JPH0543426A - 毛髪処理剤組成物 - Google Patents

毛髪処理剤組成物

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JPH0543426A
JPH0543426A JP20526891A JP20526891A JPH0543426A JP H0543426 A JPH0543426 A JP H0543426A JP 20526891 A JP20526891 A JP 20526891A JP 20526891 A JP20526891 A JP 20526891A JP H0543426 A JPH0543426 A JP H0543426A
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JP
Japan
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hair
acid
composition
treatment composition
hair treatment
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Application number
JP20526891A
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English (en)
Inventor
Takashi Ito
隆司 伊藤
Takayoshi Kajino
孝好 梶野
Rei Miyaji
礼 宮地
Toru Yoshihara
徹 吉原
Jiro Kawase
次朗 川瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Priority to DE69212254T priority patent/DE69212254T2/de
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 有機溶剤及びアズレンスルホン酸類を含有す
る毛髪処理剤組成物。 【効果】 本発明によれば、短時間の処理で毛髪に充分
なはり/こしを付与することができ、且つその効果が長
時間持続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は毛髪にはり/こしを付与
する毛髪処理剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】毛髪に
関する悩みの中には、髪にはり/こしがない、ボリュー
ムがないといった毛髪の低弾性に関するものが少なくな
い。これらの悩みを持った人々の欲求を満たすため、従
来より、はり/こし付与剤やコンディショニング剤を配
合した毛髪処理剤が数多く使用されている。しかし、こ
れらの大部分は毛髪表面への剤の吸着などにより効果が
発現されるものであって、洗髪時に落とされてしまうた
め、常時処理を行わねばならず、その手間ははなはだわ
ずらわしい。また、毛髪内部に浸透させて効果を発現さ
せようとする試がなされており、例えばナフタレンスル
ホン酸の水溶液で毛髪を処理することが報告されている
(J.Soc.Cosmet.Chem.,36,87
〜99,1985)。しかし、これも毛髪への浸透性が
悪く、処理に長時間を要すると共に、効果も充分でなか
った。
【0003】
【課題を解決するための手段】このような実情におい
て、本発明者は鋭意研究を行った結果、アズレンスルホ
ン酸類と有機溶剤を組合せて配合した処理剤は、短時間
の処理で毛髪の弾性を改善し、毛髪にはり/こしを与
え、かつこの弾性は長期間保持されることを見出し、本
発明を完成した。
【0004】従って、本発明は、有機溶剤及びアズレン
スルホン酸類を含有する毛髪処理剤を提供するものであ
る。
【0005】本発明において、アズレンスルホン酸類と
しては、例えばグアイアズレンスルホン酸、1−アズレ
ンスルホン酸、3−アセチル−7−イソプロピル−1−
アズレンスルホン酸、3−(2−ヒドロキシエチル)−
7−イソプロピル−1−アズレンスルホン酸、3−メチ
ル−7−イソプロピル−1−アズレンスルホン酸、7−
イソプロピル−1−アズレンスルホン酸、3−フェニル
−6−イソプロピル−1−アズレンスルホン酸、1,4
−ジメチル−7−イソプロピル−2−アズレンスルホン
酸、4−エトキシ−3−エチル−6−イソプロピル−1
−アズレンスルホン酸、1,3−アズレンジスルホン
