JP7227371B2 - 脂肪族ジカルボン酸アニオンを含むカルニチン塩又はカルニチン誘導体塩を含む組成物を使用してケラチン繊維を処理するための方法 - Google Patents

脂肪族ジカルボン酸アニオンを含むカルニチン塩又はカルニチン誘導体塩を含む組成物を使用してケラチン繊維を処理するための方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7227371B2
JP7227371B2 JP2021530964A JP2021530964A JP7227371B2 JP 7227371 B2 JP7227371 B2 JP 7227371B2 JP 2021530964 A JP2021530964 A JP 2021530964A JP 2021530964 A JP2021530964 A JP 2021530964A JP 7227371 B2 JP7227371 B2 JP 7227371B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
composition
formula
keratin fibers
carnitine
hair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021530964A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2022509273A (ja
Inventor
アンドリュー・グレーヴ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
LOreal SA
Original Assignee
LOreal SA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by LOreal SA filed Critical LOreal SA
Publication of JP2022509273A publication Critical patent/JP2022509273A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7227371B2 publication Critical patent/JP7227371B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/30Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
    • A61K8/33Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds containing oxygen
    • A61K8/36Carboxylic acids; Salts or anhydrides thereof
    • A61K8/362Polycarboxylic acids
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/30Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
    • A61K8/40Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds containing nitrogen
    • A61K8/41Amines
    • A61K8/416Quaternary ammonium compounds
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q5/00Preparations for care of the hair
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q5/00Preparations for care of the hair
    • A61Q5/12Preparations containing hair conditioners
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q7/00Preparations for affecting hair growth

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Birds (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Dermatology (AREA)
  • Emergency Medicine (AREA)
  • Cosmetics (AREA)

