JPH0544081U - モーターのプーリーカバー - Google Patents

モーターのプーリーカバー

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JPH0544081U
JPH0544081U JP9284091U JP9284091U JPH0544081U JP H0544081 U JPH0544081 U JP H0544081U JP 9284091 U JP9284091 U JP 9284091U JP 9284091 U JP9284091 U JP 9284091U JP H0544081 U JPH0544081 U JP H0544081U
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JP
Japan
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pulley
cover
belt
motor
inner cover
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JP9284091U
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Inventor
圭三 田村
靖明 平野
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ジユーキ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 モーターに設置されるプーリーとプーリーに
掛けられるベルトとの間への巻き込み事故を防止し、作
業者の確実な安全を確保する。 【構成】 プーリーPに掛けられるベルトBの伸長方向
に延長して、プーリーPとベルトBとの接触開始点X近
傍、離反点Y近傍およびプーリーPの外周を十分にカバ
ーする内側カバー6と、内側カバー6をモーターMとプ
ーリーPとの間で角度調節可能に設置する設置手段7
と、内側カバーに着脱自在に設けられ、ベルトBの伸長
方向に延長してプーリーPとベルトBとの接触開始点X
近傍、離反点Y近傍およびプーリーPの外周を十分にカ
バーし、内側カバー6とによりプーリーPを格納する外
側カバー8と、を備えて構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案はモーターのプーリーカバーに関し、詳しくはプーリーの内側および 外側をカバーして作業者の安全を確保するモーターのプーリーカバーに関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
モーターに取り付けられるプーリーには、プーリーに掛けられるベルトとの間 への巻き込み事故を防止するためのプーリーカバーが設置されている。
【0003】 図2に示すAは、プーリーカバーの一例としてミシン1のミシン駆動モーター Mに対して設置されたプーリーカバーを示す図である。
【0004】 図に示すようにミシン駆動モーターMは、ミシンテーブルTの下方に設置され ており、縫製作業者からは直接このミシン駆動モーターMが目視出来ない状態と なっている。
【0005】 このため、作業者はこのミシン駆動モーターMに指先等を安易に近づけてしま いやすく、回転駆動をなすプーリーPとベルトBとの間への巻き込まれ事故を生 じてしまう恐れがあり、プーリーカバーAはこうした巻き込まれ事故を防止する ために設置されている。
【0006】 次に図3によりプーリーPとベルトBとによる巻き込み事故の発生状態を説明 する。
【0007】 図3に示す矢符はそれぞれプーリーPとベルトBの回転方向を示すもので、巻 き込まれ事故はX点とY点との間に触れた際に最も発生しやすい。
【0008】 X点は、プーリーPとベルトBとの接触開始点であり、Y点は、プーリーPと ベルトBとの離反点である。
【0009】 このXY間のプーリーPに指先等が触れると、指先等はプーリーPの回転によ りX点方向に導かれ、X点よりプーリーPとベルトBとの間に巻き込まれてしま う。
【0010】 従ってプーリーカバーAは、特にX点、Y点近傍をカバーする必要がある。 図4は、図2に示したプーリーカバーAの構成状態および設置状態を示す分解 斜視図である。
【0011】 図4においてプーリーカバーAは、ネジ2によりミシン駆動モーターMに固定 され、ベルトBの伸長方向に延長して形成されるカバー面により、X点、Y点( 図3参照)をカバーすることが出来るようになっている。
【0012】 一方、プーリーPに掛けられるベルトBは、ミシン1あるいはミシン駆動モー ターMの設置位置状態により掛けられる角度を変更、調節しなけらばならない場 合がある。
【0013】 こうしたベルトBにおける角度の変更、調節に供するため、図5に示すプーリ ーカバーAが提案されている。
【0014】 図5において3はミシン駆動モーターMの正面に対しネジ3aによってミシン 駆動モーターMとプーリーPとの間に固定される支持体であり、この支持体3は 一方端(図においては上方)を大きく切欠した半円皿形状をなしている。
【0015】 また4はカバー体であり、このカバー体4は、側面部に円周に沿って形成され る長穴4aを備えていて、この長穴4aとネジ4bにより支持体3に形成される ネジ穴5に設置されることで角度位置調節が可能となっている。
【0016】 このプーリーカバーAによれば、支持体3にベルトBが当接しない範囲内でベ ルトBの角度を調節することが出来る。
【0017】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来のプーリーカバーには次のような問題がある。図6は図 4に示したプーリーカバーAをミシン駆動モーターM方向から示した斜視図であ る。
