JPH054341A - 熱インクジエツト式記録装置 - Google Patents

熱インクジエツト式記録装置

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Publication number
JPH054341A
JPH054341A JP18350091A JP18350091A JPH054341A JP H054341 A JPH054341 A JP H054341A JP 18350091 A JP18350091 A JP 18350091A JP 18350091 A JP18350091 A JP 18350091A JP H054341 A JPH054341 A JP H054341A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thermal head
ink
porous film
thermal
holes
Prior art date
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Pending
Application number
JP18350091A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiro Sato
勝広 佐藤
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Publication of JPH054341A publication Critical patent/JPH054341A/ja
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 インク吐出時における有孔フィルムへの熱移
動を必要最小限に抑える。 【構成】 サーマルヘッド接触側の有孔フィルム10の
孔6に突出部3を設け、サーマルヘッド2と有孔フィル
ム10との接触面積を小さくし、有孔フィルムへの熱移
動を最小限に抑える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィルムに多数形成さ
れた孔内にインクが充填され、そのインクにサーマルヘ
ッドから熱エネルギーを与えることにより内部に発生す
る蒸気泡の急激な成長を利用してインクを吐出させる熱
インクジェット式記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のサーマルインクジェットプリンタ
として図3に示すようなものが開示されている(特公平
01−52187号等)。これは、多数の微細孔を有す
る有孔フィルム1と、その微細孔内にインクを供給する
ためのインク供給部4と、インクを加熱し吐出させるた
めのサーマルヘッド2とから構成されている。
【0003】そして、有孔フィルム1が矢印a方向に移
動し、インク供給部4に接することで孔内6にインクの
供給が行われ、次のサーマルヘッド2と接することで加
熱され、各孔6よりインク5が吐出し被記録媒体7に記
録が行われる。
【0004】この方式においては、インク搬送手段とし
て多数の微細孔を有したフィルム1等を用いているた
め、マルチノズルとなりドット抜けが発生しにくいとい
う特徴がある。また、マルチノズルであるがゆえに、何
等かの原因で引き起こされるフィルム張力バランスのず
れ等から起こる有孔フィルムの斜行(サーマルヘッド上
でフィルムが左右どちらかに片寄りながら走行する状
態)を起こしても、必ず何れかの複数孔がサーマルヘッ
ドに位置するために、印字品質の低下,記録抜け等が起
こらないという利点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の方法で
Al,Ni等の金属材料からなる有孔フィルムを用いた
場合、その熱伝導率がインクよりも数十倍以上高いため
に、サーマルヘッドと圧接走行した状態でサーマルヘッ
ドにインク吐出エネルギーの入力を行うと、発生する熱
エネルギーがインクのみならず圧接する有孔フィルムに
多量に吸収されることとなり、その結果として真にイン
ク吐出に必要なエネルギーよりも過大エネルギーをサー
マルヘッドに入力しなければ十分なインク吐出は起こら
ないという課題があった。
【0006】本発明の目的は前記課題を解決した熱イン
クジェット式記録装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る熱インクジェット式記録装置において
は、インクを充填保持した孔を多数有したフィルムの片
面にサーマルヘッドが接触し、その反対の面には被記録
媒体が一定の距離をもって配置され、該孔内インクに熱
エネルギーを与えることにより発生する泡の急激な成長
を利用してインク吐出を行う熱インクジェット式記録装
置であって、サーマルヘッドと接触する有孔フィルム面
を必要最小限に限定したものである。
【0008】また、サーマルヘッド接触面側の有孔フィ
ルムの孔部が突出した形状とすることにより、サーマル
ヘッドと接触する有孔フィルム面を必要最小限に限定し
たものである。
【0009】
【作用】本発明では、サーマルヘッドと接触する側の有
孔フィルム孔部を突出した形状とし、サーマルヘッドと
接触する有孔フィルム面を必要最小限にとどめるように
したことで、有孔フィルムへの熱の逃げを抑えられ、ヘ
ッド入力エネルギーの低減が可能となる。
【0010】
【実施例】以下に本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。
【0011】図1(a),(b)に示すように本実施例
では、従来との相違が有孔フィルム10(金属製)のサ
ーマルヘッド側に各孔に対応した突出部3を設けた点に
ある(b部詳細図)。
【0012】有孔フィルム10は図示しない駆動機構に
より矢印a方向に移動し、インク供給部4と接触しイン
クを供給される。
【0013】有孔フィルム10は次にサーマルヘッド2
と接触する。そして図示しないコントローラ側から送ら
れて来るイメージデータに従って電気信号が入力され、
それにより発生する熱エネルギーを利用して孔6内に保
持されているインク5を吐出させ画像形成を行わせる。
【0014】有孔フィルム10には各孔に対応した突出
部3が形成されており、この突出部3のみがサーマルヘ
ッド2と直接圧接されることとなる。他の部分にはイン
クが両者の間に介在する形で接する。
【0015】図2にはサーマルヘッド2と有孔フィルム
10の接触状態を示す。このようにサーマルヘッド2と
有孔フィルム突出部3だけが接触するようにし、それ以
外の場所にはインク5が介在するようにしたために、サ
ーマルヘッド2から供給される熱エネルギーが有孔フィ
ルム10に吸収される割合がこれまでよりも減少する。
従って、これまで有孔フィルムに吸収されていたエネル
ギー分だけ入力エネルギーを低減して使用しても、これ
までと変らない高品位印字が行える。
【0016】尚、この方式は金属製フィルム使用の場合
に限ったものではなく、インクよりも高熱伝導度を有す
る有孔フィルムを使用する場合の全てに適用できること
は言うまでもない。
【0017】
【発明の効果】このように本発明はサーマルヘッド接触
側の有孔フィルム孔部を突出させた形状とすることによ
り、インク吐出に関係する有孔フィルム面以外の部分を
サーマルヘッドと未接触状態に保つようにしたので、イ
ンク吐出時における有孔フィルムへの熱移動を必要最小
限に抑えることができ、サーマルヘッドへの入力エネル
ギーをこれまでよりも少なくした状態でも高品位印字を
行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図である。
【図2】本発明の有孔フィルムとサーマルヘッドの接触
状態を示す説明図である。
【図3】従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1,10 有孔フィルム 2 サーマルヘッド 3 突出部 4 インク供給部 5 インク 6 孔 7 被記録媒体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを充填保持した孔を多数有したフ
    ィルムの片面にサーマルヘッドが接触し、その反対の面
    には被記録媒体が一定の距離をもって配置され、該孔内
    インクに熱エネルギーを与えることにより発生する泡の
    急激な成長を利用してインク吐出を行う熱インクジェッ
    ト式記録装置であって、サーマルヘッドと接触する有孔
    フィルム面を必要最小限に限定したことを特徴とする熱
    インクジェット式記録装置。
  2. 【請求項2】 サーマルヘッド接触面側の有孔フィルム
    の孔部が突出した形状とすることにより、サーマルヘッ
    ドと接触する有孔フィルム面を必要最小限に限定したこ
    とを特徴とする請求項1に記載の熱インクジェット式記
    録装置。
JP18350091A 1991-06-28 1991-06-28 熱インクジエツト式記録装置 Pending JPH054341A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18350091A JPH054341A (ja) 1991-06-28 1991-06-28 熱インクジエツト式記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18350091A JPH054341A (ja) 1991-06-28 1991-06-28 熱インクジエツト式記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH054341A true JPH054341A (ja) 1993-01-14

Family

ID=16136916

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JP18350091A Pending JPH054341A (ja) 1991-06-28 1991-06-28 熱インクジエツト式記録装置

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