JP2815979B2 - 記録装置および記録方法 - Google Patents

記録装置および記録方法

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JP2815979B2 JP2141527A JP14152790A JP2815979B2 JP 2815979 B2 JP2815979 B2 JP 2815979B2 JP 2141527 A JP2141527 A JP 2141527A JP 14152790 A JP14152790 A JP 14152790A JP 2815979 B2 JP2815979 B2 JP 2815979B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は記録装置及びそれに用いられる複数ドットマ
トリクス打ち込み方法に関し、詳しくは記録データに対
応する各画素をドットマトリクスにより構成する記録装
置及び記録方法に関する。
[従来の技術] ドットマトリクスにより1画素を構成する方式は、一
般に階調を有した画像を記録するために用いられる方式
の1つであり、マトリクスを構成するドットの数や位置
を変えることにより多階調を表現することで知られてい
る。
また、階調表現を必要としない場合であっても、濃度
アップのためのドットの打込みを変化させたり、同一点
に対して複数回ドットを打込むことも知られている。例
えば、インクジェット方式の記録装置における最近の高
精細記録が可能な記録ヘッドの実現、すなわち吐出口の
サイズやその間隔が極めて微小に構成される記録ヘッド
の実現により、1画素をドットマトリクスによって簡単
に構成することも知られている。
一方、このようなインクジェット方式の記録装置は複
写機やファクシミリ等の種々の画像出力装置に用いられ
るようになり、それに応じて用いる記録媒体も、記録専
用のコート紙以外に通常用いられる普通紙、さらにはOH
P用フィルム等多種にわたっている。
これら被記録媒体はそれぞれそのインク吸収能力が異
なるものであり、インク吸収能力の低い被記録媒体にあ
っては、インク滲み等により他の画素との間で互いのイ
ンクが混合され、これにより記録品位が低下する場合が
あった。このインク滲み等が記録品位へ及ぼす影響は、
カラー記録を行う場合の各画素間が異なる色のインクで
接する場合に混色が生じ特に顕著となる。
このため、従来は上述したようなドットマトリクスに
より各画素を構成し、インク吸収能力の低い普通紙等の
場合にはこのマトリクスの隣接する縦列のドットを全部
間引きしてインク吸収のための余白を設けインク滲み等
による影響を低減していた。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、隣接する縦列のドットが全て間引かれ
るため、画素がしま模様となって画素全体では濃度が低
下して見え、結果として記録品位が劣化するという問題
を派生する場合があった。
また、インク吸収能力の低いOHP用フィルム等への記
録では、一般にインクドットを複数重ねるいわゆる重ね
打ちによって各ドットを構成し、これにより被記録媒体
上にある程度インクの拡がりを生じさせて所望の濃度を
得るということがも知られている。
ところが、上述したような従来の間引き方式では、イ
ンクの拡がりが一定方向のみ、(すなわち上記縦列の方
向のみ)に生じ易く、インクの拡がりが不均一となって
所望の濃度が得られないばかりか濃度ムラを生ずるとい
う問題があった。
本発明は、上述した従来の技術水準に対して、適正な
濃度で且つ所望の画素間境界状態を得ることのできる記
録装置及びドット打込みにかかる記録方法を提供するこ
とを主たる目的とする。
また、本発明は、装置に適した加工処理をされ、イン
クを吸収定着するのに適した加工記録媒体に対する記録
は高密度で行えるが、非加工記録媒体を使用する記録モ
ードでは積極的に打込みを変更して画質の向上を達成で
きる記録装置及びドット打込みにかかる記録方法を提供
することを別の目的とする。
さらに、本発明の他の目的は、非加工記録媒体専用の
記録装置や記録方法に対して、非加工記録媒体の特性の
大きなバラツキにもかかわらず画質の優れた記録装置、
記録方法を提供するものである。
ここで非加工記録媒体とは、打込まれるインク量の最
大に対して十分対応できる加工処理された加工記録媒体
より、低水準の加工処理がなされた記録媒体や樹脂シー
トや樹脂シートにインク吸収層が形成された複合シート
や一般普通紙や再生紙が含まれる。
上記目的をより高水準とした本発明のさらに別の目的
は、ドットマトリクスにおいて隣接するドットがそれら
の間の距離が最大となる配置で隣接し、また各画素の境
界部においても同様の配置で各画素のドットが隣接する
ことにより、インク滲みによる影響を低減しつつ均一な
インクの拡がりを実現し、これにより濃度低下や濃度ム
