JPH05435U - テープ印字装置 - Google Patents

テープ印字装置

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JPH05435U JP5715091U JP5715091U JPH05435U JP H05435 U JPH05435 U JP H05435U JP 5715091 U JP5715091 U JP 5715091U JP 5715091 U JP5715091 U JP 5715091U JP H05435 U JPH05435 U JP H05435U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一色以上の色で塗り分けられたインクリボン
と一色以上の色で塗り分けられたベースフィルムテープ
とを重ね合わせることにより、一度の像の形成で異なる
複数の色の像を得る機構を提供する。 【構成】 サーマル、インパクト等の記録装置と、1色
以上のインクで塗られたインクリボンと1色以上の色で
塗られたベースフィルムテープとで構成されたテープ作
成機構。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はテープ印字装置に関し、特に互いに異なる色のインクが長さ方向に塗 り分けられた少なくとも2つのインク領域を有する熱転写リボンと、各インク領 域に対向して各インク領域の色とは異なる着色が長さ方向に施され少なくとも2 つの印字領域が設けられたフィルムテープとを使用し、サーマルヘッドによる一 度の印字により複数色の印字像を印字できるテープ印字装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、フィルムテープの片面にサーマルヘッドと熱転写リボンとにより文字等 の反転印字を行い、その印字面に離型紙付きの両面粘着テープを貼着してテープ を作成するテープ印字装置が存在した。かかるテープ印字装置では、通常透明な フィルムテープを使用し、所望の色のインクが塗布された熱転写リボンにより文 字等を印字してテープを作成する。従って、かかる従来のテープ印字装置により 作成されるテープは一色のみの文字等を有するテープしか作成することができな い。また、たとえフィルムテープに着色が施されていたとしても、フィルムテー プの色と熱転写リボンのインクの色とを合成した一色の文字等しか有さないテー プしか作成できない点で変わりがない。
【0003】 近年、ビデオ録画再生装置やカセット式録音再生装置の普及が著しく、これら 装置の使用者はビデオカセットやオーディオカセットの量がすぐに増えてしまう ため適切に整理を行わないと各カセットの録画内容や録音内容が不明になってし まい、所望のカセットを探すのに時間がかかりその作業は極めて煩雑なものであ る。これを防止するためカセットやそのケースの所定箇所に手書きで録画内容等 を書いているのが一般的である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、手書きの文字等は読みにくく、本人以外の者には理解できない場合が 多い。また、、本来録画内容等の内、異なる色で色分けして表示した方が読み易 く、又、理解も容易である場合があり、かかる場合上記従来のテープ印字装置に より作成したテープでは一色のみの文字等しか印字できない。かかる要請を従来 のテープ印字装置により行うためには複数色のフィルムテープと熱転写リボンを 用意してこれらを相互に替えながら印字する必要があり、かかる作業は極めて煩 雑なものである。
【0005】 本考案は上記問題点を解決するためになされたものであり、印字制御手段を介 してサーマルヘッドにより一度の印字を行うことにより互いに異なる色の文字等 を複数段にわたって同時に印字可能とし、もってビデオカセット等の整理を容易 になし得るテープ印字装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するため本考案のテープ印字装置は、印字制御手段により複 数の発熱素子を縦列してなるサーマルヘッドの印字制御を行い、熱転写リボンを 介してフィルムテープ上に文字、記号の印字を行うことによりテープを作成する テープ印字装置において、前記熱転写リボン及びフィルムテープの一方はその長 さ方向に互いに異なる色の少なくとも2つの領域を有し、前記印字制御手段は前 記複数の発熱素子を前記各領域に対応するグループに分割しつつ印字制御を行う ように構成されている。
