JPH0543998B2 - - Google Patents

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JPH0543998B2
JPH0543998B2 JP62112315A JP11231587A JPH0543998B2 JP H0543998 B2 JPH0543998 B2 JP H0543998B2 JP 62112315 A JP62112315 A JP 62112315A JP 11231587 A JP11231587 A JP 11231587A JP H0543998 B2 JPH0543998 B2 JP H0543998B2
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frequency
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supply device
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Setsuo Arita
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)
  • Ac-Ac Conversion (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、可変周波数電源装置に係り、特に原
子炉の炉心に供給する冷却水流量(炉心流量)を
調節するポンプの回転数を制御する可変周波数電
源装置に関する。
〔従来の技術〕
特開昭60−218097号公報は、原子炉の再循環流
量を静止型可変周波数電源装置によつて制御する
ことを示している。特開昭60−218097号公報の静
止型可変周波数電源装置は、交流電圧を直流電圧
に変換し、この交流電圧を直流電圧に変換し、こ
の直流電圧をサイリスタを用いたインバータで所
望周波数の交流電圧を出力し、この交流電圧で再
循環流量制御用ポンプを制御するものである。こ
の装置方式は応答性及び効率が高いという長所を
有している。しかし、可変周波数電源装置は入力
の制御信号が何らかの原因で異常となつた場合
に、定格周波数よりも高い周波数の交流電圧を出
力したり、規定の周波数変化率よりも高い変化率
の交流電圧を出力する可能性がある。このような
現象が発生した場合には、原子炉の再循環流量が
定格値以上になつたり、あるいは急激に変化し、
この結果、安全装置を動作させることになる。安
全装置を動作させると原子炉の稼動率が低下す
る。このよな問題を解決するためには、可変周波
数電源装置の出力である交流電圧の周波数あるい
は周波数変化率が規定値を越えた場合に、可変周
波数電源装置の出力を停止し、原子炉の再循環流
量を自然に循環させたほうが安全である。このよ
うに自然循環状態にすると、安全装置を動作させ
る必要がなくなり、原子炉の稼動率も安全装置を
動作させた場合と比べて高くなる。
このような考え方に基づく特開昭60−218097号
公報の可変周波数電源装置は、出力周波数をモニ
タして安全的処置をとるものであつて、第2図及
び第3図のようになつている。
第3図(特開昭60−218097号公報の第1図)の
構造を説明する。所内交流母線1の交流電圧は、
開閉器2及び変圧器3を介してサイリスタ整流器
4へ印加される。5はサイリスタ整流器4の出力
である直流電圧を安定にするためのリアクトルで
ある。この直流リアクトル5の出力は、サイリス
タインバータ本体6に印加される。サイリスタイ
ンバータ6は、パルス増幅器14からのゲートパ
ルスによつて所望周波数の交流電圧を出力する。
この交流電圧は、変圧器7を介して再循環流量駆
動用ポンプの電動機8に印加されている。周波数
検出器16及び周波数変化率検出器17は、電圧
変圧器15を介して電動機8に印加される交流電
圧の周波数及び周波数変化率を検出する。これら
の検出器16,17によつて検出された各値が規
定値を越えているか否かを比較器18で検出し、
検出された各値が規定値を越えている場合には、
ゲートブロツク回路13に停止指令信号Xを出力
し、リングカウンタ12の出力信号をパルス増幅
器14に出力しないようにする。この結果として
サイリスタイバータ6の出力を停止させようとす
るものである。ところで、10は指令変換器であ
り、11はV/F変換器であり、指令変換器10
に速度指令信号Sが印加される。
第4図は、特開昭60−218097号公報の第2図に
示す構成である。リングカウンタ12の出力信号
周波数及び周波数変化率をモニタし、これらが規
定値を越えている場合には開閉器2を動作させて
変圧器3の入力電圧をしや断させるものである。