ラを防止し記録品位の安定した記録装置を提供すること
である。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明は、記録媒体に、
一画素を、複数の記録液のドットを付与し得るマトリク
スで形成し、横方向及び縦方向に隣接する複数の画素に
より画像を形成する記録装置において、記録液を吐出す
る吐出部を備えた記録手段と、前記マトリクスのドット
パターンにかかわらず、隣接する画素間の境界において
一方の画素のドットと他方の画素のドットが横方向及び
縦方向に隣接しないように前記記録手段からの記録液の
付与を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とす
る。
また、記録媒体に、一画素を、複数の記録液のドット
を付与し得るマトリクスで形成し、横方向及び縦方向に
隣接する複数の画素により画像を形成する記録方法にお
いて、前記マトリクスのドットパターンにかかわらず、
隣接する画素間の境界において一方の画素のドットと他
方の画素のドットが横方向及び縦方向に隣接しないよう
にドットを付与することを特徴とする。
さらに、ドットデータに基いて被記録媒体に打ち込ま
れるインクドットのドットマトリクスにより画素を構成
し記録を行う記録装置において、前記マトリクスのドッ
トパターンにかかわらず、前記マトリクスにおいて隣接
するドットの間隔が最大となるように前記ドットデータ
を供給するドットデータ供給手段を具えたことを特徴と
する。
さらに加えて、ドットデータに基いて被記録媒体に形
成されるインクドットのドットマトリクスにより画素を
構成し記録を行う記録装置において、前記マトリクスの
ドットパターンにかかわらず、前記マトリクスにおいて
隣接するドットの間隔が最大となり、かつ隣接する画素
の境界で隣接する、一方の画素のドットと他方の画素の
ドットとの間隔が最大となるように前記ドットデータを
供給するドットデータ供給手段を具えたことを特徴とす
る。
特に、これによれば、上記各ドットが複数記録ヘッド
から吐出される各吐出部に対応したインク滴によって形
成され、カラードットの少くとも1つを複数の記録ヘッ
ドからの液滴の重ね打込みによって形成される場合に特
に優れた効果を発揮できたものである。
さらに、本発明のドットを電気熱変換体の膜沸騰作用
により形成するとインクや液滴のにじみ量を極力低下で
きるだけでなく、インクが保持した熱による定着促進効
果の相乗作用によって優れた画質形成を可能にすること
ができた。
また、上記本発明によれば、階調画像がどのような場
合であっても、特には高密度印字に対して、均一な濃度
で画質が向上されたものを提供でき、部分的な画質の乱
れを防止できた。又、本発明によれば、記録媒体自体の
特性制限の範囲を広げることが可能となり、複数回印字
を必要とする樹脂シートや一般的な普通紙の利用をより
確実に行えることができた。又、本発明によれば、記録
媒体自体のコストを下げ、高品位出力を得つつもランニ
ングコストの低い記録装置を提供できた。
さらに、以上の構成によれば、画素を構成するドット
マトリクスにおいて隣接するドットがそれらの間の距離
が最大となる配置で隣接し、また各画素の境界部におい
ても同様の配置で各画素のドットが隣接することによ
り、インク滲みを少なくすると共にインクの拡がりが均
一な画素を得ることができる。
また、時間間隔をおいた、いわゆるフルベタ記録も可
能となる。
さらに、例えば走査速度に応じた倍速記録も可能とな
る。
又、高濃度(例えばベタ像)を得るために、互いに横
方向、縦方向では連続しないドットで1画素及び隣接画
素を形成した後、定着がある程度進む2回目のスキャン
(印字)等を利用し、前回印字ドットとは別に、前回印
字しなかった部分に補充するように、かつ、横方向、縦
方向とも連続しないように新たにドットを追加するよう
に打込むことは、本発明にとってより重要なものであ
り、本発明はこれを含むものである。
[実施例] 以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明す
る。
第1図は、本発明の一実施例にかかるインクジェット
記録装置の構成を示す概略斜視図である。
同図において、1は記録装置を示し、記録装置1は、
主に以下に示す各要素によって構成される。すなわち、
6はキャリッジであり、キャリッジ6はガイド軸と摺動
可能に係合し、かつガイド軸と平行に張設されキャリッ
ジモータ7の回転を直線移動に変換するためのワイヤ8
と接続することにより、ガイド軸に平行な方向(主走査
方向)に移動する。9はキャリッジ6上に搭載され上記
主走査方向に移動しながら被記録媒体10に記録を行うた
めのインクジェット記録機構であり、4つの記録ヘッド
9A〜9Dを有する。記録ヘッド9A,9B,9C,9Dは、4色のイ
ンク、ブラック(Bk),シアン(C),マゼンタ
(M),イエロー(Y)の各インクに対応しそれぞれの
