JP2000085157A - インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法 - Google Patents

インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法

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JP2000085157A
JP2000085157A JP10253100A JP25310098A JP2000085157A JP 2000085157 A JP2000085157 A JP 2000085157A JP 10253100 A JP10253100 A JP 10253100A JP 25310098 A JP25310098 A JP 25310098A JP 2000085157 A JP2000085157 A JP 2000085157A
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Japan
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ink
density
recording head
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JP10253100A
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English (en)
Inventor
Nobuhiko Ogata
信彦 緒方
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同一色調で濃度の異なるインクを吐出する複
数の記録ヘッドを持つ記録装置において、回路規模の増
大を伴わず、補正処理が記録結果に対し、比較的良く反
映できるインクジェット記録装置およびインクジェット
記録方法を提供する。 【解決手段】 読み取りセンサ17にて濃インク用記録
ヘッド9のみを用いて記録したテストパターンを読み取
るとともに、濃度ムラ補正データ演算部22にて濃度ム
ラ補正データ23を作成し、この濃度ムラ補正データ2
3からムラ補正テーブル27にて補正テーブルを選択す
るとともに、入力された画像信号26に対して前記補正
テーブルを当てはめて濃度補正を行い、量子化回路31
にて画像信号を濃インク印字と淡インク印字とに振り分
け、量子化し、これらの量子化された画像信号に従って
濃インク用記録ヘッド9、淡インク用記録ヘッド9´そ
れぞれで記録を行うインクジェット記録装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、濃淡複数のインク
を記録ヘッドより吐出して記録媒体に画像を形成するイ
ンクジェット記録装置およびインクジェット記録方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータや通信機器の普及に
伴い、画像記録装置としてインクジェット方式や熱転写
方式などの、記録ヘッドを用いてデジタル画像記録を行
うものが急速に普及してきている。
【0003】この記録ヘッドを用いた記録装置において
は、複数の記録素子を集積したマルチヘッド形式のもの
が一般的である。例えば、インクジェット記録装置にお
ける吐出口を複数集積したマルチノズルヘッドや、熱転
写記録装置における複数のヒーターを集積したサーマル
ヘッドといったものが挙げられる。このようなマルチヘ
ッド形式にすることで、記録速度の向上を図ることがで
きる。
【0004】しかしながら、記録ヘッドの記録素子を均
一に製造することは困難であり、記録装置の特性に、あ
る程度のばらつきが生じる。例えば、インクジェット記
録装置では、マルチノズルヘッドのノズルの形状にばら
つきが生じるし、また、熱転写記録装置では、サーマル
ヘッド内のヒーターの形状や抵抗等にばらつきが生じ
る。これらの記録素子間の不均一は、各記録素子によっ
て形成されるドットの大きさや濃度の不均一となり、結
果として記録画像に濃度ムラを生じさせる場合がある。
【0005】この問題に対して、各記録素子に与える信
号を補正して、濃度が均一な画像を得る方法が従来から
種々提案されている。例えば、図7(a)に示すよう
に、複数の記録素子12が並んだマルチヘッド11にお
いて、各記録素子2へ図7(b)に示すような均一な値
の入力信号を入力した場合に、図7(c)に示すような
濃度ムラが生じる場合の補正方法として次のようなこと
が行われていた。図7(c)に示す凹部のように濃度が
低くなる記録を行う記録素子には、その濃度に応じて、
図7(d)に示す凸部のように他の記録素子より大きな
入力信号を与える。このような補正を行うことにより、
出力結果は図7(e)に示すような均一なものに近づけ
ることができる。
【0006】このような濃度ムラ補正を行う場合におい
て、ドット径またはドット濃度の変調が可能な記録装置
の場合は、記録素子が形成するドット径またはドットの
濃度を濃度ムラに応じて変調するという方法がとられ
る。例えば、ピエゾ方式のインクジェット記録装置で
は、各ピエゾ素子に印加する駆動電圧またはパルス幅を
