JPH0543829A - 顔料分散体および印刷インキ - Google Patents
顔料分散体および印刷インキInfo
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- JPH0543829A JPH0543829A JP20798291A JP20798291A JPH0543829A JP H0543829 A JPH0543829 A JP H0543829A JP 20798291 A JP20798291 A JP 20798291A JP 20798291 A JP20798291 A JP 20798291A JP H0543829 A JPH0543829 A JP H0543829A
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Abstract
t Red 48:1と、芳香族オキシカルボン酸類の
金属塩、例えば2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸のスト
ロンチウム塩とを含有する顔料分散体、およびこれを含
有してなる印刷インキ。 【効果】 作製直後の粘度が低く、また、長期保存して
もその経時変化が少なく、しかも光沢、鮮明性に等に優
れる皮膜が得られる。
Description
散安定性に優れる顔料分散体、特にグラビア印刷イン
キ、フレキソ印刷インキ等のインキや塗料に用いた場
合、低粘度で、粘度の経時変化が少なく、しかも皮膜の
光沢、鮮明性等にも優れる顔料分散体に関する。
塗料、印刷インキ、ゴム成形物等の赤色系着色剤として
広く使用されている。
印刷インキやフレキソ印刷インキの場合には高速印刷が
行われているので、その粘度が低く、また製造時から使
用時まで相当時間経過することがあるので粘度の経時変
化の少ないこと、いわゆる粘度適性が要求されている。
また、これらのインキの印刷皮膜には光沢、鮮明性等に
優れること、いわゆる皮膜適性が必要とされる。
膜適性等を満たすのに適したビヒクルが使用され、この
ビヒクルには樹脂、可塑剤、その他の添加剤が含有さ
れ、一般にはこのビヒクルの一部と顔料を練肉し、その
残余の成分を加えて、印刷に適する粘度にして使用され
る。
ンキやフレキソ印刷インキ等に使用した場合、インキ調
整後の粘度が高かったり、インキが短時間内に増粘ある
いはゲル化して使用不能となるという場合があった。ま
た、一般には溶性アゾ顔料とビヒクルとの親和性、すな
わち「ぬれ」が良くないので、印刷皮膜の光沢、鮮明性
に欠けるところがあった。
オキシナフトエ酸(IUPAC命名法では、2−ヒドロ
キシ−3−ナフトエ酸)、低級アルキル基、アルコキシ
基又はハロゲン原子で置換されたβ−オキシナフトエ
酸、α−オキシナフトエ酸等のオキシナフトエ酸類を添
加することにより、得られる顔料分散体の粘度を低下さ
せようとする試みが特開昭62−187776号公報に
開示されている。
キシナフトエ酸類を添加する方法では、練肉直後の顔料
分散体の粘度を低下させる事は可能であるが、顔料分散
体を長時間貯蔵することにより生じる増粘、ゲル化、印
刷皮膜の不透明化、光沢の欠如等の現象を十分に改善す
ることが出来ず、またビヒクルの種類が異なると、全く
効果を示さない場合もある。
な状況に鑑みて鋭意研究した結果、溶性アゾ顔料と芳香
族オキシカルボン酸類の金属塩とを含有する顔料分散体
を用いると、低粘度で、粘度の経時変化が少なく、しか
も皮膜の光沢、鮮明性等に優れる印刷インキや塗料が得
られることを見い出し、本発明を完成するに至った。
芳香族オキシカルボン酸類の金属塩を含有することを特
徴とする顔料分散体、および該顔料分散体を含有してな
ることを特徴とする印刷インキを提供するものである。
しては、例えば既に上市されている、C.I.Pigm
ent Red 48:1、同48:2、同48:3、
同49:1、同52:1、同53:1、同57:1、同
57:2、同58:1、同60、同63:1、同68、
同81、同82、同83、同84、同90、同151、
同172、同173、同174、同247等が挙げら
れ、代表的にはウオッチングレッド(C.I.Pigm
ent Red 48:1、C.I.Pigment
Red 48:2、C.I.Pigment Red
48:3)、ブリリアントカ−ミン6B顔料(C.I.