ヘッドの複数吐出部に対応した電気熱変換体の熱エネル
ギーにより、インクを吐出する。これら記録ヘッドは吐
出エネルギー発生素子としての電気熱変換体が発生する
熱エネルギーにより固定又は液体のインクに膜沸騰を生
じせしめ、急激な気泡形成を利用してインク吐出を行う
ものである。記録ヘッド9A〜9Dの各々は、上記主走査方
向と直角な方向(副走査方向)に、図中、後述の被記録
媒体10に対向して64個の吐出口が配列されている。この
複数の吐出口からインクを吐出することにより後述され
るドットの複数行により構成される1ラインを、上述し
た記録ヘッドの1往方向移動(以下、1主走査という)
ないし1往復移動によって構成することができる。
被記録媒体10は、記録ヘッド9A〜9Dの吐出口と対向す
る面、すなわち記録面の図中上方に配設された一対の搬
送ローラにより図中矢印A方向に搬送され、また、この
搬送ローラと、上記記録面の図中下方に配設された一対
の搬送ローラとによって被記録媒体10の上記記録面が形
成される。
15はプリント基板形態のコントローラであり、本記録
装置1における各部動作およびデータ処理等を制御する
ためのCPU15AおよびROM15B,RAM15C等が構成されてい
る。
以上示した各要素によって主に構成される記録装置1
では、この装置を記録出力装置として用いる例えばパソ
コン等のホスト14から転送される記録指令等により、コ
ントローラ15が同様に転送される記録データに基く記録
動作や記録モードに必要な処理を行う。
また、記録装置1への各種指令や記録条件設定は記録
装置1に付設されるパネル16によっても行うことがで
き、このパネル16には記録装置の状態を表示するための
表示器および各種指令を入力するためのスイッチが設け
られている。このパネル16において、後述される被記録
媒体の種類に応じた各種記録モードを設定することもで
きる。
第2図は第1図に示した記録装置のブロック図であ
る。同図に示すように、コントローラ15はインタフェー
ス1Aを介してホスト14から各画素に対応した記録データ
を受け取り、各記録ヘッド9A〜9Dの各吐出口に対応した
ドットデータに変換し、記録ヘッドの1主走査分毎、す
なわち被記録媒体に記録される1ライン(1画素の1主
走査分の配列)毎にRAM15C内のデータバッファに格納す
る。この格納されたドットデータは記録ヘッド9A〜9Dの
主走査に伴った所定のタイミングでヘッド駆動系90に転
送され、これにより記録ヘッド9A〜9Dの各々が駆動され
る。
上記コントローラ15における記録データのドットデー
タへの変換を、1画素が5×5のドットマトリクスで構
成される場合を例にとり第3図を参照して説明する。な
お、第3図(A)および(B)は、それぞれ2×2およ
び5×5のドットマトリクスによって構成される最大濃
度の画素が2つ連続する場合の記録結果を示す。
記録ヘッド9A〜9Dの各吐出口から吐出され被記録媒体
に記録されるインクドットがドットマトリクスの1ドッ
トであるから、上記1ラインは各々の記録ヘッドの副走
査方向に配列する5個の吐出口によって記録される。従
って、記録データにおいて、例えばある画素の階調が最
大濃度の場合、第3図(B)に示すように、まず副走査
方向に配列する吐出口(図中縦方向配列)の1,3,5番目
を“オン”とし、次の吐出タイミングでは2,4番目を
“オン”とする。以降同様に“オン”とする吐出口を交
互に変化させ3回目の第1、3、5番吐出口のオンで1
画素の記録を終了する。次いで2番目の画素について
は、1番目の画素の最後のドット配列に対応して、まず
最初の吐出タイミングでは縦方向の2,4番目の吐出口を
“オン”とし、次に縦方向の1、3、5番目をオンし、
以降1番目の画素と同様に記録する。この順で、3回目
の第2、4番目の吐出口オンで2番目の画素が形成され
る。この結果、ドットマトリクスでは隣接するドットが
互いに対角方向で配置され、隣接する位置関係において
互いの間隔(距離)は最大の配置(以下、距離最大の配
置は、対角方向の配置を意味する)となる。
C,M,Yの実際の吐出方法としては、第1図の構成にお
いて、C,M,Yの物理的な配置が吐出タイミングの整数倍
のズレがあり、第3図(B)のR,Gに相当する位置にき
た時に各色が吐出され、R部についてはMとY,G部につ
いてはCとYが重ね合わされることとなる。この場合重
ね打ちすることによる過剰なインクは隣接する余白部
(非打ち込み部)の各々に均一かつ速やかに吸収され
る。
以上説明したような記録データのドットデータへの変
換によって、間引きを行なったドットマトリクスが形成
され、しかもインクドットが均一化方向に拡がった画素
を得ることができる。
第3図(A)は、画素が2×2のドットマトリクスで
構成される場合を示し、この場合は各画素のドットマト
リクスの配列は相似形となる。
なお、第3図(A)および(B)に示すR(赤)およ
