JPH0544365U - 鋳造品の反転装置 - Google Patents

鋳造品の反転装置

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JPH0544365U
JPH0544365U JP10244691U JP10244691U JPH0544365U JP H0544365 U JPH0544365 U JP H0544365U JP 10244691 U JP10244691 U JP 10244691U JP 10244691 U JP10244691 U JP 10244691U JP H0544365 U JPH0544365 U JP H0544365U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構造により鋳造品の確実な反転を可能
にした装置を提供することを目的としている。 【構成】 ダイカストマシン1から取出された鋳造品2
7の両側からトリミングプレス兼マンドレル抜きプレス
20へ向って延びるガイドレール28を設けた。ガイド
枠29をガイドレール28上に設けて走行シリンダ34
で進退駆動するようにした。軸受37,38を設けて昇
降シリンダ40,41で昇降駆動するようにした。鋳造
品27を把持する一対のチャック44を設けてチャック
用シリンダ45により進退駆動させ、かつ反転用ロータ
リアクチュエータで上下に反転駆動するようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はダイカストマシン等で鋳造した鋳造品を工程間において上下に反転さ せる鋳造品の反転装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般にダイカストマシン等で例えばエンジンブロック等を鋳造する場合には、 上金型と下金型との接合面からはみ出る鋳ばりや、溶湯の通路であるランナやゲ ート内の固化物などの余剰材が鋳造品に付属して取出されるので、これらの余剰 材を除去するためのトリミングプレスが設けられている。一方、崩壊性を有する 砂中子を用いた鋳造品の場合にはこの砂中子を金型キャビティ内で保持するマン ドレルが鋳造品に埋設されているので、鋳込後にこれを除去する必要があり、こ のマンドレルを抜く工程は一般に上記トリミング工程の次に組入れられる。とこ ろが、この鋳造品をトリミングする場合と、鋳造品からマンドレルを抜く場合と では鋳造品をセットする方向が逆方向であるために、この間で鋳造品を把持して 上下に反転させる必要がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この場合、ロボットで反転させることが考えられるが、ロボットでは構造が複 雑になり製作費が嵩むばかりでなく、鋳造品が例えばエンジンブロックの場合、 その重量が40kg程度になることが多いので、大形のロボットが必要になり、 安価に提供できず、また、設置スペースが拡大するという問題がある。さらにロ ボットの場合には、手首で反転させることになるので、チャック部の構造がより 複雑になり、実用化が容易でないという問題がある。
【0004】 本考案は以上のような点に鑑みなされたもので、簡単な構造により鋳造品の確 実な反転を可能にした鋳造品の反転装置を提供することを目的にしている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために本考案では、鋳造装置から取出された鋳造品 の両側から上型と下型とを備えたトリミングプレス兼マンドレル抜きプレスへ向 って延設された左右一対のガイドレールと、これら各ガイドレールに互いに対向 して支持され駆動装置でガイドレールの延設方向へ進退駆動される一対のガイド 枠と、これら各ガイド枠に支持され駆動装置で昇降駆動される一対の軸受と、こ れら各軸受に進退駆動装置を介し装着されてこの進退駆動装置により互いに逆方 向へ進退駆動され前進により前記鋳造品を挟持するチャックと、前記進退駆動装 置に直結されこの進退駆動装置を介して前記チャックを反転駆動する反転駆動装 置とを設けた。
【0006】
【作用】
鋳造装置から取出された鋳造品の上方に位置させたチャックを下降させて鋳造 品を挟持し、チャックを上昇させて前進させたのち、チャックを下降させて開く ことにより機外位置にあるトリミング下型上に鋳造品を載置する。チャックを上 昇させてトリミング作業が終わるのを待ち、トリミング作業後機外へ出てきたト リミング下型上の鋳造品を、チャックの下降,開閉により把持して上昇し、チャ ックを反転させて下降,開閉させることによりマンドレル抜き下型上に鋳造品を 反転状態で載置する。マンドレル抜き作業中にチャックを上昇、後退させること により1サイクルが完了する。
【0007】
【実施例】
