JPH0544239Y2 - - Google Patents

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JPH0544239Y2
JPH0544239Y2 JP1989026665U JP2666589U JPH0544239Y2 JP H0544239 Y2 JPH0544239 Y2 JP H0544239Y2 JP 1989026665 U JP1989026665 U JP 1989026665U JP 2666589 U JP2666589 U JP 2666589U JP H0544239 Y2 JPH0544239 Y2 JP H0544239Y2
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JP
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underwater
side wall
observation room
upper side
float
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  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、海中の魚類や海底の状況等を観察す
るために使用される水中観光船に関するものであ
る。
〔従来技術〕
一般に、水中観光船は船底に観察窓を設けた構
造が知られているが、かかる構造においては船首
に生じる波の影響による泡が観察窓の外側につき
海底が見にくくなるばかりでなく、視界が制限さ
れる等多くの問題があつた。
かかることから近年、側面に観察窓を有する主
船体の両側にフロートタンクを配置した構造の水
中観光船が提案されている(特開昭62−214092
号)。
即ち、この水中観光船は第4図ないし第6図に
示すように両側に観察窓1を有し、かつ水中に半
没水する水中展望室2と、この水中展望室2の両
側の側壁4に、この水中展望室2に沿つて延在す
るフロートタンク3とより構成されている。そし
て、水中展望室2の上部には天井部5が設けら
れ、この天井部5には水中展望室2への出入口6
が設けられている。また、この出入り口6の近傍
には階段7が設けられている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、前記したような構造の水中観光
船には問題がある。天井部5は、出入口を除き全
て覆われていて、かつ天井部5の下面には強度部
材として梁8が設けられている。そして通常はこ
の梁の下面に天井内張を張りつめている。かかる
構成において万一、観察窓1が破損し、水中展望
室2内に海水等が流入して来た場合、乗客Mの安
全性を確保するため、浸水後の水位WL(第6図)
と天井部5下の梁8との間隔を設ける必要があ
る。そのため水中展望室2の深さが一定以上必要
となり、かつ浸水時の沈下量を小さくするため浮
力タンク幅を大きくする必要があり、その結果、
船体全体が大型化し建造費、運航費ともに増大す
ることとなつている。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は前記したような問題点を解決するため
になされたものであつて、上部側壁と下部側壁と
これらを結ぶ底部とからなり、下部側壁に観察窓
を有し、上部に開口を有する水中展望室と、上部
側壁を隔てて船幅方向に突出して配設され、上部
側壁に沿つて船長方向に延在し、上部に開口を有
するフロート部とを有し、水中展望室とフロート
部とが上部の開口を通じて上部空間を共通にする
ように構成すると共に、観察窓が破損し水中展望
室内が浸水した状態において、その浸水の水位が
水中展望室内に居る通常の背丈の人の頭部と上部
側壁の上端に達することがないように、フロート
部に浮力を持たせた水中観光船を提供せんとする
ものである。
〔作用〕
かかる構成の水中観光船において、観察窓が破
損し、水中展望室2に浸水したとき、この水中展
望室2上が開放されているため、乗客の安全性を
確保することができると共に、水中展望室の深さ
及びフロート部(従来の水中観光船のフロートタ
ンクに相当)の幅を小さくすることが可能であ
る。
〔実施例〕
以下第1図乃至第3図に基づき本考案による水
中観光船の実施例を説明する。
第1図は水中観光船の側面図、第2図はその横
断面図、第3図は浸水時の横断面図である。
水中観光船は中央に水中展望室10を有し、水
中展望室10は上部側壁11と下部側壁12とこ
れらを結ぶ底部19とからなり、下部側壁12に
観察窓13を有し、上部に開口14を有する。
また、水中観光船は、フロート部16を有し、
フロート部16は水中展望室10の側面に上部側
壁11を隔てて船幅方向に突出して配設され、上
部側壁11に沿つて船長方向に延在し、上部に開
口15を有する。
水中展望室10とフロート部16はそれぞれの
上部の開口14,15を通じて上部空間17を共
通にするように構成される。
万一、観察窓13が破損し水中展望室10内が
浸水した状態において、その浸水の水位WLが水
中展望室10内に居る通常の背丈の人の頭部と上
部側壁の上端に達することがないように、フロー
ト部16に浮力を持たせるように構成する。
従つて、水中展望室10に浸水があつた場合で
も、水中展望室10内に居る乗客20は立ち上が
れば、乗客20の頭部は水の上に出て呼吸でき、
また水中展望室10の上部の開口14から浸水し
ていないフロート部16に脱出できる。
フロート部16は上部客室18を兼用とするこ
とができ、その場合、上部客室18内に居る乗客
は海上遊覧をしながら、水中展望室10の上部の
