JPH03183555A - インクジェット記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用骨性］ 本発明は、液滴を飛翔させて文字、記号あるいは図形等
を記録媒体上に記録するインクジェット記録装置に関す
る。

〔従来の技術〕

プリンタやファクシ處りなどの記録装置は、記録ｊｎ報
に基づいて記録ヘッドのドツト形成手段を駆動すること
により、記録情報に対応したドツトパターンを被記録材
上に形成していくように構成されており、ドツト形成手
段の１４Ｂにより、インクジェット式、ワイヤドツト式
、サーマル式、レーザービーム式などに分けることがで
きる。

これらのうち、インクジェット式のもの（インクシエン
ド記録装置）は、インクを微小な液滴として吐出口より
吐出し、これを記録媒体上に付着させて文字、図形等を
記録するものであり、？：６精細な画像出力を得たり、
高速記録を行なったり、カラー記録を行なう手段として
すぐれた利点を有している。

〔発明が解決しようとする技術的課題］しかし、インク
ジェット記録装置では、液滴を飛翔させる吐出口の大き
さがきわめて微細であるため、インクの蒸発による目詰
まりが生したり、記録媒体としての用紙に付着している
紙粉やゴミが浮遊して吐出口が配されている面フェイス
面に付着して吐出口が塞がれるなどにより、液滴の吐出
不良（不吐出を含む）を生ずることがある。

特に、紙粉による吐出不良については、記録ヘッドのフ
ェイス面と記録媒体との間隔Ｃ以下紙間距離という）が
十分であれば、紙粉による吐出不良が激減することが知
られている。

しかし、紙間距離を大きくすると、液滴の着弾点の位置
が不正確になって画像のヨレが大きくなり、画像品位が
低下してしまう。

そこで、従来まり紙粉のフェイス面・＼の付着を防止す
る方法として、画像品位を保つ一定以下の紙間距離に維
持しながら、帯電クリーナーにより記録媒体表面の紙粉
を除去する方法（特開昭５７６３２８７号）、あるいは
、記録ヘッドを中空の遮詠体によって覆う方法（特開昭
５４−１０１３２２号）などが提案されている。

しかし、これらの既提案の方法では、未だ次のような技
術的課題があった。

ｌ）一般に装置が大型になる。

ｌｉ）紙粉付着防止の効果が時間の経過とともに低下す
る。

山）機構が複雑になり保守点検時の取扱い性に難点があ
る。

本発明は、このような従来の技術的課題に鑑みてなされ
たものであり、記録ヘッドのフェイス面への紙粉等の付
着のヂャンスを大ｒ１目こ低減でき、紙粉付着による吐
出不良をなくして良好な画像出力が得られるインクシエ
ンド記録装置を提供することを目的とする。

（課題解決のための手段） 本発明は、記録特には画像品位が低下しない一定以下の
紙間距離を保ち、さらに、記録可能範囲を移動する時で
も記録を行なわない特には、紙間距離を記録する時より
も大きくすることにより、紙粉付着による吐出不良を低
減し、良好で安定して画像出力を可能にするものである
。

すなわち、請求項１の本発明は、液滴を飛翔させて記録
を行なうインクジェット記録装置において、記録媒体へ
液滴を吐出しない非記録時に、記録ヘッドのフェイス面
と記録媒体との間隔を、記録時の間隔よりも大きく設定
する構成により、上記目的を達成するものである。

また、請求項２の本発明は、上記構成に加えて、さらに
非記録状態でキャリッジが記録可能範囲を移動する時に
も、記録ヘッドのフェイス面と記録媒体との間隔を、記
録時の間隔よりも大きく設定することにより、上記目的
を達成するものである。

〔実　施　例］ 以下、図面を参照して、本発明を具体的に説明する。

第６図は本発明を実施するのに好適はインクシエンド記
録装置の模式的斜視図である。

ｆｆ１６１Ａにおいて、記録へソド（インクジェットヘ
ッド）１１を搭載したキャリッジ１２は、プラテン１３
の前方で平行に設置されたガイドシャツ）ＩＪに沿って
往復移動可能に案内支１）されている。

前記プラテン１３は、記録領域で、記録媒体（用紙やプ
ラスチックｇＪ板などの記録シート）１５をバックアッ
プするとともに、シート搬送路の一部を形成するもので
ある。

