JP2018065527A - 乗り合い小型船舶 - Google Patents

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JP2018065527A
JP2018065527A JP2016206938A JP2016206938A JP2018065527A JP 2018065527 A JP2018065527 A JP 2018065527A JP 2016206938 A JP2016206938 A JP 2016206938A JP 2016206938 A JP2016206938 A JP 2016206938A JP 2018065527 A JP2018065527 A JP 2018065527A
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Japan
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battery
stern
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JP2016206938A
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直行 齋藤
Naoyuki Saito
直行 齋藤
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Tokyo Water Taxi Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Water Taxi Co Ltd
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Abstract

【課題】船尾側デッキを乗降部と利用しつつ、船外機のエンジン部分に近接した位置に大型のバッテリーを配置できるようにし、船尾側の空間の有効な利用を図る。
【解決手段】バッテリー13が設置されているバッテリー設置空間を、船縁上端から船尾側デッキに亘る高さの範囲にステップがある階段状とされたバッテリー設置部隠ぺいカバー14で覆って、乗り合い客乗降部12を、バッテリー設置部隠ぺいカバー14で形成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、運河の河岸などに設けられた複数の乗降場(船着き場)で乗り合い客を乗降させ、乗降場の間で乗り合い客を運搬する乗り合い小型船舶に関するものである。
近年においては、運河などに設けられた乗降場で乗り合い客を乗降させて、運航コース中にある複数の乗降場を廻って乗客を運搬する業務が小型船舶を利用して行われるようになってきており、運河に近接する都市部での新たな交通機関としての成長が期待されている。
上述した乗降場を廻って乗り合い客を運ぶ用途などに用いることのできる小型船舶は、例えば特許文献1に示されているように7、8人程度の乗員乗客を収容するキャビンの後方に、そのキャビンに通じるようにして船尾側デッキが配置されているタイプの船舶である。
そしてこのような小型船舶ではエンジンを船尾中央に配する船外機を用いており、船外機のエンジンを船尾に位置させてキャビンの室内高を高く確保するようにしている。
また乗り合い用の小型船舶は、乗客が乗り込むキャビンの空間を船の長さ方向にも広げていて、その分、船尾側の左右船体部分が、上記船外機のエンジン部分の側方に回り込むように後方に延設されていて、船尾外方に船外機全体を位置させずにそのエンジン部分を船尾側デッキ領域の一部分に入り込ませた船体構造としている。
特開平09−207878号公報
ところで一般的な船舶では乗客が乗降する部分は左舷であり、上述した乗り合い小型船舶において乗客の乗降部は左舷の後部とされている。そして上記乗り合い小型船舶では、上述したようにエンジン部分が船尾側デッキ領域に入り込んだ形となっていて、船尾側デッキの左右部分それぞれが、船体上方に向けて盛り上がった形状であるエンジン保護カバーの左右に回り込むようにして船尾船壁に達している。そのため、エンジン保護カバーの左舷側となるデッキ部分が、乗客の最初の乗り込み位置となり、また下船の乗客はこの部分に位置して左舷の船壁をまたいで降りるようにしている。
一方、船尾側デッキ領域に入り込んだ配置となっているエンジン部分に対してバッテリーを近接して配置することが、駆動機器及び電気機器を集中配置させる上で有利であり、エンジン部分の側方である上記船尾側デッキの下にバッテリーを取り付けるようにしている。
しかしながら、エンジン部分の左舷側方のデッキを上述したように乗り合い客の船側の乗降部としているので、この部分に大きなバッテリーを取り付けることができず、船外機のエンジン部分に近接する有利な位置でありながら、船尾側デッキに干渉しない大きさのバッテリーを搭載せざるを得ないという不具合がある。
そこで本発明は上記事情に鑑み、船尾側デッキを乗降部と利用しつつ、船外機のエンジン部分に近接した位置に大型のバッテリーを配置できるようにすることを課題とし、船尾側の空間の有効な利用を図ることを目的とするものである。