両図の番号の等しい部分は相当部を示す。16a
は周波数検出器であり、17aは周波数変化率検
出器である。
なお、静止型可変周波数電源装置は、東芝レビ
ユー、35巻12号、1102〜1105頁、特に、1103頁の
図3及び1104頁、右欄1〜3行目に示されるよう
にサイリスタゲート回路への出力信号をしや断す
ることによつて安全性を向上する構成が用いられ
ている。図3に示すように、安全回路は、分流器
SH、変流器CT、電動機用回転計TG及び速指令
発生回路からの出力信号を取込み、同じ信号を取
込んでサイリスタ群THY−A及びTHY−Bを
制御する制御回路に安全動作のための信号、すな
わち、制御回路から各サイリスタに出力する制御
信号をしや断するものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
第3図に示す従来例において、電動機8に印加
される交流電圧の周波数あいは周波数変率が規定
値を越えている場合に、ゲートブロツク回路3を
動作させてリングカウンタ12からの出力信号が
パルス増幅器14に入力されない様にする。この
結果、サイリスタインバータ本体6のゲートに
は、ゲートパルスが印加されなくなる。サイリス
タ整流器4の出力として直流電圧が存在している
ので、サイリスタインバータ本体6には直流リア
クトル5を介して、この直流電圧が印加されてい
る。一般にサイリスタは、ゲートに印加されるゲ
ートパルスがしや断されてもサイリスタのアノー
ドに印加される電圧が負あるいは零近傍にならな
いとオフされない。このため、前述の場合には、
サイリスタインバータ本体6のゲートのゲートパ
ルスがしや断されてもサイリスタインバータ本体
6は、オフとならず、ゲートパルスがしや断され
る直前の状態になつている。このサイリスタイン
バータ本体6は、例えばサイリスタを三相ブリツ
ジ結線して形成しているものであるため、前述の
場合には、特定のサイリスタのみが導電してい
る。つまり、電動機8は、特定の巻線のみが励磁
され続ける。この結果、電動機8は、サイリスタ
インバータ本体6のゲートパルスがしや断される
前の回転数から急激に制動がかかり停止する。つ
まり、電動機8は短時間のうちに強制制動がかか
ることになる。この結果、原子炉の再循環流量が
急激に変化し、原子炉の安全装置を動作させるこ
とになつてしまうという問題がある。
第4図の場合には、可変周波数電源装置の電力
容量が大きいため、これに伴なつて開閉器は電力
容量の大きいものとなる。開閉器を制御信号によ
つて動作させようとしても開閉器の電力容量が大
きい程その応答時間は数百秒以上と大きくなる。
この結果、リングカウンタ12の出力信号の周波
数あるいは周波数変化率が規定値を越えているこ
とを検出してから変圧器3に印加する電圧をオフ
にするまでの操作時間が長いという問題がある。
この時間があまり長くなると原子炉の安全装置が
動作してしまう可能性がある。
特許請求の範囲第1項及び第4項記載の発明の
目的は、可変周波数電源装置の出力の周波数ある
いは周波数変化率が規定値を越えたときに、可変
周波数電源装置の出力電圧をより早く零にでき可
変周波数電源装置を提供することにある。
特許請求の範囲第7項及び第8項記載の発明
は、上記目的と共に保護動作の信頼性を向上でき
る可変周波数電源装置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
特許請求の範囲第1項記載の発明の特徴は、可
変周波数電源装置の出力の周波数及び周波数変化
率の少なくとも1つが規定値を越えている場合に
しや断信号を出力し、このしや断信号に基づいて
整流器を制御することにある。
特許請求の範囲第4項記載の発明の特徴は、イ
ンバータ本体に供給するゲート制御パルスの周波
数及び周波数変化率の少なくとも1つが規定値を
越えている場合にしや断信号を出力し、このしや
断信号に基づいて整流器を制御することにある。
特許請求の範囲第7項記載の発明の特徴は、上
記特許請求の範囲第1項記載の発明の特徴に、整
流器の入力側に接続された遮断器をしや断信号に
より開することを付加したものである。特許請求
の範囲第8項記載の発明の特徴は、上記特許請求
の範囲第4項記載の発明の特徴に、整流器の入力
側に接続された遮断器をしや断信号により開する
ことを付加したものである。
〔作用〕
特許請求の範囲第1項(または第4項)記載の
発明によれば、可変周波数電源装置の出力(また
はインバータ本体に供給するゲート制御パルス)
の周波数及び周波数変化率の少なくとも1つが規
定値を越えている場合に整流器を制御するので、
整流器の出力、すなわち可変周波数電源装置の出