びG(緑)のドットは、それぞれC,M,Yのインクのうち
2つを重ねて記録するものとしたが、R(赤)インク等
を用いた単色インクによって記録することもできる。
また、隣接するドット間距離が最大となる位置関係を
とることにより、隣接するドットで重なる部分を小さく
することができ、この結果重なり部分の過剰なインクの
流れ出しやインク滲みを少なくするという利点を得るこ
ともできる。
さらに第3図(B)から理解されるように、異なるド
ットRとドットGが接する部分においても上述と同様の
理由でインク流れや滲みが少なくなり混色を防止するこ
ともできる。
なお、単色のインクで記録を行う場合にも、第3図に
示すようなドット配列で画素を構成することにより、イ
ンク滲みを防止しつつ均一化した濃度で記録を行うこと
ができる。
ところで、OHP用フィルム等インク吸収能力の低い被
記録媒体に記録を行う場合には、所定の濃度を得るため
に比較的多量のインクを画素中に打ち込む必要があり、
この際過剰なインクによってインク流れが生じ色ムラを
生じる恐れがある。また、このような被記録媒体におい
て間引きを行う場合は、特に前述したように従来の間引
きの仕方ではインクが均一に拡がらず所定の濃度を得ら
れないことがある。
このため、本発明はOHP用フィルム等に記録を行う場
合にも上述した実施例と同様のドットマトリクス構成と
する。この結果、各色同一地点への2度(複数回でも
可)打込みをも可能とする。
この複数回打込みによる濃度アップ効果は好ましいも
のであるが、他の例を以下に説明する。
第4図は、第1図に示す記録装置によりOHP用フィル
ムへ記録を行う場合のより好ましい画素構成を示す概念
図である。
同図に示す画素構成は、画素の全てにドットを打ち込
み比較的高濃度の画素を得ようとする場合であり、記録
ヘッド9A〜9Dの1回目の主走査移動によって、それぞれ
ドットB1,C3,M5,Y7を記録し、2回目にそれぞれ1回目
で印字しなかった部分へ補充するようにドットB2,C4,M
6,Y8を記録する。すなわち、主走査移動の1回目と2回
目との間に1回目に記録したドットの定着がある程度進
行し、しかも各回で記録されるそれぞれの隣接ドットは
互いに対角方向に位置するため、過剰インクによるイン
クの流れ出しを少なくすることができる。
このように、普通紙やOHP用フィルム等比較的インク
吸収能力が低い被記録媒体に記録する際には、空間的ま
たは時間的にドットの間引きを行う場合があり、この場
合には上述した実施例のドットマトリクス構成による間
引きが、記録品位等に対して有効である。
これに対し、コート紙等の比較的インク吸収能力の高
い被記録媒体に記録する場合には間引きする必要はな
く、画素の全てをドットで満たすいわゆるフルベタ記録
を行うことができる。この第4図の場合、2回目に補充
するドット形成用のインク滴は、1回目に打込まれるド
ットB1、C3、M5、Y7よりも少なくしてもより均一化され
た画像が得られるので好ましいものである。尚、この図
は1画素のみ示したが、隣接部画素は第3図(B)を満
たすものである。
しかしながら、コート紙を用いる場合であっても、配
列する吐出口の間隔が微少な記録ヘッドで記録する場合
には相対的に画素を構成するドットの数を多くすること
ができるから必ずしもフルベタで記録する必要はない。
このような場合、本発明の実施例によるドットマトリク
ス構成とすれば、ドットの拡がりが均一となることによ
って記録品位が保たれるという本例の効果を実現しなが
ら記録速度の向上およびインク消費量の低減を実現する
ことができる。
このように、用いる被記録媒体や画素を構成するドッ
トマトリクスの態様に応じて種々の記録モードで記録を
行うよう記録装置を構成することもできる。上記実施例
によって、記録ヘッド主走査方向の画素内、画素間の画
質を良好なものにできた。
上記実施例では、画素を構成するドット数が最大濃度
あるいは1回の走査で最大に打込むことができる数(以
下、最大ドット数)に対応した場合について説明した
が、最大濃度等以外についてのドット数により画素を構
成する場合にも本発明を適用することができる。
第5図(A)および(B)は、このような場合につい
ての3×3ドットによる画素構成の一例を示す概念図で
ある。
第5図(A)について、画素a1,mは赤(R)の最大
濃度(最大ドット数)の画素を示し、上述の実施例によ
るドットパターンによって形成される。画素a1+1,m
は、同様に赤(R)の最大濃度に対応する画素を示すも
のであるが、隣接する画素a1,mとの関係による制約、
すなわち、その境界部で隣接する互いのドットが最大距
離で隣接するという制約によって、画素a1,mとはその
ドットパターンが異なる(ドット数が1つ少ない)。
画素a1,m+1およびa1+1,m+1は、それぞれ画素
1,mやa1+1,mよりも濃度が低い場合の緑(G)およ
び青(B)の画素パターンを示す。このような濃度の低
