JPH054361Y2 - - Google Patents

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JPH054361Y2
JPH054361Y2 JP1987045777U JP4577787U JPH054361Y2 JP H054361 Y2 JPH054361 Y2 JP H054361Y2 JP 1987045777 U JP1987045777 U JP 1987045777U JP 4577787 U JP4577787 U JP 4577787U JP H054361 Y2 JPH054361 Y2 JP H054361Y2
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wall
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housing
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は卓上壁掛兼用型電話機に関し、特に壁
掛用ブラケツト等の付属品を壁掛用として備えて
なる卓上壁掛兼用型電話機の改良に関する。
〔従来の技術〕
一般に、宅内電話機を使用状態において大別す
ると卓上型と壁掛型とになるが、近年ではこれに
限定されずに卓上用としても壁掛用としても使用
し得る兼用型の電話機が普及しつつある。そし
て、このような卓上壁掛兼用型電話機は、卓上用
あるいは壁掛用として簡単に転用して使用できる
ことから使用者にとつて便利であるばかりでな
く、製作者側からも、電話機筐体や送受器等を始
めとする構成部品のほとんどを共用化でき、加工
性や組立性等の面で有利である等の利点となるも
ので、その有用性は大である。
ところで、このような卓上壁掛兼用型電話機に
おいて、これを壁掛用として使用するには、卓上
用の場合とは異なり、電話機筐体を壁面等に取付
け固定する壁掛手段や、この壁掛けされた電話機
筐体の送受器受部に対して送受器を引掛け保持さ
せておくための引掛け保持手段が必要とされる。
すなわち、電話機筐体を卓上用として使用する場
合には、電話機筐体は前下がりであることが望ま
しいが、これをそのまま壁掛けすることはできな
いもので、たとえば電話機筐体前面を略々垂直状
態で壁掛し得るような形状による壁掛用の取付け
ブラケツト等を用いることが従来から一般に行な
われていた。さらに、このような壁掛時において
は、電話機筐体の送受器受部に対し送受器を確実
に引掛けて係止保持させることも必要で、たとえ
ば送受器側に凹設した係合凹部等に係合する送受
器保持用爪を、壁掛時において電話機筐体側に組
付けるような構成とされていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、卓上壁掛兼用型電話機におい
て、上述した壁掛時に用いられる電話機壁掛用ブ
ラケツトや送受器保持用爪等を壁掛用の付属品と
して準備するにあたつて若干の問題を生じてい
る。すなわち、これらの壁掛用付属品は、電話機
の包装箱内に収容されているが、使用者は箱から
出して保管することが多く、このときに上述した
壁掛用付属品、特に小さな部品である送受器保持
用爪を紛失してしまうことの多いものであつた。
そして、このような保持用爪がないと壁掛用とし
ては使用できず、折角の壁掛用としての機能を発
揮し得ず、兼用型としての商品価値が損なわれる
もので、何らかの対策を講じることが望まれてい
る。
〔問題点を解決するための手段〕
このような要請に応えるために、本考案に係る
卓上壁掛兼用型電話機は、電話機筐体に組付けら
れて送受器を引掛け保持する送受器保持用爪を、
電話機壁掛用ブラケツトの一部に切断可能な状態
で一体に形成したものである。
〔作用〕
本考案によれば、壁掛時に使用される壁掛用ブ
ラケツトと送受器保持用爪とを一個の付属部品と
して構成し、紛失等の問題をなくし適切に保管し
得るとともに、必要時において取出しかつ切断個
所で切り離して使用し得るものである。
〔実施例〕
以下、本考案を図面に示した実施例を用いて詳
細に説明する。
第1図ないし第6図は本考案に係る卓上壁掛兼
用型電話機の一実施例を示すものであり、これら
の図において、全体を符号1で示す卓上壁掛兼用
型電話機は、第6図から明らかなように、全体が