前記記録媒体１５は、シート押え１６によって前記プラ
テン１３に密着させられている。

インク（記録液）は、インクタンク１７より供給デユー
プ（不図示）を通して記録ヘッド１１内へ供給され、該
記録ヘッド１１の吐出エネルギー発生手段を駆動するこ
とにより、記録媒体１５と記録ヘッド１１が対向する範
囲（記録可能範囲）において、記録媒体１５に向けて吐
出される。

記録開始前の待機時には、キャリッジ１２は吐出回復手
段１８の前まで移動し、記録ヘッドｌのフェイス面（吐
出口配設面）にキャップを当接させてキャンピングがな
される。

第１図は、本発明の一実施例によるインクジェット記録
装置の記録ヘソＦ’　１１およびキャリッジ１２の付近
を示す模式的斜視図である。

第１図において、記録ヘッド１１はキャリッジ１２上に
前後方向に設けられたレール手段２１に沿って矢印イま
たは矢印口の方向（前後方向）に移動可能に搭載されて
いる。

また、キヤリンジ１２の記録ヘッド１１の後側の位置に
は、該記録ヘッド１１を前後に駆動するためのソレノイ
ド手段２２およびばね手段２３が設けられている。

前記レール手段２１の前端には、記録ヘッドｌｌの最前
進位置を規制するためのスト、パ２４が設けられている
。

こうして、ソレノイド手段２２をオフにすると、記録ヘ
ンドＪ１はばね手段２３により前記ストッパ２４に当接
する前進位置へ付勢され、ソレノイド手段２２をオンに
すると、記録ヘッド１１は、ソレノイド手段２２により
、ばね手段２３に抗して、該ソレノイド手段２２に当接
する後退位置へ吸引される型式の、記録ヘッド１１の位
置前後に変化させるための記録ヘッド駆動装置が構成さ
れている。

節２図の（Ａ）および（Ｂ）は、第１図の記録ヘッド前
後駆動装置の動作を示す模式的側面図である。

第２図において、記録時または待機時には、ソレノイド
２２は作動せず、記録へノド（インクジェットヘッド）
１１は、第２図の（Ａ）に示すごとく、ばね手段（不図
示）とレール手段２１ののストッパ２４により、記録媒
体（記録シート）１５に接近した位置、ずなわち記録ヘ
ッド１１のフェイス面２６と記録媒体１５との間隔が画
像品位を維持しうる紙間距離δ。となる位置にセントさ
れる。

一般に、記録する時の紙間距離δ。は、画像品位と記録
ヘッド１１の吐出特性の関係によって決まるが、実験結
果から、液滴の吐出速度が８〜ｌＯｍ／秒の特の１．０
±０．１ｍｍまたはそれ以下にすることが好ましい。

キャリッジ１２が一定方向へ移動する間のみ記録が行な
われ、逆方向に移動する際には液滴が吐出されない場合
において、該キャリッジ１２が逆方向へ移動する間の非
記録時には、ソレノイド２２が作動し、記録ヘッド１１
は、該ソレノイド２２の電磁吸引力によって矢印口方向
（後退方向）へ移動し、第２図の（Ｂ）に示すような後
退位置にセントされる。

この後退位ｉＷでの記録ヘッド１１のフェイス面２６と
記録媒体１５との間隔（紙間距離）δは、記録時の紙間
距離δ。より大きな所望の値に設定される。

さらに、キャリッジが記録方向に記録可能範囲を移動す
る特でも、記録装置が非記録状態であれば、紙間距離を
記録時の値δ。より大きな値δに設定することができ、
こうすることにより、紙粉等のフェイス面２６への付着
の機会をさらに減少させることができる。

このように、非記録時の紙間距離δを記録時の紙間距離
δ。より大きく設定することにより、浮遊する紙粉等が
フェイス面２６Ｌこ付着することを大ｒｉに低減するこ
とができる。

第３図は第１図および第２図で説明した本発明によるイ
ンクジェノ１−記録装置を用いた場合のインク吐出実験
の結果を示すグラフである。

この第３図のグラフは、キャリッジ１２が右方向へ移動
する時にのみ画像を記録することとし、キャリッジリタ
ーン侍なと非記録状態での紙間距離δを３．０ａｍ＋と
した時の、従来の記録装置（δ０−δ）の場合と、本発
明を実施した（δ−３，０）場合の吐出不良発生率を、
記録時の紙間距離δ。

