JPS6123644B2 - - Google Patents
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- JPS6123644B2 JPS6123644B2 JP52067971A JP6797177A JPS6123644B2 JP S6123644 B2 JPS6123644 B2 JP S6123644B2 JP 52067971 A JP52067971 A JP 52067971A JP 6797177 A JP6797177 A JP 6797177A JP S6123644 B2 JPS6123644 B2 JP S6123644B2
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- Insulating Of Coils (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、超高電圧大電流機器における耐電
圧劣化を防止するための複合絶縁層間のボイド放
電防止方法に関するものである。
圧劣化を防止するための複合絶縁層間のボイド放
電防止方法に関するものである。
ここで超電圧大電流機器とは、電圧、電流が少
なくとも20KV,10KA以上を取扱う機器で、通
常30〜100KV,100〜1000KAを扱う機器をい
う。
なくとも20KV,10KA以上を取扱う機器で、通
常30〜100KV,100〜1000KAを扱う機器をい
う。
この発明は極めて狭い空間に高電圧部品が固体
絶縁物でおおわれて配置されている機器又は装置
例えば、プラズマ実験装置用のブロツク型コイル
の絶縁破壊を防止することを目的としている。
絶縁物でおおわれて配置されている機器又は装置
例えば、プラズマ実験装置用のブロツク型コイル
の絶縁破壊を防止することを目的としている。
以下説明の都合上、前記プラズマ実験装置用の
ブロツク型コイルを例にとる。
ブロツク型コイルを例にとる。
プラズマ実験装置の中には、高速に立上る強い
磁場が要求されるものがある。この要求にこたえ
るには強固なブロツク構造の一巻きコイルに、超
高電圧に充電されたコンデンサの電荷を放電する
方式がしばしば使われている。特にプラズマ実験
装置の場合、複雑な磁場配位を作るため、このよ
うなブロツク型コイルをいくつか組み合わせ、こ
れらのコイルに独立の超高電圧電源から時間間隔
を制御しながら通電する。この時、これらのコイ
ル間相互の超高電圧絶縁が困難な問題となつてい
る。これをさらに図面によつて説明する。
磁場が要求されるものがある。この要求にこたえ
るには強固なブロツク構造の一巻きコイルに、超
高電圧に充電されたコンデンサの電荷を放電する
方式がしばしば使われている。特にプラズマ実験
装置の場合、複雑な磁場配位を作るため、このよ
うなブロツク型コイルをいくつか組み合わせ、こ
れらのコイルに独立の超高電圧電源から時間間隔
を制御しながら通電する。この時、これらのコイ
ル間相互の超高電圧絶縁が困難な問題となつてい
る。これをさらに図面によつて説明する。
第1図は従来のプラズマ実験装置用のブロツク
型コイルの要部の拡大断面図である。図中1,2
は超高電圧が印加されるコイル導体で、それぞれ
エポキシ樹脂などの絶縁物3,4によつておおわ
れており、その厚みtを十分にとつて耐電圧をも
たせている。このようなコイル導体1,2を近接
させて配置した場合、絶縁物3,4の接している
空気層部分からボイド放電が発生し次第に絶縁が
劣化する経年劣化が不可避である。その原因は下
記のようである。
型コイルの要部の拡大断面図である。図中1,2
は超高電圧が印加されるコイル導体で、それぞれ
エポキシ樹脂などの絶縁物3,4によつておおわ
れており、その厚みtを十分にとつて耐電圧をも
たせている。このようなコイル導体1,2を近接
させて配置した場合、絶縁物3,4の接している
空気層部分からボイド放電が発生し次第に絶縁が
劣化する経年劣化が不可避である。その原因は下
記のようである。
第1図において、絶縁物3,4をいかに接触さ
せても両者間には空気層5が存在する部分が生じ
てしまう。これは絶縁物3,4の当接する面は完
全な平面でないためである。これらの関係を模式
的に示したのが第2図である。
せても両者間には空気層5が存在する部分が生じ
てしまう。これは絶縁物3,4の当接する面は完
全な平面でないためである。これらの関係を模式
的に示したのが第2図である。
第2図において、εは絶縁物3,4の誘電率、
ε0は空間層5の誘電率、tは絶縁物3,4の厚
み、dは空気層5の厚み、vはコイル導体1,2
間に印加される電圧、v0は空気層5に印加される
電圧である。電圧v0は で表わさせる。こゝにεsは絶縁物3,4の比誘
電率で、ε≒εsεpである。
ε0は空間層5の誘電率、tは絶縁物3,4の厚
み、dは空気層5の厚み、vはコイル導体1,2
間に印加される電圧、v0は空気層5に印加される
電圧である。電圧v0は で表わさせる。こゝにεsは絶縁物3,4の比誘
電率で、ε≒εsεpである。
一例として、v=100KV,t=5mm,d=0.1