Description

本発明は、ケラチン繊維をケア及び/又は補修するために、脂肪族ジカルボン酸アニオンを含む少なくとも1つのカルニチン塩又はカルニチン誘導体塩を含む組成物を適用することを含む、ケラチン繊維を処理するための方法に関する。
毛髪は、環境汚染及び悪天候等の外部雰囲気中の作用物質のみならず、ブラッシング、コーミング、染毛、脱色、パーマネントウェーブ、縮毛矯正及び洗浄の繰り返し等の機械的又は化学的処理によっても損傷及び弱体化され得る。毛髪は、傷む可能性があり、長期的に脆くなる可能性がある。
したがって、これを回復させるために、通常、毛髪をコンディショニングすることが意図された毛髪用組成物に依存する。しかし、こうした毛髪の処理によって得られるコンディショニング効果は、時間の経過と共に急速に失われ、シャンプー洗浄に対する持続性も完全に満足できるものではない。
カルニチンタルトレート又はカルニチンラクテート等のカルニチン又はその塩を毛髪用組成物に使用できることが知られている(特に(特許文献1)、(特許文献2)及び(特許文献3)を参照されたい)。しかし、これらの組成物は、特にコーミング中の毛髪の破断を防止することに関して必ずしも完全に満足できるものではない。
独国特許出願公開第19539859号明細書 欧州特許第1800654号明細書 欧州特許出願公開第2111852号明細書
したがって、毛髪を処理するための方法であって、特にコーミング時の毛髪の破断を低減するために、且つ長期間持続する様式において、即ちシャンプー洗浄に対して十分な持続性を示す様式において繊維の品質を保持するか又は更に向上させることを可能にする方法を開発することが依然として真に必要とされている。
本出願人は、驚くべきことに、1つ又は複数の脂肪族ジカルボン酸アニオンを有するカルニチン塩又はカルニチン誘導体塩を含む組成物を毛髪に適用することを含む本発明による方法により、これらの問題を全て解決できることを見出した。
第1の態様によれば、本発明の主題は、ケラチン繊維を処理するための方法であって、
i)ケラチン繊維に、式(I):
Figure 0007227371000001
の少なくとも1つの化合物及び水和物等のその溶媒和物を含む組成物(A)を適用するステップを含み、
式(I)において、
・R、R及びRは、同一であるか又は異なり得、(C~C)アルキル基又は(C~C)ヒドロキシアルキル基を表し、
・Rは、水素原子、(C~C)アルキル基又は-C(O)R基を表し、ここで、Rは、(C~C)アルキル基であり、
・Rは、水素原子又は(C~C)アルキル基、アルカリ金属又はアルカリ土類金属を表し、
・Anは、以下の式(II):
Figure 0007227371000002
(式中、
- nは、2~8の整数であり、
- Mは、水素原子、負電荷、アルカリ金属又はアルカリ土類金属を表す)
の化合物から選択される脂肪族ジカルボン酸アニオンを表し、
・xは、式(I)の化合物の電気的中性を保証するように選択される化学量論的な係数である、方法である。
第2の態様によれば、本発明の主題は、上に定義した組成物(A)である。
第3の態様によれば、本発明の主題は、上に定義した式(I)の少なくとも1つの化合物の、ケラチン繊維をケアするための美容的使用である。
最後の態様によれば、本発明の主題は、上に定義した少なくとも1つの組成物(A)の、ケラチン繊維をケアするための美容的使用である。
「ケラチン繊維」という語は、毛髪、体毛、睫毛、眉毛、羊毛、アンゴラ、カシミア又は毛皮等、ヒト又は動物由来の繊維を意味することを意図している。本発明によれば、ケラチン繊維は、好ましくは、ヒトのケラチン繊維であり、より優先的には毛髪である。
「アルキル基」という語は、1~12個の炭素原子を含む直鎖又は分岐基を意味することを意図している。
「(C~C)アルキル基」という語は、1~4個の炭素原子を含むアルキル基を意味することを意図しており、好ましくはメチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル又はブチルであり、より優先的にはメチル又はn-プロピルであり、更に優先的にはメチルである。
「(C~C)アルキル基」という語は、1~3個の炭素原子を含むアルキル基を意味することを意図しており、好ましくはメチル、エチル、n-プロピル又はイソプロピルであり、より優先的にはメチル又はn-プロピルであり、更に優先的にはメチルである。
「(C~C)ヒドロキシアルキル基」という語は、その水素原子の少なくとも1個がヒドロキシル(-OH)基に置き換えられている(C~C)アルキル基を意味することを意図している。
「少なくとも1つ」という表現は、「1つ又は複数」という表現と同義である。
「ケラチン繊維の破断を防止する」という表現は、「ケラチン繊維の機械的強度を向上する」という表現と同義である。
処理方法
第1の態様によれば、本発明の主題は、上に記載したように、ケラチン繊維を処理するための方法である。好ましくは、この処理方法は、ケラチン繊維をケア及び/又は補修するための方法であり得る。
本出願人は、驚くべきことに、本発明による方法において、カルニチン又はその誘導体を特定の種類の脂肪族ジカルボン酸アニオンと組み合わせて使用することにより、ケラチン繊維の機械的強度を向上させることができ、したがって特にコーミング時の破断を低減させることが可能になることを見出した。更に、本出願人は、経時的に長期にわたって持続する効果を得、特にシャンプー洗浄に対しても十分に持続させることが可能であることも認めた。
