JP3401562B2 - 双胴式水中観光船 - Google Patents
双胴式水中観光船Info
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- JP3401562B2 JP3401562B2 JP2000122997A JP2000122997A JP3401562B2 JP 3401562 B2 JP3401562 B2 JP 3401562B2 JP 2000122997 A JP2000122997 A JP 2000122997A JP 2000122997 A JP2000122997 A JP 2000122997A JP 3401562 B2 JP3401562 B2 JP 3401562B2
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- Japan
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- catamaran
- passenger
- underwater
- hull
- tank
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63C—LAUNCHING, HAULING-OUT, OR DRY-DOCKING OF VESSELS; LIFE-SAVING IN WATER; EQUIPMENT FOR DWELLING OR WORKING UNDER WATER; MEANS FOR SALVAGING OR SEARCHING FOR UNDERWATER OBJECTS
- B63C11/00—Equipment for dwelling or working underwater; Means for searching for underwater objects
- B63C11/48—Means for searching for underwater objects
- B63C11/49—Floating structures with underwater viewing devices, e.g. with windows ; Arrangements on floating structures of underwater viewing devices, e.g. on boats
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63B—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING
- B63B1/00—Hydrodynamic or hydrostatic features of hulls or of hydrofoils
- B63B1/02—Hydrodynamic or hydrostatic features of hulls or of hydrofoils deriving lift mainly from water displacement
- B63B1/10—Hydrodynamic or hydrostatic features of hulls or of hydrofoils deriving lift mainly from water displacement with multiple hulls
- B63B1/12—Hydrodynamic or hydrostatic features of hulls or of hydrofoils deriving lift mainly from water displacement with multiple hulls the hulls being interconnected rigidly
- B63B1/121—Hydrodynamic or hydrostatic features of hulls or of hydrofoils deriving lift mainly from water displacement with multiple hulls the hulls being interconnected rigidly comprising two hulls
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63B—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING
- B63B35/00—Vessels or similar floating structures specially adapted for specific purposes and not otherwise provided for