酸、4,6,8−トリメチル−1,3−アズレンジスル
ホン酸、1,3−ビス(1,1−ジメチルエチル)−
5,7−アズレンジスルホン酸、1,3−ビス(1,1
−ジメチルエチル)−5−アズレンスルホン酸、3−ホ
ルミル−4,6,8−トリメチル−1−アズレンスルホ
ン酸又はその塩が挙げられる。それらの塩としては、ナ
トリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、アンモニウム
塩、有機4級アンモニウム塩が挙げられる。
【0006】アズレンスルホン酸類の配合量は0.1〜
10重量%(以下、単に%で示す)、特に1〜5%が好
ましい。0.1%未満では毛髪処理の効果が充分でな
く、10%を超えてもその増加分に見合うだけの効果の
向上が得られない。
【0007】本発明において、有機溶剤としては、次式
(1)で表わされる化合物、次式(2)で表わされるN
−アルキルピロリドン又は炭素数1〜4のアルキレンカ
ーボネートが挙げられる。
【0008】
【化3】
【0009】
【化4】
【0010】これらの有機溶剤の具体例としては、例え
ばエタノール、イソプロパノール、n−プロパノール、
n−ブタノール、イソブタノール、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、1,3−ブタンジオール、
ベンジルアルコール、シンナミルアルコール、フェネチ
ルアルコール、p−アニシルアルコール、p−メチルベ
ンジルアルコール、フェノキシエタノール、2−ベンジ
ロキシエタノール、メチルカルビトール、エチルカルビ
トール、プロピルカルビトール、ブチルカルビトール、
トリエチレングリコールモノエチルエーテル、トリエチ
レングリコールモノブチルエーテル、グリセリン、N−
メチルピロリドン、N−オクチルピロリドン、N−ラウ
リルピロリドン等が挙げられる。
【0011】斯かる有機溶剤の配合量は0.5〜50
%、特に2〜30%が好ましい。0.5%未満では充分
な効果を奏さず、50%を超えて配合しても、効果の向
上は認められない。また、水と有機溶剤との混合割合
は、溶剤の水溶性にもよるが、溶剤:水=20:80〜
50:50が好ましい。
【0012】本発明の毛髪処理剤組成物には、更に酸ま
たはアルカリを添加して、そのpHを特定領域に調整する
のが、毛髪を充分に膨潤させ、毛髪内へナフタレンスル
ホン酸類の浸透を促進するために効果的である。すなわ
ち、酸を添加する場合には組成物のpHを2〜5に調整す
るのが、またアルカリを添加する場合には組成物のpHを
8〜11に調整するのが好ましい。組成物のpHが2未満
または11超では毛髪が損傷される恐れがある。酸また
はアルカリによる毛髪の膨潤に関しては、バットらの研
究報告〔G.Ramachandra Bhat e
t.al.,J.Soc.Cosmet.Chem.,
32f,393−405(1981)〕があり、この研
究報告においては酸として塩酸を、アルカリとして水酸
化ナトリウムを用いているが、毛髪自身がイオン交換体
であるため、本発明においては、酸としては有機酸また
はリン酸を、アルカリとしてはアンモニアまたは有機ア
ミンを用いることが好ましい。
【0013】上記の有機酸としては、クエン酸、グリコ
ール酸、コハク酸、酒石酸、乳酸、酢酸、フマル酸、リ
ンゴ酸、レブリン酸、酪酸、吉草酸、シュウ酸、マレイ
ン酸、フタル酸、マンデル酸等が挙げられる。また上記
有機アミンとしては、モノエタノールアミン、ジエタノ
ールアミン、トリエタノールアミン、アミノヒドロキシ
メチルプロパンジオール、2−アミノ−2−メチル−1
−プロパノール、2−アミノ−2−メチル−1,3−プ
ロパンジオール、あるいはアルギニン等の塩基性アミノ
酸等が挙げられる。
【0014】これらの酸またはアルカリは、単独もしく
は組合わせて用いることができ、組成物のpHが上記範囲
となる量で、組成物中に好ましくは0.3〜50%、よ
り好ましくは0.5〜30%配合される。配合量がこれ
以下であると、毛髪のイオン交換能のため膨潤効果がな
く、またこれ以上配合してもこれ以上の効果の増大が認
められない。
【0015】本発明の毛髪処理剤組成物は、上記の有機
溶剤、アズレンスルホン酸類および酸またはアルカリ以
外の成分の残部は通常水である。また、本発明の毛髪処
理剤組成物には、有機酸のナトリウム塩、カリウム塩、
アンモニウム塩等を含有させて、緩衡系を形成させるこ
とが好ましい。
【0016】更に本発明の毛髪処理剤組成物には、本発
明の効果を損なわない範囲で、必要に応じて、ヒドロキ