濃度ムラに応じて変調することによりドット径を変化さ
せることができる。また、熱転写方式の記録装置では、
各ヒーターに印加する駆動電圧またはパルス幅を濃度ム
ラに応じて変調することにより記録されるドットの濃度
を変化させることができる。
【0007】また、ドット径もしくはドット濃度の変調
が困難な場合には、入力信号に応じて吐出するインク滴
数を変調して補正する方法もある。つまり、濃度の低い
記録を行う記録素子ではインク滴数を多くし、一方濃度
の高い記録を行う記録素子についてはインク滴数を少な
くして印字することにより、補正するというものであ
る。
【0008】これらの方法における補正量は、例えば次
のようにして求めることができる。ここでは図8に示す
ように、256ノズルのマルチヘッドの濃度ムラを補正
する場合を例にとって説明する。ある均一な画像信号S
で印字したときの濃度ムラの分布が同図の実線で示すよ
うになっているとする。まず、このマルチヘッドの平均
濃度を求める。次に、各ノズルに対応する出力濃度OD
1〜OD256を測定する。ここで、n番目のノズルに
関する画像信号と出力濃度との関係が、図9に示すよう
な関係にあるとすると、ΔOD分だけ濃度を補正するた
めには、画像信号をΔSだけ補正すればよい。そのため
には、入力された画像信号に対して図10に示すテーブ
ル変換を施してやればよい。図10において、直線Aは
傾きが1.0であり、入力した信号がそのまま出力され
るものである。一方、直線Bは、傾きが直線Aよりも小
さく、Sを入力したときの出力はSbとなる。
【0009】したがって、n番目のノズルに対応する画
像信号は、図10の直線Bに示すテーブルにて変換を施
してやれば、濃度補正を行うことができる。このような
処理を全ノズルに対して行えば、濃度ムラが補正され、
均一な濃度の画像を得ることができる。すなわち、どの
ようなテーブル変換を行えばよいかというデータをあら
かじめ求めておけば、濃度ムラの補正が可能となる。
【0010】図11は上記補正処理の回路の一例を示す
ブロック図である。まず、あらかじめ、記録ヘッドによ
って印字されたテストパターンを読み取りセンサ17で
読み取る。そして読み取られた記録ヘッドの読み取り信
号18は、A/D変換器19にてアナログ信号からデジ
タル信号に変換され、LOG変換処理部20、出力マス
キング/UCR処理部21にてそれぞれの処理が施され
る。次に濃度ムラ補正データ演算部22は、処理された
読み取り信号18に基づき、記録ヘッドの各ノズルにつ
いて、濃度ムラ補正データ23を求める。この濃度ムラ
補正データ23は、例えば図10に示す補正量ΔSとし
て求めることができるものであり、後述のムラ補正テー
ブル27において、このΔSに対応するテーブルを選択
するために用いられるものである。そしてこの補正デー
タは、各ノズルに対応させてムラ補正RAM24に格納
され、記録時に補正直線選択信号25として読み出され
る。
【0011】ムラ補正テーブル27では、ノズルに対応
してRAM24から読み出された補正直線選択信号25
によって選択されたテーブルにより、入力された画像信
号26に濃度ムラ補正が施される。そして、この補正後
の画像信号28は、階調補正テーブル29にて階調補正
が行われ、量子化回路31により量子化され、この量子
化データにより記録ヘッド91からインクを吐出して印
字を行う。
【0012】ここで、記録ヘッドの濃度ムラ補正データ
23は、上述のように記録ヘッドの濃度を補正するため
に必要なムラ補正テーブル27内の補正直線(テーブ
ル)の選択信号であり、記録ヘッドの各ノズルごとの選
択信号からなっている。
【0013】ムラ補正テーブル27は、傾きが1のテー
ブルに対しプラスマイナス30%の範囲に設定されてお
り、図3に示すように、Y=0.70×XからY=1.
30×Xまで傾きが0.01ずつ異なる補正直線を64
本有し、補正直線選択信号25によって補正直線を切り
換えるものとする。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、高画
質の画像への要求が高まり、それに伴い記録装置も改良
されてきている。例えば、これまで基本であったシア
ン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色のインク(以
下それぞれの色の濃インクともいう)のみを用いる2値
出力だけでなく、前記濃インクよりも低濃度のインク
(以下、淡インクともいう)も用いる3値出力など3値
以上の階調を持たせた方法も提案されている。図12は
淡インクを設けた記録装置の補正処理回路のブロック図
である。図11に示す従来の補正処理回路同様にして処
理されてきた画像信号28は、量子化回路31におい
て、振り分け信号発生部30からの振り分け信号32に
よって「濃インクデータ」と「淡インクデータ」とに振
り分けられ、量子化される。すなわち、ここでは、「濃
インクデータ(濃インクによる印字)」と「淡インクデ
ータ(淡インクによる印字)」と「印字しない」の3値
化処理を行い、3値化処理された画像データはそれぞれ
濃インク用ヘッド92と淡インク用ヘッド92´とに送
られ、印字される。なお、この図12に示す構成では、
濃度ムラ補正データ23は、濃、淡双方のインクを用い