【0007】 更に、本考案のテープ印字装置の熱転写リボンは互いに異なる色のインクがリ ボンの長さ方向に塗り分けられた少なくとも2つのインク領域を有し、また、本 考案のフィルムテープは前記各インク領域に対向して各インク領域の色とは異な る着色がフィルムテープの長さ方向に施された少なくとも2つの印字領域が設け られている。
【0008】
【作用】
上記の構成を有する本考案のテープ印字装置では、熱転写リボンの少なくとも 2つのインク領域とフィルムテープの少なくとも2つの印字領域とを対応させつ つサーマルヘッドの発熱素子を各インク領域に対応するグループに分割して印字 制御する。この結果、サーマルヘッドの一度の印字により少なくとも上下2段に 互いに異なる色で文字等を印字したテープが作成される。
【0009】
【実施例】
以下、本考案を具体化した一実施例を図面を参照して説明する。 図1及び図2は本考案に係るテープ印字装置を示し、図1はテープ印字装置の 斜視図、図2はテープ印字装置の上ケース及びテープ収納カセットの上蓋を除い て示す主要部の平面図である。両図中において、テープ印字装置1は上ケース2 と下ケース3を有し、上ケース2の上面にはキーボード4、文字・記号入力用ダ イアル5及び液晶ディスプレイ6が配置されている。
【0010】 キーボード4には、電源のON/OFFを切り換えるための電源スイッチキー 6、通常の印字を実行させる印字スイッチキー7、複数色の印字を実行させる複 数色印字スイッチキー8、印字方向スイッチキー9、テープカットスイッチキー 10、その他各種のスイッチキーが設けられている。
【0011】 ここに、印字スイッチキー7は一色の印字を行うときに使用し、複数色印字ス イッチキー8は複数色、例えば2色印字を行うときに使用するものである。 また、印字方向スイッチキー9は印字装置により作成されるテープの種類を指 定するものであり、図3、図4及び図5に示す3種類のテープの作成モードA( 図3に対応)、B(図4に対応)、C(図5に対応)を選択指定する。
【0012】 更に、文字・記号入力用ダイアル5は所望の文字、記号等を選択し入力するた めのものであり、液晶ディスプレイ6はダイアル5から入力された文字、記号を 表示するものである。尚、キーボード4及びダイアル5は入力部を構成する。
【0013】 下ケース3内には、各種テープ、リボン等の供給スプール、巻取スプール等を 回転可能に支持するテープ収納カセット11が配設されている。テープ収納カセ ット11はテープ印字装置1に設けられた印字部に対し着脱自在に装着されるも のであり、フィルムテープ12が巻回されたフィルムテープスプール13、熱転 写リボン14がそのインク面を内側にして巻回されたリボン供給スプール15、 リボン供給スプール15から引き出された熱転写リボン14を巻取るリボン巻取 スプール16、フィルムテープ12とほぼ同一幅で片面に離型紙が貼着された両 面粘着テープ17が離型紙を外側にして巻回された両面粘着テープスプール18 、及び両面粘着テープ17とフィルムテープ12とを整合する整合ローラ19を 内部に収納するものであり、図示しない上蓋と支持部を介して上記各スプールを 回転可能に支持する。
【0014】 ここに、フィルムテープ12は図6に示す通り、フィルムの長さ方向に上下2 段に互いに異なる色、例えば上段はシアン、下段はマゼンタに着色されている。 これにより、上下2段に2つの印字領域12A、12Bが設けられる。また、熱 転写リボン14は図7に示すように、互いに異なる色、例えば上段はマゼンタ、 下段はイエローのインクがフィルムと同様上下2段に塗り分けられて2つのイン ク領域14A、14Bが形成される。そして、それぞれ相互に対向する各印字領 域とインク領域は互いに異なる色を有している。これらの色の組合せにより印字 を行うと、フィルムテープ12上には上段に青で、下段に緑で文字等が印字され る。