本実施例は本考案をエンジンブロックの自動鋳造装置に実施した例を示し、図 1は鋳造品の反転装置の平面図、図2は同じく正面図、図3は図1のIII 視側面 図、図4は図1のIV視拡大側面図、図5は自動鋳造装置全体の概略平面図、図6 は鋳造品としてのエンジンブロック用金型の縦断面図である。図5において全体 を符号1で示すものは、竪型締竪型締型のダイカストマシンであって図示しない 型締シリンダで型締,型開される金型2と、そのキャビティへ向って中子を進退 させる2個の中子シリンダ3等を備えており、このダイカストマシン1には、砂 中子4を金型キャビティ内へ供給するコアローダの機能を兼ね備えた製品取出装 置5が付設されていて、型開した金型2内から鋳造品としてのエンジンブロック を機外へ取出すように構成されている。
【0008】 ここで図6に基づき鋳造品について説明する。鋳造品はダイカストマシン1の 上金型6と下金型7およびスライド中子8で囲まれたキャビティ9内へ射出され た溶湯が固化することによって形成されるものであって、キャビティ9の中心部 には、円筒状のスリーブ10が、鍔付き円柱状のマンドレル11に嵌合されてい る。円筒状に形成され崩壊性を有する前記砂中子4は、スリーブ10の外方に位 置してマンドレル11の鍔部で保持されている。こうすることによりキャビティ 9へ溶湯が射出されて固化したのち型開し、砂中子4を崩壊させて下金型7から 取出すと、固化した鋳造品の一部に冷却用ジャケットとなる空間部が形成される ように構成されている。
【0009】 図5において全体を符号20で示すものはマンドレル抜き機能を兼ね備えたト リミングプレスであって、移動シリンダ21に駆動されて図に矢印Aで示す方向 に一体となって進退するトリミング下型22とマンドレル抜き下型23とを備え ており、また別の移動シリンダ24に駆動されて図に矢印Bで示す方向に進退す るマンドレル抜き上型25と、機内で上下動するトリミング上型26とを備えて いる。
【0010】 このように構成されていることにより、トリミング作業とマンドレル抜き作業 とを行う場合には、機外位置にあるトリミング下型22上に、図1および図2に 符号27で示す鋳造品を載置してこれを機内へ移動させ、トリミング上型26を 下降させて余剰材を除去するトリミング作業を行ったのち、両方の下型22,2 3を機外位置へ移動させる。次いで、鋳造品27を上下に180°反転させてマ ンドレル抜き下型23上に載置し、これを機内へ移動させたのち、機内へ移動さ れているマンドレル抜き上型25を下降させることにより、マンドレル抜き作業 が行われる。
【0011】 このようにトリミング作業とマンドレル抜き作業とでは、作業の性質上、下型 22,23への鋳造品27の載置方向が上下逆方向であって、これらの工程間に おいて鋳造品27を上下に反転させなければならないので、本装置には反転装置 が設けられており、以下この反転装置について説明する。ダイカストマシン1か ら取出される鋳造品27の両側には、断面凸字状に形成された上下一対ずつの水 平状ガイドレール28が、ダイカストマシン1の側方からトリミングプレス20 へ向って延設されており、このガイドレール28には、正面視を工字状に形成さ れたガイド枠29の4隅に設けられているガイド30が摺動自在に嵌合されてい る。31は上下のガイドレール28を連結する左右の連結板であって、各連結板 31の高さ方向中央部には、ピストンロッド32の作用端を前記ガイド枠29側 のコ字状部材33に固定されたテレスコープ式の走行シリンダ34が、それぞれ 装着されており、左右のピストンロッド32を同期して進退させることにより、 左右のガイド枠29が、ガイドレール28に沿って進退するように構成されてい る。
【0012】 一方、長方形枠状に形成されたケース35の一端には、反転用ロータリアクチ ュエータ36が、軸受37を介して装着されており、またケース35の他端には 軸受38が装着されている。そしてこれら各軸受37,38には、ガイド39が 一体的に形成されている。軸受37,38の近傍には、昇降シリンダ40,41 がそれぞれ立設されていてそのピストンロッド42は軸受37,38に固定され ており、両方のピストンロッド42を同期して進退させることにより、ケース3 5が軸受37,38を介し回動を規制され両側のガイド39をガイド部材43で 案内されながら昇降するように構成されている。
【0013】 前記ケース35の内部には、全体を符号44で示す一対のチャックが前記軸受 37,38に隣接して設けられており、これらのチャック44は、軸受37,3 8に回転自在かつ軸線方向への移動を規制されて支持されたチャック用シリンダ 45と、このチャック用シリンダ45のピストンロッド46の作用端に固定され ガイド47で案内されてピストンロッド46とともに軸線方向へ進退するチャッ クアタッチメント48とで形成されている。49はチャックアタッチメント48 の平面に突設され鋳造品の凹孔に挿入される突起である。
【0014】 図5において、50は鋳造品27から抜かれたマンドレル11を回収するマン ドレル回収装置であり、また、51は回収されたマンドレル11から鋳ばりなど を除去し内周,外周を清掃するマンドレル清掃装置である。さらに、52はセッ トテーブル53上において前記砂中子4に嵌合されたスリーブ10にマンドレル 11を圧入するマンドレル圧入装置である。
