JPH0543519U - 変圧器 - Google Patents

変圧器

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Publication number
JPH0543519U
JPH0543519U JP10092191U JP10092191U JPH0543519U JP H0543519 U JPH0543519 U JP H0543519U JP 10092191 U JP10092191 U JP 10092191U JP 10092191 U JP10092191 U JP 10092191U JP H0543519 U JPH0543519 U JP H0543519U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage winding
winding
shields
low
shield
Prior art date
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Pending
Application number
JP10092191U
Other languages
English (en)
Inventor
直樹 茂木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tamura Corp
Original Assignee
Tamura Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Tamura Corp filed Critical Tamura Corp
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Publication of JPH0543519U publication Critical patent/JPH0543519U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低,高電圧巻線自体をコロナ放電から保護す
る。 【構成】 低電圧巻線2側と高電圧巻線5側にそれぞれ
シールド1,4を設け、かつシールド1,4の内側にそ
れぞれ前記低電圧巻線2,高電圧巻線5を配置し、それ
ぞれ接続した構成とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、コロナ放電による巻線の損傷を防止し、信頼性を向上させた変圧 器に関する。
【0002】
【従来の技術】
変圧器は、通常、図5に示すように、低電圧巻線2と高電圧巻線5とを有して おり、低電圧巻線2と高電圧巻線5との間に絶縁紙bを介在させたり、充分な絶 縁距離aを確保し、両者間の絶縁破壊が生じるのを防止している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、ミクロ的に巻線を見ると、低電圧巻線2と高電圧巻線5との巻 線1本1本が、図4に示すように対向し、この対向する部分は電位差を持ち、常 にさらされている状態にある。
【0004】 しかるに、巻線は銅材の如き導体の回りに絶縁被膜が設けられた電線を巻回し て構成されている。この場合、巻線の一部に絶縁被膜の剥離があったり、巻線間 に充填した樹脂の一部にクラックがあったりするとコロナ放電が生じる。
【0005】 このコロナ放電cがあると、巻線の被膜の損傷が進行し、やがて剥離がある電 線dの隣りの電線eがショートし、隣同志の自己の巻線相互がショートしてしま うおそれがある。
【0006】 この考案は上記のことに鑑み提案されたもので、その目的とするところは、コ ロナ放電があっても巻線を保護し得、信頼性を向上させた変圧器を提供すること にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】 この考案は、低電圧巻線2側と高電圧巻線5側にそれぞれシールド1,4を設 け、かつシールド1,4の内側にそれぞれ前記低電圧巻線2,高電圧巻線5を配 置し、それぞれ対応するシールド1,4と接続した構成とすることにより、上記 目的を達成している。
【0008】
【作用】
本考案では、低電圧巻線2と高電圧巻線5の外側にシールド1,4をそれぞれ 設け、低電圧巻線2側のシールド1を低電圧巻線2に、また、高電圧巻線5側の シールド4を高電圧巻線5に接続し、それぞれ同電位とし、各シールド1,4を 一種のバリヤーとして利用している。すなわち、各巻線相互を、従前のように、 電線と電線とを対向させて、つき合わせる構造だと径の小さい程、電位が集中し 易く、コロナ放電上不利だが、シールド1,4によって面と面とのつき合わせと し、例えばクラックがあるなどしてシールド1,4間にコロナ放電があっても面 と面とのつき合わせとしたため、電位が集中することなく、また、低,高電圧巻 線2,5をそれぞれシールド1,4の内側に位置させ、巻線の被膜が損傷するこ となく、巻線を保護するようにしている。
【0009】 なお、変圧器には、電気的な性能を得るために巻線中にシールドを設けたもの が従来から存在するが、この場合、シールドはグランドに接地した構造となって おり、これに対し、この考案では、各シールド1,4を各巻線2,5に接続した 構造で、その作用・効果は上述のように、自己の巻線を保護することにあり、従 来のものとは構造、作用等が顕著に異なるものである。
【0010】
【実施例】
図1は本考案の一実施例の基本原理、図2は一具体例を示すものであり、これ らの図中1は低電圧巻線2側に設けられた薄い金属板からなるシールドで、この シールド1の内側に低電圧巻線2が位置され、かつ電線3によって低電圧巻線2 と接続されている。また、4は高電圧巻線5側に設けられたシールドで、この内 側に高電圧巻線5が位置され、かつ電線6によって接続されている。なお、各シ ールド間は所定の絶縁距離aとなっている。また、図2中、符号8は鉄心である 。
【0011】 しかして、従来では、各巻線は、図4に示すように、径の小さい電線と電線、 つまり、言わば点と点とのつき合わせで、電位がその間に集中し易かったが、こ の考案では図3に示すように、シールド1,4により面と面とのつき合わせとし 、かつ各シールド1,4の内側に低,高電圧巻線2,5を設け、シールド1,4 によって巻線2,5を保護するようにしている。
【0012】
【考案の効果】
以上のように構成した本考案によれば、低,高電圧巻線2,5間にシールド1 ,4を設けたので、シールド1,4によって各巻線が対向する部分との電位差に 直接さらされないため、その間にコロナ放電が生じても、その内側にある低,高 電圧巻線2,5を保護することができ、耐電圧が向上し、かつ信頼性も向上する 効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の基本構造説明図。
【図2】本考案の一具体例。
【図3】本考案の動作説明図。
【図4】従来例の動作説明図。
【図5】従来例。
【符号の説明】
1 シールド 2 低電圧巻線 3 電線 4 シールド 5 高電圧巻線 6 電線

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低電圧巻線2側と高電圧巻線5側にそれ
    ぞれシールド1,4を設け、かつシールド1,4の内側
    にそれぞれ前記低電圧巻線2,高電圧巻線5を配置し、
    それぞれ対応するシールド1,4と接続したことを特徴
    とする変圧器。
JP10092191U 1991-11-12 1991-11-12 変圧器 Pending JPH0543519U (ja)

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JP10092191U JPH0543519U (ja) 1991-11-12 1991-11-12 変圧器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10092191U JPH0543519U (ja) 1991-11-12 1991-11-12 変圧器

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JPH0543519U true JPH0543519U (ja) 1993-06-11

Family

ID=14286814

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JP10092191U Pending JPH0543519U (ja) 1991-11-12 1991-11-12 変圧器

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JP (1) JPH0543519U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017051053A (ja) * 2015-09-04 2017-03-09 株式会社豊田自動織機 アクティブクランプフォワード型dc−dcコンバータ回路

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5226421A (en) * 1975-08-22 1977-02-28 Sony Corp Transformer

Patent Citations (1)

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