て記録したテストパターンに基づいて求められるもので
ある。
【0015】しかしながら、この回路構成は、画像信号
の信号線の数を減らし、回路構成を簡単にする一方、図
12からも明らかなように、ムラ補正テーブルが、振り
分け回路より上流側にあるため、原理的に濃度ムラ補正
の処理が行われる段階では、どちらのヘッドのノズルで
印字されるデータかを判別することができない。また、
上述したように、図12に示す濃、淡インクを用いる場
合の濃度ムラ補正データ23は、濃、淡インクの双方を
一定の割合で用いて記録したテストパターンを読み取っ
て求められたものであるため、濃、淡ヘッドそれぞれの
ノズルの状態を正確に反映したものとはいえない。この
ためノズルの状態を正確に反映した濃度ムラ補正を行う
ことができないという問題がある。これに対し、例え
ば、濃淡各ヘッドに対応して、図12に示すような補正
回路を設けることも考慮できるが、回路規模が大きくな
り、また、それに伴ってコストも増大するという問題を
派生する。
【0016】本発明の目的は、同一色調で濃度の異なる
インクを吐出する複数の記録ヘッドを持つ記録装置にお
いて、回路規模などの増大を伴わず、補正処理が記録結
果に対し比較的良く反映することができるインクジェッ
ト記録装置およびインクジェット記録方法を提供するこ
とにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記従来の問題点を解決
するために、本発明の記録装置は、それぞれ複数のノズ
ルを有し、同一色調についてそれぞれ濃度の異なるイン
クを吐出する複数の記録ヘッドを用いて記録媒体に記録
を行うインクジェット記録装置において、前記濃度の異
なる複数のインクのうち第一のインクを吐出する第一記
録ヘッドのみを用いて記録したテストパターンの記録濃
度を読み取る読み取り手段と、前記読み取り手段にて読
み取った濃度データに基づき、前記複数のノズルごとの
濃度ムラ補正データを求める濃度ムラ補正データ演算手
段と、前記濃度ムラ補正データに基づいて、画像データ
を補正する補正手段と、前記補正手段により補正された
画像データを前記第一記録ヘッドおよび該第一記録ヘッ
ドより濃度の低いインクを吐出する第二記録ヘッドそれ
ぞれの画像データに振り分ける振り分け手段とを具えた
ことを特徴とするものである。
【0018】また、前記インクジェット記録装置は、前
記第一記録ヘッドの濃度データから求められた濃度ムラ
補正データに基づき補正され、さらに前記振り分け手段
にて前記第一記録ヘッドおよび前記第二記録ヘッドそれ
ぞれに振り分けられた画像データのうち、前記第一記録
ヘッドで記録する画像データを一時保存するバッファ
と、補正のあり/なしによって、前記濃度ムラ補正デー
タの内容を切り換える補正データ制御手段とをさらに具
え、前記補正データ制御手段により切り換えられた補正
を行わない濃度ムラ補正データを用いることで、前記補
正手段にて無補正の画像データを、前記振り分け手段に
て前記第一記録ヘッドおよび前記第二記録ヘッドそれぞ
れの画像データに振り分けるとともに、この振り分けら
れた画像データのうち、前記第一記録ヘッドにて記録す
る画像データは、前記バッファに一時保存されていた画
像データと入れ替えることを特徴とするものであっても
よい。
【0019】また、それぞれ複数のノズルを有し、同一
色調についてそれぞれ濃度の異なるインクを吐出する複
数の記録ヘッドを用いて記録媒体に記録を行うインクジ
ェット記録装置において、前記濃度の異なる複数のイン
クのうち第一のインクを吐出する第一記録ヘッドと該第
一記録ヘッドより濃度の低いインクを吐出する第二記録
ヘッドそれぞれが記録したテストパターンの記録濃度を
読み取る読み取り手段と、前記読み取り手段にて読み取
った濃度データに基づき、各記録ヘッドごとに前記複数
のノズルごとの濃度ムラ補正データを求める濃度ムラ補
正データ演算手段と、前記濃度ムラ補正データ演算手段
にて求められた第一記録ヘッドに対応する第一濃度ムラ
補正データのうち所定の基準値以上の補正データと、前
記濃度ムラ補正データ演算手段にて求められた第二記録
ヘッドに対応する第二濃度ムラ補正データのうち所定の
基準値未満の補正データとを合成し、この合成された濃
度ムラ補正データに基づいて画像データを補正する補正
手段と、前記補正手段により補正された画像データを前
記第一記録ヘッドおよび前記第二記録ヘッドそれぞれの
画像データに振り分ける振り分け手段とを具えたことを
特徴とするものであってもよい。
【0020】本発明のインクジェット記録方法は、それ
ぞれ複数のノズルを有し、同一色調についてそれぞれ濃
度の異なるインクを吐出する複数の記録ヘッドを用いて
記録媒体に記録を行うインクジェット記録装置を用いた
インクジェット記録方法において、前記濃度の異なる複
数のインクのうち第一のインクを吐出する第一記録ヘッ
ドのみを用いて記録したテストパターンの記録濃度を読
み取る読み取り手段と、前記読み取り手段にて読み取っ
た濃度データに基づき、前記複数のノズルごとの濃度ム
ラ補正データを求める濃度ムラ補正データ演算手段と、
前記濃度ムラ補正データに基づいて、画像データを補正
する補正手段と、前記補正手段により補正された画像デ
ータを前記第一記録ヘッドおよび該第一記録ヘッドより