【0015】 尚、フィルムテープ12として上記と同様上段はシアン、下段はマゼンタに着 色されたものを用い、熱転写リボン14として通常のイエロー1色のものを用い た場合、及び、これとは逆にフィルムテープ12として通常のイエロー1色のも のを用い、熱転写リボン14として上段がシアン、下段がマゼンタのものを用い た場合、共に2色印字が可能であり、これらの場合フィルムテープ12の上段に 緑で、下段に紫で文字等が印字される。
【0016】 更に、リボン巻取スプール16及び整合ローラ19は図9に示すテープ・リボ ン送りモータ43により適宜の動力伝達機構を介して回転駆動される。また、テ ープ収納カセット11に設けられた凹部20には、下ケース3に固設されたサー マルヘッド21が配置されており、更に、整合ローラ19及びサーマルヘッド2 1の反対側には、下ケース3に対し回動可能に支持された支持体22上に配設さ れた送りローラ23及びプラテンローラ24が対向配置されている。支持体22 は図示しない付勢部材により選択的に付勢されることにより、プラテンローラ2 4はサーマルヘッド21に対し、また、送りローラ23は整合ローラ19に対し 圧接されている。
【0017】 ここに、サーマルヘッド21は図8に示す通り、48個の発熱素子21Aが縦 列されてなり、複数色印字の場合には1回の印字動作で上下2段の文字列を同時 に印字できるように、それぞれの文字列の文字サイズは上下文字間のスペースド ットを含んで24ドットとされている。
【0018】 次に、図9に基づいて本実施例のテープ印字装置の制御系について説明する。 入力部4、5はマイクロコンピュータ25の入力インターフェース26に接続さ れている。入力インターフェース26はバスライン27により中央情報処理装置 (以下、CPUと略称する。)28、リードオンリメモリ(以下、ROMと略称 する。)29、ランダムアクセスメモリ(以下、RAMと略称する。)30、印 字用及び表示用キャラクタジェネレータ(以下、CGROMと略称する。)31 、32及び出力インターフェース33に接続されている。
【0019】 ROM29は本テープ印字装置1の全体の作動を制御するプログラムを記憶し ているプログラムメモリ34、仮名・漢字変換等に用いられる辞書メモリ35を 備えている。また、RAM30は入力バッファ36、印字バッファ37、シフト レジスタ38をはじめ必要なカウンタやレジスタを備えている。更に、CGRO M31は入力された文字等のコードデータに基づいて印字用のドットパターンを 発生するものであり、CGROM32はディスプレイ6に表示すべき表示用のド ットパターンを発生するものである。
【0020】 尚、ここで印字用CGROM31内には、48ドットマトリックス及び24ド ットマトリックスで表された2種類の印字用ドットパターンが記憶されており、 かかるドットパターンデータは一旦印字バッファ37に格納された後、CPU2 8を介してシフトレジスタ38の上位24ビット及び下位24ビットに並列的に 転送される。
【0021】 出力インターフェース33には、ヘッド駆動回路39、モータ駆動回路40、 ディスプレイ駆動回路41、及びモータ駆動回路42が接続され、各々にサーマ ルヘッド21、テープリボン送りモータ43、ディスプレイ6及びカッタ駆動モ ータ44が接続されている。
【0022】 続いて、本実施例のテープ印字装置の動作を図10に示すフローチャートに基 づいて説明する。 電源スイッチキー6の操作により電源が投入されると、ステップ(以下、単に S1で表す。他のステップについても同様とする。)でRAM30内の各バッフ ァ・レジスタ等の初期化、その他の初期設定が行われる。続いて、S2において キーボード4及びダイアル5のスキャンが行われ、どのキースイッチが操作され たか及びどのような印字データが入力されたかが判別される。
【0023】 S3でダイアル5から文字・記号等の印字データが入力されたと判断されると 、S4でデータの入力処理が行われ、データが入力バッファ36に格納されると 共に、S5で印字データに対応するキャラクタが表示用CGROM32を介して ディスプレイ6に表示される。印字データが入力されない場合、S6において印 字スイッチキー7が操作されたかどうかが判断され、操作されたと判断されると S7で入力データに対応して印字用CGROM31で発生されたドットパターン が印字バッファ37に展開される。