い画素、すなわち最大ドット数より少ないドット数で構
成する画素を記録する際にも、各画素内において隣接す
るドットの間隔が最大となるドットパターンとし、かつ
各画素の境界において、これを構成するドットは、隣接
する画素のドットと最大距離で隣接するようなドットパ
ターンとする。
なお、第5図(A)の画素a1,m+1,a1+1,m+1
は、そのドットパターンにおいて行方向ないしは列方向
において空白部が形成されるが、隣接画素の所定のドッ
トをその空白部が延長する部分に配置するようにし画像
全体で空白部が生じないようにする。
第5図(B)は、5×5ドットによって構成される画
素の一例を示す概念図である。
5×5ドット構成の画素においても、第5図(A)と
同様に構成される。画素b1,m,1−1,mは最大濃度の
緑(G)の画素を示すものであるが、互いに隣接する関
係の制約によって、そのドットパターンおよびドット数
が異なる。画素b1,m+1,1+1,m+1は、最大濃度よ
り低い濃度のそれぞれマゼンタ(M),赤(R)につい
ての画素を示し、各画素を構成するドットパターンは、
隣接するドットの距離は最大の関係にあり、画素の境界
においても同様となる。
以上説明してきた画素のドットパターンおよび画素間
の境界における本発明にかかるドットの位置関係は、記
録される画像全体においても保持されるものである。
第6図(A)〜(D)は、この場合のドット構成の一
例を示す図である。
第6図(A)は、第1図に示した記録ヘッド9A〜9Dに
よる記録態様の一例を示す模式図である。各記録ヘッド
において副走査方向に配列する64個の吐出口からのイン
ク滴吐出によってドットを形成し、1画素をこのドット
の3×3ドットによって構成する場合を示す。この画像
は、そのドット配列において、1行目〜21行目の1列目
から60列目までを赤(R)、同じく61列目から105列目
までを緑(G)、同じく106列目以降を青(B)の画素
とし、22行目〜63行目の前列をシアン(C)の画素とす
る。
第6図(B)〜(D)は、各色画素の境界の詳細を示
す概念図であり、画像における各色画素の境界において
も上述してきたように隣接するドットが最大距離となる
ようなドットパターンとする。
第7図は、以上説明したドットパターンの画素による
記録動作を示すフローチャートであり、同図に示すよう
に、まずステップS51で用いる被記録媒体が普通紙やOHP
用フィルム等の比較的インク吸収能力の低いものか否か
を判断し、肯定判断であればステップS52以下で普通紙
モードの記録動作を行う。
すなわち、ステップS52でキャリッジの移動を開始
し、ステップS53で、上例によるドットパターンに基づ
く1ライン分の記録動作を行い、ステップS54でそのラ
インの記録が終了したか否かを判断する。1ライン分の
記録が終了したと判断されたら、ステップS55で本例の
記録動作がスピードモードか否かを判断し、否定判断で
あればステップS56で所定時間キャリッジ移動を停止し
た後、ステップS57で次ライン記録のためキャリッジを
リターンし記録開始位置まで移動させると共に、記録紙
を1ライン分搬送する。ステップS55で肯定判断であれ
ば直ちにステップS57へ進む。
ステップS56で所定時間待機するのは、例えば被記録
媒体により形成される記録面が垂直の状態で記録動作を
行うような装置の場合、記録したインクが重力方向に流
れ出し易く、これが定着しないうちに次のラインを記録
するとその境界に滲みを生じる恐れがあるからであり、
特にこの境界が色の異なるインクのものである場合混色
による画像劣化が顕著になるからである。
ステップS57で次ラインの記録のためのキャリッジ移
動および記録紙搬送を終了すると、ステップS58で記録
終了か否かを判断する。ここで肯定判断であればステッ
プS59でキャリッジをホームポジションへ戻して本動作
を終了し、否定判断であればステップS53へ戻り、次ラ
インの記録を行う。
ステップS51で、用いる被記録媒体が普通紙等ではな
いと判断された場合、すなわち、用いる被記録媒体がコ
ート紙の場合にはステップS60でフルベタ記録か否かを
判断する。ここで、処理手順は、上述したそれぞれフル
ベタ記録モード(ステップS61)と倍速モード記録モー
ド(ステップS62,上述したように画素を本例のドットマ
トリクス構成とする)とに分岐し、それぞれ、画素構成
が異なる以外はステップS52以下の記録動作とほぼ同様
の記録動作が行われる。
以上の動作における各モードの設定は、ホストからの
指令や記録装置に付設された操作パネル等を介して行う
ことができる。
第8図(A)および(B)は第1図に示したパネル16
の詳細を示す概略正面図である。
同図(A)では、7セグメント表示器16Bを設け、表
示器16Bを見ながらSETキー16Cにより用いる記録紙に応
じた記録モードの切換を行うものであり、この場合他の
キーとの組合せでモード設定を行う。