【0015】 以上のように構成された鋳造品の反転装置の動作を説明する。ダイカストマシ ン1で鋳造された鋳造品27は製品取出装置5によって取出されてその台上に保 持されている。このとき走行シリンダ34のピストンロッド32が前進して反転 装置が鋳造品27の真上で停止し、昇降シリンダ40,41のピストンロッド4 2が後退したのち、チャック用シリンダ45のピストンロッド46が前進するの で、チャックアタッチメント48が前進してその突起49が鋳造品27の凹孔に 挿入され、鋳造品27はチャック44で把持される。
【0016】 次いで昇降シリンタ40,41によってチャック44で把持された鋳造品27 が上昇したのち、走行シリンダ34により搬送され、機外位置で停止しているト リミング下型上で停止する。そして昇降シリンダ40、41によりチャック44 が下降したのち、チャック用シリンダ45によりチャック44による把持が解か れた鋳造品27がトリミング下型上に載置される。
【0017】 このあと、昇降シリンダ40,41によりチャック44が上昇するとともに、 トリミング下型が機内へ移動してトリミングプレス兼マンドレル抜きプレス20 によるトリミング作業が行われる。トリミング作業中、チャック44は上昇位置 で待機しており、トリミング作業後は、トリミング済の鋳造品が載置されたトリ ミング下型と、マンドレル抜き下型とが機外へ移動して停止する。
【0018】 そこで、昇降シリンダ40,41によりチャック44が下降してチャック用シ リンダ45により鋳造品27がチャック44で把持され、昇降シリンダ40,4 1によりチャック44が上昇する。上昇とともに反転用ロータリアクチュエータ 36が作動してチャック44が180°回動するので、鋳造品27が上下に反転 される。反転後、チャック44が走行シリンダ34によりチャック44がマンド レル抜き下型上方に移動したのち昇降シリンダ40,41により下降してチャッ クシリンダ45により鋳造品27の把持が解かれるので、鋳造品27はマンドレ ル抜き下型上に載置される。
【0019】 マンドレル抜き作業が行われているときに、チャック44は、昇降シリンダ4 0,41により上昇し、走行シリンダ34により鋳造品取出位置へ復帰して1サ イクルが終了する。鋳造品27から抜かれたマンドレル11は、マンドレル回収 装置50で回収される。
【0020】
【考案の効果】
以上の説明により明らかなように、本考案によれば、鋳造品の反転装置におい て、鋳造装置から取出された鋳造品の両側から上型と下型とを備えたトリミング プレス兼マンドレル抜きプレスへ向って延設された左右一対のガイドレールと、 これら各ガイドレールに互いに対向して支持され駆動装置でガイドレールの延設 方向へ進退駆動される一対のガイド枠と、これら各ガイド枠に支持され駆動装置 で昇降駆動される一対の軸受と、これら各軸受に進退駆動装置を介し装着されて この進退駆動装置により互いに逆方向へ進退駆動され前進により前記鋳造品を挟 持するチャックと、前記進退駆動装置に直結されこの進退駆動装置を介して前記 チャックを反転駆動する反転駆動装置とを設けたことにより、ロボットを用いて 反転させる場合と比較して構造が簡単でコンパクトであり、占有スペースが縮小 される。
【図面の簡単な説明】
【図1】鋳造品の反転装置の平面図である。
【図2】鋳造品の反転装置の正面図である。
【図3】図1のIII 視側面図である。
【図4】図1のIV視拡大側面図である。
【図5】自動鋳造装置全体の概略平面図である。
【図6】鋳造品としてのエンジンブロック用金型の縦断
面図である。
【符号の説明】
1 ダイカストマシン 4 砂中子 11 マンドレル 20 トリミングプレス兼マンドレル抜きプレス 27 鋳造品 28 ガイドレール 29 ガイド枠 34 走行シリンダ 36 反転用ロータリアクチュエータ 37 軸受 38 軸受 40 昇降シリンダ 41 昇降シリンダ 44 チャック 45 チャック用シリンダ 48 チャックアタッチメント

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋳造装置から取出された鋳造品の両側か
    ら上型と下型とを備えたトリミングプレス兼マンドレル
    抜きプレスへ向って延設された左右一対のガイドレール
    と、これら各ガイドレールに互いに対向して支持され駆
    動装置でガイドレールの延設方向へ進退駆動される一対
    のガイド枠と、これら各ガイド枠に支持され駆動装置で
    昇降駆動される一対の軸受と、これら各軸受に進退駆動
    装置を介し装着されてこの進退駆動装置により互いに逆
    方向へ進退駆動され前進により前記鋳造品を把持するチ
    ャックと、前記進退駆動装置に直結されこの進退駆動装
    置を介して前記チャックを反転駆動する反転駆動装置と
    を設けたことを特徴とする鋳造品の反転装置。
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