Pigment Red 57:1)等がある。なお、
本発明においてインキの調色のために溶性アゾ顔料以外
の有機及び無機顔料を併用することもできる。
ルボン酸類の金属塩としては、オキシナフトエ酸類の金
属塩、オキシ安息香酸類の金属塩等のように芳香環に置
換基としてヒドロキシル基とカルボキシル基とを有する
芳香族化合物の金属塩、例えばアルミニウム塩、亜鉛
塩、カルシウム塩、バリウム塩、ストロンチウム塩等が
挙げられる。なお、該芳香環は、更に置換基、例えば低
級アルキル基、ハロゲン原子等を有していてもよい。
ては、2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸のバリウム塩、
2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸のストロンチウム塩、
2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸の亜鉛塩、1−ヒドロ
キシ−2−ナフトエ酸のストロンチウム塩、2−ヒドロ
キシ−1−メチル−3−ナフトエ酸のストロンチウム
塩、2−ヒドロキシ−1−メチル−3−ナフトエ酸のバ
リウム塩、2−ヒドロキシ−1−エチル−3−ナフトエ
酸のストロンチウム塩、1−ブロモ−2−ヒドロキシ−
3−ナフトエ酸のストロンチウム塩、1−ブロモ−2−
ヒドロキシ−3−ナフトエ酸のバリウム塩、7−ブロモ
−3−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸のストロンチウム
塩、7−ブロモ−3−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸のバ
リウム塩、1−クロロ−2−ヒドロキシ−3−ナフトエ
酸のストロンチウム塩、1−クロロ−2−ヒドロキシ−
3−ナフトエ酸のバリウム塩、2−ヒドロキシ安息香酸
のストロンチウム塩、2−ヒドロキシ安息香酸のバリウ
ム塩、2−ヒドロキシ安息香酸の亜鉛塩、3−ヒドロキ
シ安息香酸のストロンチウム塩、3−ヒドロキシ安息香
酸のバリウム塩、4−ヒドロキシ安息香酸のストロンチ
ウム塩、4−ヒドロキシ安息香酸のバリウム塩、3−ク
ロロ−2−ヒドロキシ安息香酸のストロンチウム塩、3
−クロロ−2−ヒドロキシ安息香酸のバリウム塩、4−
クロロ−2−ヒドロキシ安息香酸のストロンチウム塩、
2−ヒドロキシ−6−ペンタデシル安息香酸のストロン
チウム塩、2−ヒドロキシ−6−ペンタデシル安息香酸
のバリウム塩、3−ヒドロキシ−2−カルボキシ−アン
トラセンのストロンチウム塩、3−ヒドロキシ−2−カ
ルボキシ−アントラセンのバリウム塩、1−ヒドロキシ
−2−カルボキシ−アントラセンのバリウム塩等が挙げ
られ、なかでも流動性改良効果が優れている点および種
々のビヒクル系において汎用性がある点で、オキシナフ
トエ酸類のバリウム塩、ストロンチウム塩が好ましく、
特に2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸のバリウム塩、ス
トロンチウム塩が好ましい。
る場合には、溶性アゾ顔料としてヒドロキシナフトエ酸
系アゾレーキ顔料、例えばC.I.Pigment R
ed48:1、同48:2、同48:3、同52:1、
同57:1、同57:2、同58:1、同63:1等を
用いるとより好ましい。
の金属塩の製法としては、特に限定されないが、例えば
芳香族ヒドロキシカルボン酸を湯に分散後、該カルボン
酸に対して等モル以上、好ましくは1.1〜5モルのア
ルカリ、例えば水酸化カリウム、水酸化ナトリウム等を
加えて溶解させ、水溶液とした後、これに等モル以上、
好ましくは1.2〜3.0モルの水溶性金属塩、例えば
硫酸アルミニウム、塩化アルミニウム、塩化亜鉛、塩化
カルシウム、塩化バリウム、塩化ストロンチウム、硝酸
ストロンチウムを加え、攪拌した後、pHを7〜8.5
に調整し、加熱攪拌後、ろ過、乾燥する方法が挙げられ
る。
香族オキシカルボン酸類の金属塩を少なくとも含有する
が、これに更に樹脂や溶媒等からなるビヒクルを加えた
