JPH054368Y2 - - Google Patents

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JPH054368Y2
JPH054368Y2 JP1986097602U JP9760286U JPH054368Y2 JP H054368 Y2 JPH054368 Y2 JP H054368Y2 JP 1986097602 U JP1986097602 U JP 1986097602U JP 9760286 U JP9760286 U JP 9760286U JP H054368 Y2 JPH054368 Y2 JP H054368Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、フアクシミリ装置に関し、特に自動
ダイヤル及びリダイヤル機能を具備したフアクシ
ミリ装置のリダイヤル方式に関する。
(従来の技術) 第3図a,b,cは1次局(送信側フアクシミ
リ装置)と2次局(受信側フアクシミリ装置)間
の伝送制御手順を示す図である。同図aに示すよ
うに、1次局と2次局間でデータ伝送を行うに当
つて、先ず1次局から2次局を発呼するためのダ
イヤル信号が送出される。すると2次局は自局が
被呼され、これに応答することにより交換器より
リバース信号を1次局へ返す。これで1次局と2
次局とのデータリンクの設定、即ち相手接続確認
が成されたことになる。このデータリンクの設定
後、フアクシミリデータの伝送が行われる。
しかし、第3図bに示すように、1次局が2次
局を発呼しても2次局が他局との回線接続により
通話中の場合には、中継器から1次局に対してビ
ジートーン(話中音)が送られてくる。この場
合、1次局はビジートーンを受取ることにより、
予め決められた所定時間間隔t1(通常は約3分間)
でリダイヤルを行う。このリダイヤル動作は、例
えば2次局と回線接続されるまで若しくは所定回
数だけ行われる。
また、リダイヤルを行う原因は、上記話中の他
にも第3図cに示すように、受信側フアクシミリ
装置(受信が自動でないもの)が発呼に対して応
じない場合がある。この場合には1次局に対して
リングバツクトーン(発呼音)が送られてくる。
そして、所定時間リングバツクトーンが返送され
た後、前述と同様に時間間隔t1でリダイヤルが行
われる。
このように、従来のフアクシミリ装置において
は、回線接続不能のとき、その不能を示す情報
(ビジードーン、リングバツクトーン)を受取り、
リダイヤルを行つていた。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上記構成のフアクシミリ装置に
は次のような問題点があつた。
上記フアクシミリ装置のリダイヤル動作は、回
線接続不能の際いかなるリダイヤル原因に対して
も予め決められた時間間隔t1で行われるため、リ
ダイヤル原因に応じて適切なリダイヤル時間間隔
を設定できなかつた。この結果、通信効率も低下
するという問題点があつた。
本考案は上記問題点を解決し、リダイヤル原因
に応じてリダイヤルを行う時間間隔を設定でき
る、通信効率の優れたフアクシミリ装置を提供す
ることを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案によるフアクシミリ装置は、 受信側のフアクシミリ装置を発呼するためのダ
イヤル機能を有するものであつて、 受信側のフアクシミリ装置を発呼して回線接続
不能を示す回線不能情報が返送された際、又は回
線接続された受信側のフアクシミリ装置から受信
状況を示す受信状況情報が返送された際に、回線
不能情報又は受信状況情報に基づきリダイヤルを
行うためのリダイヤル原因を解析することにより
リダイヤル原因情報を得るリダイヤル原因解析回
路と、 現時刻情報を発生する時間回路と、 前記リダイヤル原因解析回路から得られるリダ
イヤル原因情報及び前記時間回路から得られる現
時刻情報に基づき、リダイヤル原因毎にリダイヤ
ルを行うための時間間隔をそれぞれ設定するリダ
イヤル間隔設定回路と、 前記リダイヤル原因解析回路から得られるリダ
イヤル原因情報に基づき、前記回線不能情報が返
送された時点から前記リダイヤル間隔設定回路に
より設定された前記時間間隔後に発呼するための
ダイヤル信号を送出するオードダイヤラーとを備
えたことを特徴とするものである。
(作用) 本考案によれば以上のようにフアクシミリ装置
を構成したので、各技術的手段の作用は次のよう
になる。
フアクシミリ装置間でフアクシミリデータの伝
送を行うに当つて、先ず送信側フアクシミリ装置
