JPS636917Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 (a) 考案の技術分野 本考案は、一体形電話機を卓上、壁掛状態で支
持する電話機用置台に係り、とくに電話機の支持
部と、コード支持部を設けた電話機用置台に関す
るものである。

(b) 従来技術と問題点 従来一般に使用されている電話機の構造はハン
ドセツト部と本体部とで構成され、該ハンドセツ
ト部を本体部に載置するようになつており、該本
体部が置台を兼ねている。ところが最近は使用部
品の小形化、高性能化にともなつて電話機として
の全機能をハンドセツト部に収納した小形軽量で
しかも装飾化された一体形電話機が出現してい
る。

ところが、このような一体形電話機は特定の置
台が付属していないため卓上形あるいは壁掛形と
して使用すると、前者すなわち卓上で使用すると
使用者に不潔感を与える欠点があり、後者の壁に
掛ける場合は電話機およびコードを何らかの方法
で支持しなければならないという問題点があつ
た。

(c) 考案の目的 本考案は上記従来の問題点に鑑み、電話機を支
持する突起と、コードを保持する櫛状突起を形成
した電話機用置台を提供することを目的とするも
のである。

(d) 考案の構成 前述の目的を達成するために本考案は、電話機
としての全機能をハンドセツト部に収納してなる
一体形電話機に用いる置台であつて、該置台に受
話器部を支持する突起を設けるとともに、送話器
部の対応する側面にコード係合用櫛状突起を形成
したことによつて達成される。

(e) 考案の実施例 以下図面を参照しながら本考案に係る電話機置
台の実施例について詳細に説明する。

第１図は本考案に係る電話機用置台の一実施例
を説明するための斜視図で、１は合成樹脂成型品
からなる置台で、該置台１には櫛状突起１１と、
支持用突起１２と、取付孔１３を形成している。

合成樹脂成型品たとえばモールドからなる置台
１に送話器側端部の側面に櫛状突起１１と、受話
器側を引掛け支持する突起１２と、取付孔１３を
形成してものであり、櫛状突起１１には図示しな
い電話機コードを保持し、１２は図示しない電話
機を引掛けるようになつており、しかも置台１の
設置場所に応じ取付孔１３を螺着するか、または
接着により固定してもよい。

第２図は本考案に係る電話機用置台を使用した
実装例を説明するための(a)は正面図、(b)は側面図
で、前図と同等の部分については同一符号を付し
ており、２は電話機で、２１は電話機２に付設し
ているコード、２２は支持用突起１２に係合する
凹部である。

電話機２の受話器部に設けた係合用凹部２２を
置台１の支持用突起に引掛けるとともに、前記電
話機２に付設したコード２１を前記置台１の櫛状
突起１１に保持せしめたものである。

なお、本実施例では壁掛状について説明したが
壁掛に限らず卓上の場合でも同様である。

(f) 考案の効果 以上の説明から明らかなように本考案に係る電
話機用置台によれば、卓上、壁掛けを問わず清潔
でしかもコードを簡単に処理できるのでハンドセ
ツト式一体形電話機に適用して極めて有効であ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係る電話機用置台の一実施例
を説明するための斜視図、第２図は実装例を説明
するための(a)は正面図、(b)は側面図である。 図において、１は置台、２は電話機、１１は櫛
状突起、１２は支持用突起、１３は取付孔、２１
はコード、２２は係合用凹部をそれぞれ示す。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 電話機としての全機能をハンドセツト部に収納
   してなる一体形電話機に用いる置台であつて、該
   置台に受話器部を支持する突起を設けるととも
   に、送話器部の対応する側面にコード係合用の櫛
   状突起を形成したことを特徴とする電話機用置
   台。