【0024】 この場合、通常の印字モードであるので、48ドットのドットマトリックスに よってパターンが展開されることとなる。続いてS8に移行し、印字バッファ3 7に展開されたドットパターンが1ドット列毎にシフトレジスタ38に転送され 、そのドット列が印字される。そして全てのデータが印字されるまで上記動作が 繰り返される(S9)。この結果、発熱素子21Aの全長にわたる48ドットの ドットマトリックスで表された印字結果が得られる。
【0025】 S10でテープカットスイッチキー10が操作されたと判断されると、S11 において図示しないテープカッタによりテープ12及び両面粘着テープ17が切 断され、所望の長さのテープが作成される。 S12で複数色印字スイッチキー8が押下されると、S13が実行される。S 13では、印字方向スイッチキー9によりどのテープ作成モードが選択されてい るかが検出される。
【0026】 ここで、作成モードAが検出された場合、S14に進む。作成モードAは図3 に示すようなテープTを作成するモードであり、テープTの幅方向に関する中心 線Oを境界としてその両側に文字列が同じように印字される。続いて、S14に おいては、入力データを印字バッファ37に24ドットの文字パターンとして展 開した後、印字バッファ37の先頭ドット列から順にシフトレジスタ38の上位 24ビットと下位24ビットとにドットデータを並列的に転送してS17に移行 する。
【0027】 また、S13において作成モードBが検出されると、S15においてS14と 同様に入力データを印字バッファ37に24ドットの文字パターンとして展開し た後に、印字バッファ37の先頭ドット列から順にシフトレジスタ38の下位2 4ビットにドットデータを転送すると共に、印字バッファ37の最終ドット列か ら逆にシフトレジスタ38の上位24ビットにドットデータを上下反転させて転 送し、S17に移行する。ここに、作成モードBは図4に示すようなテープTを 作成するモードであり、テープTの幅方向に関する中心線Oを境界としてその両 側に文字列がテープTのいずれの側から見ても横書きの正像となるように印字さ れるものである。
【0028】 即ち、テープTの上段には、下段に印字される文字列に対し上下左右対称の虚 像文字列が印字されることとなる。 更に、S13で作成モードCが検出されると、S16において入力データを印 字バッファ37に24ドットのドットパターンとして展開した後に、印字バッフ ァ37の先頭ドット行から順にシフトレジスタ38の上位24ビットと下位24 ビットとにドットデータを並列的に転送することによって、ドットパターンの縦 横変換を行いS17に移行する。ここに、作成モードCは図5に示すようなテー プTを作成するモードであり、テープTの幅方向の中心線Oを境界としてその両 側に長さ方向から見て縦書きとなるように印字するものである。
【0029】 更に、S17、S18においては、シフトレジスタ38に転送されてくるドッ トデータについて入力された文字列全てが印字されるまで印字動作を行う。 尚、S19において上記以外の他のキースイッチが操作された場合には、S2 0において操作されたキースイッチに対応する処理が行われる。例えば、仮名漢 字変換等の処理が必要に応じて行われる。
【0030】 次に、本発明の他の実施例について説明する。上記実施例では、通常の印字( 48ドットマトリックスによる一行印字)と複数色印字(24ドットマトリック スによる上下2段の2行印字)とを、印字スイッチキー7と8との使い分けによ りモード設定していたが、他の実施例ではこれを自動的に行うようにせんとする ものである。
【0031】 以下、他の実施例を図11乃至図13に基づいて説明する。尚、上記実施例と 同一のものについては同一符号を付して説明し、基本構成が同じものについては 上記実施例の説明を参照することとして詳細な説明は省略し、構成が異なる部分 のみを説明する。
【0032】 テープ印字装置50は、上記実施例のテープ印字装置1と基本構成を同じくし 、テープ収納カセットの載置部51にマイクロスイッチ52が配設されている点 で構成を異にする。かかるカセット載置部51には、図12及び図13に示す2 種類のテープ収納カセット53、54が載置される。