組成物(A)
第2の態様によれば、本発明の主題は、上に説明した組成物(A)でもある。
組成物(A)は、上に定義した式(I)の少なくとも1つの化合物を含む。式(I)の化合物は、カルニチン塩又はその誘導体の塩である。式(I)の化合物のカチオン部分は、カルニチン又はその誘導体であり、式(I)の化合物のアニオン部分Anは、脂肪族ジカルボン酸アニオンである。
アニオン部分
Anは、以下の式(II):
Figure 0007227371000003
(式中、
- nは、2~8の整数であり、
- Mは、水素原子、負電荷、アルカリ金属又はアルカリ土類金属を表す)
の化合物から選択される脂肪族ジカルボン酸アニオンを表す。
好ましくは、Mは、負電荷又は水素原子を表す。
好ましくは、nは、2~5の整数である。
Mがアルカリ金属を表す場合、それは、ナトリウムであり得る。
組成物(A)は、上に定義した式(II)の化合物から選択される、異なる脂肪族ジカルボン酸アニオンAnを含む式(I)の化合物の混合物を含むことができる。
Anは、好ましくは、以下の式(IIa)、(IIb)、(IIc)又は(IId):
Figure 0007227371000004
の化合物から選択され得る。
組成物(A)は、上に定義した式(IIa)、(IIb)、(IIc)又は(IId)から選択される、異なる脂肪族ジカルボン酸アニオンAnを含む式(I)の化合物の混合物を含むことができる。
好ましくは、Anは、上に定義した式(IIa)又は(IIb)の化合物から選択され得る。
カチオン部分
がアルカリ金属を表す場合、それは、ナトリウムであり得る。
式(I)の化合物は、好ましくは、カルニチン塩であり得る。したがって、R、R及びRは、好ましくは、メチル基を表すことができ、R及びRは、好ましくは、水素原子を表すことができる。
式(I)の化合物のカチオン部分は、好ましくは、L(左旋性)又はD(右旋性)配置、より優先的にはL配置の光学異性体の形態であり得る。
式(I)の化合物は、以下の式(Ia)、(Ib)、(Ic)又は(Id):
Figure 0007227371000005
の化合物及びそれらの混合物から選択され得る。
組成物(A)は、組成物(A)の総質量に対して0.1質量%~100質量%、好ましくは0.5質量%~50質量%、より優先的には0.5質量%~20質量%、更に優先的には1質量%~10質量%の範囲の総含有量の式(I)の化合物を含むことができる。
他の構成要素/成分
本発明による方法に使用される組成物(A)は、化粧用組成物、即ち化粧的に許容される媒体、即ちヒトのケラチン繊維と適合性を有する媒体を含む組成物である。
組成物(A)は、水、C~Cアルコール、ポリオール、ポリオールエーテル及びそれらの混合物から構成される群から選択される溶媒を含むことができる。この場合、式(I)の化合物は、特に解離した形態で組成物(A)中に存在することができる。
組成物(A)は、水、エタノール、イソプロパノール、グリセロール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ペンチレングリコール、ヘキシレングリコール、ジプロピレングリコール、ジエチレングリコール、2-ブトキシエタノール、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル及びそれらの混合物から構成される群から選択される溶媒を含むことができる。
好ましくは、組成物(A)は、水、エタノール、イソプロパノール及びそれらの混合物から構成される群から選択される溶媒を含むことができる。
より優先的には、組成物(A)は、水、エタノール及びそれらの混合物から構成される群から選択される溶媒を含むことができる。
組成物(A)は、有利には、少なくとも10質量%、好ましくは少なくとも20質量%、より優先的には少なくとも30質量%のエタノールを含む水/エタノール混合物を含むことができる。後者の実施形態によれば、組成物(A)は、特に乾いたケラチン繊維に適用されるローションの形態で配合することができ、エタノールを使用することにより、乾いたケラチン繊維の湿潤及びこうして処理されたケラチン繊維の乾燥の促進に加えて、活性剤のケラチン繊維内への拡散も促進することが可能になる。
組成物(A)は、非イオン性、アニオン性、カチオン性及び両性界面活性剤、パンテノール等のビタミン及びプロビタミン、フィラー、着色剤、真珠光沢剤、乳白剤、金属イオン封鎖剤、皮膜形成ポリマー、カチオン性、アニオン性又は中性ポリマー、会合性ポリマー、可塑剤、シリコーン、増粘剤、油剤、消泡剤、保湿剤、エモリエント剤、浸透剤、香料、防腐剤並びにそれらの混合物から構成される群から選択される少なくとも1つの化粧品成分も含むことができる。
これらの通常の化粧品成分は、組成物(A)中において、当業者が容易に決定することができる通常量で存在することができ、その範囲は、各成分について組成物(A)の総質量に対して0.01質量%~20質量%であり得る。当業者であれば、組成物(A)に含まれる成分の選択に加えて、その量の選択において、組成物の特性に悪影響を及ぼさないように留意するであろう。