インキや塗料、特にグラビア印刷インキやフレキソ印刷
インキに著しい効果がある。
性アゾ顔料100重量部に対して、通常0.5部〜20
重量部を、上記溶性アゾ顔料、樹脂、溶媒等からなるイ
ンキ配合物や塗料配合物に、その練肉前、練肉と同時、
又は練肉後に添加する。
媒、可塑剤等の添加剤を含有するが、樹脂としては、ア
クリル系樹脂、ニトロセルロ−ス系樹脂、ポリアミド系
樹脂、ウレタン系樹脂、塩素化ポリプロピレン系樹脂、
塩化ゴム、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂、ロジン
系樹脂等から選ばれる1種以上からなる樹脂が挙げられ
る。
素、エステル、ケトン、アルコール等から選ばれる1種
以上の溶媒が挙げられる。具体的には、水、トルエン、
キシレン、酢酸エチル、酢酸ブチル、メチルブチルケト
ン、メチルエチルケトン、イソプロピルアルコ−ル、メ
タノ−ル、エタノ−ル等が挙げられる。
期としては、前記の如くインキ製造時でも良いが、顔料
の製造時でも良い。芳香族オキシカルボン酸類の金属塩
は水溶性が比較的強いため、顔料合成終了後のろ過・水
洗工程より後に添加するのが好ましい。通常、溶性アゾ
顔料の乾燥粉砕後、オキシナフトエ酸の金属塩をドライ
ブレンドする方法が取られるが、溶性アゾ顔料スラリ−
への添加であっても効果は認められる。
詳細に説明するが、本発明は、これにより限定されるも
のではない。尚、例中の部および%は重量基準である。
−ダ38.42部とを水2000部に加え、60℃まで
加熱し、2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸を溶解させ
た。次いで塩化ストロンチウム・6水塩167.7部を
水500部に溶解し、上記溶液に加え、60℃で60分
間攪拌後、5%塩酸にてpHを7.6に調整した。pH
調整後、85℃まで加熱し、同温度で60分間反応させ
た後、ろ過、乾燥、粉砕し、灰白色粉体である、2−ヒ
ドロキシ−3−ナフトエ酸のストロンチウム塩84.9
部を得た。
て溶解してなる水性樹脂ビヒクル15部、蒸留水15
部、イソプロピルアルコ−ル2.5部、カ−ミン6B顔
料(C.I.Pigment Red 57:1)1
4.25部、ガラスビ−ズ90部、さらに上記方法にて
作製した2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸のストロンチ
ウム塩0.75部を125mlポリエチレン製容器に仕
込み、ペイントコンディショナ−にて60分間練肉し
た。練肉終了後、アクリル系樹脂のエマルジョン50部
を加え、ペイントコンディショナ−にて2分間振とう
し、赤色水性フレキソインキを作製した。
の作製直後の粘度および43℃で7日間保存後の粘度を
B型粘度計にて測定した。これらの測定結果を表1に示
す。また、作製直後および43℃で7日間保存後の赤色
水性フレキソインキを黒帯付き展色紙(一部黒インキで
印刷した白色展色紙)に展色し、彩度(C*)を分光光
度計にて測定し、光沢を光沢計(60゜)にて測定し、
透明性を目視判定(5:非常に透明、4:透明、3:標
準、2:不透明、1:非常に不透明)した。これらの結
果を表2に示す。
ホワイトを使用し、2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸の
ストロンチウム塩の添加を省略した以外は上記水性フレ
キソインキと同様にして得た白色水性フレキソインキを
用い、作製直後および43℃で7日間保存後の赤色水性
フレキソインキを、白色/赤色=20/1(重量比)と
なる比率で希釈した後、希釈濃度をグレタグ濃度計(反
射式濃度計)にて測定した。これら測定結果を表2に示
す。
ドロキシ−3−ナフトエ酸のストロンチウム塩の添加量
を1.5部にそれぞれ変更した以外は実施例1と同様に
して、赤色水性フレキソインキを作製し、次いでインキ
作製直後の粘度および43℃7日間保存後の粘度をB型
粘度計にて測定した。これらの測定結果を表3に示す。
ドロキシ−3−ナフトエ酸のストロンチウム塩の添加量