（横軸）に対してブロットシたものである。

縦軸の吐出不良発生率は、従来のインクジェット記録装
置でδ。−δ−１、０ｍの条件での発生率に対する比で
示されている。

第３図の実験結果より、特に、良好な画像品位が得られ
る紙間距離（δ。＜１．１　）の範囲では、本発明を実
施することにより記録時の吐出不良発生率を格段に低減
させて信頼性を大巾に向上させ得ることがわかる。

第４図は本発明の別の実施例によるインクジェット記録
装置の記録ヘッド１１およびキャリッジ１２の付近を示
す模式的斜視図であり、第５図は第４図の記録ヘッドの
動きを示す模式的側面図である。

第４図および第５図において、キャリッジＩ２上の記録
ヘッド１１は、同しくキャリ、ジＪ２上に設；なされた
ソレノイド手段２２を利用して、記録媒体１５に垂直な
記録位置（接近位置）と、記録媒体１５から外れた方向
（図示の例では上方）を向かう非記録位置（離間位置）
との間で切換え可能に搭載されている。

記録時には、ソレノイド手段２２がオフにされ、記録ヘ
ッド１１のフェイス面２６は、第５図中の支線で示すよ
うに下側へ回転し、記録媒体１５に対し垂直方ｐｉ］か
ら接近した位置（紙間距離−δ。

）にセットされ、プラテン１３上の記録媒体（記録ノー
ト）１５へ液滴を吐出して記録が行なわれる。

また、非記録状態でキャリッジ１２が移動する場合には
、ソレノイド手段２２が作動状態になり、記録へｙ　Ｆ
’　１１は第５図中の鎖線で示すようにフェイス面２Ｇ
が記録媒体１５から外れた方向を向く位置へセットされ
る。

こうして、非記録時または非記録状態でキャリッジが記
録可能範囲を移動する時には、紙間距離を記録時の紙間
距離δ。よりも大きな値δにセ・ントするので、紙粉や
ゴミ等のフェイス面２６への付着を低減することができ
る。

〔発明の効果〕 以上の説明から明らかなように、請求項１の本発明によ
れば、液滴を飛翔させて記録を行なうインクジェット記
録装置において、記録媒体へ液滴を吐出しない非記録特
に、記録ヘッドのフェイス面と記録媒体との間隔を、記
録時の間隔よりも大きく設定する構成にしたので、浮遊
する紙粉、ゴミまたは浮遊インクミスト等が記録ヘッド
のフェイス面に付着することを防止でき、吐出不良がな
く高品位の画像を記録しうるインクジェット記録装置が
得られる。

請求項２の本発明によれば請求項１の構成に加えて、非
記録状態でキャリッジが記録可能範囲を移動する特に、
記録ヘッドのフェイス面と記録媒体どの間隔を、記録時
の間隔よりも大きく設定する構成にしたので、前述と同
番にの効果が得られる他、さらに、紙粉やゴミ、あるい
は浮遊インクミスト等のフェイス面への付着の程度を一
層軽微にしうるインクシエンド記録装置が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例によるインクジェット記録装
置の記録ヘットおよびキャリッジなどを示す模式的斜視
図、笛２図は第１図の記録へノドの紙間距離の変化を示
す模式的１ｊｊ＋１面図、第３図は第１図および第２図
のインクジェット記録装置における吐出不良発生率を従
来装置と比較して示すグラフ、第４図は本発明の他の実
施例によるインクジェット記録装置の記録ヘッドおよび
キャリッジ付近を示す模式的斜視図、第５図は第４図の
記録へノドの動きを示す模式的側面図、第６図は本発明
を適用するのに好適なインクジェット記録装置の模式的
斜視図である。 Ｉｔ　　〜　−一記録ヘット、１２−−−−−−−キャ
リッジ、１５−　　記録媒体、２２−−−−−ソレノイ
ド手段、２６　−　フェイス面、δ。、δ−＝〜−−−
紙間距離。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）液滴を飛翔させて記録を行なうインクジェット記
   録装置において、記録媒体へ液滴を吐出しない非記録時
   に、記録ヘッドのフェイス面と記録媒体との間隔を、記
   録時の間隔よりも大きく設定することを特徴とするイン
   クジェット記録装置。
2. （２）非記録状態でキャリッジが記録可能範囲を移動す
   る時に、記録ヘッドのフェイス面と記録媒体との間隔を
   、記録時の間隔よりも大きく設定することを特徴とする
   請求項１に記載のインクジェット記録装置。