本発明は上記課題を考慮してなされたもので、船尾側のエンジン保護カバーの下部に船舶駆動機構部が配され、前記エンジン保護カバーの側方である船尾側の角部を乗り合い客乗降部とした小型船舶であって、前記船舶駆動機構部の側方にはバッテリーが設置されていて、このバッテリーが設置されているバッテリー設置空間を、船縁上端から船尾側デッキに亘る高さの範囲にステップがある階段状とされたバッテリー設置部隠ぺいカバーで覆って、前記乗り合い客乗降部が、前記バッテリー設置部隠ぺいカバーで形成されていることを小型船舶を提供して、上記課題を解消するものである。
(請求項1の発明の効果)
請求項1の発明によれば、乗り合い客乗降部が、ステップのある階段状のバッテリー設置部隠ぺいカバーで形成されていて、そのバッテリー設置部隠ぺいカバーがバッテリー設置空間を覆っていることから、バッテリー設置部隠ぺいカバーの下面までをバッテリーを収める空間として利用でき、よってバッテリーを容量が大きいものとすることができるという効果を奏する。
本発明に係る乗り合い小型船舶の実施の形態を上方から見た状態で示す説明図である。 同じく実施の形態を右舷側から見た状態で示す説明図である。 同じく実施の形態の船首左舷側と船尾左舷側とを示す説明図である。 実施の形態における乗り合い客乗降部を示す説明図である。
(実施の形態 キャビン)
つぎに本発明を図1から図4に示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。図中1は本発明に係る乗り合い小型船舶で、この小型船舶1は、図1の平面で示すように船体中央にキャビン2を配して、キャビン2の内部の最前方に操舵席部3が設けられているとともに、操舵席部3の後方のキャビン2の内部には複数の椅子を設置した乗客席部4が設けられ、キャビン2の内部の最後方には引き戸によって開け閉めされる出入り口5が設けられている。また本実施の形態の小型船舶1では、キャビン2にはトイレ室6も設けられている。
(船尾)
キャビン2の後方では、船尾側船壁7の中央から船首方向に向けてエンジン保護カバー8が張り出すようにして配置されているとともに、このエンジン保護カバー8が上方に向けて凸となる形状とされていて、その天面には、このエンジン保護カバー8のカバー本体に開口されたメンテナンス口を開閉可能に覆う蓋板9が位置している。
エンジン保護カバー8が位置する部分と上記キャビン2との間が船尾側デッキ10とされ、この船尾側デッキ10の右舷側が船尾側船壁7の位置まで延設されている。
(乗り合い客乗降部)
また船尾の左舷には、左舷船壁11と上記エンジン保護カバー8との間であって船尾の角部に及ぶ範囲にして乗り合い客乗降部12が設けられており、この乗り合い客乗降部12は該乗り合い客乗降部12の最前部の位置で船尾側デッキ10に連続している。(図1、図4参照)
乗り合い客乗降部12の下部には、上記エンジン保護カバー8の下部となってエンジン保護カバー8で覆われる状態にして船外機のエンジン部分(船舶駆動機構部)が位置しており、蓋板9を開くことでメンテナンス口を通して船尾側デッキ10から各種のメンテナンスが行える。そして前記船外機のエンジン部分に近接するバッテリー13が、上記乗り合い客乗降部12の下部に配置されている。(図1−3参照)
(バッテリー設置部隠ぺいカバー)
乗り合い客乗降部12は、バッテリー13が設置されているバッテリー設置空間を覆う役割も果たす部分とされている。そのため、バッテリー設置部隠ぺいカバー14で形成されている。
バッテリー設置部隠ぺいカバー14は単純な板状の形態とされているものではなく、乗り合い客が階段を上り下りするような動作にて乗降ができるようにした形状とされている。この実施の形態においては、左舷船壁11の船縁上端15の高さ位置を最上段としてこの船縁上端15から船尾側デッキ10に亘る高さの範囲にステップ面15a、15b、15cからなる三段のステップ15がある階段状とされている。
そして、バッテリー設置部隠ぺいカバー14での最上段のステップ面15aと次段のステップ面15bとが上記バッテリー13の上方となるように設けられている。
このように最上段のステップ面15aと次段のステップ面15bとは共に高さ位置が高いことから、バッテリー設置部の上部空間は広く確保されている。そのため、このバッテリー設置空間には容量の大きい大型のバッテリー13が配されており、効率のよいスペース利用が図られている。
1…小型船舶
2…キャビン
3…操舵席部
4…乗客席部
5…出入り口
6…トイレ室
7…船尾側船壁
8…エンジン保護カバー
10…船尾側デッキ
11…左舷船壁
12…乗り合い客乗降部
13…バッテリー
14…バッテリー設置部隠ぺいカバー
15…ステップ

Claims (1)

  1. 船尾側のエンジン保護カバーの下部に船舶駆動機構部が配され、前記エンジン保護カバーの側方である船尾側の角部を乗り合い客乗降部とした小型船舶であって、前記船舶駆動機構部の側方にはバッテリーが設置されていて、このバッテリーが設置されているバッテリー設置空間を、船縁上端から船尾側デッキに亘る高さの範囲にステップがある階段状とされたバッテリー設置部隠ぺいカバーで覆って、前記乗り合い客乗降部が、前記バッテリー設置部隠ぺいカバーで形成されていることを特徴とする乗り合い小型船舶。
JP2016206938A 2016-10-21 2016-10-21 乗り合い小型船舶 Pending JP2018065527A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023187888A1 (ja) * 2022-03-28 2023-10-05 本田技研工業株式会社 船舶

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