を0.2部にそれぞれ変更した以外は実施例1と同様に
して、赤色水性フレキソインキを作製し、次いでインキ
作製直後の粘度および43℃7日間保存後の粘度をB型
粘度計にて測定した。これらの測定結果を表3に示す。
のストロンチウム塩を水中で合成し、濾過して2−ヒド
ロキシ−3−ナフトエ酸のストロンチウム塩ウエットケ
−キ(固形分38%)を得た。
ンチウム塩の粉末0.75部の代わりに上記ウエットケ
−キ1.97部を用いた以外は実施例1と同様にして、
赤色水性フレキソインキを作製し、次いでインキ作製直
後の粘度および43℃7日間保存後の粘度をB型粘度計
にて測定した。これらの測定結果を表5に示す。
ヒドロキシ−3−ナフトエ酸のストロンチウム塩の添加
を省略した以外は実施例1と同様にして、赤色水性フレ
キソインキを作製し、次いでインキ作製直後の粘度およ
び43℃7日間保存後の粘度をB型粘度計にて測定し
た。これらの測定結果を表6に示す。
後の赤色水性フレキソインキを黒帯付き展色紙に展色
し、実施例1と同様にして彩度および光沢を測定し、透
明性を判定した。これらの結果を表7に示す。
よび43℃で7日間保存後の赤色水性フレキソインキの
白色希釈濃度を測定した。これら測定結果を表7に示
す。
レッドのストロンチウムレ−キ顔料(C.I.Pigm
ent Red48:3)14.0部を用い、また2−
ヒドロキシ−3−ナフトエ酸のストロンチウム塩の添加
量を1.0部に変更した以外は実施例1と同様にして、
赤色水性フレキソインキを作製し、次いでンキ作製直後
の粘度および43℃7日間保存後の粘度をB型粘度計に
て測定した。これらの測定結果を表8に示す。
レッドのストロンチウムレ−キ顔料15.0部を用い、
2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸のストロンチウム塩の
添加を省略した以外は実施例1と同様にして、赤色水性
フレキソインキを作製し、次いで赤色水性フレキソイン
キを作製し、次いで同様にしてインキ作製直後の粘度お
よび43℃7日間保存後の粘度をB型粘度計にて測定し
た。これらの測定結果を表9に示す。
混合溶剤〔トルエン:酢酸エチル:イソプロピルアルコ
−ル=70:15:15(重量比)〕30部、ウオッチ
ングレッドのバリウムレ−キ顔料(C.I.Pigme
nt Red48:1)11.4部、スチ−ルビ−ズ2
50部、さらに実施例1と同様にして作製した2−ヒド
ロキシ−3−ナフトエ酸のストロンチウム塩0.6部を
250mlポリエチレン製容器に仕込み、ペイントコン
ディショナ−にて30分間練肉した。練肉終了後、ポリ
アミド系グラビアインキ用ビヒクル44部を加え、ペイ
ントコンディショナ−にて2分振とうし、赤色ニトロセ
ルロ−ス/ポリアミドグラビアインキを作製した。
ポリアミドグラビアインキの作製直後の粘度および43
℃にて7日間保存した後の粘度をB型粘度計にて測定し
た。これらの測定結果を表10示す。
−ダ38.42部とを水2000部に加え、60℃まで
加熱し、2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸を溶解させ
た。次いで塩化バリウム・2水塩153.6部を水50
0部に溶解し、上記溶液に加え、60℃で60分間攪拌
後、5%塩酸にてpHを7.6に調整した。pH調整
後、85℃まで加熱し、同温度でで60分間反応させた
後、ろ過、乾燥、粉砕し、灰白色粉体である、2−ヒド
ロキシ−3−ナフトエ酸のバリウム塩108.2部を得
た。
リウム塩を2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸のストロン
チウム塩の代わりに用いた以外は実施例6と同様にし
て、赤色ニトロセルロ−ス/ポリアミドグラビアインキ
を作製し、次いでインキ作製直後の粘度および43℃7
日間保存後の粘度をB型粘度計にて測定した。これらの
測定結果を表11に示す。
2部に変更し、2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸のスト
ロンチウム塩の添加を省略した以外は実施例6と同様に