同図(B)は、モードキー16Dとセットキー16Cを独立
させ、操作性を向上させたものを示す。
なお、上例では記録ヘッドの移動に伴って記録を行
う、いわゆるシリアルタイプの記録ヘッドを有する装置
について説明してきたが、被記録媒体の幅に対応して複
数の吐出口を配列してなる、いわゆるフルマルチタイプ
の記録ヘッドを有する装置にあっても本発明は有効であ
る。
また、本発明の適用はインクジェット方式の記録装置
に限られず被記録媒体にインクを付着させて記録を行う
構成の装置であれば本発明を適用することは可能であ
り、所定の効果を得ることができる。
第9図(A)〜(D)は、第4図で示した2回印字方
式で画素を形成したもので、第6図で形成された1回目
印字状態の記録媒体に各色を示す記号(アルファベッ
ト)と数字2とを示すドットを打ち込んだ状態を示して
いる。この2回目印字は各行ごとに行うことが好ましい
が、記録媒体に1回目印字の第6図に示される状態を形
成した後に、記録媒体へ2回目印字を施しても良い。こ
の場合は記録ヘッドはインクジェットペンのように副走
査方向に移動可能な形態にすることが好ましい。
ところで、第9図のように、R、G、Bを形成した
後、R2、G2、B2を形成することにより画素を完成するこ
とで、上述した各問題を解決し、しかも画像濃度をより
高水準のものにできる。
ドットR,R2のインク量は、同一のものである方が装置
構成簡略化の上で好ましいが、先に打ち込むドットRの
インク量を少なくし、次のドットR2のインク量を多くす
ることの方が先の定着性がより確実となり好ましい。
この第9図にみられるように、画素形成に対して順次
形成される複数ドットが、各画素におけるドット分布を
縦、横両方向に関して連続せずに且つ互いに補い合う位
置とし、各画素間の少なくとも隣接する領域において各
画素のドットが縦、横方向に関して連続せずに且つ互い
に補い合う位置としたことを特徴とすることで、従来問
題を解決し、高画質を提供できたのである。しかも、第
9図では、2回目の印字方式においても、この複数ドッ
ト打ち込み方法を実施したので、本発明の効果をより顕
著に発揮できた。
本発明は、特にインクジェット記録方式の中でもキャ
ノン(株)が提唱しているバブルジェット方式の記録ヘ
ッド、記録装置において、優れた効果をもたらすもので
ある。
その代表的な構成や原理については、例えば、米国特
許第4723129号明細書,同第4740796号明細書に開示され
ている基本的な原理を用いて行うものが好ましい。この
方式は所謂オンデマンド型,コンティニュアス型のいず
れにも適用可能であるが、特に、オンデマンド型の場合
には、液体(インク)が保持されているシートや液路に
対応して配置されている電気熱変換体に、記録情報に対
応していて核沸騰を越える急速な温度上昇を与える少な
くとも1つの駆動信号を印加することによって、電気熱
変換体に熱エネルギを発生せしめ、記録ヘッドの熱作用
面に膜沸騰を生じさせて、結果的にこの駆動信号に一対
一で対応した液体(インク)内の気泡を形成できるので
有効である。この気泡の成長,収縮により吐出用開口を
介して液体(インク)を吐出させて、少なくとも1つの
滴を形成する。この駆動信号をパルス形状とすると、即
時適切に気泡の成長収縮が行われるので、特に応答性に
優れた液体(インク)の吐出が達成でき、より好まし
い。このパルス形状の駆動信号としては、米国特許第44
63359号明細書,同第4345262号明細書に記載されている
ようなものが適している。なお、上記熱作用面の温度上
昇率に関する発明の米国特許第4313124号明細書に記載
されている条件を採用すると、さらに優れた記録を行う
ことができる。
記録ヘッドの構成としては、上述の各明細書に開示さ
れているような吐出口,液路,電気熱変換体の組合せ構
成(直線状液流路または直角液流路)の他に熱作用部が
屈曲する領域に配置されている構成を開示する米国特許
第4558333号明細書,米国特許第4459600号明細書を用い
た構成も本発明に含まれるものである。加えて、複数の
電気熱変換体に対して、共通するスリットを電気熱変換
体の吐出部とする構成を開示する特開昭59−123670号公
報や熱エネルギの圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応
させる構成を開示する特開昭59−138461号公報に基いた
構成としても本発明の効果は有効である。すなわち、記
録ヘッドの形態がどのようなものであっても、本発明に
よれば記録を確実に効率よく行うことができるようにな
るからである。
さらに、記録装置が記録できる記録媒体の最大幅に対
応した長さを有するフルラインタイプの記録ヘッドを用
いた記録装置にも本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
加えて、上例のようなシリアルタイプのものでも、装