組成物の(A)は、毛髪用途のために従来から使用されている任意の剤形であり得る。非限定的な様式では、組成物(A)は、ローション、クリーム、ムース、ゲル、スプレー又はヘアラッカーの形態であり得る。
組成物(A)は、洗い流す用途でも洗い流さない用途でも使用することができる。
組成物の(A)は、シャンプー、パック、コンディショニング組成物又はプレシャンプーの形態であり得る。組成物(A)は、適用前にシャンプー、パック又はコンディショニング組成物に添加又は混合される組成物の形態でもあり得る。
組成物(A)は、組成物(A)を、気化させた形態(ヘアラッカー)又はムース形態で確実に適用するために、ポンプ式ディスペンサーボトル又はエアゾール容器に包装することができる。これらの場合、組成物(A)は、好ましくは、少なくとも1つの噴射剤を含む。
組成物(A)のpH
組成物(A)は、3~10、好ましくは4~7の範囲のpHを有し得る。このpHは、化粧品産業において通常使用されている有機若しくは無機酸又は有機若しくは無機塩基を用いて調整することができる。
本方法に関する他の特徴
組成物(A)は、乾いた又は湿ったケラチン繊維、好ましくは乾いたケラチン繊維に適用され得る。
ケラチン繊維に適用される組成物(A)の浴比は、0.1~10の範囲であり得る。「浴比」という語は、適用された組成物(A)の総質量及び処理されるケラチン繊維の総質量の比を意味することを意図している。
本発明による方法は、以下のステップii)~iv):
ii)組成物(A)をケラチン繊維上に好ましくは少なくとも10秒間の期間にわたって放置するステップ、
iii)ケラチン繊維を濯ぎ、且つ/又は洗浄するステップ、
iv)ケラチン繊維を大気中において又は加熱器具によって乾燥させるステップ
から選択される、ステップi)から続く少なくとも1つの追加のステップを含むことができる。
好ましくは、本方法は、上に記載した追加ステップii)及びiv)を含み、この順序で実施することができる。より優先的には、本方法は、上に記載した追加ステップii)、iii)及びiv)を全て含み、この順序で実施することができる。
放置ステップは、10秒間~60分間、好ましくは30秒間~30分間の範囲の継続時間を有し得る。
洗浄ステップは、例えば、シャンプーを使用して行うことができる。
加熱手段の温度は、45℃~230℃、好ましくは45℃~100℃、より優先的には50℃~80℃の範囲であり得る。例えば、ヘアドライヤー、フード付きドライヤー、アイロン又はヘアーアイロンブラシ等を加熱手段として使用することができる。
本方法が、ケラチン繊維を濯ぎ、且つ/又は洗浄するステップiii)を含まない場合、組成物(A)は、例えば、少なくとも10質量%、好ましくは少なくとも20質量%、より優先的には少なくとも30質量%のエタノールを含む水/エタノール混合物を含むことができる。このような混合物を使用することにより、特に組成物の蒸発を促すことが可能になる。
使用
第3の態様によれば、本発明の主題は、上に記載した少なくとも1つの化合物(I)の、ケラチン繊維をケア及び/又は補修するため、好ましくはケラチン繊維の破断を防止するための美容的使用である。この目的のために、上に記載した化合物(I)のいずれかを使用することができる。
最後の態様によれば、本発明の主題は、上に記載した組成物(A)の、ケラチン繊維をケア及び/又は補修するため、好ましくはケラチン繊維の破断を防止するための美容的使用である。
以下に示す実施例は、本発明を説明する役割を果たすが、その性質を限定するものではない。
以下の文章における「アルカリ溶解性(AS)」とは、65℃で30分間にわたる0.1規定の水酸化ナトリウム水溶液の作用における、100mgのケラチン繊維の試料の質量損失を意味することを意図している。
実施例に使用する化合物
実施例において、以下に示す化合物を使用した。
Figure 0007227371000006
化合物C1~C4の合成:
以下の手順に従って化合物C1~C4を合成した。
手順:
L-カルニチン(M=161.19g/mol;CAS:541-15-1)を50g、即ち310mmolを一頚フラスコに秤量し、次いで有機酸310mmolを加える。エタノール25mlを加える。マグネチックスターラーを使用して混合物を撹拌する。反応混合物を湯浴(浴温40℃)で30分間加熱する。これを撹拌しながら放冷する。溶媒を真空下で蒸発させる。得られた構造が期待したものであることを確認するために分析を行う。
比較試験1:「コーミングの繰り返しに起因する破断を防止する」効果に関する調査
繰り返しコーミング試験
この試験は、毛束を垂直に吊るした後、毛束を一定速度でコーミングすることから構成される。コーミング中に脱落した毛髪を回収して質量を測定する。脱落した毛髪の質量が高いほど、破断した毛髪が多い。
試験配合物:
以下の配合物を調製した後、後述の手順に従って試験した。
Figure 0007227371000007
手順:
この配合物を、損傷した毛束(2.7g/27cm)に、下表に指示する通りに適用する。直後に毛束を食品用ラップで包み、次いで毛束を、下表に指示する温度のホットプレートに載置する。これらを、下表に指示する時間にわたって静置する。食品ラップを取り除く。下表に指示されている場合、この適用を繰り返す。下表に指示されている場合、毛束を後述の洗浄手順に従ってDOPシャンプーで洗浄する。これらをフード付きドライヤー(60℃、10分/g毛髪)下で乾燥させる。次いで、毛束を10cm/秒の速度で30回コーミングする。コーミング中に脱落した毛髪の質量を測定する。