【0033】 図12に示すテープ収納カセット53は、通常の一色印字の場合に使用される カセットであり、フィルムテープ55は一色のみの着色が施されているものであ り、また、熱転写リボン56も同様に一色のみのインクが塗布されてなるもので ある。 この点、上記実施例に使用されるフィルムテープ12、熱転写リボン14とは 異なる。かかるテープ収納カセット53がカセット載置部51に載置されると、 収納カセット53の底壁がマイクロスイッチ52を押下する。
【0034】 このマイクロスイッチ52の押下により、ONまたはOFF信号からなるスイ ッチ信号が発生し、このスイッチ信号をCPU28が入力インターフェース26 を介して検出する。これにより、CPU28は、通常の一色印字モードであると 判断し、これに基づいて印字制御を行いテープTを作成する。
【0035】 また、図13に示すテープ収納セット54は、複数色印字の場合に使用される ものであり、両面粘着テープスプール18に巻回されている両面粘着テープ57 は、一色のみ又は上下2段に相互に異なる色で着色が施されたテープの一面に粘 着剤を介して離型紙を貼着してなるものである。また、熱転写リボン59は、前 記両面粘着テープと相対する領域の色とは各々相互に異なる色のインクにより上 下2段に塗り分けられてなるものである。
【0036】 また、テープ収納カセット54の底壁には、カセット載置部51に配設された マイクロスイッチ52に対応して、透孔58が穿設されている。尚、このテープ 収納カセット54の他の部材は上記テープ収納カセット53と同一である。かか るテープ収納カセット54をカセット載置部51に載置した場合、マイクロスイ ッチ52は透孔58を介して透孔58内に挿通されるので、テープ収納カセット 54の底壁がマイクロスイッチ52を押下することはない。
【0037】 従って、テープ収納カセット53の場合とは異なりスイッチ信号が発生されな い。この場合、CPU28は複数色印字モードと判断し、両面粘着テープ57の 離型紙が貼着された側とは反対側の面に、熱転写リボン56により複数色印字を 行うように印字制御してテープTを作成する。
【0038】 このように、他の実施例に係るテープ印字装置によれば、使用者が特に一色印 字モードか複数色印字モードかをスイッチにより指定しなくても、カセット載置 部51に配設されたマイクロスイッチ52から発せられるスイッチ信号の有無を CPU28が検出することにより、いずれの印字モードで印字制御すべきかを自 動的に判別し得る。
【0039】 以上詳細に説明した通り本実施例のテープ印字装置によれば、複数色印字スイ ッチキー8の一回の操作によりサーマルヘッド21の複数個の発熱素子21Aが 上下2段に分割して印字駆動され、この結果、フィルムテープ12の2つの印字 領域12A、12Bと熱転写リボン14の2つのインク領域14A、14Bとを 介してフィルムテープ12の上下2段に分けて文字等が印字されるので、相互に 異なる色の文字等が印字されたテープTを得ることができる。
【0040】 このように作成されたテープTはビデオカセットやオーディオカセットの背部 等に貼着されて使用される。かかるテープTは上記のように録画内容や録音内容 が必要に応じて上下2段に相互に異なった色で印字されており、カセット等の整 理を容易になし得るものである。
【0041】 また、他の実施例のテープ印字装置では、予め一色印字モードと複数色印字モ ード用のテープ収納カセット53、54を用意しておき、カセット載置部51に 配設されたマイクロスイッチ52によりカセットの種類を自動的に判別して印字 モードを判断できるようにしたので、使用者がスイッチにより印字モードの指定 を行う必要がなく、これより印字モードの指定を誤ったまま印字する虞は全くな い。
【0042】 尚、上記実施例ではフィルムテープ12と熱転写リボン14の双方を上下2段 に各々相互に異なる色の領域に区分したが、これに限定する必要はなく2段以上 の複数段の領域に区分しても良いことは勿論である。