濃度の低いインクを吐出する第二記録ヘッドそれぞれの
画像データに振り分ける振り分け手段とを設けたことを
特徴とするものである。
【0021】また、前記第一記録ヘッドの濃度データか
ら求められた濃度ムラ補正データに基づき補正され、さ
らに前記振り分け手段にて前記第一記録ヘッドおよび前
記第二記録ヘッドそれぞれに振り分けられた画像データ
のうち、前記第一記録ヘッドで記録する画像データを一
時保存するバッファと、補正のあり/なしによって、前
記濃度ムラ補正データの内容を切り換える補正データ制
御手段とを具え、前記補正データ制御手段により切り換
えられた補正を行わない濃度ムラ補正データを用いるこ
とで、前記補正手段にて無補正の画像データを、前記振
り分け手段にて前記第一記録ヘッドおよび前記第二記録
ヘッドそれぞれの画像データに振り分けるとともに、こ
の振り分けられた画像データのうち、前記第一記録ヘッ
ドにて記録する画像データは、前記バッファに一時保存
されていた画像データと入れ替えることを特徴とするも
のであってもよい。
【0022】また、それぞれ複数のノズルを有し、同一
色調についてそれぞれ濃度の異なるインクを吐出する複
数の記録ヘッドを用いて記録媒体に記録を行うインクジ
ェット記録装置を用いたインクジェット記録方法におい
て、前記濃度の異なる複数のインクのうち第一のインク
を吐出する第一記録ヘッドと該第一記録ヘッドより濃度
の低いインクを吐出する第二記録ヘッドそれぞれが記録
したテストパターンの記録濃度を読み取る読み取り手段
と、前記読み取り手段にて読み取った濃度データに基づ
き、各記録ヘッドごとに前記複数のノズルごとの濃度ム
ラ補正データを求める濃度ムラ補正データ演算手段と、
前記濃度ムラ補正データ演算手段にて求められた第一記
録ヘッドに対応する第一濃度ムラ補正データのうち所定
の基準値以上の補正データと、前記濃度ムラ補正データ
演算手段にて求められた第二記録ヘッドに対応する第二
濃度ムラ補正データのうち所定の基準値未満の補正デー
タとを合成し、この合成された濃度ムラ補正データに基
づいて画像データを補正する補正手段と、前記補正手段
により補正された画像データを前記第一記録ヘッドおよ
び前記第二記録ヘッドそれぞれの画像データに振り分け
る振り分け手段とを設けたことを特徴とするものであっ
てもよい。
【0023】本発明のインクジェット記録装置およびイ
ンクジェット記録方法を用いて、画像信号に記録ヘッド
を構成する各ノズルの状態に応じた濃度補正を行うこと
により、形成される画像の濃度ムラを緩和することがで
きる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態に係る
インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法
を図面を参照して説明する。
【0025】図1は、記録装置の概略構成を示す斜視図
である。ロール状に巻かれた記録媒体5は、搬送ローラ
1,2を経て、給送ローラ3で狭持され、給送ローラ3
に結合した副走査モータ50の駆動に伴って、矢印f方
向に送られる。この記録媒体5を横断してガイドレール
6,7が平行に設けられており、キャリッジ8は、これ
らのガイドレールに案内されながら移動することがで
き、これによりキャリッジ8に搭載された記録ヘッドの
走査が可能となる。すなわち、キャリッジ8にはイエロ
ーのインクを吐出するヘッド9Y、マゼンタのインクを
吐出するヘッド9M、シアンのインクを吐出するヘッド
9C、ブラックのインクを吐出するヘッド9K(これら
を総称して濃インク用記録ヘッド9とする)と、上述の
各色のインクより低濃度のインクを吐出するヘッド9
Y′、ヘッド9M′、ヘッド9C′、ヘッド9K′(こ
れらを総称して淡インク用記録ヘッド9′とする)とが
着脱自在に装着されている。なお、キャリッジ8には、
それぞれの記録ヘッドにインクを供給するインクタンク
も着脱自在に設けられている。記録媒体5は、記録ヘッ
ドの印字幅分ずつ間欠送りされるが、記録媒体5が停止
している時に記録ヘッド9は矢印P方向に走査し、量子
化された画像信号に応じたインク滴を吐出して記録を行
うことができる。本実施形態では、記録ヘッドを交換し
た後などの所定のタイミングで、あるいはユーザが目視
で画像にムラが発生していると感じたときなど、ユーザ
ーの指示に応じてテストパターンの記録および読み取り
が行われる。このため、読み取りセンサ17が設けら
れ、記録媒体5の搬送経路上、記録ヘッドの下流側で記
録領域外に配置される。また、制御部15により、後述
されるように、濃インクのみ、または濃インクおよび淡
インク双方の記録ヘッドに均一な画像信号を与えて、被
記録媒体5上に1回の走査でテストパターン16を印字
する。テストパターン16は、各ヘッド毎に記録媒体の
搬送方向に配列するように印字され、記録媒体5の搬送
に伴って、濃度ムラ読み取りセンサ17によって順次読
み取られる。読み取りセンサ17にて読み取られた各記
録ヘッドの読み取り信号は演算処理部35に送られ、図
2にて後述する処理が行われる。
【0026】ここで、記録ヘッドにより記録されるテス
トパターン16は均一濃度のハーフトーンパターンでよ
く、記録比率が50%程度の特定のパターンを選択すれ
ばよい。