洗浄手順:
毛束を38℃の水道水で10秒間湿らせ、シャンプー(0.4g/g毛髪)を適用し、毛束を15秒間揉み、水で20秒間濯ぐ。
Figure 0007227371000008
結果
Figure 0007227371000009
実施例1~4の結果:
実施例1~4に関して得られた結果から、L-カルニチンアジペート(発明品)又はL-カルニチングルタレート(発明品)を含む組成物で毛束を処理すると、L-カルニチンラクテート又はL-カルニチンタルトレートを含む組成物で毛束を処理した場合よりも毛髪の破断が少なくなることが分かる。
実施例5~7に関する結果:
実施例5~7に関して得られた結果から、L-カルニチンアジペートを含む組成物(発明品)で毛束を処理すると、L-カルニチンラクテート又はL-カルニチンタルトレートを含む組成物で、実施例1~4と異なる適用条件下で毛束を処理した場合よりも毛髪の破断が少なくなることが分かる。
実施例8~13に関する結果:
実施例8~13に関する結果から、L-カルニチンアジペート(発明品)を高濃度(50質量%)で含む組成物で毛束を処理すると、L-カルニチンラクテート、又はL-カルニチンタルトレート、又はアジピン酸、又は乳酸、又は酒石酸を高濃度(50質量%)で含む組成物で毛束を処理した場合よりも毛髪の破断が少なくなることが分かる。
実施例14及び15に関する結果:
実施例14及び15に関して得られた結果から、L-カルニチングルタレートを含むpH4の組成物で毛束を処理すると、グルタル酸を含むpH4の組成物で毛束を処理した場合よりも毛髪の破断が少なくなることが分かる。
比較試験2:屈曲摩耗試験による「シャンプー洗浄に対して破断防止性を持続する」効果の調査
試験配合物:
以下の配合物を調製した後、後述の手順に従って試験を行った。
Figure 0007227371000010
Figure 0007227371000011
手順(実施例19、20及び22):
損傷した毛髪の毛束(2.7g/27cm;アルカリ溶解性40)に毛髪1g当たり試験配合物(配合物15~17)0.4gを適用する。直後に毛束を食品用ラップで包み、次いで毛束を、33℃の温度に維持したホットプレート上に載置する。これらを5分間静置する。食品ラップを取り除く。後述の洗浄手順に従って毛束をDOPシャンプーで洗浄する。これらをフード付きドライヤー(60℃、10分/g毛髪)下で乾燥させる。配合物を適用し、洗浄及び乾燥させるサイクルを4回繰り返して、試験配合物を計5回適用する。
手順(実施例21):
損傷した毛髪の毛束(2.7g/27cm;アルカリ溶解性40)に毛髪1g当たり0.4gの試験配合物16を適用する。直後に毛束を食品用ラップで包み、次いで毛束を、33℃の温度に維持したホットプレート上に載置する。これを5分間静置する。食品ラップを取り除く。この適用を4回繰り返し、試験配合物を計5回適用する。後述の洗浄手順に従って毛束をDOPシャンプーで洗浄する。これをフード付きドライヤー(60℃、10分/g毛髪)下で乾燥させる。シャンプー洗浄して乾燥させるサイクルを4回繰り返し、シャンプー洗浄して乾燥させるサイクルを計5回行う。
洗浄手順:
毛束を38℃の水道水で10秒間湿らせ、シャンプー(0.4g/g毛髪)を適用し、毛束を15秒間揉み、水で20秒間丁寧に濯ぐ。
実施例19~22の毛束を、次に記載する屈曲摩耗試験に従って試験に付した。
屈曲摩耗技法は、ケラチン繊維の破断に関して当業者に知られている技法である(参考文献:Flexabrasion:A Method for Evaluating Hair Strength,Cosmetics&Toiletries Journal,June 26,2009 and Hair Breakage in Normal and Weathered Hair:Focus on the Black Patient,Journal of Investigative Dermatology Symposium Proceedings,Volume 12,Issue 2,December 2007,Pages 6-9)。この試験の原理は、毛髪繊維に機械的応力(屈曲及び擦過)を加え、破断するまでに要する時間を測定するものである。屈曲摩耗器具(Textechno社からのFiberstress model)を使用する。1本ずつの毛髪の末端に20gの錘を取り付け、他端を固定されたバーに取り付ける。1本ずつの毛髪を300μmのステンレス鋼線上で前後に往復させる。移動の振幅を10mmとし、サイクル数を0.5Hzとする。破断を光学センサで検出し、破断までの時間(単位:秒)を測定する。毛髪75本で一連の測定を構成するものとする。
結果:
Figure 0007227371000012
この結果から、プラセボ(実施例22)と比較して、5回シャンプー洗浄した後でも、毛髪の破断防止という意味での性能品質が依然として高いことが分かる。したがって、本発明による処理方法は、特にシャンプー洗浄に対する耐性を付与する。