mm,εs=25の場合について上式を用いて計算す
ると、空気層5に生ずる電圧はvp=2.43KVとな
り、空気の絶縁破壊耐圧は0.1mmでは0.33KV程度
であるから、7倍以上の電圧がかかりこの空気層
5でのボイド放電は不可避な現象である。
mm,εs=25の場合について上式を用いて計算す
ると、空気層5に生ずる電圧はvp=2.43KVとな
り、空気の絶縁破壊耐圧は0.1mmでは0.33KV程度
であるから、7倍以上の電圧がかかりこの空気層
5でのボイド放電は不可避な現象である。
そのため、時間の経過とともに、絶縁物3,4
もこの放電により劣化を起し、次第に絶縁が低下
し数百万アンペアを流しているプラズマ実験装置
などでは爆発に近い重大な事故を招くに至るので
ある。
もこの放電により劣化を起し、次第に絶縁が低下
し数百万アンペアを流しているプラズマ実験装置
などでは爆発に近い重大な事故を招くに至るので
ある。
上記の理由によつてコイル導体1,2をあまり
近接させると両者の絶縁物3,4の絶縁が劣化す
るため、どうしても両者の間隔を大にするか、全
体を絶縁油中に入れてこのボイド放電を防止する
などの方法が講じられているが、この方法では機
器の大型化は避けられない。一方絶縁油を使用す
る場合には油漏れなどの事故が発生するおそれが
あり、プラズマ実験装置のように信頼性を特に必
要とするものには適さない欠点があつた。
近接させると両者の絶縁物3,4の絶縁が劣化す
るため、どうしても両者の間隔を大にするか、全
体を絶縁油中に入れてこのボイド放電を防止する
などの方法が講じられているが、この方法では機
器の大型化は避けられない。一方絶縁油を使用す
る場合には油漏れなどの事故が発生するおそれが
あり、プラズマ実験装置のように信頼性を特に必
要とするものには適さない欠点があつた。
この発明は上記の欠点に鑑みなされたものであ
る。以下この発明について説明する。
る。以下この発明について説明する。
第3図はこの発明の一実施例を説明するための
第1図と同様のコイルを示すもので、番号1〜5
は第1図に示すものと同じ部分である。6,7は
前記絶縁物3,4の互に接触する表面にそれぞれ
設けた半電導層で、コイル導体1,2は表面の半
電導層6,7を互に接触させて配置してある。
第1図と同様のコイルを示すもので、番号1〜5
は第1図に示すものと同じ部分である。6,7は
前記絶縁物3,4の互に接触する表面にそれぞれ
設けた半電導層で、コイル導体1,2は表面の半
電導層6,7を互に接触させて配置してある。
この作用について模式図第4図を参照して説明
すると、半電導層6,7は互に接触8しているた
め、両者間にたとえ空気層5が形成されたとして
も空気層5は半電導層6,7で囲まれているので
空気層5内に電界は発生しない。したがつても空
気層5が存在しても、ボイド放電が起ることはな
い。
すると、半電導層6,7は互に接触8しているた
め、両者間にたとえ空気層5が形成されたとして
も空気層5は半電導層6,7で囲まれているので
空気層5内に電界は発生しない。したがつても空
気層5が存在しても、ボイド放電が起ることはな
い。
上記の第3図においては半電導層6,7を絶縁
物3,4の接触面周辺附近のみに形成しているが
これは電圧印加点から充分はなれ絶縁破壊などの
恐れがなければ絶縁物3,4の全表面に形成して
も良い。また、半電導層6,7の形成には銀ペー
スト等の塗料や、導電性の有するブラツクテープ
等のテープ材など種々のものを使用できるが、要
はコイル導体1,2を絶縁するという見地からは
なるべく抵抗値の大きい方が望ましく、一方、空
気層5内に電界を発生させないという見地からは
なるべく抵抗値の低い方がよく、そのため機器装
置の電圧等を考慮し適当な抵抗値の半電導層を形
成する材料を用いるものとする。
物3,4の接触面周辺附近のみに形成しているが
これは電圧印加点から充分はなれ絶縁破壊などの
恐れがなければ絶縁物3,4の全表面に形成して
も良い。また、半電導層6,7の形成には銀ペー
スト等の塗料や、導電性の有するブラツクテープ
等のテープ材など種々のものを使用できるが、要
はコイル導体1,2を絶縁するという見地からは
なるべく抵抗値の大きい方が望ましく、一方、空
気層5内に電界を発生させないという見地からは
なるべく抵抗値の低い方がよく、そのため機器装
置の電圧等を考慮し適当な抵抗値の半電導層を形
成する材料を用いるものとする。
なお、上記実施例ではコイル導体1,2を用い
たプラズマ実験装置を例にとつて説明したが、こ
の発明はこれらに限定されるものではなく、各種
の超高電圧大電流機器に適用できることは明らか
である。
たプラズマ実験装置を例にとつて説明したが、こ
の発明はこれらに限定されるものではなく、各種
の超高電圧大電流機器に適用できることは明らか
である。
以上詳細に説明したように、この発明は超高電
圧が印加される一対の金属部がそれぞれ絶縁物で
おゝわれ、しかも互に近接して設置されて、前記
各絶縁物が前記金属部間で複合絶縁層を構成する
超高電圧大電流機器において、絶縁物が互に接触
する面全体にそれぞれ半電導層を形成して、これ
らの半電導層を互に接触させて配置しているた