して、赤色ニトロセルロ−ス/ポリアミドグラビアイン
キを作製し、次いでインキ作製直後の粘度および43℃
7日間保存後の粘度をB型粘度計にて測定した。これら
の測定結果を表12に示す。
代わりに2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸0.6部を用
いた以外は実施例6と同様にして、赤色ニトロセルロ−
ス/ポリアミドグラビアインキを作製し、次いでインキ
作製直後の粘度および43℃7日間保存後の粘度をB型
粘度計にて測定した。これらの測定結果を表13に示
す。
−ミン6B顔料を用いた以外は実施例7と同様にして、
赤色ニトロセルロ−ス/ポリアミドグラビアインキを作
製し、次いでインキ作製直後の粘度および43℃7日間
保存後の粘度をB型粘度計にて測定した。これらの測定
結果を表14に示す。
後の赤色ニトロセルロ−ス/ポリアミドグラビアインキ
を透明フィルムに展色し、彩度(C*)を分光光度計に
て測定し、光沢を光沢計(60゜)にて測定し、透明性
を目視判定(5:非常に透明、4:透明、3:標準、
2:不透明、1:非常に不透明)した。これらの結果を
表15に示す。
ホワイトを使用し、2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸の
ストロンチウム塩の添加を省略した以外は上記赤色グラ
ビアインキと同様にして得た白色グラビアインキを用
い、作製直後および43℃で7日間保存後の赤色グラビ
アインキを、白色/赤色=20/1(重量比)となる比
率で希釈した後、希釈濃度をグレタグ濃度計(反射式濃
度計)にて測定した。これら測定結果を表15に示す。
代わりにカ−ミン6B顔料12部を用い、2−ヒドロキ
シ−3−ナフトエ酸のバリウム塩の添加を省略した以外
は実施例7と同様にして、赤色ニトロセルロ−ス/ポリ
アミドグラビアインキを作製し、次いでインキ作製直後
の粘度および43℃7日間保存後の粘度をB型粘度計に
て測定した。これらの測定結果を表16に示す。
後の赤色ニトロセルロ−ス/ポリアミドグラビアインキ
を透明フィルムに展色し、実施例8と同様にして彩度お
よび光沢を測定し、透明性を判定した。これらの結果を
表17に示す。
よび43℃で7日間保存後の赤色水性グラビアインキの
白色希釈濃度を測定した。これら測定結果を表17に示
す。
−ミン6B顔料を用い、2−ヒドロキシ−3−ナフトエ
酸のバリウム塩の代わりに2−ヒドロキシ−3−ナフト
エ酸を用いた以外は、実施例7と同様にして、赤色ニト
ロセルロ−ス/ポリアミドグラビアインキを作製し、次
いでインキ作製直後の粘度および43℃7日間保存後の
粘度をB型粘度計にて測定した。これらの測定結果を表
18に示す。
後の赤色ニトロセルロ−ス/ポリアミドグラビアインキ
を透明フィルムに展色し、実施例8と同様にして彩度お
よび光沢を測定し、透明性を判定した。これらの結果を
表19に示す。
よび43℃で7日間保存後の赤色水性グラビアインキの
白色希釈濃度を測定した。これら測定結果を表19に示
す。
混合溶剤〔イソプロピルアルコ−ル:酢酸エチル:エタ
ノ−ル=20:10:10(重量比)〕38部、カ−ミ
ン6B顔料20.9部、スチ−ルビ−ズ250部、さら
に実施例1と同様にして作製した2−ヒドロキシ−3−
ナフトエ酸のストロンチウム塩1.1部を250mlポ
リエチレン製容器に仕込み、ペイントコンディショナ−
にて30分間練肉した。練肉終了後、混合溶剤25部を
加え、ペイントコンディショナ−にて2分間振とうし、
赤色ニトロセルロ−スフレキソインキを作製した。
レキソインキの作製直後の粘度および43℃にて7日間
保存した後の粘度をB型粘度計にて測定した。これらの
測定結果を表20示す。
ロキシ−3−ナフトエ酸のストロンチウム塩の添加を省
略した以外は実施例9と同様にして、赤色ニトロセルロ
−スフレキソインキを作製し、次いでインキ作製直後の
粘度および43℃7日間保存後の粘度をB型粘度計にて
測定した。これらの測定結果を表21に示す。
キシ−2−ナフトエ酸を用いた以外は実施例1と同様に