置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装置本体に装
着されることで装置本体との電気的な接続や装置本体か
らのインクの供給が可能になる交換自在のチップタイプ
の記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一体的にイン
クタンクが設けられたカートリッジタイプの記録ヘッド
を用いた場合にも本発明は有効である。
また、本発明に記録装置の構成として設けられる、記
録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助手段等を付
加することは本発明の効果を一層安定できるので、好ま
しいものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッ
ドに対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加
圧或は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素
子或はこれらの組み合わせによる予備加熱手段、記録と
は別の吐出を行なう予備吐出モードを行なうことも安定
した記録を行なうために有効である。
また、搭載される記録ヘッドの種類ないし個数につい
ても、例えば単色のインクに対応して1個のみが設けら
れたものの他、記録色や濃度を異にする複数のインクに
対応して複数個数設けられるものであってもよい。すな
わち、例えば記録装置の記録モードとしては黒色等の主
流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッドを一体
的に構成するか複数個の組み合わせによるかいずれでも
よいが、異なる色の複色カラー、または混色によるフル
カラーの少なくとも一つを備えた装置にも本発明は極め
て有効である。
さらに加えて、以上説明した本発明実施例において
は、インクを液体として説明しているが、室温やそれ以
下で固化するインクであって、室温で軟化もしくは液化
するもの、あるいはインクジェット方式ではインク自体
を30℃以上70℃以下の範囲内で温度調整を行ってインク
の粘性を安定吐出範囲にあるように温度制御するものが
一般的であるから、使用記録信号付与時にインクが液状
をなすものであればよい。加えて、積極的に熱エネルギ
による昇温をインクの固形状態から液体状態への状態変
化のエネルギとして使用せしめることで防止するか、ま
たはインクの蒸発防止を目的として放置状態で固化する
インクを用いるかして、いずれにしても熱エネルギの記
録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イン
クが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点ではす
でに固化し始めるもの等のような、熱エネルギによって
初めて液化する性質のインクを使用する場合も本発明は
適用可能である。このような場合のインクは、特開昭54
−56847号公報あるいは特開昭60−71260号公報に記載さ
れるような、多孔質シート凹部または貫通孔に液状又は
固形物として保持された状態で、電気熱変換体に対して
対向するような形態としてもよい。本発明においては、
上述した各インクに対して最も有効なものは、上述した
膜沸騰方式を実行するものである。
[発明の効果] 以上の説明から明らかなように、本発明によれば画素
を構成するドットマトリクスにおいて隣接するドットが
それらの間の距離が最大となる配置で隣接し、また各画
素の境界部においても同様の配置で各画素のドットが隣
接することにより、インク滲みを少なくすると共にイン
クの拡がりが均一な画素を得ることができる。
また、時間間隔をおいた、いわゆるフルベタ記録も可
能となる。
さらに、例えば走査速度に応じた倍速記録も可能とな
る。
この結果、用いる被記録媒体に応じ濃度低下や濃度ム
ラを防止し記録品位の安定した記録装置を得ることがで
きる。
また、濃度増加等の濃度制御をより柔軟に行うことが
でき、さらに高速記録も可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、本発明の一実施例にかかるイン
クジェット記録装置のそれぞれ概略斜視図およびブロッ
ク図、 第3図および第4図は、それぞれ本発明の一実施例を示
すドットマトリクスパターンの概念図、 第5図(A)および(B)は、同様に本発明の一実施例
を示すドットマトリクスパターンの概念図、 第6図(A)〜(D)は、本発明の一実施例にかかるド
ットマトリックパターンの画素によって画像を記録する
場合の一態様を示す図、 第7図は、本発明の実施例にかかるインクジェット記録
装置の記録動作を示すフローチャート、 第8図(A)および(B)は、第1図に示したパネルの