- B63B2035/004—Passenger vessels, e.g. cruise vessels or the like
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63B—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING
- B63B39/00—Equipment to decrease pitch, roll, or like unwanted vessel movements; Apparatus for indicating vessel attitude
- B63B39/02—Equipment to decrease pitch, roll, or like unwanted vessel movements; Apparatus for indicating vessel attitude to decrease vessel movements by displacement of masses
- B63B39/03—Equipment to decrease pitch, roll, or like unwanted vessel movements; Apparatus for indicating vessel attitude to decrease vessel movements by displacement of masses by transferring liquids
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- Acoustics & Sound (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Ocean & Marine Engineering (AREA)
- Cleaning Or Clearing Of The Surface Of Open Water (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、海中の魚類や海
底を見物するための双胴式水中観光船に関するものであ
る。
底を見物するための双胴式水中観光船に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、たとえば、特開平7−24699
0号公報に記載の双胴型水中観光船にあっては、水中キ
ャビンを構成する主船体を2つ並設してなり、主船体の
左右両側のうち、互いに連結する内側の舷側より外側に
ある外側の舷側に、この外側の舷側より外側に突出する
フロートタンクをそれぞれ設けている。
0号公報に記載の双胴型水中観光船にあっては、水中キ
ャビンを構成する主船体を2つ並設してなり、主船体の
左右両側のうち、互いに連結する内側の舷側より外側に
ある外側の舷側に、この外側の舷側より外側に突出する
フロートタンクをそれぞれ設けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種の水中観光船で
は、水中キャビンに多数の観客を収容して航行するため
高い安全性と、本来の目的である観察し易さ等の性能が
要求される。また、特殊な構造を持つため、一般にはコ
ストが高くなる。従来において、これらの要求に的確に
対応するのは、実質的にかなり容易ではなかった。
は、水中キャビンに多数の観客を収容して航行するため
高い安全性と、本来の目的である観察し易さ等の性能が
要求される。また、特殊な構造を持つため、一般にはコ
ストが高くなる。従来において、これらの要求に的確に
対応するのは、実質的にかなり容易ではなかった。
【0004】そこで本発明は、高い安全性を備えるとと
もに、優れた性能を有する双胴式水中観光船を提供する
ことを目的とする。
もに、優れた性能を有する双胴式水中観光船を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明は、主船体を進行方向に平行になるように
並設してなる双胴式水中観光船であって、客室を有する
旅客倉とこの旅客層を複数階備えた主船体と、両舷に配
置されたローリング減衰タンクと、各主船体の連結部に
配置された浮力槽と、を有し、さらに、各主船体におけ
る旅客倉の外側に開閉式シャッタが装架され、この開閉
式シャッタで旅客倉を覆うように構成したことを特徴と
している。
め、この発明は、主船体を進行方向に平行になるように
並設してなる双胴式水中観光船であって、客室を有する
旅客倉とこの旅客層を複数階備えた主船体と、両舷に配