【0027】(実施形態1)図2は本実施形態の補正処
理回路のブロック図である。なお、同図において図11
に示した要素と同様の要素には同一の符号を付する。
【0028】本実施形態は、濃インク用記録ヘッド9の
みを用いてテストパターンを印字し、また、このテスト
パターンに基づいて、濃度ムラ補正データおよびムラ補
正テーブルを作成するものである。すなわち、読み取り
センサ17によって、濃インク用記録ヘッド9により印
字したテストパターン16を読み取り、この読み取り信
号18は、A/D変換器19にてデジタル信号に変換さ
れる。次に、LOG変換処理部20、出力マスキング/
UCR処理部21にてそれぞれの処理が施された後、濃
度ムラ補正データ演算部22に入力される。濃度ムラ補
正データ演算部22では、濃インク用記録ヘッド9に関
する読み取り信号18をもとに、濃度ムラ補正データ2
3を作成する。この作成された濃インク用記録ヘッドの
みに関する濃度ムラ補正データ23はいったん、ムラ補
正RAM24に格納され、記録時にムラ補正信号25と
して読み取られる。
【0029】記録時に、画像信号26がムラ補正テーブ
ル27に入力されると、これに同期して、ムラ補正RA
M24に格納されている補正直線選択信号25も入力
し、この補正直線選択信号25に基づいて、選択された
補正直線(テーブル)によって画像信号26を補正す
る。
【0030】ムラ補正テーブル27は、前述したように
補正量がプラスマイナス30%の範囲に設定してあり、
図3に示すように、Y=0.70×XからY=1.30
×Xまでの傾きが0.01ずつ異なる補正直線を有し、
補正直線選択信号25によって必要な補正直線を選択
し、画像信号26をこの補正直線によって補正するもの
である。
【0031】そして、ムラ補正テーブル27によって補
正された画像信号28は、階調補正テーブル29により
各ヘッドの階調特性が補正され、その後、量子化回路3
1で濃淡インクの振り分けを決める振り分け信号32に
基づいて3値化が行われ、その値に応じ、濃インク用記
録ヘッド9、または淡インク用記録ヘッド9′で印字が
行われる。
【0032】ここで、先に述べたように、テストパター
ン16の印字は濃インク用記録ヘッド9のみ行われ、こ
れら濃インク用記録ヘッド9のノズルの状態によって、
濃度ムラ補正データ23が演算され、これに応じてムラ
補正テーブル27で画像信号26が補正される。したが
って、淡インク用記録ヘッド9′は、濃インク用記録ヘ
ッド9に対する補正が行われた画像信号で印字を行うこ
とになる。しかしながら、淡インク自体の濃度が低いの
で、このインクで画像を形成するドット1つ1つの濃度
も低くなり、濃度ムラ自体は目立たない。一方、濃イン
ク用記録ヘッド9で印字した画像は、上述のようにして
濃度補正しているので、濃度ムラを軽減することができ
る。
【0033】このような処理を行うことで、回路構成を
複雑にすることなく、高品位画像を得ることが可能とな
る。
【0034】(実施形態2)実施形態1は、記録ヘッド
が濃インク用、淡インク用にかかわらず、濃インクのテ
ストパターンに基づいて得られた補正データを用いて、
濃度補正を行うものであったが、本実施形態は、淡イン
ク用記録ヘッド9′で印字する分に関しては、濃度補正
を行わないというものである。以下、図面を参照して、
詳細を説明する。
【0035】図4は、本実施形態の濃度補正処理回路を
示すブロック図である。
【0036】実施形態1同様、読み取りセンサ17によ
って濃インク用記録ヘッド9により印字したテストパタ
ーン16を読み取り、この読み取り信号18は、A/D
変換器19、LOG変換処理部20、出力マスキング/
UCR処理部21にてそれぞれの処理が行われた後、濃
度ムラ補正データ演算部22にて、濃度ムラ補正データ
23が求められる。この求められた濃インク用記録ヘッ
ド9に関する濃度ムラ補正データ23は、いったんムラ
補正RAM24に格納され、記録時に補正直線選択信号
25として読み取られる。
【0037】実施形態1と同様にして、記録時にムラ補
正テーブル27にて、画像信号26に濃度ムラ補正が行
われ、階調補正テーブル29にて階調補正が行われる。
階調補正が行われた画像信号は、量子化回路31にて、
振り分け信号発生部30からの振り分け信号32に基づ
いて濃淡インクに振り分けられ、量子化が行われる。こ
れらの処理が行われた画像信号のうち、濃インク用記録
ヘッド9で印字される画像信号のみ、一時的にバッファ
33にストアされる。
【0038】一方、淡インク用記録ヘッド9´で印字す
る分の画像信号は、濃度補正を行わないようにしたいの
で、濃インク用記録ヘッド9分の画像信号がバッファ3
3にストアされた後、次の処理が行われる。
【0039】まず、ムラ補正データ制御部34からムラ
補正RAM24内の濃度ムラ補正データ23をリセット
する。濃度ムラ補正データ23がリセットされると、補
正直線選択信号25もリセットされるので、補正テーブ
ル27では補正が行われなくなる。したがって、補正テ
ーブル27に入力した画像信号26はそのまま出力され
ることになる。
【0040】このようにして濃度補正をされなかった画
像信号は、階調補正テーブル29にて階調補正された
後、振り分け信号32を元に、濃淡インクに振り分けら
れ、量子化される。そして、濃インク用記録ヘッド9分