が受信側フアクシミリ装置を発呼する。ここで、
受信側フアクシミリ装置と回線接続不能の場合
(例えは話中の場合)や、あるいは回線接続がな
されて受信状況が返送された場合(例えば受信側
フアクシミリ装置内の蓄積メモリへフアクシミリ
データを送信する時に蓄積メモリが不足する場
合)、それぞれ回転接続不能を示す情報又は受信
状況を示す情報が送信側フアクシミリ装置へ返送
される。
このような場合、リダイヤル解析手段は、回線
接続不能情報又は受信状況情報に基づきリダイヤ
ルを行うためのリダイヤル原因を解析し、これに
よりリダイヤル原因情報を得る。例えばリダイヤ
ル原因には、上記した話中の場合、あるいは蓄積
メモリ不足の場合等がある。次にリダイヤル間隔
設定手段は、リダイヤル解析手段で解析されたリ
ダイヤル原因情報に基づきリダイヤルを行う時間
間隔を設定する。このため、各種リダイヤル原因
に適応したリダイヤルの時間間隔を設定できるた
め、無効な回線使用の減少、通信効率の向上を期
待できる。よつて従来の問題点を解決できるので
ある。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面を参照して詳細
に説明する。
第1図は本考案の一実施例を示すブロツク図で
ある。
同図において、リダイヤル原因を解析するため
のリダイヤル解析回路1は、ビジートーンやリン
グバツクトーンなどの回転信号2とフアクシミリ
の手順信号3とを受取り、解析したリダイヤル原
因情報5をリダイヤル間隔設定回路4へ与える。
リダイヤル間隔設定回4はまた時計回路6から現
時刻情報7を受取り、リダイヤル原因情報5及び
現時刻情報7に基づき、リダイヤル原因に適応す
るように時間設定されたダイヤル信号8をオート
ダイヤラー9に与える。オートダイヤラー9は、
ダイヤル開始信号8により受信側フアクシミリ装
置をリダイヤルするためのダイヤル信号10を出
力する。
次に、本実施例によるリダイヤル動作について
第2図を参照して説明する。第2図a,b,c
は、それぞれリダイヤル原因に応じてリダイヤル
時間間隔を設定したときの伝送制御手順を示す図
である。
先ず、第2図aは2次局の発呼に対して1次局
にビジートーンが返つてきた場合を示す。この場
合、ビジートーンは第1図に示す回線信号2とし
てリダイヤル解析回路1に入力される。リダイヤ
ル解析回路1は、ビジートーンの検出によりリダ
イヤル原因を2次局の話中であると解析する。こ
のリダイヤル原因を示すリダイヤル原因情報5が
リダイヤル間隔設定回路4へ供給される。リダイ
ヤル間隔設定回路5は、時計回路6からの現時刻
情報7と、話中によるリダイヤル原因情報5とに
基づきビジートーン検出からta時間後にリダイヤ
ルが成されるように(第2図a参照)、ダイヤル
信号8をオートダイヤラー9へ供給する。これに
よつて、オートダイヤラー9はta時間後再び2次
局を発呼するためのダイヤル信号10を出力す
る。
次に、第2図bは2次局の蓄積メモリへフアク
シミリデータを送信する際にメモリ不足が検出さ
れた場合である。このように受信側フアクシミリ
装置の受信状況が知らされた場合には、先ず、1
次局からの発呼のためのダイヤル信号に対して、
回線接続後に応答を示すリバース信号及び2次局
の識別を示すためのCED(dalled station
identification)信号が回線信号2としてリダイ
ヤル解析回路1に供給される。また、リダイヤル
解析回路1には、手順信号3としてNSF,
(CSI),DIS信号が供給される。NSF信号は、要
件を識別するために特定ユーザが任意に使用で
き、ここでは受信側フアクシミリ装置の蓄積メモ
リの空き容量(受信側装置の能力)を示す情報で
ある。CSI信号は付加するか否かについては任意
であり加入者の国際電話番号により受信側に加入
者の識別を与えるのに使用される信号である。
DIS信号はデイジタル識別信号であり、2次局の
標準能力(CCITT規定の標準能力)を示すもの
である。リダイヤル解析回路1がNSF信号を検
出することにより、例えば送信するフアクシミリ
データの容量と比較して2次局の蓄積メモリ不足
と解析し、これをリダイヤル原因とした場合、図
示しない送信部から2次局に対して呼切断の開始
を宣言する切断信号(DCN信号)が送られる。
リダイヤル間隔設定回路4は、メモリ不足による
リダイヤル原因情報5と現時刻情報7とに基づき
2次局の不足分メモリを解放するのに必要な時間
tbを予測し、そのtb時間だけ待つてリダイヤル動
作を行うようにダイヤル開始情報8をオートダイ
ヤラー9へ与える。その結果、DCN信号送出か
らtb時間後にリダイヤルが行われる。