置されたローリング減衰タンクと、各主船体の連結部に
配置された浮力槽と、を有し、さらに、各主船体におけ
る旅客倉の外側に開閉式シャッタが装架され、この開閉
式シャッタで旅客倉を覆うように構成したことを特徴と
している。
【0006】また、本発明の双胴式水中観光船は、好ま
しくは、船首及び船尾にそれぞれバラストタンクを備え
ていて、ローリング減衰タンクと協働して喫水調整バラ
ストタンクとして機能することができる。
しくは、船首及び船尾にそれぞれバラストタンクを備え
ていて、ローリング減衰タンクと協働して喫水調整バラ
ストタンクとして機能することができる。
【0007】また、本発明の双胴式水中観光船は、好ま
しくは、各客室が非常口を備えるとともに、非常時避難
路に通じているように配置される。また、本発明の双胴
式水中観光船は、好ましくは、浸水した水を船体底部に
落下させる落し口と、その浸水を貯める貯水タンクを備
えている。さらに、本発明の双胴式水中観光船にあって
は、船体底部に水深100メートル以上を投射可能な探
照灯を備えるようにすると有利である。
しくは、各客室が非常口を備えるとともに、非常時避難
路に通じているように配置される。また、本発明の双胴
式水中観光船は、好ましくは、浸水した水を船体底部に
落下させる落し口と、その浸水を貯める貯水タンクを備
えている。さらに、本発明の双胴式水中観光船にあって
は、船体底部に水深100メートル以上を投射可能な探
照灯を備えるようにすると有利である。
【0008】本発明によれば、両舷に設けたローリング
減衰タンクが、船体低部の固定バラストタンクによる船
体揺動周期を緩和するとともに、浮力の増加に寄与す
る。また、このローリング減衰タンクは、舷側より突出
しているため旅客倉部分を覆って、その保安性を高めて
いる。さらに、緊急時貯水タンクや非常時避難路、ある
いはシャッタ装置等を備えることで、浸水や緊急事故等
に対して、万全の対策を講じることができ、乗客に対し
て極めて高い安全性が確保される。
減衰タンクが、船体低部の固定バラストタンクによる船
体揺動周期を緩和するとともに、浮力の増加に寄与す
る。また、このローリング減衰タンクは、舷側より突出
しているため旅客倉部分を覆って、その保安性を高めて
いる。さらに、緊急時貯水タンクや非常時避難路、ある
いはシャッタ装置等を備えることで、浸水や緊急事故等
に対して、万全の対策を講じることができ、乗客に対し
て極めて高い安全性が確保される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき、本発明の好
適な実施の形態を説明する。図1は、この実施形態にお
ける外観構成を示している。この双胴式水中観光船は、
後述するように水中キャビンを有する主船体1を前後に
並設してなり、船体上部に遮浪甲板2、ボート甲板3、
遊歩甲板4およびコンパス甲板5が配置される。
適な実施の形態を説明する。図1は、この実施形態にお
ける外観構成を示している。この双胴式水中観光船は、
後述するように水中キャビンを有する主船体1を前後に
並設してなり、船体上部に遮浪甲板2、ボート甲板3、
遊歩甲板4およびコンパス甲板5が配置される。
【0010】図2および図3は、船体本体部の構成を示
している。図において、6は主船体1の旅客倉であり、
複数階層の第1客室6a、第2客室6bおよび第3客室
6cを有する。7は両舷に配置されたローリング減衰タ
ンク、8は各主船体1の連結部に配置された浮力槽(図
3参照)である。
している。図において、6は主船体1の旅客倉であり、
複数階層の第1客室6a、第2客室6bおよび第3客室
6cを有する。7は両舷に配置されたローリング減衰タ
ンク、8は各主船体1の連結部に配置された浮力槽(図
3参照)である。
【0011】また、9は客室下部に配置された緊急時貯
水タンク、10は固定バラストタンク、11は船首楼
(図9をも参照のこと)、12はバウスラスター室、1
3は船首バラストタンク、14は非常時避難路、15は
非常口、16は船尾楼(図10をも参照のこと)、17
はコファダム、18は船尾バラストタンク、19は非常
時避難路、20は非常口、21はエンジンルーム、22
は燃料タンク、23,24は探照灯室である。なお、飲
料水タンクは符号50で示される。
水タンク、10は固定バラストタンク、11は船首楼
(図9をも参照のこと)、12はバウスラスター室、1
3は船首バラストタンク、14は非常時避難路、15は
非常口、16は船尾楼(図10をも参照のこと)、17
はコファダム、18は船尾バラストタンク、19は非常
時避難路、20は非常口、21はエンジンルーム、22
は燃料タンク、23,24は探照灯室である。なお、飲
料水タンクは符号50で示される。
【0012】図3において、25は各主船体1の旅客倉