め、たとえ半電導層間に空間ができたとしても、
ボイド放電を起すことがない。従つて従来のよう
にボイド放電による絶縁劣化を起すことが全くな
い。そのため、各種超高電圧大電流配電設備、プ
ラズマ実験装置に用いるような大電流超高電圧イ
ンダクタ等の電力機器、その他超高電圧によるボ
イド放電により耐電圧劣化を起す機器、装置に適
用することにより極めて有効に耐久性、信頼性の
向上を図ることが出来その利用が期待されるもの
である。
圧が印加される一対の金属部がそれぞれ絶縁物で
おゝわれ、しかも互に近接して設置されて、前記
各絶縁物が前記金属部間で複合絶縁層を構成する
超高電圧大電流機器において、絶縁物が互に接触
する面全体にそれぞれ半電導層を形成して、これ
らの半電導層を互に接触させて配置しているた
め、たとえ半電導層間に空間ができたとしても、
ボイド放電を起すことがない。従つて従来のよう
にボイド放電による絶縁劣化を起すことが全くな
い。そのため、各種超高電圧大電流配電設備、プ
ラズマ実験装置に用いるような大電流超高電圧イ
ンダクタ等の電力機器、その他超高電圧によるボ
イド放電により耐電圧劣化を起す機器、装置に適
用することにより極めて有効に耐久性、信頼性の
向上を図ることが出来その利用が期待されるもの
である。
第1図は従来のプラズマ実験装置用のブロツク
型コイルの要部の拡大断面図、第2図は第1図の
各部の関係を示す模式図、第3図はこの発明の一
実施例を説明するための第1図と同様なブロツク
型コイルの要部の拡大断面図、第4図は第3図の
各部の関係を示す模式図である。 図中1,2はコイル導体、3,4は絶縁物、5
は空気層、6,7は半電導層、8は接触を示す。
型コイルの要部の拡大断面図、第2図は第1図の
各部の関係を示す模式図、第3図はこの発明の一
実施例を説明するための第1図と同様なブロツク
型コイルの要部の拡大断面図、第4図は第3図の
各部の関係を示す模式図である。 図中1,2はコイル導体、3,4は絶縁物、5
は空気層、6,7は半電導層、8は接触を示す。
Claims (1)
- 1 超高電圧が印加される一対の金属部がそれぞ
れ絶縁物でおおわれ、しかも互いに近接して設置
されて前記各絶縁物が前記金属部間で複合絶縁層
を構成する超高電圧大電流機器において、前記両
絶縁物が互いに接触する面全体にそれぞれ半電導
層を形成し、これらの半電導層を互いに接触させ
て前記絶縁物間のボイド放電を防止することを特
徴とする複合絶縁層間のボイド放電防止方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6797177A JPS543263A (en) | 1977-06-10 | 1977-06-10 | Method of preventing void discharge between composite insulating layers |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6797177A JPS543263A (en) | 1977-06-10 | 1977-06-10 | Method of preventing void discharge between composite insulating layers |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS543263A JPS543263A (en) | 1979-01-11 |
JPS6123644B2 true JPS6123644B2 (ja) | 1986-06-06 |
Family
ID=13360371
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6797177A Granted JPS543263A (en) | 1977-06-10 | 1977-06-10 | Method of preventing void discharge between composite insulating layers |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS543263A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60191730A (ja) * | 1983-12-12 | 1985-09-30 | Mitsubishi Electric Corp | 放電加工装置 |
JPS60191728A (ja) * | 1983-12-12 | 1985-09-30 | Mitsubishi Electric Corp | 放電加工装置 |
-
1977
- 1977-06-10 JP JP6797177A patent/JPS543263A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS543263A (en) | 1979-01-11 |
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