力をより早く零にすることができる。このため、
安全装置を作動させることなく原子炉を安全に運
転できる。
特許請求の範囲第7項及び第8項記載の発明に
よれば、整流器の出力を零にするだけでなく整流
器の入力側に接続された遮断器も開されるので、
原子炉の保護動作が冗長化され保護動作の信頼性
が向上する。
〔実施例〕
沸騰水型原子炉の再循環流量制御装置に適用し
た本発明の好適な一実施例である可変周波数電源
装置を第1図及び第2図に基づいて説明する。本
実施例は、特許請求の範囲第1項記載の発明に対
する実施例である。
原子炉出力は、再循環配管24に設けられた再
循環ポンプ25の回転数を変化させることによつ
て上昇または下降される。すなわち、再循環ポン
プ25から吐出された冷却水の流量を変えること
によつて原子炉圧力容器20内の炉心21を流れ
る冷却水流量を変える。炉心21を流れる冷却水
流量が変わると、処心21内のボイド率が変化し
て原子炉出力が変わる。原子炉圧力容器20内の
炉心21で発生した蒸気は、主蒸気配管22を通
つてタービン23に導かれる。再循環ポンプ25
は、電動機26と直結している。この電動機26
には、静止型の可変周波数電源装置30から電力
が供給される。可変周波数電源装置30は、遮断
器27を介して原子力発電所内の所内母線28と
接続されている。
可変周波数電源装置30の詳細を第1図に示
す。可変周波数電源装置30は、入力変圧器31
を介して遮断器27に接続されるサイリスタ整流
器32、サイリスタ整流器32に接続された直流
リアクトル33、直流リアクトル33に接続され
て出力変圧器35に接続されるサイリスタインバ
ータ本体34を有している。出力変圧器35は、
電動機25に接続される。さらに可変周波数電源
装置30は、変流器36、分流器37、電圧変成
器38及びインバータ制御回路39を有してい
る。変流器36は入力変圧器31の出力側でサイ
リスタ整流器32の入力側に設置され、分流器3
7はサイリスタインバータ本体34の出力側でか
つ出力変圧器35の入力側に接続される。電圧変
成器38は出力変圧器35と電動機26とを接続
する配線に接続されている。
変流器36、分流器37及び電圧変成器38の
出力を入力しているインバータ制御回路39の詳
細構造を以下に説明する。
主制御器29から出力された速度指令信号55
は、手動/自動切換器54を介して指令変換器5
0に入力される。指令変換器50の出力は、周波
数要求信号としてV/F変換器53にまた電圧要
求信号として加算器49を介して電圧制御器48
に伝達される。指令変換器50は、常に電圧/周
波数比が一定となる様に調節する機能を有する。
V/F変換器53は、周波数要求信号に応じて
パルスを出力する。このパルス信号は、リングカ
ウンタ52を介してパルス増幅器51に伝達され
ている。サイリスタインバータ本体34は、パル
ス増幅器51の出力信号に基づいてサイリスタ整
流器32の出力である直流電圧を所定周波数の交
流電圧に変換する。また、電圧制御器48は、電
圧/周波数比が一定となる様にサイリスタインバ
ータ本体34の出力電圧56(分流器37にて検
出)をフイードバツクして制御している。具体的
には、電圧制御器48は、加算器49から出力さ
れた電圧要求信号と出力電圧56と偏差信号を入
力している。電圧制御器48の出力は、電流要求
信号として加算器47を介して電流制御器46に
入力される。
電流制御器46は、サイリスタインバータ本体
34の出力電流が電流要求信号に合う様、サイリ
スタ整流器32の入口側の電流57(変流器36
にて検出)をフイードバツクしている。すなわ
ち、電圧制御器48の出力と電流57との偏差を
求める加算器47の出力を入力している。
電流制御器46の出力は、位相調整器45に入
る。位相調整器45のパルス出力は、ゲートブロ
ツク回路41を介してパルス増幅器40に伝達さ
れる。サイリスタ整流器32は、パルス増幅器4
0から出力されるパルスを入力して入力変圧器3
1に出力である交流電圧を所定の直流電圧に変換
する。
変流器36、分流器37及び加算器47及び4
9は、電動機26に過電流、過電圧が印加される
のを防止する保護装置である。変流器36で過電
流が検出された場合には、それを入力する電流制
御器46がサイリスタ整流器32の出力を停止さ
せる信号を出力する。分流器37にて過電圧が検
出された場合には、電圧制御器48がサイリスタ
整流器32の出力を停止させる信号を出力する。
電動機26に印加される交流電圧を電圧変成器
38を介して周波数検出器43に入力し、その交
流電圧の周波数を周波数検出器43で検出する。
その交流電圧の周波数の変化率を周波数変化率検
出器4で検出する。これらの周波数及び周波数変
化率の値の少なくとも1つの値が規定値を越えて