開口14から観察窓1を覗き水中展望を楽しむこ
ともできる。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかなように、本考案による
水中観光船によれば、主船体の中央部に配置され
る水中展望室の上部に開口を設けたため、万一の
事態が発生しても、この開口より乗客の頭部を空
気中に位置させることが可能であり、かつ乗客が
フロート部に脱出することもできるで乗客の安全
性を確保できる。
水中展望室内に居る乗客にとつて上部に開口が
あるので、心理的に圧迫感がなく空気の流通もよ
く、快適である。
更に、浸水の水位が水中展望室内に居る通常の
背丈の人の頭部と上部側壁の上端に達することが
ない程度に、フロート部に浮力を持たせれば済む
ので、フロート部の容積を小さくし船体全体を小
形化することができ、その結果、建造費、運航費
ともに低減させることができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案による水中観光船の
実施例を示し、第1図は水中観光船の側面図、第
2図はその横断面図、第3図は浸水時の横断面図
である。第4図ないし第6図は従来の水中観光船
の説明図で、第4図は水中観光船の側面図、第5
図はその横断面図、第6図は浸水時の横断面図で
ある。 1,13……観察窓、2,10……水中展望
室、3……フロートタンク、4……側壁、5……
天井部、6……出入口、7……階段、8……梁、
11……上部側壁、12……下部側壁、14,1
5……開口、16……フロート部、17……上部
空間、18……上部客室、19……底部、20…
…乗客。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上部側壁と下部側壁とこれらを結ぶ底部とから
    なり、下部側壁に観察窓を有し、上部に開口を有
    する水中展望室と、上部側壁を隔てて船幅方向に
    突出して配設され、上部側壁に沿つて船長方向に
    延在し、上部に開口を有するフロート部とを有
    し、水中展望室とフロート部とが上部の開口を通
    じて上部空間を共通にするように構成すると共
    に、観察窓が破損し水中展望室内が浸水した状態
    において、その浸水の水位が水中展望室内に居る
    通常の背丈の人の頭部と上部側壁の上端に達する
    ことがないように、フロート部に浮力を持たせた
    水中観光船。
JP1989026665U 1988-12-02 1989-03-10 Expired - Lifetime JPH0544239Y2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989026665U JPH0544239Y2 (ja) 1989-03-10 1989-03-10
GB8927007A GB2227468B (en) 1988-12-02 1989-11-29 Semi-submerged observation boat
US07/443,631 US5010835A (en) 1988-12-02 1989-11-30 Semi-submerged glass boat
KR2019960005552U KR960005215Y1 (ko) 1988-12-02 1996-03-21 수중 관광선

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989026665U JPH0544239Y2 (ja) 1989-03-10 1989-03-10

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02117997U JPH02117997U (ja) 1990-09-21
JPH0544239Y2 true JPH0544239Y2 (ja) 1993-11-09

Family

ID=31248497

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989026665U Expired - Lifetime JPH0544239Y2 (ja) 1988-12-02 1989-03-10

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JP (1) JPH0544239Y2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6341294A (ja) * 1986-08-05 1988-02-22 Tadano Tekkosho:Kk 水中観測装置
JPS63154492A (ja) * 1986-08-18 1988-06-27 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 水中観覧室

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6341294A (ja) * 1986-08-05 1988-02-22 Tadano Tekkosho:Kk 水中観測装置
JPS63154492A (ja) * 1986-08-18 1988-06-27 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 水中観覧室

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JPH02117997U (ja) 1990-09-21

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