の画像信号は、すでにバッファ33にストアされていた
画像信号に置きかえられる。したがって、濃インク用記
録ヘッド9からはバッファ33にストアされていた画像
信号が、また淡インク用記録ヘッド9′からは補正され
なかった画像信号が印字されることになる。
【0041】このような処理により、濃インク用記録ヘ
ッド分の画像信号は、濃度補正処理が行われたものとな
るが、淡インク用記録ヘッド分の画像信号は、濃度補正
処理が行われないものとなる。そこで、濃インク用記録
ヘッドのテストパターンによる濃度補正でかなり大きな
補正が行われた場合でも、その補正は淡インク用記録ヘ
ッド分の画像信号には反映されないので、淡インク用記
録ヘッドでの印字には影響が及ばない。したがって、実
施形態1よりも確実に高品位な画像の出力が可能とな
る。
【0042】(実施形態3)本実施形態は、濃淡双方の
記録ヘッドの濃度ムラを検出し、双方の濃度ムラデータ
を用いて、見かけ上1つの記録ヘッドの補正テーブルを
作成し、その補正テーブルを用いて画像信号を補正する
ものである。
【0043】図5は、本実施形態の濃度補正回路のブロ
ック図である。
【0044】読み取りセンサ17では濃淡それぞれの記
録ヘッド9、9′のテストパターンが読み取られる。実
施形態1、実施形態2同様に、A/D変換器19、LO
G変換処理部20、出力マスキング/UCR処理部21
にてそれぞれの処理が読み取り信号18に施される。次
に、濃度ムラ補正データ演算部22で、濃度補正データ
23が作成される。作成された濃度補正データ23はム
ラ補正RAM24に格納される。
【0045】ムラ補正テーブル27では、淡インク用記
録ヘッド9´の補正テーブルと、濃インク用記録ヘッド
9の補正テーブルとが補正直線選択信号25によって選
択される。選択された各テーブルは、ムラ補正データ合
成部35にて、1つの補正テーブルとして合成される。
【0046】合成の方法を以下に示す。図6(a)に示
す、テーブル(補正直線)Aが淡インク用の補正テーブ
ルであり、テーブル(補正直線)Bが濃インク用の補正
テーブルであるとすると、ムラ補正データ合成部35に
て、図6(b)に示すように合成される。合成は、入力
信号がSのときを境にしてS以下の領域では淡インク用
の補正テーブルであるテーブルAを用い、入力信号がS
以上の領域では濃インク用の補正テーブルであるテーブ
ルBを用いて行う。合成されたテーブルCは、入力信号
がSの地点でテーブルの傾きが変わるものとなる。な
お、境界地点は任意であって、限定しない。使用者が自
由に設定できるようになっていてもよい。また、振り分
け信号発生部30からの振り分け信号32を参照して、
境界地点を設定してもよい。例えば、入力信号の範囲が
0から255までのとき、128の信号を境に振り分け
るとすると、振り分け信号32は、128を出力し、入
力信号と振り分け信号32とを比較し、振り分け信号3
2よりも入力信号が小さいときは淡インク、入力信号が
大きいときは濃インクで印字する。振り分け信号32の
値は振り分け信号発生部30にて適宜自由に設定できる
ようにしてもよい。
【0047】合成されたテーブルCに基づいて、画像信
号26は濃度補正される。以下、実施形態1,2と同様
に階調補正テーブル29にて階調補正が行われ、量子化
回路31にて濃淡インクに振り分けられ、量子化処理さ
れたのち、各記録ヘッド9、9′にて印字が行われる。
【0048】このように、予め濃淡2つの記録ヘッドの
濃度ムラ補正データを求め、基準値(本実施形態では境
界地点)を設け、この基準値を境にして二つの濃度補正
テーブルから見かけ上1つの補正テーブルを合成し、こ
の合成テーブルを用いて画像信号を補正することによっ
て、画像処理回路の規模を大きくすることなく、濃淡双
方の記録ヘッドの補正データを生かした高品位の画像を
形成することができる。
【0049】(その他)なお、本発明は、特にインクジ
ェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段
(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エ
ネルギによりインクの状態変化を生起させる方式の記録
ヘッド、記録装置において優れた効果をもたらすもので
ある。かかる方式によれば記録の高密度化,高精細化が
達成できるからである。
【0050】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書,同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
【0051】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
【0052】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0053】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0054】また、本発明の記録装置の構成として、記
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
