc:1.455(g/cm
【0043】※6: ボイドが発生し、満足な製品にな
らない。 ※7; 容器胴壁を切り抜き、Modern Cont
rol社(オキシトラン−100)を用い、25℃、1
00%RHの条件下で容器器壁の酸素透過度QO(c
c/m・day・atm)を測定した。 ※8: 容器胴壁の単位当たり厚みの酸素透過係数PO
(cc・cm/cm・sec・cmHg)は酸素透
過度から計算により求めた。 ※9: 成形後24時間以上経過した空容器を用い、入
目線まで炭酸水を充填し、キャップで密封した後室温に
24時間放置する。そこで、容器の高さ及び胴部の径を
測定した後、38℃、24時間保存した後の同部分を測
定し、その変化率から耐圧性を評価した。 ※10: 炭酸水4ガスボリュームの規定量(1500
ml)を容器に充填密封して5℃で1週間保存し、コン
クリート上に2mの高さから落下して評価する。n=1
0本 ※11: 容器内にエアを吹き込み、容器が破裂したと
きのエア圧力。 ※12: 破裂時応力σは、破裂時強度p、肉厚t、半
径r(実施例では46.5mm)として次の式より求め
た。
【0044】
【数3】
【0045】「評価」このように本発明の容器を構成
している器壁の配向結晶度が高い膜厚均一の、高延伸ブ
ロー成形容器は強度が非常に良好であるので使用する樹
脂の量を20〜50%も少なくすることができる。酸
素透過係数POが小さいと壁厚を薄くしても従来の容
器とほぼ同一ないしそれ以下の酸素透過量にすることが
でき、この点からも本発明の容器は樹脂量を少くするこ
とができる事が理解される。プリフォームの延伸を最
終的に径方向の延伸倍率を4.5〜5.5、径方向の延
伸倍率を高さ方向の延伸倍率の1.5〜1.8とするこ
とにより、胴部樹脂層の円周方向の降伏値が1800k
g/cm以上であり、高さ方向の降伏値が800kg
/cm以上である、高延伸ブロー成形容器が製造され
ること及び延伸倍率が上記の範囲を外れると偏肉と白化
が発生することが理解される。
【0046】
【発明の効果】前記したように本発明は実質的に無拘束
の延伸ブロー成形により降伏値の大きい、延伸倍率の高
い、強度の大きい、白化のないガスバリヤー性の優れた
容器を提供するものである。そして本発明の容器は最も
内圧のかかる胴部の耐圧性が非常に優れ、特に高温での
耐圧性、耐熱圧安定性が優れているのでガス含有飲料用
にに極めて好適である。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも底中心部が熱結晶化され、肩
    部、胴部、熱結晶化された中心部を除く底部は高延伸成
    形され、器壁の膜厚がほぼ均一であって口頚部及び底中
    心部以外の最も膜の厚い部分に対する、この最も膜の厚
    い部分と胴部の最も膜の薄い部分の差の割合が50%以
    下であり、且つ口頚部と底中心部以外の器壁が配向結晶
    化された高延伸ブロー成形容器。
  2. 【請求項2】 口頚部と底中心部が熱結晶化され、熱結
    晶化部以外の肩部、胴部、底部が高延伸成形されている
    請求項1に記載された高延伸ブロー成形容器。
  3. 【請求項3】 首部から拡がって肩部に連結する変曲点
    より下方の肩部が高延伸された請求項1または2に記載
    された高延伸ブロー成形容器。
  4. 【請求項4】 器壁を構成している胴部樹脂層の円周方
    向の降伏値が1800kg/cm以上であり、高さ方
    向の降伏値が800kg/cm以上である、請求項1
    ないし3のいずれか1項に記載された高延伸ブロー成形
    容器。
  5. 【請求項5】 容器の延伸部分における内容積に対する
    樹脂量の比が0.025以下であり白化のない、請求項
    1ないし4のいずれか1項に記載された高延伸ブロー成
    形容器。
  6. 【請求項6】 胴部で測定して肉厚が0.2mm〜0.
    3mmの薄肉でかつ偏肉と白化のない請求項1ないし5
    のいずれか1項に記載された、高延伸ブロー成形容器。
  7. 【請求項7】 プリフォームを拘束することなく加圧流
    体により、少なくとも成形容器の径方向の延伸の90%
    以上を無拘束状態で高延伸ブロー成形して、熱結晶化部
    分以外の延伸成形された器壁の膜厚をほぼ均一となし、
    口頚部及び底中心部以外の最も膜の厚い部分に対する、
    この最も膜の厚い部分と胴部の最も膜の薄い部分の差の
    割合を50%以下となし、且つ口頚部と底中心部以外の
    器壁を配向結晶化することを特徴とする、無拘束高延伸
    ブロー成形容器の製造方法。
  8. 【請求項8】 少なくとも底中心部を熱結晶化したプリ
    フォームを使用したことを特徴とする、請求項7に記載
    された無拘束高延伸ブロー成形容器の製造方法。
  9. 【請求項9】 プリフォームの延伸を最終的に径方向の
    延伸倍率を4.5〜5.5とし、径方向の延伸倍率を高
    さ方向の延伸倍率の1.5〜1.8とすることを特徴と
    する、請求項7または8に記載された無拘束高延伸ブロ
    ー成形容器の製造方法。
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