尚、上記CED,NSF,CSI,DIS及びDCN信
号については、CCITT勧告T30に規定されてい
る。
第2図cは、1次局から指定しようとしている
通信の種類に対して第2次局が受付け可能となる
までの時間tc、又は受付け可能時刻を2次局から
得て、その時刻までの時間tcを待つてリダイヤル
を行う場合である。これは、例えば2次局が他局
に対してフアクシミリ通信を行うために、2次局
の蓄積メモリが使用されていて受信不能の場合で
ある。この場合、前述と同様に、NSF信号が受
付け可能となる時間tc又はその時刻を示す情報を
有する。従つて、リダイヤル解析回路1は、この
NSF信号に含まれた情報に基づきリダイヤル原
因情報5をリダイヤル間隔設定回路4に与える。
以下の動作は第3図の場合と同様に行われ、
DCN信号送出後tc時間でリダイヤルが行われる。
このように、本実施例によれば各種リダイヤル
原因に適応してリダイヤルを行う時間間隔を設定
できる。
(考案の効果) 以上詳細に説明したように本考案によればリダ
イヤル原因を解析するリダイヤル解析手段と、リ
ダイヤル原因情報に基づきリダイヤル時間間隔を
設定するリダイヤル間隔設定手段を設けたので、
効果は次のようになる。
リダイヤル原因を解析し、この原因に適応して
リダイヤル間隔を設定でき、これによつて無効な
回線使用を減少、ひいてはフアクシミリの利用可
能率(通信効率)向上の効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すブロツク図、
第2図a,b,cは各リダイヤル原因に応じてリ
ダイヤルを行う際の伝送制御手順を示す図、第3
図a,b,cは従来のリダイヤル方式の伝送制御
手順を示す図である。 1……リダイヤル解析回路、2,3……回線信
号、4……リダイヤル間隔設定回路、5……リダ
イヤル原因情報、6……時計回路、7……現時刻
情報、8……ダイヤル開始信号、9……オートダ
イヤラー、10……ダイヤル信号。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 受信側のフアクシミリ装置を発呼するためのダ
    イヤル機能を有するフアクシミリ装置において、 受信側のフアクシミリ装置を発呼して回線接続
    不能を示す回線不能情報が返送された際、又は回
    線接続された受信側のフアクシミリ装置から受信
    状況を示す受信状況情報が返送された際に、回線
    不能情報又は受信状況情報に基づきリダイヤルを
    行うためのリダイヤル原因を解析することにより
    リダイヤル原因情報を得るリダイヤル原因解析回
    路と、 現時刻情報を発生する時間回路と、 前記リダイヤル原因解析回路から得られるリダ
    イヤル原因情報及び前記時間回路から得られる現
    時刻情報に基づき、リダイヤル原因毎にリダイヤ
    ルを行うための時間間隔をそれぞれ設定するリダ
    イヤル間隔設定回路と、 前記リダイヤル原因解析回路から得られるリダ
    イヤル原因情報に基づき、前記回線不能情報が返
    送された時点から前記リダイヤル間隔設定回路に
    より設定された前記時間間隔後に発呼するための
    ダイヤル信号を送出するオードダイヤラーとを備
    えたことを特徴とするフアクシミリ装置。
JP1986097602U 1986-06-27 1986-06-27 Expired - Lifetime JPH054368Y2 (ja)

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JP1986097602U JPH054368Y2 (ja) 1986-06-27 1986-06-27

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2756984B2 (ja) * 1988-09-29 1998-05-25 株式会社リコー データ端末装置の制御方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59125172A (ja) * 1982-12-29 1984-07-19 Ricoh Co Ltd フアクシミリ再送通信方式

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JPS59125172A (ja) * 1982-12-29 1984-07-19 Ricoh Co Ltd フアクシミリ再送通信方式

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