6の内側および外側に装架されるシャッタ、26は巻取
りウィンチ、27はシャッタ格納室、28はシャッタ装
置機械室である。シャッタ25は外板強度とし、水密性
を有する。また、各客室6a,6bおよび6cには、客
席29やテーブル30が設置され、相互間をエスカレー
タ31で昇降することができる。
6の内側および外側に装架されるシャッタ、26は巻取
りウィンチ、27はシャッタ格納室、28はシャッタ装
置機械室である。シャッタ25は外板強度とし、水密性
を有する。また、各客室6a,6bおよび6cには、客
席29やテーブル30が設置され、相互間をエスカレー
タ31で昇降することができる。
【0013】ここで図4(A),(B),(C)はそれ
ぞれ、旅客倉6、非常時避難路19およびエンジンルー
ム21の断面構成を示している。図4(B)に示される
ように、探照灯室24は、密閉蓋32により密閉される
とともに、耐圧ガラス33で覆われている。探照灯室2
4に設置される探照灯34は、水深100メートル以上
を投射可能である。探照灯室24は、密閉ドアを有する
出入り口35を介して非常時避難路19と繋がってい
る。また非常時避難路19には、各階ごとに非常階段3
6が設けられている。
ぞれ、旅客倉6、非常時避難路19およびエンジンルー
ム21の断面構成を示している。図4(B)に示される
ように、探照灯室24は、密閉蓋32により密閉される
とともに、耐圧ガラス33で覆われている。探照灯室2
4に設置される探照灯34は、水深100メートル以上
を投射可能である。探照灯室24は、密閉ドアを有する
出入り口35を介して非常時避難路19と繋がってい
る。また非常時避難路19には、各階ごとに非常階段3
6が設けられている。
【0014】図5〜図7は、主船体1の旅客倉6まわり
を示している。図5あるいは図7において、37および
38は各客室6a,6bおよび6cごとに設けられた非
常口であり、非常時避難路14、19にそれぞれ通じて
いる。また、各客室6a,6bおよび6cには、覗き窓
39(丸窓が好適である)が設置される。
を示している。図5あるいは図7において、37および
38は各客室6a,6bおよび6cごとに設けられた非
常口であり、非常時避難路14、19にそれぞれ通じて
いる。また、各客室6a,6bおよび6cには、覗き窓
39(丸窓が好適である)が設置される。
【0015】また、図6において、各客室6a,6bお
よび6cは、上部客室甲板40、第1客室甲板41、第
2客室甲板42および第3客室甲板43によって上下に
区切られる。エスカレータ31の区画は隔壁44によっ
て区切られ、この隔壁44には階ごとに各客室甲板への
複数の出入り口45が設けられている。これらの出入り
口45は、開閉式の水密戸として構成される。
よび6cは、上部客室甲板40、第1客室甲板41、第
2客室甲板42および第3客室甲板43によって上下に
区切られる。エスカレータ31の区画は隔壁44によっ
て区切られ、この隔壁44には階ごとに各客室甲板への
複数の出入り口45が設けられている。これらの出入り
口45は、開閉式の水密戸として構成される。
【0016】図7において、浮力槽8のたとえば中央部
付近には海底探照灯室46が設けられる。海底探照灯室
46に設置される探照灯47は、水深100メートル以
上を投射可能である。この海底探照灯室46には、図示
しない海底撮影機を設置することができる。
付近には海底探照灯室46が設けられる。海底探照灯室
46に設置される探照灯47は、水深100メートル以
上を投射可能である。この海底探照灯室46には、図示
しない海底撮影機を設置することができる。
【0017】ここで図8は、覗き窓39の施工例を示し
ている。覗き窓39が列設された特殊施工ブロック48
は、図8(A)の取付領域49に装着固定される。そし
て、図8(C)のように覗き窓39が施工される。
ている。覗き窓39が列設された特殊施工ブロック48
は、図8(A)の取付領域49に装着固定される。そし
て、図8(C)のように覗き窓39が施工される。
【0018】本発明による双胴式水中観光船は、双胴船
であるため航行上の安全性が極めて高い。そして特に両
舷にローリング減衰タンク7を設けているため、船体低
部の固定バラストタンク10による船体揺動周期を緩和
するとともに、浮力の増加に寄与する。また、ローリン
グ減衰タンク7は、舷側より突出しているため旅客倉6
部分を覆うかたちになり、その保安性を高めることがで
きることに加え、浮流物等が直接旅客倉6部分に衝突す
るのを有効に防ぐことができる。さらに、旅客倉6部分
にかかる水圧を分断、減少させるが、水中遊覧中はこの
旅客倉6部分は水面下となり、両舷のローリング減衰タ
ンク7があらゆる外的衝撃に対する緩和作用を発揮す