【0055】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備
えた装置にも本発明は極めて有効である。
【0056】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
【0057】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0058】
【発明の効果】本発明のインクジェット記録装置および
インクジェット記録方法を用いることによって、2値化
以上の量子化を行う場合にも、ムラ補正テーブルを濃イ
ンク用記録ヘッドと淡インク用記録ヘッドに対応した2
種類のテーブルを合成することによって、画像処理回路
の規模を大きくするなどの大きなコストアップなしで、
各記録ヘッドの濃度補正データを適切に多値画像に反映
し、高品位画像を出力することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録装置の構造を示す模式図である。
【図2】補正回路のブロック図である。
【図3】補正テーブルを示す図である。
【図4】補正回路の他の例のブロック図である。
【図5】補正回路の他の例のブロック図である。
【図6】(a)は二種類の補正テーブルを示す図であ
る。(b)は(a)の2種類の補正テーブルを合成した
補正テーブルを示す図である。
【図7】(a)は記録ヘッドの正面図である。(b)は
記録画素と入力信号との関係を示す図である。(c)は
記録画素と濃度との関係を示す図である(濃度が低い部
分がある場合)。(d)は記録画素と濃度との関係を示
す図である(濃度が高い部分がある場合)。(e)は記
録画素と濃度との関係を示す図である(濃度が均一の場
合)。
【図8】ノズルと濃度との関係を示す図である。
【図9】画像信号と濃度との関係を示す図である。
【図10】補正テーブルを示す図である。
【図11】従来の補正回路のブロック図である。
【図12】従来の補正回路の他の例のブロック図であ
る。
【符号の説明】
9 濃インク用記録ヘッド(第一記録ヘッド) 9′ 淡インク用記録ヘッド(第二記録ヘッド) 17 読み取りセンサ(読み取り手段) 18 読み取り信号 19 A/D変換器 20 LOG変換処理部 21 出力マスキング/UCR処理部 22 濃度ムラ補正データ演算部(濃度ムラ補正データ
演算手段) 23 濃度ムラ補正データ 24 ムラ補正RAM 25 ムラ補正信号 26 画像信号 27 ムラ補正テーブル(補正手段) 29 階調補正テーブル 30 振り分け信号発生部 31 量子化回路(振り分け手段) 32 振り分け信号

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ複数のノズルを有し、同一色調
    についてそれぞれ濃度の異なるインクを吐出する複数の
    記録ヘッドを用いて記録媒体に記録を行うインクジェッ
    ト記録装置において、 前記濃度の異なる複数のインクのうち第一のインクを吐
    出する第一記録ヘッドのみを用いて記録したテストパタ
    ーンの記録濃度を読み取る読み取り手段と、 前記読み取り手段にて読み取った濃度データに基づき、
    前記複数のノズルごとの濃度ムラ補正データを求める濃
    度ムラ補正データ演算手段と、 前記濃度ムラ補正データに基づいて、画像データを補正
    する補正手段と、 前記補正手段により補正された画像データを前記第一記
    録ヘッドおよび該第一記録ヘッドより濃度の低いインク
    を吐出する第二記録ヘッドそれぞれの画像データに振り
    分ける振り分け手段とを具えたことを特徴とするインク
    ジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 前記インクジェット記録装置は、前記第
    一記録ヘッドの濃度データから求められた濃度ムラ補正
    データに基づき補正され、さらに前記振り分け手段にて
    前記第一記録ヘッドおよび前記第二記録ヘッドそれぞれ
    に振り分けられた画像データのうち、前記第一記録ヘッ
    ドで記録する画像データを一時保存するバッファと、 補正のあり/なしによって、前記濃度ムラ補正データの
    内容を切り換える補正データ制御手段とをさらに具え、 前記補正データ制御手段により切り換えられた補正を行
    わない濃度ムラ補正データを用いることで、前記補正手
    段にて無補正の画像データを、前記振り分け手段にて前
    記第一記録ヘッドおよび前記第二記録ヘッドそれぞれの
    画像データに振り分けるとともに、 この振り分けられた画像データのうち、前記第一記録ヘ
    ッドにて記録する画像データは、前記バッファに一時保
    存されていた画像データと入れ替えることを特徴とする
    請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 それぞれ複数のノズルを有し、同一色調
    についてそれぞれ濃度の異なるインクを吐出する複数の
    記録ヘッドを用いて記録媒体に記録を行うインクジェッ
    ト記録装置において、 前記濃度の異なる複数のインクのうち第一のインクを吐
    出する第一記録ヘッドと該第一記録ヘッドより濃度の低