して、灰白色粉体である1−ヒドロキシ−2−ナフトエ
酸のストロンチウム塩99.2部を得た。
トロンチウム塩を2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸のス
トロンチウム塩の代わりに用いた以外は実施例1と同様
にして赤色水性フレキソインキを作製し、次いでインキ
作製直後の粘度および43℃7日間保存後の粘度をB型
粘度計にて測定した。これらの測定結果を表22に示
す。
キシ−1−ナフトエ酸を、また塩化ストロンチウム・6
水塩167.7部の代わりに塩化バリウム・2水塩15
3.6部用いた以外は実施例1と同様にして、灰白色粉
体である2−ヒドロキシ−1−ナフトエ酸のバリウム塩
102.8部を得た。
リウム塩を2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸のストロン
チウム塩の代わりに用いた以外は実施例1と同様にして
赤色水性フレキソインキを作製し、次いでインキ作製直
後の粘度および43℃7日間保存後の粘度をB型粘度計
にて測定した。これらの測定結果を表23に示す。
酸酸類の金属塩を溶性アゾ顔料と併用した顔料分散体は
その作製直後の粘度が低く、また、長期保存してもその
経時変化が少なく、粘度適性に優れている。また、その
皮膜は光沢および鮮明性において優れている。
Claims (10)
- 【請求項1】 溶性アゾ顔料および芳香族オキシカルボ
ン酸類の金属塩を含有することを特徴とする顔料分散
体。 - 【請求項2】 芳香族オキシカルボン酸類の金属塩が、
オキシナフトエ酸類の金属塩である請求項1記載の顔料
分散体。 - 【請求項3】 オキシナフトエ酸類の金属塩が、オキシ
ナフトエ酸類のストロンチウム塩又はオキシナフトエ酸
類のバリウム塩である請求項2記載の顔料分散体。 - 【請求項4】 オキシナフトエ酸類が、2−ヒドロキシ
−3−ナフトエ酸である請求項3記載の顔料分散体。 - 【請求項5】 溶性アゾ顔料が、ヒドロキシナフトエ酸
系アゾレ−キ顔料である請求項2、3又は4記載の顔料
分散体。 - 【請求項6】 溶性アゾ顔料が、C.I.Pigmen
t Red 48:1、、C.I.PIgment R
ed 48:2、C.I.PigmentRed48:
3およびC.I.Pigment Red 57:1か
らなる群から選ばれる1種以上の顔料である請求項2、
3又は4記載の顔料分散体。 - 【請求項7】 溶性アゾ顔料100重量部に対して、芳
香族オキシカルボン酸類の金属塩を0.5〜20重量部
含有する請求項1〜6のいずれか1つに記載の顔料分散
体。 - 【請求項8】 樹脂と溶媒とを含むビヒクルをも含有す
る請求項1〜7のいずれか1つに記載の顔料分散体。 - 【請求項9】 ビヒクルに含有される樹脂が、アクリル
系樹脂、ニトロセルロ−ス系樹脂、ポリアミド系樹脂、
ウレタン系樹脂、塩素化ポリプロピレン系樹脂、塩化ゴ
ム、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂およびロジン系
樹脂からなる群から選ばれる1種以上の樹脂である請求
項8記載の顔料分散体。 - 【請求項10】 請求項1〜9のいずれか1つに記載の
顔料分散体を含有してなることを特徴とする印刷イン
キ。
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---|---|---|---|
JP20798291A JP3049859B2 (ja) | 1991-08-20 | 1991-08-20 | 顔料分散体および印刷インキ |
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JPH0543829A true JPH0543829A (ja) | 1993-02-23 |
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Cited By (5)
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