る。また、両舷にローリング減衰タンク7があるため、
甲板上居室部分への波浪の直撃を緩和することができ
る。
であるため航行上の安全性が極めて高い。そして特に両
舷にローリング減衰タンク7を設けているため、船体低
部の固定バラストタンク10による船体揺動周期を緩和
するとともに、浮力の増加に寄与する。また、ローリン
グ減衰タンク7は、舷側より突出しているため旅客倉6
部分を覆うかたちになり、その保安性を高めることがで
きることに加え、浮流物等が直接旅客倉6部分に衝突す
るのを有効に防ぐことができる。さらに、旅客倉6部分
にかかる水圧を分断、減少させるが、水中遊覧中はこの
旅客倉6部分は水面下となり、両舷のローリング減衰タ
ンク7があらゆる外的衝撃に対する緩和作用を発揮す
る。また、両舷にローリング減衰タンク7があるため、
甲板上居室部分への波浪の直撃を緩和することができ
る。
【0019】船首尾のバラストタンク13,18の配置
は、船体低部の固定バラストタンク10による船体重心
の低下を抑制し、船体の安全性を高める。船体低部の固
定バラストタンク10によって、所定喫水のほぼ半分
(5メートル程度)を確保することができる。ローリン
グ減衰タンク7を含む海水バラストによって、所定喫水
(5メートル程度)まで沈下させるおことができ、固定
バラストと協働で最大喫水10メートルとすることが可
能である。緊急時の船体傾斜に対して、船首尾の海水バ
ラストタンク13,18は、左右に区分されているた
め、船体平衡調整が可能である。なお、離着桟時には海
水バラストは排水され、固定バラストタンク10による
固定バラストのみとする。海水バラストの注排水は、操
舵室でリモートコントロール操作が可能である。各海水
バラストタンクは、遠隔装置による注排水とともに、手
動注排水装置も併設する。
は、船体低部の固定バラストタンク10による船体重心
の低下を抑制し、船体の安全性を高める。船体低部の固
定バラストタンク10によって、所定喫水のほぼ半分
(5メートル程度)を確保することができる。ローリン
グ減衰タンク7を含む海水バラストによって、所定喫水
(5メートル程度)まで沈下させるおことができ、固定
バラストと協働で最大喫水10メートルとすることが可
能である。緊急時の船体傾斜に対して、船首尾の海水バ
ラストタンク13,18は、左右に区分されているた
め、船体平衡調整が可能である。なお、離着桟時には海
水バラストは排水され、固定バラストタンク10による
固定バラストのみとする。海水バラストの注排水は、操
舵室でリモートコントロール操作が可能である。各海水
バラストタンクは、遠隔装置による注排水とともに、手
動注排水装置も併設する。
【0020】ここで、仮に旅客倉6に浸水があった場
合、船体中央の浮力槽8により浮力の補填を行ない、非
常時における保安性を高めることができる。また、その
浸水した水を落し口6d(図3参照)を通して、直ちに
船体低部の緊急時貯水タンク9に水を落下させ、したが
って浸水が合った場合でも旅客倉6内に水が貯留する心
配がない。
合、船体中央の浮力槽8により浮力の補填を行ない、非
常時における保安性を高めることができる。また、その
浸水した水を落し口6d(図3参照)を通して、直ちに
船体低部の緊急時貯水タンク9に水を落下させ、したが
って浸水が合った場合でも旅客倉6内に水が貯留する心
配がない。
【0021】船首部、船尾部に非常時避難路14,19
を設けることにより、非常時における旅客の安全を確保
する。また、各客室甲板エスカレータ31の隔壁35
は、水密性であり、緊急時における旅客の避難場所とな
る。
を設けることにより、非常時における旅客の安全を確保
する。また、各客室甲板エスカレータ31の隔壁35
は、水密性であり、緊急時における旅客の避難場所とな
る。
【0022】旅客倉6の内側および外側にシャッタ25
を含む非常用のシャッタ装置を設けることによって、非
常時における船体の保安性が高められる。この非常用の
シャッタ25は、客室全体を前部から後部までカバーす
る1枚ものでなく、5区画程度に区分されるものがよ
い。たとえば水中遊覧中における水中障害物との接触の
おそれがある場合、非常用シャッタ25を閉鎖すること
により旅客倉6に対する直接接触事故を防ぐことができ
る。非常用シャッタ25は水密性とし、かつ発錆しない
材質であることが好ましい。
を含む非常用のシャッタ装置を設けることによって、非
常時における船体の保安性が高められる。この非常用の
シャッタ25は、客室全体を前部から後部までカバーす
る1枚ものでなく、5区画程度に区分されるものがよ
い。たとえば水中遊覧中における水中障害物との接触の
おそれがある場合、非常用シャッタ25を閉鎖すること
により旅客倉6に対する直接接触事故を防ぐことができ
る。非常用シャッタ25は水密性とし、かつ発錆しない