いるか否かを比較器42で判定する。比較器42
は各々の値が規定値を越えている場合にはしや断
信号をゲートブロツク回路41に出力する。この
時、位相調整器45から出力されたゲート制御パ
ルスは、ゲートブロツク回路41でブロツクさ
れ、パルス増幅器40に伝達されない。この結
果、サイリスタ整流器32を構成する各々のサイ
リスタのゲートにはゲート制御パルスが印加され
なくなる。サイリスタ整流器32の各サイリスタ
は、ゲートに印加されるゲートパルスがなくなる
と、アノードに印加される電圧が零近傍の電位に
なつたとき、正確にはアノードに流れる電流が零
になつたときオン状態からオフ状態になる。従つ
て、直流リアクトル33のリアクタンスが小さい
場合には、入力変圧器31からの出力電圧は交流
電圧であるので、交流電圧の周期(例えば、交流
電圧が50Hzであれば周期は20ms)の半分以内の
時間でサイリスタ整流器32の各々のサイリスタ
はオフ状態になる。オフ状態になつた時は、サイ
リスタ整流器32の出力電圧、電流は零である。
なぜならば、それらのサイリスタがオフになるた
にはアノードに印加される電圧、アノード電流が
零であるから、直流リアクトル33のエネルギも
吸収されている。従つて、サイリスタインバータ
本体34の入力電圧が零になつているので、この
出力も零である。よつて、電動機26には交流電
圧が印加されなくなり、電動機26に駆動力が付
加されなくなく電動機26は慣性力によつて回転
するだけである。サイリスタ整流器32の出力で
ある直流電圧をより安定にするためには直流リア
クトル33のリアクタンスを大きくするとよい。
このような場合には、サイリスタ整流器32を構
成するサイリスタのアノードに印加される電圧
と、アノードに流れる電流とは直流リアクタンス
33により位相差が生じる。このため、直流リア
クトル33のリアクタンスが小さい場合と比べる
と、サイリスタ整流器32のサイリスタに印加さ
れるゲートパルスをブロツクしてからサイリスタ
がオフになるまでの時間が少し長くなる。
実際の場合、その時間は数ms〜10ms程度であ
るため、ゲートブロツク回路41が動作してから
サイリスタ整流器32の出力電圧が零になる時間
は遅くても20ms以内となり、第3図に示す従来
例と比べ1桁程度応答性が早い。つまり、電動機
26に印加される交流電圧の周波数あるいは周波
数変化率が規定値を越したことを検出してから
20ms以内には電動機26に印加される交流電圧
を零にすることができる。この結果、原子炉の再
循環流量を自然に循環させることが可能となり、
安全装置を動作させることなく、原子炉を安全に
運転できる。
さらに本実施例によれば、電流制御器46また
は電圧制御器48の故障によつて周波数オーバ及
び周波数変化率オーバが発生した場合であつても
電動機26に印加する交流電圧を短時間に零にす
ることができる。
ゲートブロツク回路41は、パルス増幅器40
の出力側に配置してもよいが、第1図の実施例に
比べてゲートブロツク回路41の入力信号のレベ
ルが大きくなり、(パルス増幅器40にて増幅さ
れた信号を入力する)、ゲートブロツク回路41
の構成が複雑になつて大型化する。
前述した実施例は、再循環ポンプの電動機の回
転数を制御する可変周波数電源装置であるが、原
子炉圧力容器に設けられたインターナルポンプの
電動機の回転数制御にも適用できる。
本発明の他の実施例である可変周波数電源装置
を第5図により説明する。本実施例は、特許請求
の範囲第4項記載の発明に対する実施例である。
本実施例では、インバータ制御回路3Aはリング
カウンタ52の出力信号を周波数検出器43及び
周波数変化率検出器44に入力している。前述の
実施例にて用いられた電圧変成器38が設置され
ていない。これらの検出器43及び44はパルス
増幅器51に入力されるゲート制御パルス(リン
グカウンタ52の出力)の周波数及び周波数変化
率をそれぞれ検出する。比較器42及びゲートブ
ロツク回路41の機能は第1図の実施例と同一で
ある。このように構成すると、周波数及び周波数
変化率を第1図の実施例と比べ早く検出できるメ
リツトがある。なぜならば本実施例は、パルス増
幅器51、サイリスタインバータ本体34、出力
変圧器35、及び電圧変成器38を介さずに周波
数及び周波数変化率を検出できるからである。ま
た、第5図の実施例には電圧変成器38が不要に
なるメリツトもある。本実施例は、第1図の実施
例と同じ効果を得ることができる。
第6図は第1図に対応する実施例(特許請求の
範囲第1項記載の発明に対する実施例、特に特許
請求の範囲第7項記載の発明に対する実施例)で
あり、第7図は第5図に対応する実施例(特許請
