JPH0543902Y2 - - Google Patents

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JPH0543902Y2
JPH0543902Y2 JP1987045640U JP4564087U JPH0543902Y2 JP H0543902 Y2 JPH0543902 Y2 JP H0543902Y2 JP 1987045640 U JP1987045640 U JP 1987045640U JP 4564087 U JP4564087 U JP 4564087U JP H0543902 Y2 JPH0543902 Y2 JP H0543902Y2
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hot air
fan
circulation fan
drying oven
air circulation
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、高温の熱風を熱風循環フアンで乾燥
炉内に循環供給させる熱風発生装置に関する。
〔従来の技術〕 この種の熱風発生装置は、例えば第3図に概略
的に示すように、乾燥炉1内からリターンダクト
2を通つて混合室3内に吸引された熱風を、混合
室3内に設けられたエアヒートバーナ4の燃焼ガ
スと混合して使用温度に加熱し、これを熱風循環
フアン5によりサプライダクト6を通つて再び乾
燥炉1内に循環供給するように成されている。
ここで、乾燥炉1が自動車塗装の焼付乾燥を行
う塗装乾燥炉である場合には、当該乾燥炉1の運
転停止後も熱風循環フアン5の運転を一定時間継
続することとしている。
このような熱風循環フアン5の継続運転は、運
転停止後の乾燥炉1内に残存する可燃性の排ガス
を外部に排出させる所謂パージ排気を目的として
行われる場合もあるが、パージ排気を行うだけな
らば通常約10分〜15分間程度の継続運転で充分で
ある。
しかし、実際には、乾燥炉1の運転を停止して
から1時間〜2時間(少なくとも、30分〜1時間
以上)が経過するまで熱風循環フアン5の運転を
継続している。その理由は、塗装の焼付乾燥を行
う乾燥炉1内に約170℃〜180℃に加熱された熱風
を循環供給する熱風循環フアン5自体が高温に加
熱されており、しかも当該熱風循環フアン5は大
型であるから一度熱せられると非常に冷え難く、
したがつて熱風循環フアン5の継続運転を短時間
で停止すると、高温に熱せられた熱風循環フアン
5の回転シヤフトにフアン本体の荷重が片掛かり
して当該回転シヤフトが変形し、熱風循環フアン
5のバランスが崩れて回転シヤフトを支える軸受
の破損やフアン全体の破損を生じるおそれがある
からである。
殊に、乾燥炉1や熱風発生装置の炉体は、熱効
率を良くするために断熱壁で形成されて内部の雰
囲気が冷えにくくなつているから、熱風循環フア
ン5の回転シヤフトがその変形を生じない温度
(100℃〜120℃以下)に冷まされるまで熱風循環
フアン5を長時間にわたつて継続運転させておく
必要があつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
このため、従来の熱風発生装置は、熱風循環フ
アン5の動力費が嵩んでランニングコストが非常
に高くなるという問題があつた。
殊に、自動車塗装の焼付乾燥を行う乾燥炉1に
用いる熱風発生装置の熱風循環フアン5は、その
電力量が例えば20kW〜50kWの大容量の多翼式
フアン等を使用しているから、1時間〜2時間の
継続運転に要する動力費は年間費用に換算すると
非常に大きな金額となつていた。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで本考案は、乾燥炉の運転停止後における
熱風循環フアンの継続運転時間を従来よりも大幅
に短縮して、当該熱風循環フアンの動力費節減を
図れる熱風発生装置を提供することを目的とし、
この目的を達成するために、高温の熱風を熱風循
環フアンで乾燥炉内に循環供給させる熱風発生装
置において、熱風循環フアンのフアン本体の吸込
側に対峙して、フアン本体を取り付けた回転シヤ
フトの先端側から冷却用空気を送給する送風ダク
トが設けられ、当該送風ダクトには、乾燥炉の運
転中は閉鎖され、運転停止時に開放される開閉ダ
ンパが介装されていることを特徴とする。
〔作用〕
本考案による熱風発生装置は、乾燥炉が運転を
停止した時に送風ダクトに介装された開閉ダンパ
が開放されて、当該ダクトを介して冷却用空気が
導入されるので、乾燥炉の運転中に加熱された回
転シヤフトの温度が速やかに低下し、熱風循環フ
アンの継続運転時間を従来よりも大幅に短縮して
その動力費を節減することができ、また、乾燥炉
が運転を開始した時には開閉ダンパが閉鎖されて
冷却用空気が熱風循環系に入ることがないので、
熱損失が少なくランニングコストの節減を図るこ
とができる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて具体的
に説明する。
第1図は本考案による熱風発生装置の一例を示
す要部の正面図である。
なお、第3図との共通部分については同図を参
酌して説明する。
第1図においては、熱風循環フアン5を混合室
3外に設置したタイプの熱風発生装置を示し、混
合室3内に吸込口7を開口する吸込ダクト8と、
乾燥炉1に接続したサプライダクト6との間に介
装されたケーシング9内に、熱風循環フアン5の
フアン本体10が収容配設されている。
フアン本体10は、モータ11によつて回転駆
動される回転シヤフト12の先端に取り付けられ
ている。
そして、ケーシング9内には、フアン本体10
の吸込側に対峙して、回転シヤフト12の先端側
から冷却用空気を送給する送風ダクト13の空気
吐出口14が配されている。
この送風ダクト13は、空気吐出口14側が混
合室3とケーシング9との間で吸込ダクト8内に
貫設されて、当該吸込ダクト8内からケーシング
9内に向かつて延設されている。また、送風ダク
ト13には、外部に開口する空気吸込口15にフ
イルタ16が冠着されると共に、当該空気吸込口