Claims (13)

  1. ケラチン繊維を処理するための方法であって、
    i)前記ケラチン繊維に、式(I):
    Figure 0007227371000013
    の少なくとも1つの化合物及び水和物等のその溶媒和物を含む組成物(A)を適用するステップを含み、
    式(I)において、
    ・R、R及びRは、同一であるか又は異なり得、(C~C)アルキル基又は(C~C)ヒドロキシアルキル基を表し、
    ・Rは、水素原子、(C~C)アルキル基又は-C(O)R基を表し、ここで、Rは、(C~C)アルキル基であり、
    ・Rは、水素原子、(C~C)アルキル基、アルカリ金属又はアルカリ土類金属を表し、
    ・Anは、以下の式(II):
    Figure 0007227371000014
    (式中、
    - nは、2~の範囲の整数であり、
    - Mは、水素原子、負電荷、アルカリ金属又はアルカリ土類金属を表す)
    の化合物から選択される脂肪族ジカルボン酸アニオンを表し、
    ・xは、前記式(I)の化合物の電気的中性を保証するように選択される化学量論的な係数である、方法。
  2. ・R、R及びRは、メチル基を表し、
    ・R及びRは、水素原子を表す、請求項1に記載の方法。
  3. Anは、以下の式(IIa)、(IIb)、(IIc)又は(IId):
    Figure 0007227371000015
    の化合物から選択される、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記式(I)の化合物は、以下の式(Ia)、(Ib)、(Ic)又は(Id):
    Figure 0007227371000016
    の化合物及びそれらの混合物から選択される、請求項1~のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記式(I)の化合物のカチオン部分は、L又はD配置の光学異性体の形態である、請求項1~のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記組成物(A)は、前記組成物(A)の総質量に対して0.1質量%~100質量%の範囲の総含有量の式(I)の化合物を含む、請求項1~のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記組成物(A)は、水、C~Cアルコール、ポリオール、ポリオールエーテル及びそれらの混合物から構成される群から選択される溶媒を含む、請求項1~のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記組成物(A)は、少なくとも10質量%のエタノールを含む水/エタノール混合物を含む、請求項1~のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記組成物(A)は、乾いた又は湿ったケラチン繊維に適用される、請求項1~のいずれか一項に記載の方法。
  10. 以下のステップii)~iv):
    ii)前記組成物(A)を前記ケラチン繊維上に少なくとも10秒間の期間にわたって放置するステップ、
    iii)前記ケラチン繊維を濯ぎ、且つ/又は洗浄するステップ、
    iv)前記ケラチン繊維を大気中において又は加熱器具によって乾燥させるステップ
    から選択される、ステップi)から続く少なくとも1つの追加のステップを含む、請求項1~のいずれか一項に記載の方法。
  11. 請求項1~のいずれか一項に規定される組成物(A)。
  12. 請求項1~のいずれか一項に規定される式(I)の少なくとも1つの化合物の、ケラチン繊維をケア及び/又は補修するための美容的使用。
  13. 請求項1~のいずれか一項に規定される少なくとも1つの組成物(A)の、ケラチン繊維をケア及び/又は補修するための美容的使用。
JP2021530964A 2018-12-20 2019-12-19 脂肪族ジカルボン酸アニオンを含むカルニチン塩又はカルニチン誘導体塩を含む組成物を使用してケラチン繊維を処理するための方法 Active JP7227371B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR1873554 2018-12-20
FR1873554A FR3090347B1 (fr) 2018-12-20 2018-12-20 Procédé de traitement des fibres kératiniques mettant en œuvre une composition comprenant un sel de carnitine ou de dérivé de carnitine comprenant un anion d’acide dicarboxylique aliphatique
PCT/EP2019/086348 WO2020127764A1 (en) 2018-12-20 2019-12-19 Process for treating keratin fibers using a composition comprising a carnitine salt or carnitine derivative salt comprising an aliphatic dicarboxylic acid anion