合成樹脂材で略々箱形形状に形成されかつ送受器
3がカールコード4により接続されている電話機
筐体2を備え、この筐体2は下方に開口しかつ前
面板5aが前下りに傾斜するように形成されてい
る上部筐体5と、その開口を閉塞するように組合
わされる下部筐体6とから構成されている。な
お、図中7は前記送受器の受話器3aと送話器3
bに対する凹部7a,7bを有する送受器受部
で、その受話器受部7aにはフツク釦8が設けら
れ、またこの送受器受部7の凹部7a,7b間に
形成される平坦部分には、スピーカ部9aおよび
マイクロフオン部9bが設けられている。さら
に、10は各種機能釦が配列された機能釦操作
部、11はダイヤル釦が配列されたダイヤル釦操
作部で、またこれらに対応するスイツチを有する
プリント配線板を始め、電話機として必要な通話
回路網、磁石電鈴およびフツクスイツチ機構など
が筐体2内に適宜配設されていることも周知の通
りである。
また、このような構成による電話機1は、第3
図に示すように、壁掛用ブラケツト20を介して
壁面21に対して取付け固定されるとともに、前
記送受器受部7の受話器受部7a下端縁部分に送
受器保持用爪22を組付けることで、壁掛時にお
いて電話機前方に開口してしまう受話器受部7a
内に送受器3を引掛け保持し得る構成とされる。
これを詳述すると、前記壁掛用ブラケツト20
は、第1図および第2図からも明らかなように、
前面に開口する筐体状を呈しかつその開口縁が上
向きに傾斜するように形成されている。そして、
このブラケツトの上、下開口縁には、それぞれ一
対をなす弾性係止片20a,20a,20b,2
0bが突設され、これらが第3図に示すように、
下部筐体6側の係合片6a,6a,6b,6b
(片側のみを示す)に係止されることで、下部筐
体6側と一体的に組合わされるように構成されて
いる。なお、図示は省略したが、この壁掛用ブラ
ケツト20はねじ止め等の手段で壁面21に対し
取付け固定されるもので、これに一体化される電
話機筐体2が壁掛状態とされることは容易に理解
されよう。
また、送受器保持用爪22は、第4図および第
5図a,bから明らかなように、突起状を呈し前
記送受器3の受話器3a側に凹設した係合凹部2
3(第3図参照)に係入されて送受器3を引掛け
保持するための爪本体22aとその下方に突設さ
れかつその下端側の対向する部分に係合溝22
c,22cが凹設された一対の脚部22b,22
bとからなり、これら脚部22b,22bが電話
機筐体2の送受器受部7の受話器受部7a下端側
に形成された係入孔24に係入されることで組付
けられるような構成とされている。なお、図中2
5は上部筐体5の裏面側でスピーカ取付け枠26
部分に形成された係止突起で、これに前記係合溝
22c,22cが係合することで、抜け止めされ
るようになつている。また、図中27は上部筐体
5の上端部に突設された係止突起で、たとえば通
話途中で一時的に電話機1から離れるため送受器
3を引掛け保持するためのものである。
さて、本考案によれば、上述したような構成を
もつ卓上壁掛兼用型電話機1において、電話機筐
体2に組付けられて送受器3を引掛け保持する送
受器保持用爪22を、電話機壁掛用ブラケツト2
0の一部に切断可能な状態で一体に形成するよう
に構成したところに特徴を有している。
これを詳述すると、本実施例では、上述した壁
掛用ブラケツト20の中央部内側にコード巻付用
筒部30を突設するとともに、この筒部30によ
つて形成されるコード挿入用開口内に、ランナ3
1を有する橋絡部31a,31aにより切断可能
に連続した状態で前記送受器保持用爪22を、ブ
ラケツト20と合成樹脂材で一体に形成するよう
にしている。
そして、このような構成によれば、共に壁掛用
の付属品として使用される壁掛用ブラケツト20
と送受器保持用爪22とを、ブラケツト20の形
状等を巧みに利用して一体成形することにより、
一個の付属品として準備することができるもの
で、これにより従来のように小さい部品である送
受器保持用爪22がブラケツト20と別部品とし
て存在し保管時において紛失し易い等といつた問
題を解決し得るものである。これは、このような
壁掛時の付属品が、比較的大きな部品である壁掛
用ブラケツトおよびこれに一体的に設けられた送
受器保持用爪22からなる一個の部品だけで、保
管し易いことから、容易に理解されよう。