求の範囲第4項記載の発明に対する実施例、特に
特許請求の範囲第8項記載の発明に対する実施
例)である。いずれの実施例も比較器42の出力
をゲートブロツク回路41及び遮断器27に印加
している。これは、可変周波数電源装置の出力で
ある交流電圧の周波数あるいは周波数変化率が規
定値を越えたときに、可変周波数電源装置の出力
をオフにする手段を冗長化して、この保護動作の
信頼性を高めた点に特徴がある。
前述の各実施例は原子力プラントの再循環流量
制御系を対象として説明したが、本発明の主旨の
範囲でその他の制御系についても同様に対応でき
ることは容易に理解できよう。
次に第8図の他の実施例について説明する。本
実施例は、特許請求の範囲第1項記載の発明に対
する実施例である。本図の実施例である可変周波
数電源装置39が第1図と異なる部分は、サイリ
スタ整流器32のしや断手段が異なるインバータ
制御回路39Bである。第8図において、比較器
42の出力であるしや断信号58を加算器49に
出力する。加算器49の出力を入力する電圧制御
回路46は、通常時(しや断信号58が加算器4
9に入力されない時)には、指令変換器50の出
力と電圧56との偏差に基づいた制御信号を出力
する。しかし、しや断信号58が加算器49に入
力されると、加算器49は指令変換器50からの
出力された指令信号からしや断信号58を更に減
算した信号を圧力制御器48に出力する。その信
号を入力した圧力制御器48は、指令変換器50
から出力された指令信号に対応する信号の出力を
停止し、しや断信号58に対応する信号を出力す
る。具体的には、しや断信号58が比較器42か
ら出力された時にサイリスタ整流器32を構成す
るサイリスタの点弧角を90゜以上に制御する制御
信号を圧力制御器48が出力する。この結果サイ
リスタ整流器32の出力電圧が負となり、直流リ
アクトル33のエネルギーを吸収してサイリスタ
整流器32の出力をオフにする。点弧角の制御は
十数ms程度で完了させることができるため、第
1図の実施例よりもさらに応答性が要求される場
合には、本実施例の適用が有効である。
次に、第9図の実施例について述べる。本実施
例は、特許請求の範囲第4項記載の発明に対する
実施例である。本実施例の可変周波数電源装置3
9Cは、第8図における周波数検出器43及び周
波数変化率検出器44に手段を第5図の実施例と
同様にリングカウンタ52の出力をそれぞれ入力
したものである。このような本実施例は、より一
層の応答性が要求される場合に適用して効果大で
ある。各部の動作は、第8図及び第5図の説明か
ら容易に理解できよう。第10図(特許請求の範
囲第1項記載の発明に対する実施例、特に特許請
求の範囲第7項記載の発明に対する実施例)は、
第8図の実施例における比較器42から出力する
しや断信号58を加算器49に出力するととも
に、サイリスタ整流器32の入力段に設けた遮断
器27に入力してしや断信号58により遮断器2
7を開させようとするものである。このようにサ
イリスタ整流器32の出力をオフにする手段の冗
長化により、その動作の信頼度を高めることがで
きる。
前述した各実施例では、可変周波数電源装置の
出力である交流電圧の周波数及び周波数変化率の
少なくとも1つが規定値を越えたときに、該装置
の入力段に設けたサイリスタ整流器の出力である
直流電圧を零にするようにするが、この直流電圧
が零になつたことを検出し、この検出結果でサイ
リスタインバータ本体を構成するサイリスタのゲ
ートに印加するパルスをしや断することにより、
保護機能の動作を確実なものとすることも可能で
ある。
〔発明の効果〕
特許請求の範囲第1項(または第4項)記載の
発明によれば、可変周波数電源装置の出力(また
はインバータ本体に供給するゲート制御パルス)
の周波数及び周波数変化率の少なくとも1つが規
定値を越えている場合に整流器を制御するので、
整流器の出力、すなわち可変周波数電源装置の出
力をより早く零にすることができる。このため、
安全装置を動作させることなく原子炉を安全に運
転できる。特許請求の範囲第7項及び第8項記載
の発明によれば、整流器の出力を零にするだけで
なく整流器の入力側に接続された遮断器も開され
るので、原子炉の保護動作が冗長化され保護動作
の信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の好適な一実施例である可変周
波数電源装置の構成図、第2図は第1図の実施例
を適用した沸騰水型原子炉の再循環流量制御の構
成図、第3図及び第4図は従来例の可変周波数電
源装置の構成図、第5図〜第10図は本発明の他
の実施例である可変周波数電源装置の構成図であ
る。 20……原子炉圧力容器、25……再循環ポン