15側に電動バラフライ弁等から成る開閉ダンパ
17が介装されている。
なお、図中、18は回転シヤフト12を支持す
る軸受である。
しかして、乾燥炉1の運転を停止してエアヒー
トバーナ4の燃焼を停止した後も熱風循環フアン
5の運転を継続させて、高温に熱せられた回転シ
ヤフト12にフアン本体10の荷重が片掛かりし
ないように当該回転シヤフト12を回転させると
共に、送風ダクト13に介装したダンパ17を開
けて、熱風循環フアン5のフアン本体10の吸込
側に対峙して配された送風ダクト13の空気吐出
口14から回転シヤフト12を冷却する冷却用空
気を導入させる。
即ち、熱風循環フアン5の吸引力により、送風
ダクト13の空気吸込口15から新鮮な外気が吸
引されて、乾燥炉1の運転中にケーシング9内で
高温に加熱された回転シヤフト12に吹き付けら
れる。
これにより、回転シヤフト12の温度が速やか
に低下し、熱風循環フアン5の運転を停止しても
フアン本体10の荷重によつて変形を生じない温
度にまで短時間で冷まされる。
実験によれば、乾燥炉1内の雰囲気が170℃〜
180℃に加熱されていた焼付乾燥炉の運転を停止
してから前記冷却用空気の導入によつて回転シヤ
フト12の表面温度が100℃〜120℃以下に低下す
るまでの時間は、約10分程度で充分であつた。
したがつて、熱風循環フアン5は、運転停止し
た乾燥炉1内のパージ排気を行う時間(通常、約
10分間〜15分間)だけ継続運転すればよく、パー
ジ排気が終了すると同時に運転を停止しても差し
支えないから、その運転時間を大幅に短縮して動
力費が著しく節減される。
なお、このように熱風循環フアン5の運転を短
時間で停止した場合には、乾燥炉1内や混合室3
内は未だ高温の雰囲気にあるが、当該雰囲気の影
響を受けても一旦100℃〜120℃以下に冷却せられ
た回転シヤフト12の温度が上昇する度合は非常
に小さく、変形を生ずるまでに到らない。
次に、第2図は本考案の他の実施例を示す要部
の正面図であつて、本例においてはフイルタ16
と開閉ダンパ17との間で送風ダクト13に給気
フアン19が介装され、当該給気フアン19によ
つて冷却用空気が強制的に導入されるように成さ
れている。
即ち、第1図の如く送風ダクト13の空気吐出
口14をフアン本体10の吸込側に対峙して配す
れば、開閉ダンパ17を開放するだけで送風ダク
ト13の空気吸込口15から外気が自動的に吸引
されて導入されるが、第2図に示すように給気フ
アン19によつて強制的に多量の外気を導入させ
れば、回転シヤフト12をより短時間で冷却して
熱風循環フアン5の継続運転時間を著しく短縮す
ることができると同時に、当該熱風循環フアン5
の運転停止後も冷却用空気を導入させて回転シヤ
フト12の変形を確実に防止することができる。
なお、上記実施例においては、熱風循環フアン
5が混合室3外に設置された場合について説明し
たが、本考案はこれに限らず、熱風循環フアン5
が混合室3内に設置された場合であつても良い。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案によれば、乾燥炉の
運転停止時に、熱風循環フアンのフアン本体を取
り付けた回転シヤフトが速やかに冷却されるか
ら、熱風循環フアンの継続運転時間を大幅に短縮
して当該フアンの動力費を著しく節減することが
でき、また、乾燥炉の運転中には冷却用空気が導
入されないので、熱損失が少なくランニングコス
トを節減することができるという優れた効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は夫々本考案による熱風発生
装置の一例を示す要部の正面図、第3図は従来の
熱風発生装置を概略的に示す図である。 符号の説明、1……乾燥炉、5……熱風循環フ
アン、10……フアン本体、12……回転シヤフ
ト、13……送風ダクト、14……空気吐出口、
15……空気吸込口、17……開閉ダンパ、19
……給気フアン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 〔1〕 高温の熱風を熱風循環フアン5で乾燥炉
    1内に循環供給させる熱風発生装置において、
    熱風循環フアン5のフアン本体10の吸込側に
    対峙して、フアン本体10を取り付けた回転シ
    ヤフト12の先端側から冷却用空気を送給する
    送風ダクト13が設けられ、当該送風ダクト1
    3には、乾燥炉1の運転中は遮断され、運転停
    止時に開放される開閉ダンパ17が介装されて
    いることを特徴とする熱風発生装置。 〔2〕 前記冷却用空気が、前記熱風循環フアン
    5の吸引力によつて導入される外気である前記
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の熱風発生
    装置。 〔3〕 前記冷却用空気が、給気フアン19を介
    装した前記送風ダクト13から強制的に導入さ
    れる外気である前記実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の熱風発生装置。
JP1987045640U 1987-03-30 1987-03-30 Expired - Lifetime JPH0543902Y2 (ja)

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JP1987045640U JPH0543902Y2 (ja) 1987-03-30 1987-03-30

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JPS63152679U JPS63152679U (ja) 1988-10-06
JPH0543902Y2 true JPH0543902Y2 (ja) 1993-11-05

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JPS63152679U (ja) 1988-10-06

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