勿論、このような壁掛用付属品は、必要時にお
いて前記橋絡部31a,31aを切断することで
簡単に切離されてそれぞれの機能記品として使用
されるものである。
また、このような構成によれば、壁掛用ブラケ
ツト20と送受器保持用爪22とを一体に成形す
ることから、成形加工性の面でも優れ、部品管理
も容易に行なえ、コスト低減化を図れる等といつ
た製造上での利点もある。
なお、本考案は上述した実施例構造に限定され
ず、各部の形状、構造等を、適宜変形、変更する
ことは自由である。たとえば壁掛用ブラケツト2
0のコード巻付用筒部30による開口を利用して
送受器保持用爪22を一体に形成した場合を説明
したが、本考案はこれに限定されず、適宜の個所
に連結して付設するとよいものである。勿論、壁
掛用ブラケツト20の内側で保管時に邪魔となら
ず、しかもブラケツト成形用金型の遊び部分を利
用することが望ましい。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案に係る卓上壁掛兼
用型電話機によれば、送受器の受話器に係合凹部
を設けると共に、電話機筐体に前記送受器の受話
器に対応した凹部とこの凹部内に形成した係入孔
とを設け、前記電話機筐体に着脱自在に組付けら
れこの電話機筐体を壁掛用に兼用する電話機壁掛
用ブラケツトと、壁掛時に前記係入孔に着脱自在
に組付けられ前記送受器の係合凹部に係入してこ
の送受器を引掛け保持する送受器保持用爪とを備
え、この送受器保持用爪を前記電話機壁掛用ブラ
ケツトの一部に切断可能な状態で一体に形成した
ので、簡単な構成にもかかわらず、壁掛時に使用
される壁掛用ブラケツトと送受器保持用爪とを一
個の付属部品として構成し、保管時における紛失
等の問題を解決し、必要時において両部品を切り
離して使用し得るもので、卓上壁掛兼用型として
の機能を発揮し得るとともに、成形加工性や部品
管理面からも優れ、コスト低減化を達成し得る等
の実用上種々優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る卓上壁掛兼用型電話機の一
実施例を示し、第1図および第2図は本考案を特
徴づける壁掛用付属品である送受器保持用爪付き
の壁掛用ブラケツトを示す正面図およびその側断
面図、第3図は電話機の壁掛状態を示す一部切欠
き側面図、第4図は送受器保持用爪の電話機筐体
への組付状態を示す要部断面図、第5図a,bは
送受器保持用爪の正面図および平面図、第6図は
本考案を適用する卓上壁掛兼用型電話機全体の概
略構成を説明するための概略斜視図である。 1……卓上壁掛兼用型電話機、2……電話機筐
体、3……送受器、5,6……上、下部筐体、7
……送受器受部、8……フツク釦、10……機能
釦操作部、11……ダイヤル釦操作部、20……
壁掛用ブラケツト、21……壁面、22……送受
器保持用爪、22a……爪本体、22b,22b
……脚部、22c,22c……係合溝、23……
係合凹部、24……係入孔、25……係止突起、
30……コード巻付用筒部、31……ランナ、3
1a,31a……橋絡部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 受話器に係合凹部が設けられた送受器と、この
    送受器の受話器に対応した凹部とこの凹部内に形
    成した係入孔とを有する電話機筐体と、この電話
    機筐体に着脱自在に組付けられ前記電話機筐体を
    壁掛用に兼用する電話機壁掛用ブラケツトと、壁
    掛時に前記係入孔に着脱自在に組付けられ前記送
    受器の係合凹部に係入してこの送受器を引掛け保
    持する送受器保持用爪とからなり、この送受器保
    持用爪を前記電話機壁掛用ブラケツトの一部に切
    断可能な状態で一体に形成したことを特徴とする
    卓上壁掛兼用型電話機。
JP1987045777U 1987-03-30 1987-03-30 Expired - Lifetime JPH054361Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0422593Y2 (ja) * 1986-05-29 1992-05-25

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