プ、26……電動機、27……遮断器、28……
所内母線、30……可変周波数電源装置、31…
…入力変圧器、32……サイリスタ整流器、33
……直流リアクトル、34……サイリスタインバ
ータ本体、35……出力変圧器、36……変流
器、37……分流器、38……電圧変成器、3
9,39A……インバータ制御回路、40,51
……パルス増幅器、41……ゲートブロツク回
路、42……比較器、43……周波数検出器、4
4……周波数変化率検出器、46……電流制御
器、48……電圧制御器、53……V/F変換
器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 整流器と、前記整流器に接続され、原子炉の
    炉心に冷却材を供給するポンプに連結された電動
    機に電力を供給するインバータ本体とを備えた可
    変周波数電源装置において、 前記可変周波数電源装置の出力の周波数を検出
    する周波数検出手段と、前記周波数の変化率を検
    出する周波数変化率検出手段と、前記周波数検出
    手段及び前記周波数変化率検出手段の少なくとも
    1つの出力が規定値を越えている場合にしや断信
    号を出力するしや断信号出力手段と、前記しや断
    信号に基づいて前記整流器を制御する手段とを備
    えたことを特徴とする可変周波数電源装置。 2 前記整流器制御手段が、前記しや断信号に基
    づいて前記整流器に印加するゲートパルスの供給
    を停止する手段である特許請求の範囲第1項記載
    の可変周波数電源装置。 3 前記整流器制御手段が、前記しや断信号に基
    づいて前記整流器の点弧制御角を制御して前記整
    流器の出力電圧を低下させる手段である特許請求
    の範囲第1項記載の可変周波数電源装置。 4 整流器と、前記整流器に接続され、原子炉の
    炉心に冷却材を供給するポンプに連結された電動
    機に電力を供給するインバータ本体とを備えた可
    変周波数電源装置において、 前記インバータ本体に供給するゲート制御パル
    スの周波数を検出する周波数検出手段と、前記周
    波数の変化率を検出する周波数変化率検出手段
    と、前記周波数検出手段及び前記周波数変化率検
    出手段の少なくとも1つの出力が規定値を越えて
    いる場合にしや断信号を出力するしや断信号出力
    手段と、前記しや断信号に基づいて前記整流器を
    制御する手段とを備えたことを特徴とする可変周
    波数電源装置。 5 前記整流器制御手段が、前記しや断信号に基
    づいて前記整流器に印加するゲートパルスの供給
    を停止する手段である特許請求の範囲第4項記載
    の可変周波数電源装置。 6 前記整流器制御手段が、前記しや断信号に基
    づいて前記整流器の点弧制御角を制御して前記整
    流器の出力電圧を低下させる手段である特許請求
    の範囲第4項記載の可変周波数電源装置。 7 整流器と、前記整流器に接続され、原子炉の
    炉心に冷却材を供給するポンプに連結された電動
    機に電力を供給するインバータ本体とを備えた可
    変周波数電源装置において、 前記可変周波数電源装置の出力の周波数を検出
    する周波数検出手段と、前記周波数の変化率を検
    出する周波数変化率検出手段と、前記周波数検出
    手段及び前記周波数変化率検出手段の少なくとも
    1つの出力が規定値を越えている場合にしや断信
    号を出力するしや断信号出力手段と、前記しや断
    信号に基づいて前記整流器を制御する手段と、前
    記整流器の入力側に接続されて前記しや断信号に
    より開される遮断器とを設けたことを特徴とする
    可変周波数電源装置。 8 整流器と、前記整流器に接続され、原子炉の
    炉心に冷却材を供給するポンプに連結された電動
    機に電力を供給するインバータ本体とを備えた可
    変周波数電源装置において、 前記インバータ本体に供給するゲート制御パル
    スの周波数を検出する周波数検出手段と、前記周
    波数の変化率を検出する周波数変化率検出手段
    と、前記周波数検出手段及び前記周波数変化率検
    出手段の少なくとも1つの出力が規定値を越えて
    いる場合にしや断信号を出力するしや断信号出力
    手段と、前記しや断信号に基づいて前記整流器を
    制御する手段と、前記整流器の入力側に接続され
    て前記しや断信号により開される遮断器とを設け
    たことを特徴とする可変周波数電源装置。
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