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2022509273A JP2022509273A (ja) 2022-01-20
JP7227371B2 true JP7227371B2 (ja) 2023-02-21

Family

ID=66530284

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021530964A Active JP7227371B2 (ja) 2018-12-20 2019-12-19 脂肪族ジカルボン酸アニオンを含むカルニチン塩又はカルニチン誘導体塩を含む組成物を使用してケラチン繊維を処理するための方法

Country Status (8)

Country Link
US (1) US20220062131A1 (ja)
EP (1) EP3897559B1 (ja)
JP (1) JP7227371B2 (ja)
CN (1) CN113194919B (ja)
BR (1) BR112021011121A2 (ja)
ES (1) ES2942008T3 (ja)
FR (1) FR3090347B1 (ja)
WO (1) WO2020127764A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR3143343A1 (fr) * 2022-12-16 2024-06-21 L'oreal Utilisation d’un sel d’un diacide carboxylique et d’un dérivé aminé cationique particulier ou d’une composition le comprenant pour protéger les fibres kératiniques de l’humidité et procédé de traitement des fibres kératiniques mettant en œuvre un tel sel ou une telle composition

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19539859A1 (de) 1995-10-26 1997-04-30 Eugen Konrad Haar und Hautbehandlungsmittel
JP2003526661A (ja) 2000-03-10 2003-09-09 ヒルズ・ペット・ニュートリシャン・インコーポレーテッド 閉経後の女性および下等動物における脂溶性ビタミンの腸吸収を増進する際の方法

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2619007B1 (fr) * 1987-08-07 1990-09-28 Dermatologiques Et Preparations cosmetiques a action lipolytique
IT1274156B (it) * 1994-09-08 1997-07-15 Avantgarde Spa "sale della l-carnitina e composizioni farmaceutiche che lo contengonoper il trattamento di affezioni cutanee"
EP0978272A1 (en) * 1998-08-07 2000-02-09 Kao Corporation Medulla care preparation
DE10036797A1 (de) * 2000-07-28 2002-02-07 Beiersdorf Ag Verwendung von Kombinationen mit einem Gehalt an Carnitinen
DE10113051A1 (de) * 2001-03-15 2002-09-19 Beiersdorf Ag Selbstschäumende oder schaumförmige Zubereitungen mit anorganischen Gelbildnern und partikulären hydrophoben und/oder hydrophobisierten und/oder ölabsorbierenden Festkörpersubstanzen
DE10113446A1 (de) * 2001-03-19 2002-09-26 Schwarzkopf Gmbh Hans Haarbehandlungsmittel mit Betainen
EP1469813B1 (en) * 2002-01-31 2016-12-21 Croda, Inc. Additives and products including oligoesters
EP1493423B1 (de) * 2003-06-18 2006-06-14 Goldschmidt GmbH Haarbehandlungsmittel und Haarnachbehandlungsmittel zum Schutz vor Schäden durch chemische Behandlung und zur Reparatur bereits geschädigter Haare enthaltend als Wirksubstanz Alkylguanidin-Verbindungen
DE102005011957A1 (de) * 2005-03-14 2006-12-07 Henkel Kgaa Neues Haarbehandlungsmittel, enthaltend L-Carnitin oder L-Carnitinderivate
DE102005031705A1 (de) * 2005-07-05 2007-01-18 Henkel Kgaa Mittel, enthaltend L-Carnitin oder L-Carnitinderivate und mindestens eine weitere Substanz ausgewählt aus Taurin und dessen Derivaten und mindestens einem Wirkstoff, erhältlich aus Pflanzen der Gattung Echinacea
DE102005062356A1 (de) 2005-12-23 2007-06-28 Henkel Kgaa Verringerung der Haaralterung
DE102008020044A1 (de) 2008-04-21 2009-10-22 Henkel Ag & Co. Kgaa Pflegendes Haarbehandlungsverfahren
DE102011082898A1 (de) * 2011-09-16 2013-03-21 Henkel Ag & Co. Kgaa Haarpflegemittel mit gesteigerten Pflegeleistungen
WO2014100970A1 (en) * 2012-12-25 2014-07-03 L'oreal Keratin fibers conditioning composition
FR3010308B1 (fr) * 2013-09-12 2016-11-25 Oreal Procede de traitement des fibres keratiniques avec un compose d'acide pyridine dicarboxylique
KR101721145B1 (ko) * 2015-07-29 2017-03-29 제너럴바이오(주) L-카르니틴 구연산 마그네슘을 포함하는 배변촉진 겸용 다이어트용 식품 조성물
US10576307B2 (en) * 2017-05-24 2020-03-03 L'oreal Hair-treatment compositions, methods, and kits for treating hair