    いインクを吐出する第二記録ヘッドそれぞれが記録した
    テストパターンの記録濃度を読み取る読み取り手段と、 前記読み取り手段にて読み取った濃度データに基づき、
    各記録ヘッドごとに前記複数のノズルごとの濃度ムラ補
    正データを求める濃度ムラ補正データ演算手段と、 前記濃度ムラ補正データ演算手段にて求められた第一記
    録ヘッドに対応する第一濃度ムラ補正データのうち、所
    定の基準値以上の補正データと、前記濃度ムラ補正デー
    タ演算手段にて求められた第二記録ヘッドに対応する第
    二濃度ムラ補正データのうち所定の基準値未満の補正デ
    ータとを合成し、この合成された濃度ムラ補正データに
    基づいて画像データを補正する補正手段と、 前記補正手段により補正された画像データを前記第一記
    録ヘッドおよび前記第二記録ヘッドそれぞれの画像デー
    タに振り分ける振り分け手段とを具えたことを特徴とす
    るインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 前記ノズルは、インク中に熱エネルギー
    を利用して気泡を生じさせ、その生成気泡の圧力によ
    り、インクを吐出させて記録することを特徴とする請求
    項1ないし請求項3のいずれかに記載のインクジェット
    記録装置。
  5. 【請求項5】 それぞれ複数のノズルを有し、同一色調
    についてそれぞれ濃度の異なるインクを吐出する複数の
    記録ヘッドを用いて記録媒体に記録を行うインクジェッ
    ト記録装置を用いたインクジェット記録方法において、 前記濃度の異なる複数のインクのうち第一のインクを吐
    出する第一記録ヘッドのみを用いて記録したテストパタ
    ーンの記録濃度を読み取る読み取り手段と、 前記読み取り手段にて読み取った濃度データに基づき、
    前記複数のノズルごとの濃度ムラ補正データを求める濃
    度ムラ補正データ演算手段と、 前記濃度ムラ補正データに基づいて、画像データを補正
    する補正手段と、 前記補正手段により補正された画像データを前記第一記
    録ヘッドおよび該第一記録ヘッドより濃度の低いインク
    を吐出する第二記録ヘッドそれぞれの画像データに振り
    分ける振り分け手段とを設けたことを特徴とするインク
    ジェット記録方法。
  6. 【請求項6】 前記インクジェット記録方法は、前記第
    一記録ヘッドの濃度データから求められた濃度ムラ補正
    データに基づき補正され、さらに前記振り分け手段にて
    前記第一記録ヘッドおよび前記第二記録ヘッドそれぞれ
    に振り分けられた画像データのうち、前記第一記録ヘッ
    ドで記録する画像データを一時保存するバッファと、 補正のあり/なしによって、前記濃度ムラ補正データの
    内容を切り換える補正データ制御手段とをさらに具え、 前記補正データ制御手段により切り換えられた補正を行
    わない濃度ムラ補正データを用いることで、前記補正手
    段にて無補正の画像データを、前記振り分け手段にて前
    記第一記録ヘッドおよび前記第二記録ヘッドそれぞれの
    画像データに振り分けるとともに、 この振り分けられた画像データのうち、前記第一記録ヘ
    ッドにて記録する画像データは、前記バッファに一時保
    存されていた画像データと入れ替えることを特徴とする
    請求項5に記載のインクジェット記録方法。
  7. 【請求項7】 それぞれ複数のノズルを有し、同一色調
    についてそれぞれ濃度の異なるインクを吐出する複数の
    記録ヘッドを用いて記録媒体に記録を行うインクジェッ
    ト記録装置を用いたインクジェット記録方法において、 前記濃度の異なる複数のインクのうち第一のインクを吐
    出する第一記録ヘッドと該第一記録ヘッドより濃度の低
    いインクを吐出する第二記録ヘッドそれぞれが記録した
    テストパターンの記録濃度を読み取る読み取り手段と、 前記読み取り手段にて読み取った濃度データに基づき、
    各記録ヘッドごとに前記複数のノズルごとの濃度ムラ補
    正データを求める濃度ムラ補正データ演算手段と、 前記濃度ムラ補正データ演算手段にて求められた第一記
    録ヘッドに対応する第一濃度ムラ補正データのうち所定
    の基準値以上の補正データと、前記濃度ムラ補正データ
    演算手段にて求められた第二記録ヘッドに対応する第二
    濃度ムラ補正データのうち所定の基準値未満の補正デー
    タとを合成し、この合成された濃度ムラ補正データに基
    づいて画像データを補正する補正手段と、 前記補正手段により補正された画像データを前記第一記
    録ヘッドおよび前記第二記録ヘッドそれぞれの画像デー
    タに振り分ける振り分け手段とを設けたことを特徴とす
    るインクジェット記録方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005096407A (ja) * 2003-09-01 2005-04-14 Seiko Epson Corp 印刷装置

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