【0018】 このプーリーカバーAにあっては、図に示す矢符Z方向(プーリー前方向)か らの侵入物(指先等)においてはカバー面により適正にカバーすることが可能で あるが、ミシン駆動モーターM方向からの侵入物に対してのカバー面を有してお らず、この方向からの侵入物の巻き込み事故を発生させてしまう恐れがある。
【0019】 また図5に示したプーリーカバーAにおいては、ミシン駆動モーターMとプー リーPとの間に支持体3を備えているが、上述のようにこの支持体3はベルトB の角度を調節可能とするため、ベルトBの伸長方向、すなわちX点からY点に至 るカバー必要面が切欠した状態となっているため、なんらカバーとしての作用を なさず図4に示したプーリーカバーAと同様、巻き込み事故を発生させてしまう 恐れがある。
【0020】 そしてまた図5のように支持体3をモーターMの正面に対し、ネジ3aにより 取りつけるので、プーリーPをモーター軸に取りつけた状態では支持体3の取り 付け、取りはずしが不可能で部品の交換作業が容易でない。
【0021】
【課題を解決するための手段】
この考案に係るモーターのプーリーカバーは上記従来の課題を解決するために なされたもので、モーターのプーリーカバーを、プリーの径より大きい径をなす 穴部を有し、プーリーに掛けられるベルトの伸長方向に延長し、プーリーとベル トとの接触開始点近傍、離反点近傍およびプーリー外周を十分にカバーする内側 カバーと、この内側カバーに設けられ、モーターの側面に形成されるネジ穴に対 向する長穴を有し、内側カバーをモーターとプーリーとの間で角度調節可能に設 置する設置手段と、内側カバーに着脱自在に設けられ、ベルト伸長方向に延長し 、プーリーとベルトとの接触開始点近傍、離反点近傍およびプーリー外周を十分 にカバーし、内側カバーとによりプーリーを格納する外側カバーと、により構成 し上記従来の課題を解決しようとするものである。
【0022】
【作用】
この考案に係るモーターのプーリーカバーは、外側カバーによりプーリーの前 方からのプーリー部への侵入物をカバーし、内側カバーによりミシン駆動モータ ー方向からのプーリー部への侵入物をカバーする。
【0023】 そして、設置手段の長穴によるミシンモータ−の設置位置調節により、ベルト 角度調節に伴うプーリーカバーの角度調節を可能とする。
【0024】
【実施例】
図面にもとづいてこの考案の実施例を説明する。なお従来例と同一箇所には同 一符号を付して重複説明は省略する。図1はこの考案に係るモーターのプーリー カバーの一実施例を示す図である。
【0025】 図1において6は内側カバーであり、この内側カバー6はプーリーPの径より 大きい穴部10を有し、ベルトBの伸長方向に延長して、ミシンテーブル下面に 接するようにベルトを覆うことでプーリーPとベルトBとの接触開始点近傍、離 反点近傍およびプーリー外周を十分にカバーするカバー面を備えている。
【0026】 この内側カバー6は、ミシン駆動モーターMにプーリーPが取り付けられた状 態であっても、穴部10をプーリーに通過させて固定することが可能なのでプー リーを取り外した上での煩雑な固定作業を解消することが出来、サービス性が改 善される。
【0027】 そして7は設置手段であり、この設置手段7は内側カバー6と一体に形成され ていて、ミシン駆動モーターMの側面に形成されるネジ穴11に対向しミシン駆 動モーターMの円周に沿って形成される長穴を備えている。
【0028】 この設置手段7は、長穴7aにより内側カバー6を、ミシン駆動モーターMと プーリーPとの間で、角度位置調節可能に設置することが出来る。
【0029】 また8は外側カバーであり、この外側カバー8はベルトBの伸長方向に延長し て、プーリーPとベルトBとの接触開始点近傍、離反点近傍およびプーリー外周 を十分にカバーするカバー面を備えていて、ネジ12により内側カバー6に着脱 自在に設けられ、内側カバー6とによりプーリーPを格納可能としている。
【0030】 以上の構成からなるモーターのプーリーカバーによれば、外側カバー8により プーリーPの前方からのプーリーP部への侵入物をカバーし、内側カバー6によ りミシン駆動モーター方向からのプーリーP部への侵入物をカバーすることが可 能である。
【0031】 またベルトBの角度の変更、調節を必要とした際には、設置手段7の長穴7a のミシン駆動モーターMへの設置位置を変更させることで、モーターのプーリー カバーの角度調節を行うようにすれば良い。
【0032】
【考案の効果】
この考案に係るモーターのプーリーカバーは、以上説明したように、ベルト伸 長方向に延長してプーリーとベルトとの接触開始点近傍、離反点近傍およびプー リー外周を十分にカバーする内側カバーおよび外側カバーを設けるように構成し たので、プーリー前方からのプーリー部への侵入物のカバーはもちろん、モータ ー方向からの侵入物にあっても内側カバーにより適正にカバーすることが出来る ので作業者の安全をより確実に確保することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係るモーターのプーリーカバーの一
実施例を示す分解斜視図である。
【図2】ミシンのミシン駆動モーターに設置された従来
のプーリーカバーを示す側面図である。
【図3】プーリーと、プーリーに掛けられるベルトを示
す正面図である。
【図4】図2に示したプーリーカバーのミシン駆動モー
ターへの設置状態を示す分解斜視図である。
【図5】プーリーに掛けられるベルトの角度調節に伴
い、角度調節可能な従来のプーリーカバーの構成状態を
示す分解斜視図である。
【図6】図2に示したプーリーカバーをミシン駆動モー
ター方向から示した斜視図である。
【符号の簡単な説明】6 内側カバー 8 外側カバー 7 設置手段 10 穴部 M モーター(ミシン駆動モーター) P プーリー B ベルト X 接触開始点 Y 離反点