材質であることが好ましい。
【0023】なお、船橋に全客室共内部全体を把握可能
な監視装置を設け、非常用シャッタ25の開閉操作を船
橋で行なうようにしてもよい。また、非常用シャッタ装
置の構造は、一般貨物船のスチールハツ形式が応用可能
である。
な監視装置を設け、非常用シャッタ25の開閉操作を船
橋で行なうようにしてもよい。また、非常用シャッタ装
置の構造は、一般貨物船のスチールハツ形式が応用可能
である。
【0024】また、旅客倉6における覗き窓39の水中
ガラスは、特殊加工の耐圧ガラスであるため、危険性を
回避することができる。各弦の窓枠は、発錆しない材質
を選択すべきである。覗き窓39を介して水中の様子を
観察することができるが、この場合水深100メートル
以上を投射可能な自動、手動併用の探照灯34,47に
より水深100メートル以上の海底探査クルージングが
実現可能である。
ガラスは、特殊加工の耐圧ガラスであるため、危険性を
回避することができる。各弦の窓枠は、発錆しない材質
を選択すべきである。覗き窓39を介して水中の様子を
観察することができるが、この場合水深100メートル
以上を投射可能な自動、手動併用の探照灯34,47に
より水深100メートル以上の海底探査クルージングが
実現可能である。
【0025】なお、上記実施形態において、操舵室内に
は、好ましくは水中映像レピーターが設置される。ま
た、旅客倉6内の気圧は、自動圧力調整装置により外部
水圧と常に一定に保たれる。さらに、一対のスクリュー
に対して防護装置を装備するとよい。
は、好ましくは水中映像レピーターが設置される。ま
た、旅客倉6内の気圧は、自動圧力調整装置により外部
水圧と常に一定に保たれる。さらに、一対のスクリュー
に対して防護装置を装備するとよい。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、こ
の種の双胴式水中観光船において、極めて高い安全性が
確保されるとともに、安全、安定航行を行うことができ
る。これにより快適な海底探査クルージングが実現さ
れ、海洋探査の発展に大きく貢献することが期待され
る。
の種の双胴式水中観光船において、極めて高い安全性が
確保されるとともに、安全、安定航行を行うことができ
る。これにより快適な海底探査クルージングが実現さ
れ、海洋探査の発展に大きく貢献することが期待され
る。
【図1】本発明の双胴式水中観光船の実施形態における
外観構成を示す斜視図である。
外観構成を示す斜視図である。
【図2】本発明の双胴式水中観光船の実施形態における
船体本体部の構成を示すそれぞれ斜視図である。
船体本体部の構成を示すそれぞれ斜視図である。
【図3】本発明の双胴式水中観光船の実施形態における
旅客室まわりの断面図である。
旅客室まわりの断面図である。
【図4】本発明の双胴式水中観光船の実施形態における
旅客倉、非常時避難路およびエンジンルームの断面構成
を示す図である。
旅客倉、非常時避難路およびエンジンルームの断面構成
を示す図である。
【図5】本発明の双胴式水中観光船の実施形態における
主船体の旅客倉まわりを示す斜視図である。
主船体の旅客倉まわりを示す斜視図である。
【図6】本発明の双胴式水中観光船の実施形態における
主船体の旅客倉まわりを示す斜視図である。
主船体の旅客倉まわりを示す斜視図である。
【図7】本発明の双胴式水中観光船の実施形態における
主船体の旅客倉まわりを示す斜視図である。
主船体の旅客倉まわりを示す斜視図である。
【図8】この発明の双胴式水中観光船の実施形態におけ
る覗き窓の施工例を示す図である。
る覗き窓の施工例を示す図である。
【図9】この発明の双胴式水中観光船の実施形態におけ
る船首まわりを示す斜視図である。
る船首まわりを示す斜視図である。
【図10】この発明の双胴式水中観光船の実施形態にお
ける船首まわりを示す斜視図である。
ける船首まわりを示す斜視図である。
1 主船体
2 遮浪甲板
3 ボート甲板
4 遊歩甲板
5 コンパス甲板
6 旅客倉
7 ローリング減衰タンク
8 浮力槽
9 緊急時貯水タンク
10 固定バラストタンク
11 船首楼
12 バウスラスター室
13 船首バラストタンク
14 非常時避難路
15 非常口
16 船尾楼
18 船尾バラストタンク
19 非常時避難路
20 非常口
21 エンジンルーム
22 燃料タンク
23,24 探照灯室
25 シャッタ
26 巻取りウィンチ
27 シャッタ格納室
28 シャッタ装置機械室
31 エスカレータ
32 密閉蓋
33 耐圧ガラス
34 探照灯
35 出入り口
36 非常階段
39 覗き窓
44 隔壁
46 海底探照灯室
47 探照灯
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI
B63C 11/49 B63C 11/49
(56)参考文献 特開 平7−246990(JP,A)
特開 昭63−251392(JP,A)
特開 平11−157486(JP,A)
特開 平6−278683(JP,A)
実開 昭61−25298(JP,U)
実開 平2−21198(JP,U)
実公 昭48−30957(JP,Y1)
実公 昭50−17194(JP,Y1)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
B63B 1/10
B63B 29/02
B63B 35/73
B63B 39/03
B63B 45/02
B63C 11/49
Claims (5)
- 【請求項1】 主船体を進行方向に平行になるように並
設してなる双胴式水中観光船であって、客 室を有する旅客倉とこの旅客層を複数階備えた主船体
と、両舷に配置されたローリング減衰タンクと、各主船
体の連結部に配置された浮力槽と、を有し、 さらに、各主船体における旅客倉の外側に装架される開
閉式シャッタを備え、 この開閉式シャッタで旅客倉を覆うように構成されてい
ることを特徴とする双胴式水中観光船。 - 【請求項2】 船首及び船尾にそれぞれバラストタンク
を備え、前記ローリング減衰タンクと協働して喫水調整
バラストタンクとして機能することを特徴とする、請求
項1に記載の双胴式水中観光船。 - 【請求項3】 各客室は非常口を備えるとともに、非常
時避難路に通じていることを特徴とする、請求項1又は
2に記載の双胴式水中観光船。 - 【請求項4】 浸水した水を船体底部に落下させる落し
口と、その浸水を貯める貯水タンクを備えることを特徴
とする、請求項1〜3のいずれかに記載の双胴式水中観
光船。 - 【請求項5】 船体底部に水深100メートル以上を投
射可能な探照灯を備えることを特徴とする、請求項1〜
4のいずれかに記載の双胴式水中観光船。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000122997A JP3401562B2 (ja) | 2000-04-24 | 2000-04-24 | 双胴式水中観光船 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000122997A JP3401562B2 (ja) | 2000-04-24 | 2000-04-24 | 双胴式水中観光船 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001301686A JP2001301686A (ja) | 2001-10-31 |
JP3401562B2 true JP3401562B2 (ja) | 2003-04-28 |
Family
ID=18633401
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000122997A Expired - Fee Related JP3401562B2 (ja) | 2000-04-24 | 2000-04-24 | 双胴式水中観光船 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3401562B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
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FR2831132B1 (fr) | 2001-10-23 | 2003-12-05 | Laurent Maurice Mermier | Navire de croisiere ou de loisirs de grande largeur |
KR101686503B1 (ko) * | 2009-11-12 | 2016-12-14 | 대우조선해양 주식회사 | 횡동요 저감구조를 가지는 해상 구조물 |
KR101186287B1 (ko) | 2010-10-08 | 2012-09-27 | 삼성중공업 주식회사 | 플로팅도크를 개조한 해상교화시설 |
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-
2000
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Also Published As
Publication number | Publication date |
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