【0043】 また、上記実施例では、いずれもテープTの上下2段のそれぞれに印字される 文字等は同一の文字等が印字される場合を例にとって説明したが、本出願人が平 成3年3月28日付で出願した特願平3−91492号にて詳細に説明したよう に、フィルムテープ12の印字領域を上下2段の印字行に分割し、入力されるキ ャラクタコードデータを各印字行に対応させるとともに、各印字行のデータを再 配列メモリに再配列しつつ印字制御を行えば、各印字行において相互に異なる文 字等をそれぞれ相異なる色で印字できることは言うまでもない。
【0044】
【考案の効果】
以上の通り本考案に係るテープ印字装置はサーマルヘッドによる一度の印字を 行うことにより互いに異なる色の文字等を複数段にわたって印字することができ 、もってビデオカセット等の整理を容易になし得るテープを作成可能なテープ印 字装置を提供し得、産業上奏する効果は大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】テープ印字装置の斜視図である。
【図2】テープ印字装置の上ケース及びテープ収納カセ
ットの上蓋を除いて示す主要部の平面図である。
【図3】作成モードAで作成したテープの印字例を示す
拡大平面図である。
【図4】作成モードBで作成したテープの印字例を示す
拡大平面図である。
【図5】作成モードCで作成したテープの印字例を示す
拡大平面図である。
【図6】フィルムテープの拡大平面図である。
【図7】熱転写リボンの拡大平面図である。
【図8】サーマルヘッドの拡大説明図である。
【図9】テープ印字装置の制御系を示すブロック図であ
る。
【図10】テープ印字装置の動作を示すフローチャート
である。
【図11】他の実施例に係るテープ印字装置を示す斜視
図である。
【図12】他の実施例に係るテープ印字装置において通
常印字モードで使用されるテープ収納カセットの上蓋を
除いて示す平面図である。
【図13】他の実施例に係るテープ印字装置において複
数色印字モードで使用されるテープ収納カセットの上蓋
を除いて示す平面図である。
【符号の説明】
1 テープ印字装置 4 キーボード 5 文字・記号入力用ダイアル 7 印字スイッチキー 8 複数色印字スイッチキー 9 印字方向スイッチキー 12 フィルムテープ 12A、12B 印字領域 14 熱転写リボン 14A、14B インク領域 21 サーマルヘッド 21A 発熱素子 28 CPU 29 ROM 30 RAM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 2/325 33/16 7318−2C 35/18 7318−2C 8907−2C B41J 3/20 117 C

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字制御手段により複数の発熱素子を縦
    列してなるサーマルヘッドの印字制御を行い、熱転写リ
    ボンを介してフィルムテープ上に文字、記号の印字を行
    うことによりテープを作成するテープ印字装置におい
    て、前記熱転写リボン及びフィルムテープの一方はその
    長さ方向に互いに異なる色の少なくとも2つの領域を有
    し、前記印字制御手段は前記複数の発熱素子を前記各領
    域に対応するグループに分割しつつ印字制御を行うこと
    を特徴とするテープ印字装置。
  2. 【請求項2】 印字制御手段により複数の発熱素子を縦
    列してなるサーマルヘッドの印字制御を行い、熱転写リ
    ボンを介してフィルムテープ上に文字、記号の印字を行
    うことによりテープを作成するテープ印字装置におい
    て、前記熱転写リボンは互いに異なる色のインクがリボ
    ンの長さ方向に塗り分けられた少なくとも2つのインク
    領域を有するとともに、前記フィルムテープは前記各イ
    ンク領域に対向して各インク領域の色とは異なる着色が
    フィルムテープの長さ方向に施された少なくとも2つの
    印字領域が設けられ、前記印字制御手段は前記複数の発
    熱素子を前記各インク領域に対応するグループに分割し
    つつ印字制御を行うことを特徴とするテープ印字装置。
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