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モーターに設置されるプーリーの径より
    大きい径をなす穴部を有し、プーリーに掛けられるベル
    ト伸長方向に延長し、プーリーとベルトとの接触開始点
    近傍、離反点近傍およびプーリー外周を十分にカバーす
    る内側カバーと、 内側カバーに設けられ、モーターの側面に形成されるネ
    ジ穴に対向する長穴を有し、内側カバーをモーターとプ
    ーリーとの間で角度調節可能に設置する設置手段と、 内側カバーに着脱自在に設けられ、ベルト伸長方向に延
    長し、プーリーとベルトとの接触開始点、離反点近傍お
    よびプーリー外周を十分にカバーし、内側カバーとによ
    りプーリーを格納する外側カバーと、により構成したこ
    とを特徴とするモーターのプーリーカバー。
JP1991092840U 1991-11-13 1991-11-13 モーターのプーリーカバー Expired - Lifetime JP2543176Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108277585A (zh) * 2018-02-12 2018-07-13 中山市科艺电机有限公司 缝纫机电机皮带轮的可调角度式保护罩

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5952183A (ja) * 1982-09-17 1984-03-26 株式会社日立製作所 冷蔵庫の扉閉止装置

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CN108277585B (zh) * 2018-02-12 2021-02-05 中山市科艺电机有限公司 缝纫机电机皮带轮的可调角度式保护罩

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