2実施例を示す概略正面図である。 第9図(A)〜(D)は、第6図(A)〜(D)に示さ
れる実施例に対して本発明のドットマトリクスパターン
を補うように適用した(ドット記録符号に2を付したも
のを2回目スキャンで印字した)本発明の他の説明図で
ある。 1……記録装置、 6……キャリッジ、 9A,9B,9C,9D……記録ヘッド、 14……ホスト、 15……コントローラ、 16……パネル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−39468(JP,A) 特開 昭60−153669(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 2/205

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体に、一画素を、複数の記録液のド
    ットを付与し得るマトリクスで形成し、横方向及び縦方
    向に隣接する複数の画素により画像を形成する記録装置
    において、 記録液を吐出する吐出部を備えた記録手段と、 前記マトリクスのドットパターンにかかわらず、隣接す
    る画素間の境界において一方の画素のドットと他方の画
    素のドットが横方向及び縦方向に隣接しないように前記
    記録手段からの記録液の付与を制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】前記記録手段は、吐出する記録液の色がそ
    れぞれ異なる複数の吐出部を備えることを特徴とする請
    求項1記載の記録装置。
  3. 【請求項3】前記横方向に隣接する複数の画素は、それ
    ぞれ異なる色の記録液が付与される隣接画素を含むこと
    を特徴とする請求項2記載の記録装置。
  4. 【請求項4】前記縦方向に隣接する複数の画素は、それ
    ぞれ異なる色の記録液が付与される隣接画素を含むこと
    を特徴とする請求項2または3記載の記録装置。
  5. 【請求項5】前記記録手段は、複数の吐出部を備え、前
    記ドットを異なる濃度で、または混色を形成するために
    当該複数の吐出部から吐出された記録液を重ねることで
    前記ドットを形成することを特徴とする請求項1記載の
    記録装置。
  6. 【請求項6】前記吐出部は、記録液を吐出するための熱
    エネルギーを発生する電気熱変換体を有することを特徴
    とする請求項1乃至5のいずれかに記載の記録装置。
  7. 【請求項7】記録媒体に、一画素を、複数の記録液のド
    ットを付与し得るマトリクスで形成し、横方向及び縦方
    向に隣接する複数の画素により画像を形成する記録方法
    において、 前記マトリクスのドットパターンにかかわらず、隣接す
    る画素間の境界において一方の画素のドットと他方の画
    素のドットが横方向及び縦方向に隣接しないようにドッ
    トを付与することを特徴とする記録方法。
  8. 【請求項8】前記横方向に隣接する複数の画素は、それ
    ぞれ異なる色の記録液が付与される隣接画素を含むこと
    を特徴とする請求項7記載の記録方法。
  9. 【請求項9】前記縦方向に隣接する複数の画素は、それ
    ぞれ異なる色の記録液が付与される隣接画素を含むこと
    を特徴とする請求項7または8記載の記録方法。
  10. 【請求項10】ドットデータに基いて被記録媒体に打ち
    込まれるインクドットのドットマトリクスにより画素を
    構成し記録を行う記録装置において、 前記マトリクスのドットパターンにかかわらず、前記マ
    トリクスにおいて隣接するドットの間隔が最大となるよ
    うに前記ドットデータを供給するドットデータ供給手段
    を具えたことを特徴とする記録装置。
  11. 【請求項11】前記インクドットは、熱エネルギーによ
    って吐出されるインクによって打ち込まれることを特徴
    とする請求項10に記載の記録装置。
  12. 【請求項12】ドットデータに基いて被記録媒体に形成
    されるインクドットのドットマトリクスにより画素を構
    成し記録を行う記録装置において、 前記マトリクスのドットパターンにかかわらず、前記マ
    トリクスにおいて隣接するドットの間隔が最大となり、
    かつ隣接する画素の境界で隣接する、一方の画素のドッ
    トと他方の画素のドットとの間隔が最大となるように前
    記ドットデータを供給するドットデータ供給手段を具え
    たことを特徴とする記録装置。
  13. 【請求項13】前記インクドットは、熱エネルギーによ
    って吐出されるインクによって形成されることを特徴と
    する請求項12に記載の記録装置。
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