シエチルセルロース等の増粘剤、界面活性剤、香料、パ
ール化剤、色素、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤等
を配合してもよい。また、毛髪や皮膚の感触を向上させ
るために、カチオン化セルロースなどのカチオン性ポリ
マーや、ジメチルポリシロキサンやアミノ変性シリコー
ンなどのシリコーン誘導体などを配合することもでき
る。
【0017】本発明の毛髪処理剤組成物の使用方法とし
ては、例えば、毛髪に塗布し、一定時間好ましくは5〜
30分間放置後、洗い流す等の方法が挙げられる。放置
している間、適当な温度好ましくは30〜50℃まで加
温してもよい。塗布する毛髪は、ドライの状態でも、洗
髪後の湿った状態でもよい。
【0018】
【発明の効果】本発明の毛髪処理剤組成物によれば、短
時間の処理で毛髪に充分なはり/こしを付与することが
でき、且つその効果が長時間持続する。
【0019】
【実施例】次に実施例を挙げて説明するが、本発明はこ
れらの実施例に限定されるものではない。
【0020】実施例1及び比較例1〜2 表1に示す組成の毛髪処理剤を調製し、次のようにして
その毛髪処理効果を試験した。 (1)使用した毛髪 今までにコールドパーマやブリーチ等の美容処理を行っ
ていない日本人女性の毛髪 (2)評価方法 10gの毛髪の束を作り、その半分を毛髪処理剤組成物
で処理した(40℃、30分間)。流水で洗い流した
後、ヘアドライヤーで乾燥させ、専門パネラー5名で、
毛髪のはり/こしについての一対比較試験を行った。評
価基準は次のとおりとした。 ◎:処理毛の方が非常にはり/こしを感じる ○:処理毛の方がはり/こしを感じる △:未処理毛と同程度である ×:未処理毛よりはり/こしがない 更にこの毛束を市販のシャンプーで4回洗浄、乾燥を繰
り返した後、上記と同様にはり/こしについて評価し
た。 (3)結果 結果は表1に示すとおりである。
【0021】
【表1】
【0022】実施例2 下記の組成の毛髪処理剤組成物を調製し、実施例1と同
様に試験した。 (組成) % (1)2−ベンジルオキシエタノール 5.0 (2)エタノール 25.0 (3)モノエタノールアミン 3.0 (4)塩化アンモニウム 3.0 (5)グアイアズレンスルホン酸ナトリウム 3.0 (6)水 バランス(pH=9.2) 未処理毛に比べ、充分なはり/こしが得られた。この効
果は、シャンプー4回を繰り返した後も認められた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川瀬 次朗 千葉県船橋市西船2−20−5−402

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機溶剤及びアズレンスルホン酸類を含
    有することを特徴とする毛髪処理剤組成物。
  2. 【請求項2】 有機溶剤が次式(1) 【化1】 で表わされる化合物、次式(2) 【化2】 で表わされるN−アルキルピロリドン又は炭素数1〜4
    のアルキレンカーボネートである請求項1記載の毛髪処
    理剤組成物。
  3. 【請求項3】 更に酸を含有し、pHが2〜5であること
    を特徴とする請求項1記載の毛髪処理剤組成物。
  4. 【請求項4】 更にアルカリを含有し、pHが8〜11で
    あることを特徴とする請求項1記載の毛髪処理剤組成
    物。
JP20526891A 1991-08-14 1991-08-15 毛髪処理剤組成物 Pending JPH0543426A (ja)

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AT92113888T ATE140382T1 (de) 1991-08-14 1992-08-14 Haarpflegemittel
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1707239A2 (en) 2005-04-01 2006-10-04 Kao Corporation Hair cleansing composition

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1707239A2 (en) 2005-04-01 2006-10-04 Kao Corporation Hair cleansing composition
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