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19539859A1 (de) 1995-10-26 1997-04-30 Eugen Konrad Haar und Hautbehandlungsmittel
JP2003526661A (ja) 2000-03-10 2003-09-09 ヒルズ・ペット・ニュートリシャン・インコーポレーテッド 閉経後の女性および下等動物における脂溶性ビタミンの腸吸収を増進する際の方法

Also Published As

Publication number Publication date
FR3090347B1 (fr) 2020-12-18
BR112021011121A2 (pt) 2021-08-31
US20220062131A1 (en) 2022-03-03
WO2020127764A1 (en) 2020-06-25
JP2022509273A (ja) 2022-01-20
CN113194919B (zh) 2023-10-20
FR3090347A1 (fr) 2020-06-26
CN113194919A (zh) 2021-07-30
ES2942008T3 (es) 2023-05-29
EP3897559A1 (en) 2021-10-27
EP3897559B1 (en) 2023-01-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1570832B1 (en) Cosmetic hair preparation
JP4070711B2 (ja) 酸性染毛剤用水性前処理剤組成物
JP4832105B2 (ja) 毛髪化粧料
JP4185467B2 (ja) 毛髪化粧料
JP4210614B2 (ja) 毛髪化粧料
JP7227371B2 (ja) 脂肪族ジカルボン酸アニオンを含むカルニチン塩又はカルニチン誘導体塩を含む組成物を使用してケラチン繊維を処理するための方法
JP7309875B2 (ja) 芳香族有機アニオンを含むカルニチン塩又はカルニチン誘導体塩を含む組成物を使用したケラチン繊維を処理する方法
KR100779287B1 (ko) 모발 컨디셔닝용 조성물
JP6012394B2 (ja) 毛髪弾力性向上剤及び毛髪化粧料
JP6012395B2 (ja) 損傷毛髪改善剤及び毛髪化粧料
JP6940077B2 (ja) 毛髪化粧料
JP6209401B2 (ja) 毛髪弾力性向上剤
BR112021010307B1 (pt) Processo cosmético não terapêutico para tratar fibras de queratina, composição (a), compostos, e usos cosméticos de pelo menos um composto de fórmula (i) e de pelo menos uma composição (a)
TWI827617B (zh) 毛髮化妝料
WO2021122873A1 (en) Process for treating keratin fibers using a composition comprising a carnitine salt or carnitine-based salt comprising a heterocyclic organic anion
JP2008069083A (ja) 毛髪化粧料
WO2021122874A1 (en) Process for treating keratin fibers using a composition comprising a carnitine salt or carnitine-based salt comprising an aromatic organic anion
JPH04230615A (ja) 毛髪化粧料
JPH05286830A (ja) 毛髪処理剤組成物
JP2022126833A (ja) 毛髪用組成物、及び毛髪処理方法
JP6043508B2 (ja) 毛髪化粧料
JPH05286828A (ja) 毛髪処理剤組成物
JP2024108157A (ja) 毛髪形状付与方法
TW202245733A (zh) 角蛋白纖維處理方法
JPH0211508A (ja) 毛髪化粧料

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210528

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220420

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220606

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20220906

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221201

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230110

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230209

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7227371

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150